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第十三章 王都生活編その2
第二百八十三話 新しい侍従
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「サトーよ、悪いが侍従の準備ができたので、先に受け入れてくれないか?」
仕事をしていたら、内務卿が部下を連れてきて侍従の受け入れの話をしてきた。
何でも、一時保護施設の収容人数の関係で早めに施設を他の人に使えるようにしたいらしい。
「何人うちにきますか?」
「十五人だ。不可能なら一部だけでもいい」
「ちょっと待って下さい」
そのくらいなら、この間の実習でも大丈夫だったはず。
念の為に、うちの人に聞いてこよう。
「離れだけで、それだけ収容できますよ」
「レイアちゃんが地下室を増設していたので、もう少し大丈夫です」
フローレンスとマリリさんが、人数は大丈夫と言ってくれた。
更に、早速受け入れ準備をするという。
流石万能メイドさん達だ。
確認が取れたので、王城に戻る。
「大丈夫ですよ。さっそく、受け入れ準備も始めています」
「そうか、それは助かる。この後直ぐに屋敷によこそう」
内務卿と部下の人は、助かったといった表情で帰っていった。
急遽、保護する人が出たのかもしれないな。
レイアは自分の侍従が来るのが嬉しいのか、珍しくニヤニヤしていた。
「急遽ですまんな」
「いえ、うちにも余裕がちょうどあったので」
「何でも、オリエント公国からの難民だという」
あれ?
確かオリエント公国って、帝国と領土を接している小国だったはず。
なんで帝国ではなく、王国に逃げてきたんだ?
「宰相、かなりめんどくさい事案な気がするんですが」
「言うな、分かっている」
「ワクワク」
レイアは俺と宰相の話をスルーして、侍従の事でワクワクしていた。
しかし公国からの難民か。
やっと落ち着いたのに、新たな難題は勘弁してくれ。
うちに帰ると、既に侍従は離れで荷ほどきをしているという。
レイアは、直ぐに部屋に戻って荷物を置いて行った。
「侍従達は、無事に着いた?」
「はい、特に問題はありませんでした。マイケル様の侍従が三名、シルク様とレイア様の侍従が六名ずつです」
「まだ人数が少ないけど、これから増えるだろうね」
「皆様爵位が上がる可能性が高いので、侍従もどんどんと増えていきそうです」
フローレンスと少し話をしたけど、人数も最初だから問題なさそう。
俺も着替えて荷物を置いてきた。
食堂に移動すると、少しソワソワしているシルク様がいた。
やはり自分付きの侍従ができるとなると、緊張するものもあるのだろう。
そして、侍従が追加になるマイケル君も少し緊張している。
「シルク様、やはり緊張しますか?」
「はい。とはいえ、まだこの屋敷でお世話になることも多いですし、実感がわかない所もあります」
まだ屋敷の準備が整わない内に侍従がきたので、今日きた人は当面はうちで研修となる。
もう少し侍従が欲しいので、本格的に屋敷が別になる時はマーメイド族から頼むことにしよう。
「マイケル君の所も、メイドが学園に行くからもう少し人手はいるね」
「はい、もう少し募集します。それから、僕はサトーさんの保護下になりますので、ナンシーと同じ様に呼び捨てでおねがいします」
「そうか。分かった、マイケル」
どこも、メイドだけで後三人は必要。
かといって、うちから出すと子ども達の面倒が見きれなくなる。
中々に難しいものだね。
さて、侍従の歓迎パーティーをスラタロウが中心となって準備しているから、今のうちにお風呂に入ってこよう。
「なんで、当たり前の様に臣下の屋敷の風呂に入っているのですか?」
「そりゃ、この後でパーティーやるからに決まっているだろう」
当たり前の様に、うちのお風呂に入っている陛下と閣僚。
既にパーティールームの隅を予約して、先に始める気でいるらしい。
「まあ、少し情報も伝えるのもある」
「今日来た公国の難民の中に、公国王の娘がいる」
「更には、公国に人神教国も絡んでいるんだとよ」
「思いっきり難題じゃないですか!」
「ということで、この件はサトーに任せる」
「公国に行って、ぱぱっと人神教国を追い出せば済む」
「半月もあれば解決できるから、収穫祭には十分間に合うな」
おいおい、このまったりしている偉い人達よ。
何勝手に、難題を俺に押し付けて来るんですか!
俺だって収穫祭は楽しみにしているんだから、参加できないのはないですよ!
