12 / 21
第一章 新人冒険者
第十二話 初めての回復魔法
しおりを挟む
「さて、実技の説明を行おう。一試合五分だ。我々は木剣を使うが、君たちは自前の武器で構わない。講師がそれぞれにあったアドバイスをするので、これからの役に立てて欲しい。武器の使い方などの質問はどんどんして欲しい。ここにいるメンバーでアドバイスをしよう」
「「「はい!」」」
アクアさんとモヒカン頭が対峙している間に、ジェフさんが私たちに色々と説明をしてくれた。
取り敢えず、ジェフさん達と対戦してアドバイスを貰えれば良いんだね。
と、ここでギルドマスターが私に近づいてきた。
えっ、なになに?
「うむ、君がマイだな。念の為に、回復魔法の準備をしてもらおう」
「あ、あのギルドマスター、私は回復魔法をまだ使った事がないのですが……」
「ははは、目の前に良い訓練台があるぞ。こういうのは、実践あるのみだ!」
ギルドマスターが指さした先には、アクアさんと対峙しているモヒカン頭の姿があった。
うん、ちょっとくらい失敗してもいいやって気持ちになった。
グミちゃんもついていてくれるし、回復魔法をやってみましょうか。
「開始する、始め!」
「おらー! 死にさらせ!」
ジェフさんが開始の声をかけると、モヒカン頭は背中に背負った剣を抜かずにアクアさんさんに殴りかかりました。
でも、アクアさんの顔にただ殴りかかっているだけなので、モヒカン頭は技術もへったくれもありません。
なので、アクアさんもかなり余裕を持ってモヒカン頭の拳を避けています。
「うん、酷い、酷すぎる。下手くそなダンスを見せられているようだなあ」
「俺もマイの意見に賛成だ。ありゃ、剣を持ったところで更にダンスが下手になるだけだ」
私の意見に、グミちゃんだけでなくギルドマスターも賛成しています。
ギルドマスターだけでなく、ブライアンさんもフレイさんも思わず溜息をついていました。
威勢がいいだけなので、どこをどう指摘して良いか分からないレベルです。
取り敢えず、拳を振るう度に体が流れるのは大きな改善点ですね。
「ぐっ、くそ! 何故当たらない!」
「ただ拳を振るのは、子どもでも出来るぞ」
「ちっくしょー、次は剣だ!」
モヒカン頭は、背中に背負っていた大剣を抜きます。
そして、上段に大剣を構えてアクアさん目掛けて振り下ろします。
ブオン、ブオン。
やっぱりというか、モヒカン頭は大剣を振り回すだけなのでアクアさんに当たる気配が全くありません。
ここまでは直ぐに予想できたけど、私とグミちゃんは別の所に目がいっていました。
「あの大剣、キチンとメンテナンスしていない気がしますよ。全体的に汚れていて、傷も多いですね」
「あのモヒカン頭は、本格的に駄目だな。大剣を扱うすべもなく、メンテナンスもしない。子どもと一緒に、一から叩き直した方が早そうだ」
ギルドマスターの言い分に、私もグミちゃんも深く頷きました。
これ以上アクアさんと実技をしても、もう何も意味はないでしょう。
そう思っていたら、予想外の事で実技は終了してしまいました。
ブオン、ガキン、グキッ!
