360 / 394
第十八章 結婚式の話
第三百六十話 新年会
しおりを挟む
「新年おめでとう、乾杯!」
「「「乾杯!」」」
新年になり、屋敷に皆で集まって新年会を始める。
王族のエステルとバスク子爵家のリン達以外は実家と呼べるものがないので、結局はワイワイしながら飲み食いする何時ものスタイル。
ドラコ達は実家はあるのだが、新年を祝う風習があまりないので結局はうちにいる。
「サトー、お父さんの所に行くのは午後でしょう?」
「そうだけど、何か予定あるのか?」
「何もないよ。だからのんびりだらだらするの」
「何なんだ?」
エステルがだらけモードになったのだが、これはいつもの事だと思っていた。
ところが一瞬にして状況が変化する。
エステルの従魔であるショコラが、エステルの母親であるフローラ様を連れてきたからだ。
「エステル、王家の新年の挨拶があるから来る様に言ったのに、何でここでごろごろしているの?」
「ショコラ、何でお母さん連れてきているのよ」
「私が事前に頼んでおいたんです。エステルが王城に来なければ私を連れてきてと」
「ショコラ! 私を裏切ったの!」
「......ピィ」
未だにピィと鳴くフクロウのショコラは、エステルの事を世話がやけるご主人だと思っているようだ。
プイっとそっぽを向いている。
というか、新年の挨拶って何だ?
「フローラ様、新年おめでとう御座います。王家の新年の挨拶があったのですか?」
「そうよ、歴代の王家の墓に行って新年の挨拶を行うのよ。この子ったら、寒いからって毎回難癖つけて参加を渋っているのよ。本当に誰に似たのだか」
わお、とっても大事な王家の行事じゃん。
エステルよ、何でさぼるんだよ。
因みにフローラ様、エステルは絶対に父親似です。
「ほら、エステルにとっては最後の挨拶になるのよ。直ぐに行くわよ」
「うう、絶対罰が待っている」
「当たり前だ、ここはスパっと気持ちを切り替えて行ってきなさい」
「はーい」
「ふふ、なんだかんだでサトーが言うと言う事を聞きますね。ではショコラ、王城へ運んでね」
「「「いってらっしゃーい」」」
こうしてエステルはフローラ様に首根っこを捕まれて、ショコラのワープで王城に向かって行った。
うん、今日中には絶対に帰ってこないな。
さて、気を取り直して宴会を再開しよう。
とはいえ、これではいつも通りなので新年の予定を確認しよう。
解説はリンとフローレンスです。
「先ず始めに、エステルとリンとフローレンスが学園を卒業か」
「まさか卒業が決まるよりも先に結婚が決まると思いませんでした」
「私もです。でも、最終学年は色々あって思い出になりました」
三月に最高学年組が卒業する。
とはいえ今までと殆ど変わらないのが救いだ。
「今年は入園組が一杯いるなあ」
「しかも全員優秀ですし、学園側も期待をしています」
大きく変わるのは学園入学組。
入学人数も多いので日中は一気に人が少なくなる。
小さい子ども達が寂しがらないか、少し不安があるな。
「で、その後に結婚式が二組と」
「オリガとガルフに、マリリとマルクですね」
「最初は身内だけの予定でしたが、参加希望の貴族が多いですね」
「貴族は知り合いだけに絞って参加してもらおう」
オリガとマリリさんは昨年打ち立てた功績が凄いので、新年の謁見で名誉貴族になる事が確定している。
なので、身内だけでやる事が出来なくなってしまったのだ。
この辺は要調整になるぞ。
「で、俺達の結婚式と」
「これは王都の教会で大々的にやる予定ですね。どうもかつてない規模らしいですよ」
「ほぼ全ての貴族に海外の王族が参加します。王族でもこの参加者はないらしいですよ」
「それでうちの屋敷では場所が足りないので、王城を借りる事になっているんだよな。なんてこった」
何故、俺の結婚式が王国史上最大規模で行われ無ければならないのだ。
といっても、王妃様たちが色々裏で動いているっぽいし、誰にも止められそうにもないぞ。
「リーフとシルは継続して軍属か」
「指導教官として昇進するらしいですよ。王都防衛戦でも鍛えた兵が活躍していますし」
「兵として実力があっても指導力は別ですからね」
しかし俺の従魔なのに、妖精のリーフとウルフのシルが昇進か。
特にリーフの評価が軍の中で高いらしいので、将来は妖精将軍ってなる可能性もあるぞ。
「チナさん達は学園の教員を継続ですね」
「評判がいいので、生徒に慕われています。優しい先生と専ら言われていますね」
「新年度は、新入生の担任に決定しているそうです。チナさんでないと、あのメンバーを抑えられないという判断らしいです」
普通の学園の先生にドラコ達を止めるのはきついよな。
二年、三年と学年が上がって学園に慣れれば学園の先生でも止められそうだけど、新入生の内はチナさんにドラコ達が暴れない様に抑止役も含めて頑張って貰わないと。
「その他のうちにいるメンバーは、ほぼ変わらずか」
「ヴィータさんの回復次第で動きはありますが、当面はリハビリですね」
「少なくとも春まではうちで療養です」
うちは小さい子が多いから、数年は変化はないだろう。
ヴィータに関しては教会で働く事を希望しているみたいだが、体の回復と必要な知識を覚えないといけないので、当分はうちで過ごす事になる。
とりあえず、確認するのはこの位か。
「バスク子爵家にお土産持っていきたいのだが、何が良いだろう?」
「でしたら、新しい生地があると、その、母が喜ぶと思います」
「あー、絶対に喜ぶね。色々服を作って貰ったから、お礼を込めて外国製の生地を差し入れしよう」
帝国や公国に行った際に買った生地があるから、うちで使う分を除いてサーシャさんにあげよう。
ついでだから、タラちゃんとポチのスパイダーシルクも分けてあげよう。
このお土産を持ってバスク子爵家に新年の挨拶に行った所、やはりというかサーシャさんは大喜びでお土産を受け取っていた。
これでウェディングドレスができると言っていたが、素材が素材なだけに国宝級のウェディングドレスが出来上がりそうだ。
余談だが、エステルは翌日の夕方にようやくうちに帰ってきた。
「「「乾杯!」」」
新年になり、屋敷に皆で集まって新年会を始める。
王族のエステルとバスク子爵家のリン達以外は実家と呼べるものがないので、結局はワイワイしながら飲み食いする何時ものスタイル。
ドラコ達は実家はあるのだが、新年を祝う風習があまりないので結局はうちにいる。
「サトー、お父さんの所に行くのは午後でしょう?」
「そうだけど、何か予定あるのか?」
「何もないよ。だからのんびりだらだらするの」
「何なんだ?」
エステルがだらけモードになったのだが、これはいつもの事だと思っていた。
ところが一瞬にして状況が変化する。
エステルの従魔であるショコラが、エステルの母親であるフローラ様を連れてきたからだ。
「エステル、王家の新年の挨拶があるから来る様に言ったのに、何でここでごろごろしているの?」
「ショコラ、何でお母さん連れてきているのよ」
「私が事前に頼んでおいたんです。エステルが王城に来なければ私を連れてきてと」
「ショコラ! 私を裏切ったの!」
「......ピィ」
未だにピィと鳴くフクロウのショコラは、エステルの事を世話がやけるご主人だと思っているようだ。
プイっとそっぽを向いている。
というか、新年の挨拶って何だ?
「フローラ様、新年おめでとう御座います。王家の新年の挨拶があったのですか?」
「そうよ、歴代の王家の墓に行って新年の挨拶を行うのよ。この子ったら、寒いからって毎回難癖つけて参加を渋っているのよ。本当に誰に似たのだか」
わお、とっても大事な王家の行事じゃん。
エステルよ、何でさぼるんだよ。
因みにフローラ様、エステルは絶対に父親似です。
「ほら、エステルにとっては最後の挨拶になるのよ。直ぐに行くわよ」
「うう、絶対罰が待っている」
「当たり前だ、ここはスパっと気持ちを切り替えて行ってきなさい」
「はーい」
「ふふ、なんだかんだでサトーが言うと言う事を聞きますね。ではショコラ、王城へ運んでね」
「「「いってらっしゃーい」」」
こうしてエステルはフローラ様に首根っこを捕まれて、ショコラのワープで王城に向かって行った。
うん、今日中には絶対に帰ってこないな。
さて、気を取り直して宴会を再開しよう。
とはいえ、これではいつも通りなので新年の予定を確認しよう。
解説はリンとフローレンスです。
「先ず始めに、エステルとリンとフローレンスが学園を卒業か」
「まさか卒業が決まるよりも先に結婚が決まると思いませんでした」
「私もです。でも、最終学年は色々あって思い出になりました」
三月に最高学年組が卒業する。
とはいえ今までと殆ど変わらないのが救いだ。
「今年は入園組が一杯いるなあ」
「しかも全員優秀ですし、学園側も期待をしています」
大きく変わるのは学園入学組。
入学人数も多いので日中は一気に人が少なくなる。
小さい子ども達が寂しがらないか、少し不安があるな。
「で、その後に結婚式が二組と」
「オリガとガルフに、マリリとマルクですね」
「最初は身内だけの予定でしたが、参加希望の貴族が多いですね」
「貴族は知り合いだけに絞って参加してもらおう」
オリガとマリリさんは昨年打ち立てた功績が凄いので、新年の謁見で名誉貴族になる事が確定している。
なので、身内だけでやる事が出来なくなってしまったのだ。
この辺は要調整になるぞ。
「で、俺達の結婚式と」
「これは王都の教会で大々的にやる予定ですね。どうもかつてない規模らしいですよ」
「ほぼ全ての貴族に海外の王族が参加します。王族でもこの参加者はないらしいですよ」
「それでうちの屋敷では場所が足りないので、王城を借りる事になっているんだよな。なんてこった」
何故、俺の結婚式が王国史上最大規模で行われ無ければならないのだ。
といっても、王妃様たちが色々裏で動いているっぽいし、誰にも止められそうにもないぞ。
「リーフとシルは継続して軍属か」
「指導教官として昇進するらしいですよ。王都防衛戦でも鍛えた兵が活躍していますし」
「兵として実力があっても指導力は別ですからね」
しかし俺の従魔なのに、妖精のリーフとウルフのシルが昇進か。
特にリーフの評価が軍の中で高いらしいので、将来は妖精将軍ってなる可能性もあるぞ。
「チナさん達は学園の教員を継続ですね」
「評判がいいので、生徒に慕われています。優しい先生と専ら言われていますね」
「新年度は、新入生の担任に決定しているそうです。チナさんでないと、あのメンバーを抑えられないという判断らしいです」
普通の学園の先生にドラコ達を止めるのはきついよな。
二年、三年と学年が上がって学園に慣れれば学園の先生でも止められそうだけど、新入生の内はチナさんにドラコ達が暴れない様に抑止役も含めて頑張って貰わないと。
