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第五章 シークレア子爵領
第三百四十四話 みんなと一緒にポーションを作ります
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僕たちはお昼前に宿に戻ってきたけど、今日はまだまだダリアさんたちに見せたい事があります。
冒険者ギルドから宿に戻ったら、みんなで宿の裏手に移動します。
「おっ、帰ってきたな。次は面白い事をするんだってな」
洗濯物を洗い終えたザンギエフさん兄妹も、宿の裏手にやってきました。
実は、今から採ってきた薬草を使ってポーション作りを披露します。
水が直ぐに処理できるように、宿の裏手で行います。
「まずは、採ってきた薬草を綺麗に洗っていきます。ゴミとか土がついているので、全部洗い流します」
「このくらいだったら、私も出来るわよ。手伝ってあげるわ」
僕とシロちゃんが大きなタライに入った薬草を洗おうとすると、ナディアさんやダリアさん達も手伝ってくれました。
手分けして洗うと、あっという間に綺麗になっちゃうね。
「今度は、鍋に薬草を入れて魔石の欠片も入れて煮ていきます。今日は、僕とシロちゃんが持っている二つの鍋を魔導コンロを使って煮出します」
「ほう、何だか料理みたいだな。水から煮出すとは、何か理由がありそうだな」
今度は、ザンギエフさん達が薬草を煮出すところを見て感想を漏らしていました。
水から煮出すところに気づくなんて、流石はザンギエフさんです。
コトコトと煮込んでいって、だいぶ良い感じになってきました。
「十分薬草の成分と魔石の魔力が溶け込んだので、ここで魔導コンロを止めてゆっくり冷ましていきます。ベストのタイミングで火を止められる様に、僕とシロちゃんは鑑定を使っています」
「うーん。一見すると作り方は簡単なんだけど、火を止めるタイミングが重要なのね。簡単そうで難しいわ」
「わわわ!」
魔導コンロの火を止めたら、何故かオリガさんがやってきていて僕の背中から覗き込んでいました。
全く気配を感じなかったから、いつオリガさんが来たのか全く分からなかったよ。
ダリアさん達もオリガさんの気配に気がつかなかったみたいで、ザンギエフさん兄妹だけは僕たちを見て苦笑していました。
「え、えっと。十分に冷ましたら、布で濾してからポーションを瓶につめてコルク栓で蓋をします。本職の薬師さんは、使い終わった薬草を使って生薬を作っているそうです」
「うんうん、そうね。毒消し草とかを混ぜて、腹痛の薬にしたりしているって聞いたことがあるわ」
おお、ここでオリガさんからまさかの生薬の情報を得ちゃいました。
手分けしてポーションを瓶詰めしているみんなも、オリガさんの話を聞いてビックリしちゃいました。
と、取り敢えずポーションはこれで完成です。
思ったよりも、いっぱい出来ちゃいました。
「えっと、ザンギエフさん達とダリアさん達に手伝ってくれたお礼で一人一本差し上げます。ユリスさんとオリガさんにも差し上げます」
「おう、サンキューな。普段関わりのない仕事を見ると、勉強になるな」
「わあ、レオ君ありがとうね。薬草の採り方も教えてくれて、ポーションの作り方を見せてくれて、本当に勉強になったわ」
「あら、私と主人の分までポーションを貰って悪かったわ。でも、ありがとうね」
良い感じにポーション作りが出来て、僕もシロちゃんもとっても楽しかった。
久々のポーション作りは、やっぱり良いもんだね。
使ったものを綺麗に洗って、魔法袋にしまいます。
「じゃあ、そろそろ昼食が出来たタイミングね。今日はレオの大好物の、トマトを沢山使ったミートパスタよ」
「えっ、本当ですか? とっても嬉しいです!」
「ははは、こうみるとレオもまだまだちびっこだな」
「無邪気に喜んでいるレオ君が、とても可愛いわ」
オリガさんから聞いた昼食の内容に僕とシロちゃんは思わず両手を上げちゃったけど、やっぱり大好物は嬉しいよね。
みんなで宿の中に入って、ユリスさんが作ったとっても美味しいミートパスタを堪能しました。