「あーーー!」
何とモヒカン頭が大剣を振り下ろしたら、地面に剣先が刺さってその衝撃で手首や腕を痛めたみたいです。
まさか自爆して怪我をするとは……
「これで終わりだが、どうやらギルドマスターが君に言いたい事があるそうだ。マイの治療を受けたら、大人しく話を聞くように」
「ぐっ、くそ……」
モヒカン頭はかなり悔しそうな表情でアクアさんを見ていたけど、もうどうしょうもないので大剣を引きずりながら私の方に向かってきました。
「さて、残りの三人は纏めてかかってきて良いぞ。最初から剣を抜いて構わない」
「「「馬鹿にするな!」」」
結局、残りの三人もアクアさんが纏めて対応する事になりました。
というのも、モヒカン頭のあまりの酷い戦いぶりに、ギルドマスター達のやる気が削がれてしまったからです。
さてさて、私はモヒカン頭の治療をしますか。
「はいはい、こっちにおいでね」
「ぐっ、俺様が何でこんな事に……」
モヒカン頭が物凄く悔しそうに私の前にやってきたけど、それはあなたが弱すぎるからだと言ってやりたいです。
ここからは、グミちゃん先生に色々と教わって治療をしましょう。
「まずは、相手の体に軽く魔力を流してどこが悪いかを確認するっと」
私は地べたに座り込むモヒカン頭の左肩を触って、軽く魔力を流します。
えーっと、これは何でしょうか。
「両手首と肘の損傷に加えて、肩も痛めてますね。背中と腰も痛めてるので、全身ボロボロですよ。内臓も悪いので、お酒の飲み過ぎですね」
「はっ、何で分かったんだよ!」
「「「はあ……」」」
モヒカン頭がめちゃめちゃビックリした表情をみせていたけど、ギルドマスターを始めとする講師陣は思わず溜息をついていました。
溜息をついたのは、私が魔法を使ったのではなく体中を痛めている事ですね。
「体の痛めてる箇所が治るイメージで、相手に回復魔法をかける、っと。こんな感じな?」
ピカー。
私は、モヒカン頭が痛めているところが治るイメージで魔法をかけます。
新人冒険者も、目の前で行われている酷い実技を無視して、私がモヒカン頭を治すところに注目していました。
というか胃や肝臓も悪いってことは、酒の飲み過ぎもあるぞ。
悪いところだらけで、モヒカン頭を治すのに二分ほどかかってしまった。
「ふう、これで大丈夫ですよ。お酒の飲み過ぎで内臓が結構やられていたので、冗談抜きで死ぬ可能性がありましたよ」
「はっ、えっ? 俺が死ぬ?」
私の言葉に、モヒカン頭は顔を真っ青にしていました。
しかし、お酒の飲み過ぎとか思い当たる節があるので、モヒカン頭は固まったままですね。
「「「ごふっ……」」」
「はあ、ここまで弱いとは。先程の人と併せて、ギルドマスターからしっかりと話を聞くように」
そして、治療が終わったタイミングで、残りの三人の実技も終わりました。
今度はアクアさんに普通にやられたので、打撲プラス胃と肝臓の治療ですね。
「「「はい!」」」
アクアさんとモヒカン頭が対峙している間に、ジェフさんが私たちに色々と説明をしてくれた。
取り敢えず、ジェフさん達と対戦してアドバイスを貰えれば良いんだね。
と、ここでギルドマスターが私に近づいてきた。
えっ、なになに?
「うむ、君がマイだな。念の為に、回復魔法の準備をしてもらおう」
「あ、あのギルドマスター、私は回復魔法をまだ使った事がないのですが……」
「ははは、目の前に良い訓練台があるぞ。こういうのは、実践あるのみだ!」
ギルドマスターが指さした先には、アクアさんと対峙しているモヒカン頭の姿があった。
うん、ちょっとくらい失敗してもいいやって気持ちになった。
グミちゃんもついていてくれるし、回復魔法をやってみましょうか。
「開始する、始め!」
「おらー! 死にさらせ!」
ジェフさんが開始の声をかけると、モヒカン頭は背中に背負った剣を抜かずにアクアさんさんに殴りかかりました。
でも、アクアさんの顔にただ殴りかかっているだけなので、モヒカン頭は技術もへったくれもありません。
なので、アクアさんもかなり余裕を持ってモヒカン頭の拳を避けています。
「うん、酷い、酷すぎる。下手くそなダンスを見せられているようだなあ」
「俺もマイの意見に賛成だ。ありゃ、剣を持ったところで更にダンスが下手になるだけだ」
私の意見に、グミちゃんだけでなくギルドマスターも賛成しています。
ギルドマスターだけでなく、ブライアンさんもフレイさんも思わず溜息をついていました。
威勢がいいだけなので、どこをどう指摘して良いか分からないレベルです。
取り敢えず、拳を振るう度に体が流れるのは大きな改善点ですね。
「ぐっ、くそ! 何故当たらない!」
「ただ拳を振るのは、子どもでも出来るぞ」
「ちっくしょー、次は剣だ!」
モヒカン頭は、背中に背負っていた大剣を抜きます。
そして、上段に大剣を構えてアクアさん目掛けて振り下ろします。
ブオン、ブオン。
やっぱりというか、モヒカン頭は大剣を振り回すだけなのでアクアさんに当たる気配が全くありません。
ここまでは直ぐに予想できたけど、私とグミちゃんは別の所に目がいっていました。
「あの大剣、キチンとメンテナンスしていない気がしますよ。全体的に汚れていて、傷も多いですね」
「あのモヒカン頭は、本格的に駄目だな。大剣を扱うすべもなく、メンテナンスもしない。子どもと一緒に、一から叩き直した方が早そうだ」
ギルドマスターの言い分に、私もグミちゃんも深く頷きました。
これ以上アクアさんと実技をしても、もう何も意味はないでしょう。
そう思っていたら、予想外の事で実技は終了してしまいました。
ブオン、ガキン、グキッ!