「その他のうちにいるメンバーは、ほぼ変わらずか」
「ヴィータさんの回復次第で動きはありますが、当面はリハビリですね」
「少なくとも春まではうちで療養です」
うちは小さい子が多いから、数年は変化はないだろう。
ヴィータに関しては教会で働く事を希望しているみたいだが、体の回復と必要な知識を覚えないといけないので、当分はうちで過ごす事になる。
とりあえず、確認するのはこの位か。
「バスク子爵家にお土産持っていきたいのだが、何が良いだろう?」
「でしたら、新しい生地があると、その、母が喜ぶと思います」
「あー、絶対に喜ぶね。色々服を作って貰ったから、お礼を込めて外国製の生地を差し入れしよう」
帝国や公国に行った際に買った生地があるから、うちで使う分を除いてサーシャさんにあげよう。
ついでだから、タラちゃんとポチのスパイダーシルクも分けてあげよう。
このお土産を持ってバスク子爵家に新年の挨拶に行った所、やはりというかサーシャさんは大喜びでお土産を受け取っていた。
これでウェディングドレスができると言っていたが、素材が素材なだけに国宝級のウェディングドレスが出来上がりそうだ。
余談だが、エステルは翌日の夕方にようやくうちに帰ってきた。
33
お気に入りに追加
3,210
あなたにおすすめの小説
転生して捨てられたけど日々是好日だね。【二章・完】
ぼん@ぼおやっじ
ファンタジー
おなじみ異世界に転生した主人公の物語。
転生はデフォです。
でもなぜか神様に見込まれて魔法とか魔力とか失ってしまったリウ君の物語。
リウ君は幼児ですが魔力がないので馬鹿にされます。でも周りの大人たちにもいい人はいて、愛されて成長していきます。
しかしリウ君の暮らす村の近くには『タタリ』という恐ろしいものを封じた祠があたのです。
この話は第一部ということでそこまでは完結しています。
第一部ではリウ君は自力で成長し、戦う力を得ます。
そして…
リウ君のかっこいい活躍を見てください。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜
藤なごみ
ファンタジー
簡易説明
異世界転生した主人公が、仲間と共に難題に巻き込まれていき、頑張って解決していきます
詳細説明
ブラック企業に勤めているサトーは、仕事帰りにお酒を飲んで帰宅中に道端の段ボールに入っていた白い子犬と三毛の子猫を撫でていたところ、近くで事故を起こした車に突っ込まれてしまった
白い子犬と三毛の子猫は神の使いで、サトーは天界に行きそこから異世界に転生する事になった。
魂の輪廻転生から外れてしまった為の措置となる。
そして異世界に転生したその日の内に、サトーは悪徳貴族と闇組織の争いに巻き込まれる事に
果たしてサトーは、のんびりとした異世界ライフをする事が出来るのか
王道ファンタジーを目指して書いていきます
本作品は、作者が以前に投稿しました「【完結済】異世界転生したので、のんびり冒険したい!」のリメイク作品となります
登場人物やストーリーに変更が発生しております
20230205、「異世界に転生したので、ゆっくりのんびりしたい」から「異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた!」に題名を変更しました
小説家になろう様にも投稿しています
[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します
mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。
中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。
私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。
そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。
自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。
目の前に女神が現れて言う。
「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」
そう言われて私は首を傾げる。
「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」
そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。
神は書類を提示させてきて言う。
「これに書いてくれ」と言われて私は書く。
「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。
「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」
私は頷くと神は笑顔で言う。
「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。
ーーーーーーーーー
毎話1500文字程度目安に書きます。
たまに2000文字が出るかもです。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる