148 / 515
第四章 サンダーランド辺境伯領
第二百四十三話 フレアさんのお店に向かいます
しおりを挟む
僕とシロちゃんは、ベッドのふかふかを堪能した後に改めて部屋の探検を行いました。
「シロちゃん凄いね、机もとっても豪華だよ。椅子も凄いよ」
調度品一つとっても、とっても豪華だね。
これは、下手にパンとか食べて汚せないね。
応接セットもとても良いものだし、明かりとかも全て魔導具です。
鏡とかもついていて、宿に泊まった時には一切ない設備ばっかりです。
こんこん。
「レオ君、入るね。って、何をしているの?」
「お部屋が広いので、シロちゃんと一緒に探検していました」
「ふふふ、レオ君も年頃の男の子っぽいね。確かに、普通の宿よりも大きいけどね」
ミシャさんがちょっと微笑ましく僕の事を見ていたけど、直ぐに要件を伝えにきました。
「フレアのお店に行かないかしら? 今日は、フレアが店番している日なのよ」
おお、とっても魅力的なお誘いだね。
僕とシロちゃんは、ミシャさんと一緒にお家の中を移動します。
「ここがもう一つの玄関よ。普段は、ここから出入りするわ」
もう一つの玄関は、大通りからちょっと横に入った細い路地に繋がっていました。
でも直ぐに大通りに行けるし、移動には全く問題ないね。
僕は、ミシャさんと手を繋ぎながらフレアさんの実家の武器屋さんに入りました。
「わあ、凄いです! いっぱい武器が置いてありますね」
「このお店は、初心者から玄人まで扱える武器が置いてあるのよ。種類も豊富で、何でも揃うわ」
剣だけでも何種類もあるし、槍とや斧にメイスも置いてあるね。
よく見ると、防具も付いた初心者向けセットとかも売ってるし、本当に何でもあるんだね。
店内をキョロキョロと見ていると、エプロン姿のフレアさんが声をかけてきました。
普段の凛々しい姿とは違って、ちょっと可愛いですね。
「ミシャにレオ君、いらっしゃい。来てくれたんだね」
「はい、ミシャさんのお家に到着したので来てみました」
「ありがとうね。折角だから、ゆっくりと見ていてね」
フレアさんのお店には、魔法使い用のローブや杖も売っているんだ。
でも、僕は魔法使い用の装備を着ていないよね。
普通の服に上着を羽織っただけだし。
武器といえば、アマード子爵領の親方に作って貰ったダガーしかないんだよなあ。
すると、フレアさんとミシャさんが、僕が腰に装備しているタガーを気にしていました。
「レオ君、ちょっとそのダガーを見せてくれないかな?」
「そのダガー、とっても良いものに見えるわ」
「あっ、はい。良いですよ」
僕は腰からダガーを鞘ごと外して、フレアさんに渡しました。
ついでなので、ナイフも見てもらいました。
あれ?
ダガーとナイフを見たフレアさんとミシャさんの表情が、何だか驚いたものに変わっちゃったよ。
「この刻印って、あの親方が作ったものだよね。親方が本気で作った物にしか、この刻印って付かないはずだよ」
「しかも、魔鉄とミスリルの合金でとんでもない物だわ。このダガーとナイフは、魔法剣にも普通の剣としても使えるわ」
おお、流石はフレアさんとミシャさんです。
直ぐに親方が作った物だって分かったよ。
「このダガーとナイフは、アマード子爵領の親方の所で半年働いたお礼に貰いました。親方の自信作って言っていましたよ」
「きっとレオ君が一生懸命に働いたお礼なんだろうね。それでなければ、こんな業物なんて手に入らないわ」
「レオ君、このダガーとナイフはとっても良いものだから、大切に扱ってね」
フレアさんとミシャさんは、僕にダガーとナイフを返しながら話してくれました。
勿論とっても大切な物だっていうのは僕もシロちゃんも分かっているので、これからも丁寧に使います。
「うーん、レオ君に合いそうな武器を選んであげようかと思ったけど、少なくとも武器は大丈夫ね」