「あーーー!」
何とモヒカン頭が大剣を振り下ろしたら、地面に剣先が刺さってその衝撃で手首や腕を痛めたみたいです。
まさか自爆して怪我をするとは……
「これで終わりだが、どうやらギルドマスターが君に言いたい事があるそうだ。マイの治療を受けたら、大人しく話を聞くように」
「ぐっ、くそ……」
モヒカン頭はかなり悔しそうな表情でアクアさんを見ていたけど、もうどうしょうもないので大剣を引きずりながら私の方に向かってきました。
「さて、残りの三人は纏めてかかってきて良いぞ。最初から剣を抜いて構わない」
「「「馬鹿にするな!」」」
結局、残りの三人もアクアさんが纏めて対応する事になりました。
というのも、モヒカン頭のあまりの酷い戦いぶりに、ギルドマスター達のやる気が削がれてしまったからです。
さてさて、私はモヒカン頭の治療をしますか。
「はいはい、こっちにおいでね」
「ぐっ、俺様が何でこんな事に……」
モヒカン頭が物凄く悔しそうに私の前にやってきたけど、それはあなたが弱すぎるからだと言ってやりたいです。
ここからは、グミちゃん先生に色々と教わって治療をしましょう。
「まずは、相手の体に軽く魔力を流してどこが悪いかを確認するっと」
私は地べたに座り込むモヒカン頭の左肩を触って、軽く魔力を流します。
えーっと、これは何でしょうか。
「両手首と肘の損傷に加えて、肩も痛めてますね。背中と腰も痛めてるので、全身ボロボロですよ。内臓も悪いので、お酒の飲み過ぎですね」
「はっ、何で分かったんだよ!」
「「「はあ……」」」
モヒカン頭がめちゃめちゃビックリした表情をみせていたけど、ギルドマスターを始めとする講師陣は思わず溜息をついていました。
溜息をついたのは、私が魔法を使ったのではなく体中を痛めている事ですね。
「体の痛めてる箇所が治るイメージで、相手に回復魔法をかける、っと。こんな感じな?」
ピカー。
私は、モヒカン頭が痛めているところが治るイメージで魔法をかけます。
新人冒険者も、目の前で行われている酷い実技を無視して、私がモヒカン頭を治すところに注目していました。
というか胃や肝臓も悪いってことは、酒の飲み過ぎもあるぞ。
悪いところだらけで、モヒカン頭を治すのに二分ほどかかってしまった。
「ふう、これで大丈夫ですよ。お酒の飲み過ぎで内臓が結構やられていたので、冗談抜きで死ぬ可能性がありましたよ」
「はっ、えっ? 俺が死ぬ?」
私の言葉に、モヒカン頭は顔を真っ青にしていました。
しかし、お酒の飲み過ぎとか思い当たる節があるので、モヒカン頭は固まったままですね。
「「「ごふっ……」」」
「はあ、ここまで弱いとは。先程の人と併せて、ギルドマスターからしっかりと話を聞くように」
そして、治療が終わったタイミングで、残りの三人の実技も終わりました。
今度はアクアさんに普通にやられたので、打撲プラス胃と肝臓の治療ですね。
77
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる