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第十三章 王都生活編その2
第二百六十八話 ブレンド領への先行視察
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正式にブレンド領を調査することになったので、先遣隊としてうちのメンバーで行くことになった。
今回向かう川沿いの村は、バルガス公爵領から向かった方が近いという。
ニール子爵領にも街道を通す予定なので、両方に挨拶していこう。
メンバーは、俺とレイアとカロリーナさんは必須参加。
マチルダも参加したいと言ってきたので、一緒に行くことに。
ビアンカ殿下も同行するが、他の入園希望者は勉強の為にお留守番。
流石にビアンカ殿下を超える頭脳は、いくら勉強してもそう簡単に手に入らないでしょう。
先ずは、お久しぶりのニール子爵領。
復興は順調に進んでいて、更に市街地が発展している。
難民キャンプも、かなり縮小している様だ。
「我がニール子爵領とブレンド領は、住民レベルでは元々付き合いがありました。本格的に復興して、正式な付き合いになれば、お互いの領民にとってもメリットとなります」
「そのお言葉を、他の四領地の領主に聞かせてやりたいです」
「全くじゃ」
「同感」
まさに領主として、領民の為の政治をしているニール子爵。
火山性地震で大きなダメージが出たけど、それを乗り越えている。 この姿勢を、何故貴族主義の連中は持てないのか。
正直な所、不思議でしょうがない。
ところが、一部は状況が変わってきているという。
次に向かったバルガス様が、ある情報を教えてくれた。
「四領地の内、ブレンド領に接していて特に被害の大きい二領については、復興計画書を出すと思います」
何とあの貴族主義の領地の内、半分は復興計画書を出すという。
一体何があったのだろうか?
「現在、貴族主義の連中が二つに分裂しているのはご存知だと思います」
「はい、昔からの考えのままのグループと、このままではいけないと思っているグループですね」
「前者のまとめ役がビンドン伯爵で、後者のまとめ役がモートル伯爵とザンディ子爵じゃな」
モートル伯爵とザンディ子爵は夫人の力が大きかった所で、それがなくなったので当主が色々と動き始めている。
元々、現状をどうにかしたいと思っていたのもある。
たまにうちのところに来て、相談とかも受けている。
「被害の多い二領も、実はこの度の災害で夫人が亡くなっている。そして夫人が夫よりも爵位が上の家で、やりたい放題していた所も一緒だ」
「今まで夫人で苦労していた所は、モートル伯爵と同じですね」
「そしてこの度の災害だ。同じ派閥を気にしている所もあるが、実は裏で使者をこちらに寄越したりもしている。モートル伯爵にも、連絡を取っている様だ」
「元々どうにかしないと思っていた所に、今回色々と変化があった訳ですね」
「何かキッカケがあれば、一気に状況は動きそうじゃな」
一度、モートル伯爵とザンディ子爵に話を聞いてみよう。
大きく状況が変わるかもしれない。
「少しずつですが、状況が変わりそうですね」
「恐らくカロリーナが計画書を出したと周知されれば、こちらに接触しようとしてくるはずじゃ」
「アドバイスをするのは、何も問題ない」
「レイアの言うとおりじゃ。妾達は普通に仕事をすれば良いのじゃ」
バルガス様と別れて、バルガス公爵領から目的地に向かっていく。
川沿いに細い道があり、馬車を走らせながら皆で話し合っている。
こちらからアクションは起こさず、普通に仕事をこなすことにする。
既に王城にワープして、陛下や閣僚にも今回の事を報告している。
こちらでも、先ずは様子見との判断になった。
「カロリーナさん。この道は倍は拡張したいですね」
「流石に馬車一台通るのがやっとの道では、交易に支障がありますわ」
「川を交易に使うにしても、川岸は工事しないとならぬな」
「でも、色々と可能性はある」
視察も兼ねているので、道中は周りの様子も見ていく。
それなりの距離もあるのに、休む場所とかもない。
森の中に入って、どのくらいの動物や魔獣がいるかの確認も必要だ。
そんな事を話しながら、目的地に到着。
村といっても、そこそこの人はいる。
ゆっくりとはいえうちの馬で半日かかるのだから、普通の馬車では一日半はかかると考えた方がいいだろう。
遠くに火山が見えるが、結構離れている。
「この村は火山からの変な匂いもないし、火山灰の被害も少なかったですわ。なので、国からの援助なしでもやっていけてます」
村長にこの村の状況を聞いているが、今の所は生活に問題はないという。
風向きのお陰なのか、火山灰の被害が少なかったのもあるだろう。
それでも畑の作物は被害を受けたとこ事だが、これくらいなら復興作業にも影響は少なそうだ。
交通が不便なのと外に売り出すほどの作物がないというが、それはこれから検討すればいい。
「ビアンカ殿下、カロリーナさん、レイア。林業用の木が、あまり影響を受けていないのはいい事ですね」
「好条件じゃろう。建設がどの地域でも続くから、木材は沢山必要じゃ」
「いずれにしても、街道整備は必須ですね」
「川も整備する。水源確保でため池も作る」
思ったよりも噴火の被害が少ないので、復興計画も立てやすい。
村長としても、村が発展するのは歓迎だという。
個人的には、ついでの情報が有り難かった。
「村の外れに温泉があります。泉質も中々のものですよ」
「温泉入る」
「温泉は良いよね」
お風呂好きのレイアとマチルダは、特に温泉に興味を持っていた。
よく考えれば、火山があるから温泉が出ても不思議ではない。
この村から街道を整備すれば、例の貴族主義の二領にも行くことができる。
「中々良い条件が揃ってますね」
「これなら本調査を行えば、直ぐに予算付けされるじゃろう」
「王都に避難している人も、やはり地元が恋しいのかたまに帰りたいと言う人がいます」
先ずはレポートに纏めて報告しよう。
後は国の判断待ちだ。
今回向かう川沿いの村は、バルガス公爵領から向かった方が近いという。
ニール子爵領にも街道を通す予定なので、両方に挨拶していこう。
メンバーは、俺とレイアとカロリーナさんは必須参加。
マチルダも参加したいと言ってきたので、一緒に行くことに。
ビアンカ殿下も同行するが、他の入園希望者は勉強の為にお留守番。
流石にビアンカ殿下を超える頭脳は、いくら勉強してもそう簡単に手に入らないでしょう。
先ずは、お久しぶりのニール子爵領。
復興は順調に進んでいて、更に市街地が発展している。
難民キャンプも、かなり縮小している様だ。
「我がニール子爵領とブレンド領は、住民レベルでは元々付き合いがありました。本格的に復興して、正式な付き合いになれば、お互いの領民にとってもメリットとなります」
「そのお言葉を、他の四領地の領主に聞かせてやりたいです」
「全くじゃ」
「同感」
まさに領主として、領民の為の政治をしているニール子爵。
火山性地震で大きなダメージが出たけど、それを乗り越えている。 この姿勢を、何故貴族主義の連中は持てないのか。
正直な所、不思議でしょうがない。
ところが、一部は状況が変わってきているという。
次に向かったバルガス様が、ある情報を教えてくれた。
「四領地の内、ブレンド領に接していて特に被害の大きい二領については、復興計画書を出すと思います」
何とあの貴族主義の領地の内、半分は復興計画書を出すという。
一体何があったのだろうか?
