192 / 394
第八章 ドワーフ自治領
第百九十二話 ダメダメオヤジ
しおりを挟む
総督府を出て、街の外れにある赤龍山に登っていく。
そこそこの高さのある山だが、鉱石を運ぶためか山道が整備されていて、うちの馬車なら余裕で進んでいける。
グォー! グォー!
山を登っていくと、時々龍の叫び声が聞こえてくる。
でも威嚇とか怒っている感じではない。
「ドラコ、この叫び声って……」
「うん、お父さんの泣き声だよ」
おお、ここまで聞こえてくるとは。
ドラコの父親は、娘がいない寂しさが相当重症のようだ。
バキン! ドカン!
今度は、何かを殴る音が聞こえたぞ。
「多分、泣いているお父さんをお母さんがぶん殴ったと……」
お母さん、よく分かります。
流石に怒りますよね。
ドラコも首を振って、為す術もない感じだ。
頂上に近づくと、人が住める位の建物が幾つか並んでいる。
その奥には、発掘作業をする龍の姿の赤龍がいた。
「オロロン、オロロン。ドラコ、ドラコー!」
「いい加減働きなさい! この駄目龍が!」
あ、大泣きしている龍がドラコの父親で、容赦なく殴っているのが母親か。
周りの龍も、父親の方を見て戸惑っている。
俺達も馬車から降りて様子を見ていたが、ある意味ショッキング映像だそ。
「ウゥ。あ、ド、ドラコ!」
あ、父親がドラコの存在に気がついた。
こちらに向かって走ってくる。
「ドラコ、ドラコ!」
大きい龍がこちらに向かってくる迫力はあるが、大泣きして鼻水垂れ流している姿はかなりみっともない。
「仕事をしていないお父さんは嫌い」
「なっ!」
あ、もう少しでこちらに来るところで、ドラコからの強烈な一言というか正論が発せられた。
父親は娘に嫌いと言われたショックで、魂が抜けたかのように固まってしまった。
「正論言われて、何固まっているのか。馬鹿な人だよ」
「お母さん!」
「ドラコ、おかえりなさい。一緒に来た人も、ようこそ我が家へ」
ドラコのお母さんが、人間形態になってこちらに向かってきた。
ドラコは一目散に母親に向かって駆け出して、抱きついていた。
ドラコのお母さん、見た目はドラコそっくりなんだけど、とんでもないダイナマイトボディだな。
「主人が失礼しましたわ」
「いえいえ、中々大変ですね」
「全く、いい年の大人の態度ではないですわ」
ドラコの実家に案内されて、お茶を飲みながら話をすることに。
緑茶だよ。とても美味しいよ。
ドラコのお父さんは、お母さんに殴られて強制起動させられた。
というか、人間形態で龍をぶん殴ったよ。
「ねーね、これが食べたい」
「はいはい、全くドララは甘えん坊ね」
「ドララ、ねーね大好き」
そして、ドラコの膝の上にはドラコの弟のドララ君がちょこんと乗っている。
一応ドララ君が、次代の赤龍王らしい。
「ドラコはお役に立っていますか?」
「今では冒険者の傍ら、王都の巡回部隊の一員として活動しています。先日犯罪者集団を壊滅させ、勲章を頂くことが確定しました」
「あら凄いわね。ドラコも頑張っているのね」
「ねーね凄い!」
「えへへ」
ドラコも、最近は色々頑張っているからな。
母親とドララ君に褒められて、ドラコも嬉しそうだ。
「こちらが陛下からの書簡です」
「拝見しますわ。ふむ、こいつらですか。実は龍のウロコを盗もうとして、我が家に侵入してきた事があるんですよ。勿論追い返しましたが」
「え、本当ですか?」
おおい、貴族主義の連中はドラコの実家にまでちょっかいを出していたのか。
ドラコのお母さんがため息をついていることは、一度や二度ではないな。
「龍のウロコは我々にとっては唯の脱皮の残りですが、使いようによっては強力な物に置き換わります」
「ホイホイと他人にあげるわけにはいきませんよね」
「なので、我々もウロコは厳重に管理しています。しかし、正しい使い方をしているサトーさんには分けても良いでしょう」
「すみません、ありがとうございます」
ドラコのお母さんの裁量で、龍のウロコを分けて貰えることになった。
しかし、さっきからドラコのお父さんが空気だな。
「そうだ。いい機会だから、この間あんたが脱皮したものも持っていって貰おう」
「え、あれは久々に綺麗に脱皮できたからお気に入りだったのに」
「やかましい! 龍の姿のままで置いておくなと何回も言っているよ。置き場所のスペースをとって邪魔なんだよ!」
「そんな……」
「爪や歯の生え替わったものも集めていて。この際だから全部捨ててしまいなさい!」
「えー」
ドラコのお父さんは何でと叫んでいるが、これはドラコのお母さんが正しいだろう。
とりあえず、龍のウロコは確保できたと言うことで、次の報告をしないと。
