37 / 584
第三章 コバルトブルーレイク直轄領
第百三十二話 危険な道中?
しおりを挟む
いよいよ四日目の朝です。
今日はちょっと危ない所を通るっていうから、僕も十分に気をつけないといけないね。
昨晩はイリアさんと一緒に寝ていたけど、抜け出してシロちゃんと一緒に訓練を行います。
「あれ? シロちゃんも魔力が上手に循環できる様になったね」
昨日よりも、シロちゃんが上手く魔力を扱えるようになったよ。
このままいけば、シロちゃんが魔法を使える日もきっと近いね。
僕も、ちょっとワクワクしました。
「「うーん」」
そろそろ、ユリアさんとイリアさんも目が覚めそうだね。
僕も着替えをしようっと。
カラカラカラ。
「ここから暫く森の側を通る。充分に注意して進んでいくぞ」
馬車便は、いよいよ街道の両側が森になっているエリアに突入していきます。
僕達も、一緒に乗り合わせている人も緊張してます。
そんな中、御者が僕達に質問をしてきました。
よく見ると、御者の人も冒険者みたいに筋肉ムキムキの人で腰に剣を下げているよ。
「丁度冒険者が乗り合わせているが、この中で一番強いのは誰だ?」
御者の質問に、ユリアさんとイリアさんだけでなく冒険者も僕の事を指さしてきました。
同乗者の家族は、僕の事を見てビックリしています。
「小さな魔法使いか、黒髪の魔術師ってのは知っているか?」
「もしくは、教会だと黒髪の天使だな」
「その噂の子どもが、このレオだ」
「おお、このスライムを連れた子どもがか? はは、そんなすげー冒険者が同乗しているな」
御者が笑いながら行ってくるけど、僕は魔法を使えるだけでまだまだ強くないと思うよ。
すると、一緒に乗っていた家族が僕の事をキラキラとした目で見てきました。
え、え、一体なんだろう?
「あの、アマード子爵領の先代様を救ったって本当でしょうか?」
「教会に駆け込んだ重病の子どもを治療したって、この話も本当でしょうか?」
「え、ええ、本当ですよ」
「「凄い、天使様は本当にいたんだ」」
あの、今度は僕の事を神様みたいに拝んでいるんですけど。
冒険者達はくすくすと笑っているし、小さな子どもとシロちゃんは良くわからない表情をしているよ。
「あ、あの、探索魔法に何か引っかかりました。戦闘準備をしないと」
「ふふ、一生懸命に誤魔化しているわね」
「そうね。さっさと終わらせて、話の続きをしましょうね」
タイミング良くオオカミの反応が現れたので、ユリアさんとイリアさんはニコニコとしながら準備を始めました。
くそう、絶対にからかわれているなあ。
そう思いながら、僕も準備を始めます。
「流石は二つ名持ちだな。あっという間に戦闘が終わっちまったぞ」
「すごーい、かっこいい!」
御者の人と小さな子どもが、終わったばかりの戦闘を喜んでくれています。
結局十頭のオオカミが現れたけど、僕がエリアスタンで痺れさせて他の人がトドメをさして終了です。
血抜きも、シロちゃんが順番で行いました。
なので、オオカミと遭遇して僅か十分後には、旅は再開しました。
「ここまで簡単に討伐を終えるとなると、やはりレオの魔法の効果が絶大だからだな」
「俺等も、オオカミにトドメをさす位しかやる事がないもんな」
「ノーリスクハイリターンというのは、まさにこういう事だな」
冒険者達も、オオカミとの戦闘が簡単に終わって上機嫌です。
誰も怪我をしないのは、とっても良い事ですね。
その後もオオカミとツノウサギの襲撃があったけど、ノーダメージで切り抜けます。
僕も、まだまだ魔力はたっぷりとあります。
「いやはや、実際にレオ君の魔法を見ると噂よりも凄い事が分かるな」
「そうね。素材を傷つけない様に、それでも確実に獲物を動けなくしているわ」
「すごーい、おにーちゃんすごーい!」
僕は安全を考えて戦っているけど、同乗している家族も僕を褒めてくれます。
僕も素早い相手はエリアスタンで一気に無効化して、動きの遅い相手にはエアバインドで確実に動きを封じます。
エリアスタンは魔力を溜める手間もあるから、別の方法も考えないとね。
「うん? 前で戦闘が起きているぞ。ありゃ、俺たちよりも先に出た馬車だな」
「ええ、大変だ。助けないと!」
と、ここで非常事態発生です。
僕たちよりも先に出発していた馬車が、沢山の魔物に囲まれていました。
あれって、もしかしてゴブリンじゃないかな?