と言ったって、下っ端なのでハイハイというしかないのが辛い。
せめて、今日のパーティーは楽しもう。
お風呂から上がると、歓迎パーティーの準備ができた様だ。
パーティールームに、今日来た侍従を集めて自己紹介をする。
子ども達も、新しく来た人に興味津々で見ている。
「先ずはビンドン男爵のマイケルから、自己紹介をしてもらいましょう」
「えーっと、マイケルです。新米当主ですが、宜しくお願いします」
パチパチと拍手がされていく。
そのまま次の紹介に移る。
「続いては、ランドルフ子爵のシルクからご挨拶です」
「シルクです。私もまだまだ経験が浅いので、一緒に宜しくお願いします」
パチパチと拍手がされる。
一部外野からガヤが飛んでいるが、気にしないことにしよう。
「最後に、サザンカ男爵のレイアの挨拶です」
「頑張って、皆のお給料を稼ぐ」
ちょっと照れているのか、紹介とは少し方向性がずれたが、これはこれで良しとしよう。
レイア担当になる侍従は、子どもらしいと暖かな目で見ていたが、レイアはかなりの資産を持っているから、給料は良いだろうな。
「まだ屋敷の準備が完了していませんので、暫くはこの屋敷で研修となります」
侍従の人も頷いていた。
この辺は、フローレンスとマリリさんから説明がされた様だ。
「「「かんぱーい!」」」
「「「ガハハハハ!」」」
そしてこちらの説明を全く気にせずに、既にどんちゃん騒ぎしている偉い人達。
さっきから、今日来た侍従が有りえないという目でチラチラと見ている。
「えー、うちではよくパーティーをやるのですが、必ずセットで国の中枢の方が来ます。その内慣れますから、最初は大変かと思いますが頑張って下さい」
皆さんえーって顔をしていますが、その気持ちは良く分かります。
男爵家や子爵家に侍従できたのに、国王陛下とか相手にするのは気が引けますよね。
その内に、ただの酔っぱらいだと分かりますから。
「それでは、新しい出会いを祝して」
「「「かんぱーい!」」」
酔っぱらい共の横槍が入らない内に、さっさと乾杯を済ませる。
今日来た侍従は、出されている料理の旨さにビックリしている。
スラタロウの腕は、どんどんと上がっているな。
子ども達は、さっそく新しい侍従とおしゃべりをしている。
今日は無礼講だから、どんどん食べて飲んで貰いたい。
中にはエステルやビアンカ殿下が王女だと知って、ビックリしている侍従もいる。
ミケが勇者で、レイアが知の令嬢ってのにもビックリしているが、俺が聖女だというのが一番ビックリしていた。
そしてエステル達に化粧させられて、無理矢理聖女の姿にされた。
初めて見るマイケルやナンシーは勿論の事、メイド陣も度肝を抜かれていた。
だから、女として負けたと落ち込まないでください。
俺だって、どう反応していいか分かりません。
あと酔っぱらい共よ、こちらを指差しで大笑いしない事!
仕事をしていたら、内務卿が部下を連れてきて侍従の受け入れの話をしてきた。
何でも、一時保護施設の収容人数の関係で早めに施設を他の人に使えるようにしたいらしい。
「何人うちにきますか?」
「十五人だ。不可能なら一部だけでもいい」
「ちょっと待って下さい」
そのくらいなら、この間の実習でも大丈夫だったはず。
念の為に、うちの人に聞いてこよう。
「離れだけで、それだけ収容できますよ」
「レイアちゃんが地下室を増設していたので、もう少し大丈夫です」
フローレンスとマリリさんが、人数は大丈夫と言ってくれた。
更に、早速受け入れ準備をするという。
流石万能メイドさん達だ。
確認が取れたので、王城に戻る。
「大丈夫ですよ。さっそく、受け入れ準備も始めています」
「そうか、それは助かる。この後直ぐに屋敷によこそう」
内務卿と部下の人は、助かったといった表情で帰っていった。
急遽、保護する人が出たのかもしれないな。
レイアは自分の侍従が来るのが嬉しいのか、珍しくニヤニヤしていた。
「急遽ですまんな」
「いえ、うちにも余裕がちょうどあったので」
「何でも、オリエント公国からの難民だという」
あれ?
確かオリエント公国って、帝国と領土を接している小国だったはず。
なんで帝国ではなく、王国に逃げてきたんだ?
「宰相、かなりめんどくさい事案な気がするんですが」
「言うな、分かっている」
「ワクワク」
レイアは俺と宰相の話をスルーして、侍従の事でワクワクしていた。
しかし公国からの難民か。
やっと落ち着いたのに、新たな難題は勘弁してくれ。
うちに帰ると、既に侍従は離れで荷ほどきをしているという。
レイアは、直ぐに部屋に戻って荷物を置いて行った。
「侍従達は、無事に着いた?」
「はい、特に問題はありませんでした。マイケル様の侍従が三名、シルク様とレイア様の侍従が六名ずつです」
「まだ人数が少ないけど、これから増えるだろうね」
「皆様爵位が上がる可能性が高いので、侍従もどんどんと増えていきそうです」
フローレンスと少し話をしたけど、人数も最初だから問題なさそう。
俺も着替えて荷物を置いてきた。
食堂に移動すると、少しソワソワしているシルク様がいた。
やはり自分付きの侍従ができるとなると、緊張するものもあるのだろう。
そして、侍従が追加になるマイケル君も少し緊張している。
「シルク様、やはり緊張しますか?」
「はい。とはいえ、まだこの屋敷でお世話になることも多いですし、実感がわかない所もあります」
まだ屋敷の準備が整わない内に侍従がきたので、今日きた人は当面はうちで研修となる。
もう少し侍従が欲しいので、本格的に屋敷が別になる時はマーメイド族から頼むことにしよう。
「マイケル君の所も、メイドが学園に行くからもう少し人手はいるね」
「はい、もう少し募集します。それから、僕はサトーさんの保護下になりますので、ナンシーと同じ様に呼び捨てでおねがいします」
「そうか。分かった、マイケル」
どこも、メイドだけで後三人は必要。
かといって、うちから出すと子ども達の面倒が見きれなくなる。
中々に難しいものだね。
さて、侍従の歓迎パーティーをスラタロウが中心となって準備しているから、今のうちにお風呂に入ってこよう。
「なんで、当たり前の様に臣下の屋敷の風呂に入っているのですか?」
「そりゃ、この後でパーティーやるからに決まっているだろう」
当たり前の様に、うちのお風呂に入っている陛下と閣僚。
既にパーティールームの隅を予約して、先に始める気でいるらしい。
「まあ、少し情報も伝えるのもある」
「今日来た公国の難民の中に、公国王の娘がいる」
「更には、公国に人神教国も絡んでいるんだとよ」
「思いっきり難題じゃないですか!」
「ということで、この件はサトーに任せる」
「公国に行って、ぱぱっと人神教国を追い出せば済む」
「半月もあれば解決できるから、収穫祭には十分間に合うな」
おいおい、このまったりしている偉い人達よ。
何勝手に、難題を俺に押し付けて来るんですか!
俺だって収穫祭は楽しみにしているんだから、参加できないのはないですよ!
と言ったって、下っ端なのでハイハイというしかないのが辛い。
せめて、今日のパーティーは楽しもう。
お風呂から上がると、歓迎パーティーの準備ができた様だ。
パーティールームに、今日来た侍従を集めて自己紹介をする。
子ども達も、新しく来た人に興味津々で見ている。
「先ずはビンドン男爵のマイケルから、自己紹介をしてもらいましょう」
「えーっと、マイケルです。新米当主ですが、宜しくお願いします」
パチパチと拍手がされていく。
そのまま次の紹介に移る。
「続いては、ランドルフ子爵のシルクからご挨拶です」
「シルクです。私もまだまだ経験が浅いので、一緒に宜しくお願いします」
パチパチと拍手がされる。
一部外野からガヤが飛んでいるが、気にしないことにしよう。
「最後に、サザンカ男爵のレイアの挨拶です」
「頑張って、皆のお給料を稼ぐ」
ちょっと照れているのか、紹介とは少し方向性がずれたが、これはこれで良しとしよう。
レイア担当になる侍従は、子どもらしいと暖かな目で見ていたが、レイアはかなりの資産を持っているから、給料は良いだろうな。
「まだ屋敷の準備が完了していませんので、暫くはこの屋敷で研修となります」
侍従の人も頷いていた。
この辺は、フローレンスとマリリさんから説明がされた様だ。
「「「かんぱーい!」」」
「「「ガハハハハ!」」」
そしてこちらの説明を全く気にせずに、既にどんちゃん騒ぎしている偉い人達。
さっきから、今日来た侍従が有りえないという目でチラチラと見ている。
「えー、うちではよくパーティーをやるのですが、必ずセットで国の中枢の方が来ます。その内慣れますから、最初は大変かと思いますが頑張って下さい」
皆さんえーって顔をしていますが、その気持ちは良く分かります。
男爵家や子爵家に侍従できたのに、国王陛下とか相手にするのは気が引けますよね。
その内に、ただの酔っぱらいだと分かりますから。
「それでは、新しい出会いを祝して」
「「「かんぱーい!」」」
酔っぱらい共の横槍が入らない内に、さっさと乾杯を済ませる。
今日来た侍従は、出されている料理の旨さにビックリしている。
スラタロウの腕は、どんどんと上がっているな。
子ども達は、さっそく新しい侍従とおしゃべりをしている。
今日は無礼講だから、どんどん食べて飲んで貰いたい。
中にはエステルやビアンカ殿下が王女だと知って、ビックリしている侍従もいる。
ミケが勇者で、レイアが知の令嬢ってのにもビックリしているが、俺が聖女だというのが一番ビックリしていた。
そしてエステル達に化粧させられて、無理矢理聖女の姿にされた。
初めて見るマイケルやナンシーは勿論の事、メイド陣も度肝を抜かれていた。
だから、女として負けたと落ち込まないでください。
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