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第十八章 結婚式の話
第三百六十七話 ご案内
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今日は休日なのでソフィーとジュリエットを色々な所にご案内。
先ずはリンの実家であるバスク子爵家。
ウェディングドレス作りやベール作りも本格化してきた。
この世界は手作りだから時間がかかる。
更にソフィーとジュリエットの分も製作が必要になったので、衣装班が大忙しだ。
で、その衣装班というのがお馴染みリンの母親であるサーシャさん達。
更に海外のお姫様の衣装を作る事になったので、やる気が出ています。
タラちゃんとポチも手伝いの為に、暫くの間バスク子爵領に通う予定です。
「こんなにもスパイダーシルクを使うなんて」
「国宝級の豪華さですね……」
「うふふ、全く気にしなくていいわよ。国外の珍しい服を見たら、またアイディアが思いついたのよ」
製作工程を見学に来たソフィーとジュリエットが、作られている結婚式衣装を見てびっくりしている。
とはいえ、優先的に作っているのはオリガとマリリさんの分。
ドラコ達の入園式が終わったら、直ぐに結婚式となるからだ。
既にこの国でも有数の衣装製作集団となっているサーシャさん達ですが、忙しい中でも僕達の服はまた別だという。
とても有難いです。
次に案内したのはブルーノ侯爵領。
実はここにはお祝いを持っていく都合もあるのだ。
「おめでとうございます。ルキアさん」
「「「「おめでとう!」」」」
「ふふ、ありがとう。何だか不思議な感じだわ」
そう、ルキアさんがめでたく妊娠したのだ。
でもミケ達よ、まだ妊娠初期なのでルキアさんのお腹に耳をあててもわからないぞ。
「しかし、お兄ちゃんがパパになるとはね」
「そうだな、何だか不思議な気分だよ」
実の兄が父親になるとあって、エステルも何だか不思議な気持ちでいるらしい。
「アルス様とルキアさんの子どもだから、絶対に美人な子が生まれますね」
「そうかしら。でも、この子はキチンと育ててあげたいと。そう思っています」
ルキアさんは辛い目に色々とあっていたから、その分の愛情は深そうだ。
因みにルキアさんのお父さんは、孫ができたことに大喜びだそうだ。
既にベビーベッドとかを発注しているらしい。
まあルキアさんのお父さんも、子育てが殆どできなかったから、その反動があるかも。
お次はバルカス公爵領。
「ミケちゃん!」
「サリーお姉ちゃん!」
久々の再会で抱擁をかわすミケとサリー様。
そして、バルカス様ともうそろそろ臨月のマリー様が出迎えてくれた。
「「「「「うわあ、お腹大っきい!」」」」」
応接室に案内されると、大きくなったマリー様のお腹にミケ達が耳をあてている。
蹴ったとか言って、きゃあきゃあ言っている。
「バルカス様。マリー様も順調でなりよりですね」
「そうだな。この年で子どもができるとは思わなかったよ。でも、どんな子が生まれても順調に育ってくれればいいものだ」
と言っているバルカス様もニコニコとしている。
やはり子どもが生まれるのは嬉しいのだろう。
「貴族にとっては、子どもを作るのも一種の義務だ。サトーもそのうち分かるだろう」
「跡取りとか色々な事がありますからね」
やはりバルカス様は、俺の事を色々と気にかけてくれる。
俺にとって貴族の師匠はバルカス様だからな。
後ほど他の領地にも案内するが、とりあえず俺にとって大事な三領地をご案内。
「皆さん素敵な方でしたわ。あんなに幸せそうで」
「お子様も生まれるので、本当に楽しみなんでしょうね」
ソフィーもジュリエットも、今日の訪問に満足してくれた様だ。
ミケ達も久々に色々な人に会えて楽しそうだった。
さて、もうそろそろ卒園式だ。
先ずはリンの実家であるバスク子爵家。
ウェディングドレス作りやベール作りも本格化してきた。
この世界は手作りだから時間がかかる。
更にソフィーとジュリエットの分も製作が必要になったので、衣装班が大忙しだ。
で、その衣装班というのがお馴染みリンの母親であるサーシャさん達。
更に海外のお姫様の衣装を作る事になったので、やる気が出ています。
タラちゃんとポチも手伝いの為に、暫くの間バスク子爵領に通う予定です。
「こんなにもスパイダーシルクを使うなんて」
「国宝級の豪華さですね……」
「うふふ、全く気にしなくていいわよ。国外の珍しい服を見たら、またアイディアが思いついたのよ」
製作工程を見学に来たソフィーとジュリエットが、作られている結婚式衣装を見てびっくりしている。
とはいえ、優先的に作っているのはオリガとマリリさんの分。
ドラコ達の入園式が終わったら、直ぐに結婚式となるからだ。
既にこの国でも有数の衣装製作集団となっているサーシャさん達ですが、忙しい中でも僕達の服はまた別だという。
とても有難いです。
次に案内したのはブルーノ侯爵領。
実はここにはお祝いを持っていく都合もあるのだ。
「おめでとうございます。ルキアさん」
「「「「おめでとう!」」」」
「ふふ、ありがとう。何だか不思議な感じだわ」
そう、ルキアさんがめでたく妊娠したのだ。
でもミケ達よ、まだ妊娠初期なのでルキアさんのお腹に耳をあててもわからないぞ。
「しかし、お兄ちゃんがパパになるとはね」
「そうだな、何だか不思議な気分だよ」
実の兄が父親になるとあって、エステルも何だか不思議な気持ちでいるらしい。
「アルス様とルキアさんの子どもだから、絶対に美人な子が生まれますね」
「そうかしら。でも、この子はキチンと育ててあげたいと。そう思っています」
ルキアさんは辛い目に色々とあっていたから、その分の愛情は深そうだ。
因みにルキアさんのお父さんは、孫ができたことに大喜びだそうだ。
既にベビーベッドとかを発注しているらしい。
まあルキアさんのお父さんも、子育てが殆どできなかったから、その反動があるかも。
お次はバルカス公爵領。
「ミケちゃん!」
「サリーお姉ちゃん!」
久々の再会で抱擁をかわすミケとサリー様。
そして、バルカス様ともうそろそろ臨月のマリー様が出迎えてくれた。
「「「「「うわあ、お腹大っきい!」」」」」
応接室に案内されると、大きくなったマリー様のお腹にミケ達が耳をあてている。
蹴ったとか言って、きゃあきゃあ言っている。
「バルカス様。マリー様も順調でなりよりですね」
「そうだな。この年で子どもができるとは思わなかったよ。でも、どんな子が生まれても順調に育ってくれればいいものだ」
と言っているバルカス様もニコニコとしている。
やはり子どもが生まれるのは嬉しいのだろう。
「貴族にとっては、子どもを作るのも一種の義務だ。サトーもそのうち分かるだろう」
「跡取りとか色々な事がありますからね」
やはりバルカス様は、俺の事を色々と気にかけてくれる。
俺にとって貴族の師匠はバルカス様だからな。
後ほど他の領地にも案内するが、とりあえず俺にとって大事な三領地をご案内。
「皆さん素敵な方でしたわ。あんなに幸せそうで」
「お子様も生まれるので、本当に楽しみなんでしょうね」
ソフィーもジュリエットも、今日の訪問に満足してくれた様だ。
ミケ達も久々に色々な人に会えて楽しそうだった。
さて、もうそろそろ卒園式だ。
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