「となると防具だけど、レオ君の場合は魔法障壁とかも使えるからガチガチじゃない方が良いわね」
あらら、僕の装備についてフレアさんとミシャさんが悩んじゃった。
僕としては、装備は今のままで大丈夫なんだよね。
シロちゃんは装備不要だし。
「あの、フレアさん、ミシャさん。僕は今の装備で十分ですよ」
「そうね。色々あっても逆に動きにくいよね」
「それじゃあ、武器に関してはこれでおしまいね」
僕もシロちゃんも、思わずホッとしました。
そして、改めて店内を見渡しました。
店内は、男女問わず沢山の人で溢れ返っていました。
初心者っぽい冒険者も沢山いるね。
「レオ君はもう初心者じゃないけど、私の家とミシャの商会で冒険者に必要な道具は一式揃うわ」
「勿論、玄人用の道具も揃えていますわ。軍にも卸している品物も取り扱っておりますので」
やっぱり大型の専門店は、必要な物を何でも扱っているんだね。
だから、これだけのお客さんがやってくるんだね。
「はい、ちょうどお預かりしました。このままのお渡しで良いですか?」
「このままで大丈夫です」
ちょうどお客さんが来てフレアさんが接客しているけど、笑顔でとっても丁寧な接客です。
他の店員さんもとても接客が良いので、品物だけじゃなく店員さんのスキルが高いからお客さんが集まるのかなと思いました。
「シロちゃん凄いね、机もとっても豪華だよ。椅子も凄いよ」
調度品一つとっても、とっても豪華だね。
これは、下手にパンとか食べて汚せないね。
応接セットもとても良いものだし、明かりとかも全て魔導具です。
鏡とかもついていて、宿に泊まった時には一切ない設備ばっかりです。
こんこん。
「レオ君、入るね。って、何をしているの?」
「お部屋が広いので、シロちゃんと一緒に探検していました」
「ふふふ、レオ君も年頃の男の子っぽいね。確かに、普通の宿よりも大きいけどね」
ミシャさんがちょっと微笑ましく僕の事を見ていたけど、直ぐに要件を伝えにきました。
「フレアのお店に行かないかしら? 今日は、フレアが店番している日なのよ」
おお、とっても魅力的なお誘いだね。
僕とシロちゃんは、ミシャさんと一緒にお家の中を移動します。
「ここがもう一つの玄関よ。普段は、ここから出入りするわ」
もう一つの玄関は、大通りからちょっと横に入った細い路地に繋がっていました。
でも直ぐに大通りに行けるし、移動には全く問題ないね。
僕は、ミシャさんと手を繋ぎながらフレアさんの実家の武器屋さんに入りました。
「わあ、凄いです! いっぱい武器が置いてありますね」
「このお店は、初心者から玄人まで扱える武器が置いてあるのよ。種類も豊富で、何でも揃うわ」
剣だけでも何種類もあるし、槍とや斧にメイスも置いてあるね。
よく見ると、防具も付いた初心者向けセットとかも売ってるし、本当に何でもあるんだね。
店内をキョロキョロと見ていると、エプロン姿のフレアさんが声をかけてきました。
普段の凛々しい姿とは違って、ちょっと可愛いですね。
「ミシャにレオ君、いらっしゃい。来てくれたんだね」
「はい、ミシャさんのお家に到着したので来てみました」
「ありがとうね。折角だから、ゆっくりと見ていてね」
フレアさんのお店には、魔法使い用のローブや杖も売っているんだ。
でも、僕は魔法使い用の装備を着ていないよね。
普通の服に上着を羽織っただけだし。
武器といえば、アマード子爵領の親方に作って貰ったダガーしかないんだよなあ。
すると、フレアさんとミシャさんが、僕が腰に装備しているタガーを気にしていました。
「レオ君、ちょっとそのダガーを見せてくれないかな?」
「そのダガー、とっても良いものに見えるわ」
「あっ、はい。良いですよ」
僕は腰からダガーを鞘ごと外して、フレアさんに渡しました。
ついでなので、ナイフも見てもらいました。
あれ?
