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第七章 ゴレス侯爵領
第百七十五話 さらなる殺人未遂
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はやる気持ちを抑えて、俺とミケは急いでレイアが運ばれた医務室に向かった。
途中で多くの人もついてきたけど、先ずは家族優先という事で俺とミケに加えてエステル殿下とビアンカ殿下にリンさんとルキアさんが医務室に入っていった。
「やっほー、パパ」
そこには、既に目を覚ましていたレイアの姿があった。
俺は一気に足の力が抜けてしまい、床にへたり込んでしまった。
「うわーん、無事で良かったよー!」
ミケは大泣きしながら、レイアに抱き着いていた。
他の女性陣も安堵からか、少し涙目になっていた。
どうも搬送されている途中で目を覚ましたらしく、意識を取り戻したからもう大丈夫だとお医者様は言っていた。
今日は大人しくするようにと言われていたけど、駆けつけてくれた人にお礼をすることに。
医務室の外に出ると多くの貴族や関係者が待っていて、レイアが無事な姿を見せると一同は安堵していた。
王妃様達も駆けつけていて、レイアの事を抱き締めていた。
そして、そのまま王妃様主催のお茶会に突入。
というのも、陛下や閣僚達はタヌキ侯爵のやらかした事で緊急会議。
他にも多くの貴族が、緊急会議に参加しているという。
俺は参加しなくていいかと確認したけど、レイアのそばにいるようにとの有り難いお言葉を頂いた。
どうも、今回のタヌキ侯爵の暴走は想像以上だったらしく、王妃様のお茶会はレイアが怪我をした事へのお詫びの意味もあるそうだ。
「レイア、大丈夫か?」
「大丈夫だよ。パパは心配しすぎ」
中庭にあるテーブルスペースに、俺達と王妃様達にヘレーネ様とレイアさんが集まった。
俺はどうしてもレイアのことが気になってしまい、レイアからも気にしすぎと言われてしまった。
「しかし、まさか謁見の場で他の貴族を怪我させるとは」
「俺も最悪の事態ということで考えていましたが、本当にやるとは思わなかったです」
王妃様も俺も、タヌキ侯爵とハゲ伯爵があそこまでやらかすとは思ってもなかった。
お互いにため息をつきながら、話を続けた。
「その昔、謁見の場で刃傷沙汰があったので剣は持込禁止となったの。でも、今回の事はそれに匹敵するわね」
「その刃傷沙汰になった貴族はどうなりました?」
「死刑になったわよ。下手をすれば王の殺害もできるし、元から問題を起こしていた貴族だったのもあったわね」
今回も陛下に暴行を加えるのは可能だったから、この後の罪状次第で死刑もありえそう。
「あーあ、これではサトーの婚約者になれて嬉しい気になれないね」
「私もです。しかもあの人が私達の婚約を邪魔していたなんて、腹が立ちますわ」
流石にエステル殿下もリンさんも、この状況では素直に婚約発表を喜べないという。
俺も少しの間は、そこまで頭がまわらなそうだ。
「少し落ち着いてから、レイアの叙爵も含めて祝いをしたほうがよいじゃろう」
「そうね。ビアンカちゃんの九歳の誕生パーティーもあるし、纏めてドンでもいいわね」
そっか、ビアンカ殿下はもうすぐ誕生日か。
シルク様やアメリア様達も同い年だし、誕生日を確認してみよう。
と、ここでお茶を用意しているメイドさんの様子がおかしい事に気がついた。
このメイドさん、実は貴族の令嬢だという。
結婚前の貴族の令嬢が、王城や大貴族の家で働く事はよくあるという。
礼儀作法とかが身に付くので、親からみてもお勧めのお仕事らしい。
そしてこのメイドさんはエステル殿下とリンさんの同級生で、名前をフローレンスという男爵家のお嬢様。
黒に近い茶髪のおかっぱで、背が小さいのにお胸がとっても大きい。
流石にルキアさんにはかなわないが。
学園時代からとっても真面目で、メイドになってからも王妃様達の評価も高いという。
実は王妃様のお付きで、ゴレス領にもきたこともある。
子ども達も懐いてるし、とっても良い人のイメージがある。
「どうかしたの? フローレンスちゃん」
「皆様、申し訳ありません」
エステル殿下がフローレンスさんに声をかけると、突然胸元から小さな小瓶をとりだしてそれを飲み干した。
「ぐほっ」
「フローレンスちゃん!」
フローレンスさんは大量の吐血をし倒れた。
慌ててエステル殿下とかが近寄っていく。
俺も直ぐに治療を開始するが、かなり危険な状態だ。
状態異常回復もかけて聖魔法をかけ続けると、ようやく容態が落ち着いたようだ。
だけど大量の吐血をした為に、まだ暫くは動けないだろう。
「フローレンスちゃん。何でこんな事を?」
「エステル殿下、すみません。父に脅されまして。でも、私には皆様を殺害するなんて無理です」
微かな声だけど、フローレンスさんは話をしてくれた。
どうも、父である貴族当主に脅されていたらしい。
でも根が優しいフローレンスさんはそんな事はできるはずもなく、自害しようとしたらしい。
そして、こんな事をするのは決まって貴族主義の連中。
あ、エステル殿下だけでなくリンさんに加えて王妃様達も激怒している。
「直ぐにバーツ男爵を捕縛せよ」
「「はっ」」
王妃様は直ぐに近衛騎士に命じて、フローレンスさんの父親であるバーツ男爵を捕える様に命じた。
同時に他のメイドにも同じ事を指示していないか、直ぐに調べる様に指示が出された。
「これは一体どういう事じゃ?」
中庭での騒ぎを聞きつけ、陛下や閣僚達が駆けつけてきた。
すると、血だらけのメイドが横たわっているのでかなり驚いていたようだ。
ビアンカ殿下が事の次第を説明すると、陛下達も再び激怒していた。
「既にこの王城のメイドは調べているが、他家に派遣されている貴族主義の家から来ているメイドも調べよ。今すぐにだ」
近衛騎士に加えて王都の騎士も総動員し、他に似た事がないか調べることになった。
すると、幾つかの家でメイドに毒が渡されていた事が判明した。
しかし、全ての家で毒は使われる事はなかった。
上位貴族のメイドになるだけあって祖父や親よりも教養があり、この毒を使うことがどんなことになるか容易に想像できたという。
毒はすぐさま回収され、メイドはそのまま各家で保護される事になった。
ちなみにフローレンスさんは治療も必要のため、うちで預かることに。
エステル殿下やリンさんは、同級生の容態を気にしていていたのでちょうどいいとも言える。
「今回は事なきを得たが、これは明らかに無差別殺人になりかねん。毒は厳罰に処される」
「今回は俺達に加えて、多くの王族の殺害未遂になりますし」
「フローレンスや他の家のメイドは大量殺人を防いだのだから、逆に褒めてやらぬといけないな」
「しかし、本当に馬鹿な当主だということなんですね。娘や孫であるメイドは、容易に起こりうる内容を想像できるのに」
陛下もため息をついていたが、アホな当主を持ったフローレンスさん達がとても不憫に思われた。
関係者は直ぐに拘束されて、これから厳しい取り調べが始まるという。
今回はタヌキ侯爵にハゲ伯爵の件もあり誰も擁護のしようもないので、存分に尋問して貰いたい。
途中で多くの人もついてきたけど、先ずは家族優先という事で俺とミケに加えてエステル殿下とビアンカ殿下にリンさんとルキアさんが医務室に入っていった。
「やっほー、パパ」
そこには、既に目を覚ましていたレイアの姿があった。
俺は一気に足の力が抜けてしまい、床にへたり込んでしまった。
「うわーん、無事で良かったよー!」
ミケは大泣きしながら、レイアに抱き着いていた。
他の女性陣も安堵からか、少し涙目になっていた。
どうも搬送されている途中で目を覚ましたらしく、意識を取り戻したからもう大丈夫だとお医者様は言っていた。
今日は大人しくするようにと言われていたけど、駆けつけてくれた人にお礼をすることに。
医務室の外に出ると多くの貴族や関係者が待っていて、レイアが無事な姿を見せると一同は安堵していた。
王妃様達も駆けつけていて、レイアの事を抱き締めていた。
そして、そのまま王妃様主催のお茶会に突入。
というのも、陛下や閣僚達はタヌキ侯爵のやらかした事で緊急会議。
他にも多くの貴族が、緊急会議に参加しているという。
俺は参加しなくていいかと確認したけど、レイアのそばにいるようにとの有り難いお言葉を頂いた。
どうも、今回のタヌキ侯爵の暴走は想像以上だったらしく、王妃様のお茶会はレイアが怪我をした事へのお詫びの意味もあるそうだ。
「レイア、大丈夫か?」
「大丈夫だよ。パパは心配しすぎ」
中庭にあるテーブルスペースに、俺達と王妃様達にヘレーネ様とレイアさんが集まった。
俺はどうしてもレイアのことが気になってしまい、レイアからも気にしすぎと言われてしまった。
「しかし、まさか謁見の場で他の貴族を怪我させるとは」
「俺も最悪の事態ということで考えていましたが、本当にやるとは思わなかったです」
王妃様も俺も、タヌキ侯爵とハゲ伯爵があそこまでやらかすとは思ってもなかった。
お互いにため息をつきながら、話を続けた。
「その昔、謁見の場で刃傷沙汰があったので剣は持込禁止となったの。でも、今回の事はそれに匹敵するわね」
「その刃傷沙汰になった貴族はどうなりました?」
