72 / 585
第三章 コバルトブルーレイク直轄領
第百六十七話 今日は皆ニコニコです
しおりを挟む
そして勲章の授与式当日の朝になったけど、実は僕にとってもう一つ大事な事があります。
「じゃあ、いよいよ魔力を放って見ましょう」
「はい!」
「「がんばれー」」
今日からナナさんは、魔法を放つ訓練を始めます。
魔力制御も順調に来ているし、もう次のステップに行っても大丈夫だろうと思います。
ナナさんも気合十分で、ユマさんとハナさんも少し離れた所からナナさんを応援していました。
「魔法はイメージがとても大切です。どんな魔法を放つかをイメージできれば、ナナさんならキチンと魔法を操れますよ」
「はい、では早速やってみます!」
ナナさんは、木に立てかけた壊れている盾に向けて魔法を放ちました。
因みにこの壊れている盾は、魔法の的にとフルールさんがくれました。
ボン!
「「おー、すごーい!」」
ナナさんが放ったのはダークボールで、綺麗に壊れている盾に当たりました。
魔力の練りがまだまだだけど、それはこれから魔法を使っていけば覚えていくね。
僕の頭の上に乗っているシロちゃんも、触手を叩いて拍手しています。
ユマさんもハナさんも、ナナさんが綺麗に魔法を放ってたので喜んでいました。
「ナナさん、暴発しないで上手く魔法を放てましたね。一回で出来て凄いです」
「教えてくれる先生が良いですから。それに、冒険者ギルドでレオ君が沢山の闇魔法を使ってくれたので、とてもイメージしやすかったですわ」
前にナナさんを馬鹿にした新人冒険者を倒した事があったけど、その時に僕がいっぱい使った闇魔法をナナさんはちゃんと覚えていたんだね。
この分なら、ナナさんはどんどんと魔法を覚えていきそうだね。
「じゃあ、今日は剣の訓練までダークボールを盾に当てて、魔力を放出する感覚に慣れましょう。一つ課題で、盾を完全に壊さない様に弱い魔力で当ててみましょうね」
「中々難しい課題ですけど、頑張りますわ」
ナナさんにただ魔法を放つだけだと簡単過ぎだから、ちょっと課題を出してみました。
先ずは、依頼をするのに役に立つ魔法を教えてあげないと。
「じゃあ、ユマとハナもナナに負けない様に頑張らないとね」
「後衛のナナを守る為に、前衛のユマとハナの力が大切だよ」
「「はい!」」
僕達の様子を見ていたユリアさんとイリアさんが、ユマさんとハナさんに声をかけます。
ユマさんとハナさんもナナさんに刺激を受けて、とってもやる気になっています。
そんなやる気のユマさんとハナさんを、ユリアさんとイリアさんもニコニコしながら見ていました。
こうして、今朝の訓練はとても良い感じで終わりました。
「じゃあ、レオ君も気をつけて行ってきてね」
「レオ君なら大丈夫だろうけど、しっかり頑張ってね」
僕は別荘の依頼を受けに行くユリアさんとイリアさんをシロちゃんと一緒に見送って、別荘に向かいました。
ふふふ、今日はナナさんの魔法訓練が上手くいってとっても気分が良いなあ。
「おや? 今日のレオ君はとってもニコニコだね」
「はい、とっても良い事があったんです」
「そうか、それは良かったね」
別荘の門兵さんも、僕にニコリとしながら話しかけてきました。
僕は侍従の人と一緒に着替えをしてから、いつもの応接室に案内されました。
「ニコニコしているけど、レオ君は良い事があったんだね」
「はい、僕が魔法を教えているお姉さんが今朝初めてなのに上手に魔法を放ったので、僕もとても嬉しくなっちゃいました」
「そうか、それは良い事だね。レオ君の教え方が良いから、その女性もきっと上手くいったんだよ」
応接室であったチャーリーさんも、僕にニコリとして話してきました。
今日の僕は、ずっとニコニコしていそうだね。
チャーリーさんは、まさに大貴族って感じの豪華な服を着ています。
「クリスちゃんも、今日はニコニコだね」
「うん! おかーさまといっしょにねたの!」
クリスちゃんも、ターニャさんの側でニコニコしていました。
一生懸命に話すクリスさんを見て、ターニャさんもニコニコしています。
クリスちゃんもターニャさんも、とっても綺麗なドレスを着ていて、髪も綺麗に纏めています。
クリスちゃんは、宝石をあしらった髪留めで髪を纏めていました。
今日は皆ニコニコ顔ですね。
「じゃあ、そろそろ代官邸に向かうとするか。少し早いが、早い分なら問題ないだろう」
「はーい」
全員準備が出来たので、代官邸に向かう事になりました。
全員玄関に出て、大きな馬車に乗りました。
凄いなあ、今まで乗った馬車の中で一番大きいね。
「じゃあ、いよいよ魔力を放って見ましょう」
「はい!」
「「がんばれー」」
今日からナナさんは、魔法を放つ訓練を始めます。
魔力制御も順調に来ているし、もう次のステップに行っても大丈夫だろうと思います。
ナナさんも気合十分で、ユマさんとハナさんも少し離れた所からナナさんを応援していました。
「魔法はイメージがとても大切です。どんな魔法を放つかをイメージできれば、ナナさんならキチンと魔法を操れますよ」
「はい、では早速やってみます!」