みんなして僕のことをニヤニヤとしながら見ていたけど、僕とシロちゃんは全く気にせずにミートパスタを食べていました。
冒険者ギルドから宿に戻ったら、みんなで宿の裏手に移動します。
「おっ、帰ってきたな。次は面白い事をするんだってな」
洗濯物を洗い終えたザンギエフさん兄妹も、宿の裏手にやってきました。
実は、今から採ってきた薬草を使ってポーション作りを披露します。
水が直ぐに処理できるように、宿の裏手で行います。
「まずは、採ってきた薬草を綺麗に洗っていきます。ゴミとか土がついているので、全部洗い流します」
「このくらいだったら、私も出来るわよ。手伝ってあげるわ」
僕とシロちゃんが大きなタライに入った薬草を洗おうとすると、ナディアさんやダリアさん達も手伝ってくれました。
手分けして洗うと、あっという間に綺麗になっちゃうね。
「今度は、鍋に薬草を入れて魔石の欠片も入れて煮ていきます。今日は、僕とシロちゃんが持っている二つの鍋を魔導コンロを使って煮出します」
「ほう、何だか料理みたいだな。水から煮出すとは、何か理由がありそうだな」
今度は、ザンギエフさん達が薬草を煮出すところを見て感想を漏らしていました。
水から煮出すところに気づくなんて、流石はザンギエフさんです。
コトコトと煮込んでいって、だいぶ良い感じになってきました。
「十分薬草の成分と魔石の魔力が溶け込んだので、ここで魔導コンロを止めてゆっくり冷ましていきます。ベストのタイミングで火を止められる様に、僕とシロちゃんは鑑定を使っています」
「うーん。一見すると作り方は簡単なんだけど、火を止めるタイミングが重要なのね。簡単そうで難しいわ」
「わわわ!」
魔導コンロの火を止めたら、何故かオリガさんがやってきていて僕の背中から覗き込んでいました。
全く気配を感じなかったから、いつオリガさんが来たのか全く分からなかったよ。
ダリアさん達もオリガさんの気配に気がつかなかったみたいで、ザンギエフさん兄妹だけは僕たちを見て苦笑していました。
「え、えっと。十分に冷ましたら、布で濾してからポーションを瓶につめてコルク栓で蓋をします。本職の薬師さんは、使い終わった薬草を使って生薬を作っているそうです」
「うんうん、そうね。毒消し草とかを混ぜて、腹痛の薬にしたりしているって聞いたことがあるわ」
おお、ここでオリガさんからまさかの生薬の情報を得ちゃいました。
手分けしてポーションを瓶詰めしているみんなも、オリガさんの話を聞いてビックリしちゃいました。
と、取り敢えずポーションはこれで完成です。
思ったよりも、いっぱい出来ちゃいました。
「えっと、ザンギエフさん達とダリアさん達に手伝ってくれたお礼で一人一本差し上げます。ユリスさんとオリガさんにも差し上げます」
「おう、サンキューな。普段関わりのない仕事を見ると、勉強になるな」
「わあ、レオ君ありがとうね。薬草の採り方も教えてくれて、ポーションの作り方を見せてくれて、本当に勉強になったわ」
「あら、私と主人の分までポーションを貰って悪かったわ。でも、ありがとうね」
良い感じにポーション作りが出来て、僕もシロちゃんもとっても楽しかった。
久々のポーション作りは、やっぱり良いもんだね。
使ったものを綺麗に洗って、魔法袋にしまいます。
「じゃあ、そろそろ昼食が出来たタイミングね。今日はレオの大好物の、トマトを沢山使ったミートパスタよ」
「えっ、本当ですか? とっても嬉しいです!」
「ははは、こうみるとレオもまだまだちびっこだな」
「無邪気に喜んでいるレオ君が、とても可愛いわ」
オリガさんから聞いた昼食の内容に僕とシロちゃんは思わず両手を上げちゃったけど、やっぱり大好物は嬉しいよね。
みんなで宿の中に入って、ユリスさんが作ったとっても美味しいミートパスタを堪能しました。
みんなして僕のことをニヤニヤとしながら見ていたけど、僕とシロちゃんは全く気にせずにミートパスタを食べていました。
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