「死刑になったわよ。下手をすれば王の殺害もできるし、元から問題を起こしていた貴族だったのもあったわね」
今回も陛下に暴行を加えるのは可能だったから、この後の罪状次第で死刑もありえそう。
「あーあ、これではサトーの婚約者になれて嬉しい気になれないね」
「私もです。しかもあの人が私達の婚約を邪魔していたなんて、腹が立ちますわ」
流石にエステル殿下もリンさんも、この状況では素直に婚約発表を喜べないという。
俺も少しの間は、そこまで頭がまわらなそうだ。
「少し落ち着いてから、レイアの叙爵も含めて祝いをしたほうがよいじゃろう」
「そうね。ビアンカちゃんの九歳の誕生パーティーもあるし、纏めてドンでもいいわね」
そっか、ビアンカ殿下はもうすぐ誕生日か。
シルク様やアメリア様達も同い年だし、誕生日を確認してみよう。
と、ここでお茶を用意しているメイドさんの様子がおかしい事に気がついた。
このメイドさん、実は貴族の令嬢だという。
結婚前の貴族の令嬢が、王城や大貴族の家で働く事はよくあるという。
礼儀作法とかが身に付くので、親からみてもお勧めのお仕事らしい。
そしてこのメイドさんはエステル殿下とリンさんの同級生で、名前をフローレンスという男爵家のお嬢様。
黒に近い茶髪のおかっぱで、背が小さいのにお胸がとっても大きい。
流石にルキアさんにはかなわないが。
学園時代からとっても真面目で、メイドになってからも王妃様達の評価も高いという。
実は王妃様のお付きで、ゴレス領にもきたこともある。
子ども達も懐いてるし、とっても良い人のイメージがある。
「どうかしたの? フローレンスちゃん」
「皆様、申し訳ありません」
エステル殿下がフローレンスさんに声をかけると、突然胸元から小さな小瓶をとりだしてそれを飲み干した。
「ぐほっ」
「フローレンスちゃん!」
フローレンスさんは大量の吐血をし倒れた。
慌ててエステル殿下とかが近寄っていく。
俺も直ぐに治療を開始するが、かなり危険な状態だ。
状態異常回復もかけて聖魔法をかけ続けると、ようやく容態が落ち着いたようだ。
だけど大量の吐血をした為に、まだ暫くは動けないだろう。
「フローレンスちゃん。何でこんな事を?」
「エステル殿下、すみません。父に脅されまして。でも、私には皆様を殺害するなんて無理です」
微かな声だけど、フローレンスさんは話をしてくれた。
どうも、父である貴族当主に脅されていたらしい。
でも根が優しいフローレンスさんはそんな事はできるはずもなく、自害しようとしたらしい。
そして、こんな事をするのは決まって貴族主義の連中。
あ、エステル殿下だけでなくリンさんに加えて王妃様達も激怒している。
「直ぐにバーツ男爵を捕縛せよ」
「「はっ」」
王妃様は直ぐに近衛騎士に命じて、フローレンスさんの父親であるバーツ男爵を捕える様に命じた。
同時に他のメイドにも同じ事を指示していないか、直ぐに調べる様に指示が出された。
「これは一体どういう事じゃ?」
中庭での騒ぎを聞きつけ、陛下や閣僚達が駆けつけてきた。
すると、血だらけのメイドが横たわっているのでかなり驚いていたようだ。
ビアンカ殿下が事の次第を説明すると、陛下達も再び激怒していた。
「既にこの王城のメイドは調べているが、他家に派遣されている貴族主義の家から来ているメイドも調べよ。今すぐにだ」
近衛騎士に加えて王都の騎士も総動員し、他に似た事がないか調べることになった。
すると、幾つかの家でメイドに毒が渡されていた事が判明した。
しかし、全ての家で毒は使われる事はなかった。
上位貴族のメイドになるだけあって祖父や親よりも教養があり、この毒を使うことがどんなことになるか容易に想像できたという。
毒はすぐさま回収され、メイドはそのまま各家で保護される事になった。
ちなみにフローレンスさんは治療も必要のため、うちで預かることに。
エステル殿下やリンさんは、同級生の容態を気にしていていたのでちょうどいいとも言える。
「今回は事なきを得たが、これは明らかに無差別殺人になりかねん。毒は厳罰に処される」
「今回は俺達に加えて、多くの王族の殺害未遂になりますし」
「フローレンスや他の家のメイドは大量殺人を防いだのだから、逆に褒めてやらぬといけないな」
「しかし、本当に馬鹿な当主だということなんですね。娘や孫であるメイドは、容易に起こりうる内容を想像できるのに」
陛下もため息をついていたが、アホな当主を持ったフローレンスさん達がとても不憫に思われた。
関係者は直ぐに拘束されて、これから厳しい取り調べが始まるという。
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