228 / 585
第五章 シークレア子爵領
第三百二十三話 みんなちょっと張り切り過ぎ?
しおりを挟む
みんなやる気になっちゃったので、何故かちょっとした怪我が増えちゃったよ。
今も、手に怪我をした職人さんの治療を行なっています。
ぴかー。
「はい、これで大丈夫です」
「おお、流石だな。はは、張り切ってちょっとミスしちゃったぞ」
張り切るのは良い事だけど、気合が空回りしないように注意しないといけないね。
という事で、僕達のお昼の時間になりました。
「はいよ、今日はお祝いだよ!」
「「「おおー!」」」
みんなで食堂に行くと、とっても豪華な料理が出てきました。
荒海一家を壊滅させたお祝いだと思うけど、食堂のおばちゃんは今朝荒海一家の残党を倒していたもんね。
みんなでお肉山盛りの特別定食を楽しんで、午後も頑張ってお仕事をしました。
午後はみんなも少し気持ちが落ち着いたので、怪我人はガクッと減りました。
お陰で、僕もシロちゃんも木材の加工作業に専念する事ができました。
因みにあの男の子も張り切ってお仕事していて、もう少ししたら別の仕事を任せて貰えるかもって職人さんが言っていました。
元々真面目に働いていたので、今後の働き次第だけど多分大丈夫だそうです。
「ただいまー」
「「「帰ったぞ」」」
「あら、みんなお帰りなさい」
みんなで宿に帰ると、オリガさんが何も変わらずに僕たちに声をかけてくれました。
朝は武神の様な強さを披露していたけど、今はいつものニコニコなオリガさんですね。
すると、オリガさんは僕に話しかけてきました。
「あっ、お屋敷からの使いが来て、明日の無料治療はスラム街でやるんだって。あの男の子のお家に行けば、直ぐに場所が分かるそうよ」
「あっ、ありがとうこざいます。男の子のお家なら、僕でも場所が分かります」
「でも、まだ荒海一家の残党を全員捕まえた訳じゃないから、明日はザンちゃんについて行って貰うわ。何でも、ザンちゃんにも力仕事を頼みたいらしいわ」
無事に明日の事が分かって、僕も一安心です。
でも、力仕事って何かな。
「ザンギエフさん、力仕事って何だか分かります?」
「おう、家の解体作業だな。スラム街にある古くて使われなくなった家を解体して、新たな住宅を建てるための区画整理をするそうだぞ」
あっ、確かスラム街には古くてボロボロなお家が沢山あったね。
しかも、何だか無秩序にお家が建っていた気がしたなあ。
やっぱり、キチンとしたお家に入れるのはいい事だよね。
「本当はレオの魔法を使っちまえばあっという間だけど、ここは街に住む俺達が頑張らないといけない。だから、レオも治療に専念すれば良いぞ」
街を良くする為にみんなが頑張るのは、とっても良い事だね。
きっと、ザンギエフさんだけでなく他の人もやる気になっていそうだよ。
「レオ君もみんなも、さっさとお風呂に入っちゃってね。直ぐに夕食にするよ」
「「「「「はーい」」」」」
ということで、僕は部屋に戻って一息ついたらお風呂に入りました。
因みにザンギエフさん達がお風呂に誘ってくれたけど、「おにーちゃんはレオ君と入っちゃ駄目!」ってナディアさんにインターセプトされちゃいました。
今も、手に怪我をした職人さんの治療を行なっています。
ぴかー。
「はい、これで大丈夫です」
「おお、流石だな。はは、張り切ってちょっとミスしちゃったぞ」
張り切るのは良い事だけど、気合が空回りしないように注意しないといけないね。
という事で、僕達のお昼の時間になりました。
「はいよ、今日はお祝いだよ!」
「「「おおー!」」」
みんなで食堂に行くと、とっても豪華な料理が出てきました。
荒海一家を壊滅させたお祝いだと思うけど、食堂のおばちゃんは今朝荒海一家の残党を倒していたもんね。
みんなでお肉山盛りの特別定食を楽しんで、午後も頑張ってお仕事をしました。
午後はみんなも少し気持ちが落ち着いたので、怪我人はガクッと減りました。
お陰で、僕もシロちゃんも木材の加工作業に専念する事ができました。
因みにあの男の子も張り切ってお仕事していて、もう少ししたら別の仕事を任せて貰えるかもって職人さんが言っていました。
元々真面目に働いていたので、今後の働き次第だけど多分大丈夫だそうです。
「ただいまー」
「「「帰ったぞ」」」
「あら、みんなお帰りなさい」
みんなで宿に帰ると、オリガさんが何も変わらずに僕たちに声をかけてくれました。
朝は武神の様な強さを披露していたけど、今はいつものニコニコなオリガさんですね。
すると、オリガさんは僕に話しかけてきました。
「あっ、お屋敷からの使いが来て、明日の無料治療はスラム街でやるんだって。あの男の子のお家に行けば、直ぐに場所が分かるそうよ」
「あっ、ありがとうこざいます。男の子のお家なら、僕でも場所が分かります」
「でも、まだ荒海一家の残党を全員捕まえた訳じゃないから、明日はザンちゃんについて行って貰うわ。何でも、ザンちゃんにも力仕事を頼みたいらしいわ」
無事に明日の事が分かって、僕も一安心です。
でも、力仕事って何かな。
「ザンギエフさん、力仕事って何だか分かります?」
「おう、家の解体作業だな。スラム街にある古くて使われなくなった家を解体して、新たな住宅を建てるための区画整理をするそうだぞ」
あっ、確かスラム街には古くてボロボロなお家が沢山あったね。
しかも、何だか無秩序にお家が建っていた気がしたなあ。
やっぱり、キチンとしたお家に入れるのはいい事だよね。
「本当はレオの魔法を使っちまえばあっという間だけど、ここは街に住む俺達が頑張らないといけない。だから、レオも治療に専念すれば良いぞ」
街を良くする為にみんなが頑張るのは、とっても良い事だね。
きっと、ザンギエフさんだけでなく他の人もやる気になっていそうだよ。
「レオ君もみんなも、さっさとお風呂に入っちゃってね。直ぐに夕食にするよ」
「「「「「はーい」」」」」
ということで、僕は部屋に戻って一息ついたらお風呂に入りました。
因みにザンギエフさん達がお風呂に誘ってくれたけど、「おにーちゃんはレオ君と入っちゃ駄目!」ってナディアさんにインターセプトされちゃいました。
723
お気に入りに追加
5,426
あなたにおすすめの小説

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。

無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。