「現在、貴族主義の連中が二つに分裂しているのはご存知だと思います」
「はい、昔からの考えのままのグループと、このままではいけないと思っているグループですね」
「前者のまとめ役がビンドン伯爵で、後者のまとめ役がモートル伯爵とザンディ子爵じゃな」
モートル伯爵とザンディ子爵は夫人の力が大きかった所で、それがなくなったので当主が色々と動き始めている。
元々、現状をどうにかしたいと思っていたのもある。
たまにうちのところに来て、相談とかも受けている。
「被害の多い二領も、実はこの度の災害で夫人が亡くなっている。そして夫人が夫よりも爵位が上の家で、やりたい放題していた所も一緒だ」
「今まで夫人で苦労していた所は、モートル伯爵と同じですね」
「そしてこの度の災害だ。同じ派閥を気にしている所もあるが、実は裏で使者をこちらに寄越したりもしている。モートル伯爵にも、連絡を取っている様だ」
「元々どうにかしないと思っていた所に、今回色々と変化があった訳ですね」
「何かキッカケがあれば、一気に状況は動きそうじゃな」
一度、モートル伯爵とザンディ子爵に話を聞いてみよう。
大きく状況が変わるかもしれない。
「少しずつですが、状況が変わりそうですね」
「恐らくカロリーナが計画書を出したと周知されれば、こちらに接触しようとしてくるはずじゃ」
「アドバイスをするのは、何も問題ない」
「レイアの言うとおりじゃ。妾達は普通に仕事をすれば良いのじゃ」
バルガス様と別れて、バルガス公爵領から目的地に向かっていく。
川沿いに細い道があり、馬車を走らせながら皆で話し合っている。
こちらからアクションは起こさず、普通に仕事をこなすことにする。
既に王城にワープして、陛下や閣僚にも今回の事を報告している。
こちらでも、先ずは様子見との判断になった。
「カロリーナさん。この道は倍は拡張したいですね」
「流石に馬車一台通るのがやっとの道では、交易に支障がありますわ」
「川を交易に使うにしても、川岸は工事しないとならぬな」
「でも、色々と可能性はある」
視察も兼ねているので、道中は周りの様子も見ていく。
それなりの距離もあるのに、休む場所とかもない。
森の中に入って、どのくらいの動物や魔獣がいるかの確認も必要だ。
そんな事を話しながら、目的地に到着。
村といっても、そこそこの人はいる。
ゆっくりとはいえうちの馬で半日かかるのだから、普通の馬車では一日半はかかると考えた方がいいだろう。
遠くに火山が見えるが、結構離れている。
「この村は火山からの変な匂いもないし、火山灰の被害も少なかったですわ。なので、国からの援助なしでもやっていけてます」
村長にこの村の状況を聞いているが、今の所は生活に問題はないという。
風向きのお陰なのか、火山灰の被害が少なかったのもあるだろう。
それでも畑の作物は被害を受けたとこ事だが、これくらいなら復興作業にも影響は少なそうだ。
交通が不便なのと外に売り出すほどの作物がないというが、それはこれから検討すればいい。
「ビアンカ殿下、カロリーナさん、レイア。林業用の木が、あまり影響を受けていないのはいい事ですね」
「好条件じゃろう。建設がどの地域でも続くから、木材は沢山必要じゃ」
「いずれにしても、街道整備は必須ですね」
「川も整備する。水源確保でため池も作る」
思ったよりも噴火の被害が少ないので、復興計画も立てやすい。
村長としても、村が発展するのは歓迎だという。
個人的には、ついでの情報が有り難かった。
「村の外れに温泉があります。泉質も中々のものですよ」
「温泉入る」
「温泉は良いよね」
お風呂好きのレイアとマチルダは、特に温泉に興味を持っていた。
よく考えれば、火山があるから温泉が出ても不思議ではない。
この村から街道を整備すれば、例の貴族主義の二領にも行くことができる。
「中々良い条件が揃ってますね」
「これなら本調査を行えば、直ぐに予算付けされるじゃろう」
「王都に避難している人も、やはり地元が恋しいのかたまに帰りたいと言う人がいます」
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後は国の判断待ちだ。
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