僕達の馬車も、急いで向かいます。
「「「キシャー!」」」
「くそ、数が多いぞ」
「助太刀するぞ!」
「助かった」
どうもその場所に乗っている冒険者の数も少なくて、更に怪我もしながら戦っています。
ここは、確実にエアバインドでゴブリンの動きを止めます。
エリアスタンは、皆がダメージを受けちゃうもんね。
「えーい!」
「ギョギョ?」
「その調子だ。確実に動きを止めていけ」
僕は、馬車の上からエアバインドを使ってゴブリンの動きを止めます。
その間に、馬車から飛び降りたユリアさんとイリアさんに冒険者達がゴブリンを確実に仕留めていきます。
「ふう、これで終わりですね。直ぐに治療しますね」
「あ、ああ、ありがとう」
「助かったよ」
二十匹はいただろうゴブリンも、あっという間に片付きました。
皆がゴブリンを解体してシロちゃんが吸収している間に、僕は怪我をした人の治療を行います。
馬も怪我をしていたから、一緒に治療をします。
「こりゃ、ちょっと異常な数のゴブリンだな」
「ああ、まさかこんなにも多くのゴブリンが現れるとは思わなかったよ」
僕達の御者の人が助かった御者の人と話をしているけど、一度に二十匹を超えるゴブリンが現れるのは稀なんだって。
そういえば、昨日現れたゴブリンも五匹だったもんね。
さて、念の為にもう一回探索魔法をかけてっと。
あっ、これはマズイかも。
「四十匹を超える何かの反応が、こちらに向かってきています。もう、直ぐに来ます」
「「「はあ!?」」」
僕の発した言葉に、全員がビックリしてしまいました。
まだ戦いは続きそうです。
今日はちょっと危ない所を通るっていうから、僕も十分に気をつけないといけないね。
昨晩はイリアさんと一緒に寝ていたけど、抜け出してシロちゃんと一緒に訓練を行います。
「あれ? シロちゃんも魔力が上手に循環できる様になったね」
昨日よりも、シロちゃんが上手く魔力を扱えるようになったよ。
このままいけば、シロちゃんが魔法を使える日もきっと近いね。
僕も、ちょっとワクワクしました。
「「うーん」」
そろそろ、ユリアさんとイリアさんも目が覚めそうだね。
僕も着替えをしようっと。
カラカラカラ。
「ここから暫く森の側を通る。充分に注意して進んでいくぞ」
馬車便は、いよいよ街道の両側が森になっているエリアに突入していきます。
僕達も、一緒に乗り合わせている人も緊張してます。
そんな中、御者が僕達に質問をしてきました。
よく見ると、御者の人も冒険者みたいに筋肉ムキムキの人で腰に剣を下げているよ。
「丁度冒険者が乗り合わせているが、この中で一番強いのは誰だ?」
御者の質問に、ユリアさんとイリアさんだけでなく冒険者も僕の事を指さしてきました。
同乗者の家族は、僕の事を見てビックリしています。
「小さな魔法使いか、黒髪の魔術師ってのは知っているか?」
「もしくは、教会だと黒髪の天使だな」
「その噂の子どもが、このレオだ」
「おお、このスライムを連れた子どもがか? はは、そんなすげー冒険者が同乗しているな」
御者が笑いながら行ってくるけど、僕は魔法を使えるだけでまだまだ強くないと思うよ。
すると、一緒に乗っていた家族が僕の事をキラキラとした目で見てきました。
え、え、一体なんだろう?