ナナさんは、木に立てかけた壊れている盾に向けて魔法を放ちました。
因みにこの壊れている盾は、魔法の的にとフルールさんがくれました。
ボン!
「「おー、すごーい!」」
ナナさんが放ったのはダークボールで、綺麗に壊れている盾に当たりました。
魔力の練りがまだまだだけど、それはこれから魔法を使っていけば覚えていくね。
僕の頭の上に乗っているシロちゃんも、触手を叩いて拍手しています。
ユマさんもハナさんも、ナナさんが綺麗に魔法を放ってたので喜んでいました。
「ナナさん、暴発しないで上手く魔法を放てましたね。一回で出来て凄いです」
「教えてくれる先生が良いですから。それに、冒険者ギルドでレオ君が沢山の闇魔法を使ってくれたので、とてもイメージしやすかったですわ」
前にナナさんを馬鹿にした新人冒険者を倒した事があったけど、その時に僕がいっぱい使った闇魔法をナナさんはちゃんと覚えていたんだね。
この分なら、ナナさんはどんどんと魔法を覚えていきそうだね。
「じゃあ、今日は剣の訓練までダークボールを盾に当てて、魔力を放出する感覚に慣れましょう。一つ課題で、盾を完全に壊さない様に弱い魔力で当ててみましょうね」
「中々難しい課題ですけど、頑張りますわ」
ナナさんにただ魔法を放つだけだと簡単過ぎだから、ちょっと課題を出してみました。
先ずは、依頼をするのに役に立つ魔法を教えてあげないと。
「じゃあ、ユマとハナもナナに負けない様に頑張らないとね」
「後衛のナナを守る為に、前衛のユマとハナの力が大切だよ」
「「はい!」」
僕達の様子を見ていたユリアさんとイリアさんが、ユマさんとハナさんに声をかけます。
ユマさんとハナさんもナナさんに刺激を受けて、とってもやる気になっています。
そんなやる気のユマさんとハナさんを、ユリアさんとイリアさんもニコニコしながら見ていました。
こうして、今朝の訓練はとても良い感じで終わりました。
「じゃあ、レオ君も気をつけて行ってきてね」
「レオ君なら大丈夫だろうけど、しっかり頑張ってね」
僕は別荘の依頼を受けに行くユリアさんとイリアさんをシロちゃんと一緒に見送って、別荘に向かいました。
ふふふ、今日はナナさんの魔法訓練が上手くいってとっても気分が良いなあ。
「おや? 今日のレオ君はとってもニコニコだね」
「はい、とっても良い事があったんです」
「そうか、それは良かったね」
別荘の門兵さんも、僕にニコリとしながら話しかけてきました。
僕は侍従の人と一緒に着替えをしてから、いつもの応接室に案内されました。
「ニコニコしているけど、レオ君は良い事があったんだね」
「はい、僕が魔法を教えているお姉さんが今朝初めてなのに上手に魔法を放ったので、僕もとても嬉しくなっちゃいました」
「そうか、それは良い事だね。レオ君の教え方が良いから、その女性もきっと上手くいったんだよ」
応接室であったチャーリーさんも、僕にニコリとして話してきました。
今日の僕は、ずっとニコニコしていそうだね。
チャーリーさんは、まさに大貴族って感じの豪華な服を着ています。
「クリスちゃんも、今日はニコニコだね」
「うん! おかーさまといっしょにねたの!」
クリスちゃんも、ターニャさんの側でニコニコしていました。
一生懸命に話すクリスさんを見て、ターニャさんもニコニコしています。
クリスちゃんもターニャさんも、とっても綺麗なドレスを着ていて、髪も綺麗に纏めています。
クリスちゃんは、宝石をあしらった髪留めで髪を纏めていました。
今日は皆ニコニコ顔ですね。
「じゃあ、そろそろ代官邸に向かうとするか。少し早いが、早い分なら問題ないだろう」
「はーい」
全員準備が出来たので、代官邸に向かう事になりました。
全員玄関に出て、大きな馬車に乗りました。
凄いなあ、今まで乗った馬車の中で一番大きいね。
868
お気に入りに追加
5,426
あなたにおすすめの小説

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。

無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

辺境地で冷笑され蔑まれ続けた少女は、実は土地の守護者たる聖女でした。~彼女に冷遇を向けた街人たちは、彼女が追放された後破滅を辿る~
銀灰
ファンタジー
陸の孤島、辺境の地にて、人々から魔女と噂される、薄汚れた少女があった。
少女レイラに対する冷遇の様は酷く、街中などを歩けば陰口ばかりではなく、石を投げられることさえあった。理由無き冷遇である。
ボロ小屋に住み、いつも変らぬ質素な生活を営み続けるレイラだったが、ある日彼女は、住処であるそのボロ小屋までも、開発という名目の理不尽で奪われることになる。
陸の孤島――レイラがどこにも行けぬことを知っていた街人たちは彼女にただ冷笑を向けたが、レイラはその後、誰にも知られずその地を去ることになる。
その結果――?

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。