ダガーとナイフを見たフレアさんとミシャさんの表情が、何だか驚いたものに変わっちゃったよ。
「この刻印って、あの親方が作ったものだよね。親方が本気で作った物にしか、この刻印って付かないはずだよ」
「しかも、魔鉄とミスリルの合金でとんでもない物だわ。このダガーとナイフは、魔法剣にも普通の剣としても使えるわ」
おお、流石はフレアさんとミシャさんです。
直ぐに親方が作った物だって分かったよ。
「このダガーとナイフは、アマード子爵領の親方の所で半年働いたお礼に貰いました。親方の自信作って言っていましたよ」
「きっとレオ君が一生懸命に働いたお礼なんだろうね。それでなければ、こんな業物なんて手に入らないわ」
「レオ君、このダガーとナイフはとっても良いものだから、大切に扱ってね」
フレアさんとミシャさんは、僕にダガーとナイフを返しながら話してくれました。
勿論とっても大切な物だっていうのは僕もシロちゃんも分かっているので、これからも丁寧に使います。
「うーん、レオ君に合いそうな武器を選んであげようかと思ったけど、少なくとも武器は大丈夫ね」
「となると防具だけど、レオ君の場合は魔法障壁とかも使えるからガチガチじゃない方が良いわね」
あらら、僕の装備についてフレアさんとミシャさんが悩んじゃった。
僕としては、装備は今のままで大丈夫なんだよね。
シロちゃんは装備不要だし。
「あの、フレアさん、ミシャさん。僕は今の装備で十分ですよ」
「そうね。色々あっても逆に動きにくいよね」
「それじゃあ、武器に関してはこれでおしまいね」
僕もシロちゃんも、思わずホッとしました。
そして、改めて店内を見渡しました。
店内は、男女問わず沢山の人で溢れ返っていました。
初心者っぽい冒険者も沢山いるね。
「レオ君はもう初心者じゃないけど、私の家とミシャの商会で冒険者に必要な道具は一式揃うわ」
「勿論、玄人用の道具も揃えていますわ。軍にも卸している品物も取り扱っておりますので」
やっぱり大型の専門店は、必要な物を何でも扱っているんだね。
だから、これだけのお客さんがやってくるんだね。
「はい、ちょうどお預かりしました。このままのお渡しで良いですか?」
「このままで大丈夫です」
ちょうどお客さんが来てフレアさんが接客しているけど、笑顔でとっても丁寧な接客です。
他の店員さんもとても接客が良いので、品物だけじゃなく店員さんのスキルが高いからお客さんが集まるのかなと思いました。
723
お気に入りに追加
5,454
あなたにおすすめの小説
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
新しい聖女が見付かったそうなので、天啓に従います!
月白ヤトヒコ
ファンタジー
空腹で眠くて怠い中、王室からの呼び出しを受ける聖女アルム。
そして告げられたのは、新しい聖女の出現。そして、暇を出すから還俗せよとの解雇通告。
新しい聖女は公爵令嬢。そんなお嬢様に、聖女が務まるのかと思った瞬間、アルムは眩い閃光に包まれ――――
自身が使い潰された挙げ句、処刑される未来を視た。
天啓です! と、アルムは――――
表紙と挿し絵はキャラメーカーで作成。
おばあちゃん(28)は自由ですヨ
七瀬美緒
ファンタジー
異世界召喚されちゃったあたし、梅木里子(28)。
その場には王子らしき人も居たけれど、その他大勢と共にもう一人の召喚者ばかりに話し掛け、あたしの事は無視。
どうしろっていうのよ……とか考えていたら、あたしに気付いた王子らしき人は、あたしの事を鼻で笑い。
「おまけのババアは引っ込んでろ」
そんな暴言と共に足蹴にされ、あたしは切れた。
その途端、響く悲鳴。
突然、年寄りになった王子らしき人。
そして気付く。
あれ、あたし……おばあちゃんになってない!?
ちょっと待ってよ! あたし、28歳だよ!?
魔法というものがあり、魔力が最も充実している年齢で老化が一時的に止まるという、謎な法則のある世界。
召喚の魔法陣に、『最も力――魔力――が充実している年齢の姿』で召喚されるという呪が込められていた事から、おばあちゃんな姿で召喚されてしまった。
普通の人間は、年を取ると力が弱くなるのに、里子は逆。年を重ねれば重ねるほど力が強大になっていくチートだった――けど、本人は知らず。
自分を召喚した国が酷かったものだからとっとと出て行き(迷惑料をしっかり頂く)
元の姿に戻る為、元の世界に帰る為。
外見・おばあちゃんな性格のよろしくない最強主人公が自由気ままに旅をする。
※気分で書いているので、1話1話の長短がバラバラです。
※基本的に主人公、性格よくないです。言葉遣いも余りよろしくないです。(これ重要)
※いつか恋愛もさせたいけど、主人公が「え? 熟女萌え? というか、ババ專!?」とか考えちゃうので進まない様な気もします。
※こちらは、小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。