「あの、アマード子爵領の先代様を救ったって本当でしょうか?」
「教会に駆け込んだ重病の子どもを治療したって、この話も本当でしょうか?」
「え、ええ、本当ですよ」
「「凄い、天使様は本当にいたんだ」」
あの、今度は僕の事を神様みたいに拝んでいるんですけど。
冒険者達はくすくすと笑っているし、小さな子どもとシロちゃんは良くわからない表情をしているよ。
「あ、あの、探索魔法に何か引っかかりました。戦闘準備をしないと」
「ふふ、一生懸命に誤魔化しているわね」
「そうね。さっさと終わらせて、話の続きをしましょうね」
タイミング良くオオカミの反応が現れたので、ユリアさんとイリアさんはニコニコとしながら準備を始めました。
くそう、絶対にからかわれているなあ。
そう思いながら、僕も準備を始めます。
「流石は二つ名持ちだな。あっという間に戦闘が終わっちまったぞ」
「すごーい、かっこいい!」
御者の人と小さな子どもが、終わったばかりの戦闘を喜んでくれています。
結局十頭のオオカミが現れたけど、僕がエリアスタンで痺れさせて他の人がトドメをさして終了です。
血抜きも、シロちゃんが順番で行いました。
なので、オオカミと遭遇して僅か十分後には、旅は再開しました。
「ここまで簡単に討伐を終えるとなると、やはりレオの魔法の効果が絶大だからだな」
「俺等も、オオカミにトドメをさす位しかやる事がないもんな」
「ノーリスクハイリターンというのは、まさにこういう事だな」
冒険者達も、オオカミとの戦闘が簡単に終わって上機嫌です。
誰も怪我をしないのは、とっても良い事ですね。
その後もオオカミとツノウサギの襲撃があったけど、ノーダメージで切り抜けます。
僕も、まだまだ魔力はたっぷりとあります。
「いやはや、実際にレオ君の魔法を見ると噂よりも凄い事が分かるな」
「そうね。素材を傷つけない様に、それでも確実に獲物を動けなくしているわ」
「すごーい、おにーちゃんすごーい!」
僕は安全を考えて戦っているけど、同乗している家族も僕を褒めてくれます。
僕も素早い相手はエリアスタンで一気に無効化して、動きの遅い相手にはエアバインドで確実に動きを封じます。
エリアスタンは魔力を溜める手間もあるから、別の方法も考えないとね。
「うん? 前で戦闘が起きているぞ。ありゃ、俺たちよりも先に出た馬車だな」
「ええ、大変だ。助けないと!」
と、ここで非常事態発生です。
僕たちよりも先に出発していた馬車が、沢山の魔物に囲まれていました。
あれって、もしかしてゴブリンじゃないかな?
僕達の馬車も、急いで向かいます。
「「「キシャー!」」」
「くそ、数が多いぞ」
「助太刀するぞ!」
「助かった」
どうもその場所に乗っている冒険者の数も少なくて、更に怪我もしながら戦っています。
ここは、確実にエアバインドでゴブリンの動きを止めます。
エリアスタンは、皆がダメージを受けちゃうもんね。
「えーい!」
「ギョギョ?」
「その調子だ。確実に動きを止めていけ」
僕は、馬車の上からエアバインドを使ってゴブリンの動きを止めます。
その間に、馬車から飛び降りたユリアさんとイリアさんに冒険者達がゴブリンを確実に仕留めていきます。
「ふう、これで終わりですね。直ぐに治療しますね」
「あ、ああ、ありがとう」
「助かったよ」
二十匹はいただろうゴブリンも、あっという間に片付きました。
皆がゴブリンを解体してシロちゃんが吸収している間に、僕は怪我をした人の治療を行います。
馬も怪我をしていたから、一緒に治療をします。
「こりゃ、ちょっと異常な数のゴブリンだな」
「ああ、まさかこんなにも多くのゴブリンが現れるとは思わなかったよ」
僕達の御者の人が助かった御者の人と話をしているけど、一度に二十匹を超えるゴブリンが現れるのは稀なんだって。
そういえば、昨日現れたゴブリンも五匹だったもんね。
さて、念の為にもう一回探索魔法をかけてっと。
あっ、これはマズイかも。
「四十匹を超える何かの反応が、こちらに向かってきています。もう、直ぐに来ます」
「「「はあ!?」」」
僕の発した言葉に、全員がビックリしてしまいました。
まだ戦いは続きそうです。
891
お気に入りに追加
5,426
あなたにおすすめの小説

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
結界師、パーティ追放されたら五秒でざまぁ
七辻ゆゆ
ファンタジー
「こっちは上を目指してんだよ! 遊びじゃねえんだ!」
「ってわけでな、おまえとはここでお別れだ。ついてくんなよ、邪魔だから」
「ま、まってくださ……!」
「誰が待つかよバーーーーーカ!」
「そっちは危な……っあ」


聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※2025年2月中旬にアルファポリス様より第四巻が刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。