「先程ドワーフの総督にあった所、どうも鉱石の搬入が滞っていると言われまして」
「は? あなた、どういう事?」
「そ、それは……」
「お姉さん、すみませんが主人の執務室から書類を持ってきてくれませんか?」
「はーい」
龍のメイドさんが部屋の外に出たと思ったら、数分後大量の書類を運んできた。
それを見たドラコのお母さんは、眉尻がピクピクと震えている。
「あなた、これはどういうことですか? 判子を押せば済む書類の束ですよ」
「えーっと、えーっと」
「娘が寂しいのをいい事に、仕事をサボらない!」
「はぐわ」
あーあ、ドラコのお母さんの鉄拳制裁が見事に決まって、ドラコのお父さんは鼻血を出していた。
その鼻血をドラコのお父さんの親指に付けて、ぺったんぺったんと拇印を書類につけている。
もう、何もかもが擁護できないな。
「ふう、本当に主人が駄目で申し訳ございませんでした。明日私と主人で総督にお詫び申し上げます」
「いえいえ、大変な事で」
「我が家の恥さらしですわ。あなた、暫く書類仕事は私がやります。あなたは採掘を手伝いなさい」
「そんなー」
「問答無用です。少しは子どもの前で良い姿を見せなさい」
「パパかっこ悪い」
「そうだね、お父さんかっこ悪い」
「がーん」
ドラコのお父さんは、トドメに子ども達からもかっこ悪いと言われてしまった。
ドラコのお父さんはこれで変わるかな?
変わらない気もするが。
「しかし、サトーさんは本当に物腰が柔らかくて良い人ね。うちの人とは大違いね」
「いえいえ、そんなことはないですよ」
「パパは優しい」
「そうだね、サトーは優しいよね」
ドラコのお母さんが俺の事を評価してくれて、レイアとマチルダも続いてくれた。
何だか恥ずかしいな。
「これはあれかな? サトーさんがドラコの良い人候補かな?」
「お母さん、何言っているの! それにサトーは良い人だけど、僕は別の人が……」
「「「別の人?」」」
「はう!」
ドラコは、しまったという表情になった。
ドラコの意中の人って誰だろう?
「ドラコはヴィルが好き」
「あー、レイア言わないで!」
「もがもがもが」
ドラコは慌ててレイアの口を塞ぐが、バッチリと聞こえてしまった。
軍務卿の所のヴィル様が、ドラコの意中の人?
でも、ヴィル様の婚約者はビアンカ殿下のはず。
ビアンカ殿下もびっくりしているし、一体どうなっているんだ?
そこそこの高さのある山だが、鉱石を運ぶためか山道が整備されていて、うちの馬車なら余裕で進んでいける。
グォー! グォー!
山を登っていくと、時々龍の叫び声が聞こえてくる。
でも威嚇とか怒っている感じではない。
「ドラコ、この叫び声って……」
「うん、お父さんの泣き声だよ」
おお、ここまで聞こえてくるとは。
ドラコの父親は、娘がいない寂しさが相当重症のようだ。
バキン! ドカン!
今度は、何かを殴る音が聞こえたぞ。
「多分、泣いているお父さんをお母さんがぶん殴ったと……」
お母さん、よく分かります。
流石に怒りますよね。
ドラコも首を振って、為す術もない感じだ。
頂上に近づくと、人が住める位の建物が幾つか並んでいる。
その奥には、発掘作業をする龍の姿の赤龍がいた。
「オロロン、オロロン。ドラコ、ドラコー!」
「いい加減働きなさい! この駄目龍が!」
あ、大泣きしている龍がドラコの父親で、容赦なく殴っているのが母親か。
周りの龍も、父親の方を見て戸惑っている。
俺達も馬車から降りて様子を見ていたが、ある意味ショッキング映像だそ。
「ウゥ。あ、ド、ドラコ!」
あ、父親がドラコの存在に気がついた。
こちらに向かって走ってくる。
「ドラコ、ドラコ!」
大きい龍がこちらに向かってくる迫力はあるが、大泣きして鼻水垂れ流している姿はかなりみっともない。
「仕事をしていないお父さんは嫌い」
「なっ!」
あ、もう少しでこちらに来るところで、ドラコからの強烈な一言というか正論が発せられた。
父親は娘に嫌いと言われたショックで、魂が抜けたかのように固まってしまった。
「正論言われて、何固まっているのか。馬鹿な人だよ」
「お母さん!」
「ドラコ、おかえりなさい。一緒に来た人も、ようこそ我が家へ」
ドラコのお母さんが、人間形態になってこちらに向かってきた。
ドラコは一目散に母親に向かって駆け出して、抱きついていた。
ドラコのお母さん、見た目はドラコそっくりなんだけど、とんでもないダイナマイトボディだな。
「主人が失礼しましたわ」
「いえいえ、中々大変ですね」
「全く、いい年の大人の態度ではないですわ」
ドラコの実家に案内されて、お茶を飲みながら話をすることに。
緑茶だよ。とても美味しいよ。
ドラコのお父さんは、お母さんに殴られて強制起動させられた。
というか、人間形態で龍をぶん殴ったよ。
「ねーね、これが食べたい」
「はいはい、全くドララは甘えん坊ね」
「ドララ、ねーね大好き」
そして、ドラコの膝の上にはドラコの弟のドララ君がちょこんと乗っている。
一応ドララ君が、次代の赤龍王らしい。
「ドラコはお役に立っていますか?」
「今では冒険者の傍ら、王都の巡回部隊の一員として活動しています。先日犯罪者集団を壊滅させ、勲章を頂くことが確定しました」
「あら凄いわね。ドラコも頑張っているのね」
「ねーね凄い!」
「えへへ」
ドラコも、最近は色々頑張っているからな。
母親とドララ君に褒められて、ドラコも嬉しそうだ。
「こちらが陛下からの書簡です」
「拝見しますわ。ふむ、こいつらですか。実は龍のウロコを盗もうとして、我が家に侵入してきた事があるんですよ。勿論追い返しましたが」
「え、本当ですか?」
おおい、貴族主義の連中はドラコの実家にまでちょっかいを出していたのか。
ドラコのお母さんがため息をついていることは、一度や二度ではないな。
「龍のウロコは我々にとっては唯の脱皮の残りですが、使いようによっては強力な物に置き換わります」
「ホイホイと他人にあげるわけにはいきませんよね」
「なので、我々もウロコは厳重に管理しています。しかし、正しい使い方をしているサトーさんには分けても良いでしょう」
「すみません、ありがとうございます」
ドラコのお母さんの裁量で、龍のウロコを分けて貰えることになった。
しかし、さっきからドラコのお父さんが空気だな。
「そうだ。いい機会だから、この間あんたが脱皮したものも持っていって貰おう」
「え、あれは久々に綺麗に脱皮できたからお気に入りだったのに」
「やかましい! 龍の姿のままで置いておくなと何回も言っているよ。置き場所のスペースをとって邪魔なんだよ!」
「そんな……」
「爪や歯の生え替わったものも集めていて。この際だから全部捨ててしまいなさい!」
「えー」
ドラコのお父さんは何でと叫んでいるが、これはドラコのお母さんが正しいだろう。
とりあえず、龍のウロコは確保できたと言うことで、次の報告をしないと。
「先程ドワーフの総督にあった所、どうも鉱石の搬入が滞っていると言われまして」
「は? あなた、どういう事?」
「そ、それは……」
「お姉さん、すみませんが主人の執務室から書類を持ってきてくれませんか?」
「はーい」
龍のメイドさんが部屋の外に出たと思ったら、数分後大量の書類を運んできた。
それを見たドラコのお母さんは、眉尻がピクピクと震えている。
「あなた、これはどういうことですか? 判子を押せば済む書類の束ですよ」
「えーっと、えーっと」
「娘が寂しいのをいい事に、仕事をサボらない!」
「はぐわ」
あーあ、ドラコのお母さんの鉄拳制裁が見事に決まって、ドラコのお父さんは鼻血を出していた。
その鼻血をドラコのお父さんの親指に付けて、ぺったんぺったんと拇印を書類につけている。
もう、何もかもが擁護できないな。
「ふう、本当に主人が駄目で申し訳ございませんでした。明日私と主人で総督にお詫び申し上げます」
「いえいえ、大変な事で」
「我が家の恥さらしですわ。あなた、暫く書類仕事は私がやります。あなたは採掘を手伝いなさい」
「そんなー」
「問答無用です。少しは子どもの前で良い姿を見せなさい」
「パパかっこ悪い」
「そうだね、お父さんかっこ悪い」
「がーん」
ドラコのお父さんは、トドメに子ども達からもかっこ悪いと言われてしまった。
ドラコのお父さんはこれで変わるかな?
変わらない気もするが。
「しかし、サトーさんは本当に物腰が柔らかくて良い人ね。うちの人とは大違いね」
「いえいえ、そんなことはないですよ」
「パパは優しい」
「そうだね、サトーは優しいよね」
ドラコのお母さんが俺の事を評価してくれて、レイアとマチルダも続いてくれた。
何だか恥ずかしいな。
「これはあれかな? サトーさんがドラコの良い人候補かな?」
「お母さん、何言っているの! それにサトーは良い人だけど、僕は別の人が……」
「「「別の人?」」」
「はう!」
ドラコは、しまったという表情になった。
ドラコの意中の人って誰だろう?
「ドラコはヴィルが好き」
「あー、レイア言わないで!」
「もがもがもが」
ドラコは慌ててレイアの口を塞ぐが、バッチリと聞こえてしまった。
軍務卿の所のヴィル様が、ドラコの意中の人?
でも、ヴィル様の婚約者はビアンカ殿下のはず。
ビアンカ殿下もびっくりしているし、一体どうなっているんだ?
83
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる