137 / 394
第六章 叙爵と極秘作戦
第百三十七話 極秘作戦開始
しおりを挟む
俺は着替えてから待っていてくれた飛龍武隊の飛龍に乗って、まずはブルーノ侯爵領へ向かう。
今はとにかく時間が惜しい。
はやる気持ちを抑えながら、飛龍の上から前方を見ている。
段々とブルーノ侯爵領の街並みが見えてきた。
「分かりました、直ぐに調べます」
「お願いします。申し訳ないですが、この件は極秘案件ですので」
「サトー様も色々苦労をされていますね。何かあったら、こちらも直ぐに動ける様にしておきます。あと、このお屋敷に泊まれるようにしておきますね」
ルキアさんに事情を話すと、直ぐに色々動いてくれた。
ルキアさんに感謝しつつ、再び飛龍に乗ってランドルフ領へ向かう。
ブルーノ侯爵領から近いので、直ぐに到着となる。
お屋敷の前に着くと、ララ達が待っていた。
「「「お帰りなさい!」」」
「ただいま、怪我とかしていないか?」
「「「うん!」」」
駆け寄ってきた三人を抱きしめてやり、頭をなでてやった。
三人は俺のお腹に、頭をグリグリ押し付けてきた。
「はは、熱烈な歓迎じゃな」
「まあ、悪い気はしませんがね。ビアンカ殿下も留守番ありがとうございます」
三人に抱きつかれる様子を、ビアンカ殿下に笑いながら指摘されていた。
「ビアンカ殿下、急ぎ話があります」
「そうじゃと思って、食堂に関係者を集めておる。ララ達も、サトーを今かと待っておったのじゃ」
「「「そうだよ! 早く行こう!」」」
「行くから、引っ張らないで」
はしゃぐララ達に手を引かれながら、俺は急いで食堂に向かった。
「お、帰ってきたな、ライズ卿」
「軍務卿、からかっていますね」
「ははは、良いではないか。気を許している証拠だ」
食堂に入ってきた瞬間に、軍務卿が俺の事をからかってきた。
軍務卿の横では、息子が申し訳なさそうな目で謝罪をしている。
このくらいなら全然問題ないから、そこまで気にしなくてもいいですよ。
マリリさんがお茶を入れてくれた所で、緊急会議が始まった。
「サトー、父上から何と言われた? わざわざサトーだけ残すのだから、面倒なことだろう」
「そうですね、かなり面倒な事です。しかし、間違いなく国の存亡に関わります」
アルス王子は陛下からの頼みが重要案件だと分かっていた。
しかし俺が国の存亡に関わるといった瞬間に、一気に食堂内の空気が張り詰めた。
「サトーよ、それは一体どういう事だ」
「今から話しますが、極秘情報になりますのでむやみに喋らないで下さい」
「分かった」
軍務卿が俺に食いついてきたが、極秘情報だと伝えたら少し落ち着いた様だ。
「ララ達もドラコも、むやみに喋っちゃ駄目だよ」
「「「「はーい」」」」
念の為に、ララ達にも言い聞かせる。
理解のいい子だから、分かってくれるはずだ。
「では、簡単に作戦の概要を話します。ブルーノ侯爵領北側にあるギース伯爵領。そこを人神教国から奪還することです」
「何? ギース伯爵領を奪還だと?」
「軍務卿が不審に思うのも仕方ないですが、これは事実です。ギース伯爵領内で、人神教国とワース商会が激しく動いている事が判明しました。俺らの動く名目上は調査ですが、現地の制圧も含みます」
思ったより重大な内容に、食堂内がシーンとなる。
国境とは別口での襲撃があるかもしれないからだ。
「軍務卿からの報告にありました人神教会の司祭の逃走ですが、逃走した地域はほぼ反乱がないと判断できます。逆に逃走がない場所は、反乱の危険性があります」
「それがギース伯爵領ってわけか」
「はい、影からも色々報告が上がっているそうです。何より人神教国と広大な森を介して接しているのが、一番のポイントになります」
軍務卿が直ぐに色々納得してくれたので、順調に話が進んで行く。
他のメンバーも納得しているが、エステル殿下とリンさんが心配しているのが気にかかる。
「王都から向かうと馬車で三日かかるそうですが、ブルーノ侯爵領の山道からギース伯爵領へ向かう事ができます。山道はルキアさんに調べて貰っています」
「じゃあ、ブルーノ侯爵領から向かうのだな」
「はい、しかし俺はこちらも人神教国から攻撃があると予想しています」
「成程、ギース伯爵領に応援を出させない為だな」
「なので、戦力を二分割しようと思います」
アルス王子と軍務卿が納得してくれたので、このままメンバー分けを行うことに。
「アルス王子と軍務卿には国境をお願いしたいのですが、宜しいですか?」
「大丈夫だ」
「任せろ、国境は突破させん」
「シルク様もここをお願いします」
「できる限り、皆さんをお手伝いします」
「ララとリリとレイアもこちらだな。シルク様を守ってあげるんだよ」
「任せて!」
「悪いやつはやっつけるよ」
「レイアも頑張る」
「念の為に、リーフも残ってもらえるかな?」
「私も残ると、過剰戦力じゃないかなー」
「念には念を入れてだよ。本当は馬も残したい気分だよ」
「馬までいたら、それこそ過剰戦力だねー」
「念の為だよ念の為。ドラコとベリルもこっちだな」
「分かった!」
「ウオン!」
国境はこれで大丈夫だと思う。
ビアンカ殿下とスラタロウが作った防壁もあるし、そう簡単には破られないだろう。
「残りのメンバーでギース伯爵領へ向かう。今回は総力戦になる可能性が高い」
「それは仕方ないじゃろう。妾達としても、奴らにギース伯爵領を取られるわけにはいかんのじゃ」
ビアンカ殿下もやる気になっている。
今回は従魔も総動員するから、コチラもかなりの戦力のはずだ。
と、ここでエステル殿下とリンさんが俺に話しかけてきた。
「サトー、ギース伯爵領には同級生がいるの」
「仲が良かったから、助けてあげたい」
「そうだったんですね。それはなおさら頑張らないといけないですね」
エステル殿下とリンさんが、ギース伯爵領と聞いて心配していた理由がこれか。
知り合いがこの状況だと、とても心配するのは仕方ない。
会議が終了しそれぞれ出発の準備をしている間に、俺は残り二人のメイドさんの腕の再生をおこなった。
下手すると数日は帰って来れないので、今のうちに治療をしておく。
ここのところ聖魔法を大量に使っていた為か、魔法使用量が増えてきた感じがする。
ただ、長距離ワープとかはできないんだよな。
まだまだ魔力制御の鍛錬を積まないと。
準備が終わって、俺達はブルーノ侯爵領へ向かうことに。
今なら夕暮れには到着できるだろう。
「いってくるよ」
「「「いってらっしゃい!」」」
リリ達に見送られながら、俺達は急ぎブルーノ侯爵領へ向かった。
今はとにかく時間が惜しい。
はやる気持ちを抑えながら、飛龍の上から前方を見ている。
段々とブルーノ侯爵領の街並みが見えてきた。
「分かりました、直ぐに調べます」
「お願いします。申し訳ないですが、この件は極秘案件ですので」
「サトー様も色々苦労をされていますね。何かあったら、こちらも直ぐに動ける様にしておきます。あと、このお屋敷に泊まれるようにしておきますね」
ルキアさんに事情を話すと、直ぐに色々動いてくれた。
ルキアさんに感謝しつつ、再び飛龍に乗ってランドルフ領へ向かう。
ブルーノ侯爵領から近いので、直ぐに到着となる。
お屋敷の前に着くと、ララ達が待っていた。
「「「お帰りなさい!」」」
「ただいま、怪我とかしていないか?」
「「「うん!」」」
駆け寄ってきた三人を抱きしめてやり、頭をなでてやった。
三人は俺のお腹に、頭をグリグリ押し付けてきた。
「はは、熱烈な歓迎じゃな」
「まあ、悪い気はしませんがね。ビアンカ殿下も留守番ありがとうございます」
三人に抱きつかれる様子を、ビアンカ殿下に笑いながら指摘されていた。
「ビアンカ殿下、急ぎ話があります」
「そうじゃと思って、食堂に関係者を集めておる。ララ達も、サトーを今かと待っておったのじゃ」
「「「そうだよ! 早く行こう!」」」
「行くから、引っ張らないで」
はしゃぐララ達に手を引かれながら、俺は急いで食堂に向かった。
「お、帰ってきたな、ライズ卿」
「軍務卿、からかっていますね」
「ははは、良いではないか。気を許している証拠だ」
食堂に入ってきた瞬間に、軍務卿が俺の事をからかってきた。
軍務卿の横では、息子が申し訳なさそうな目で謝罪をしている。
このくらいなら全然問題ないから、そこまで気にしなくてもいいですよ。
マリリさんがお茶を入れてくれた所で、緊急会議が始まった。
「サトー、父上から何と言われた? わざわざサトーだけ残すのだから、面倒なことだろう」
「そうですね、かなり面倒な事です。しかし、間違いなく国の存亡に関わります」
アルス王子は陛下からの頼みが重要案件だと分かっていた。
しかし俺が国の存亡に関わるといった瞬間に、一気に食堂内の空気が張り詰めた。
「サトーよ、それは一体どういう事だ」
「今から話しますが、極秘情報になりますのでむやみに喋らないで下さい」
「分かった」
軍務卿が俺に食いついてきたが、極秘情報だと伝えたら少し落ち着いた様だ。
「ララ達もドラコも、むやみに喋っちゃ駄目だよ」
「「「「はーい」」」」
念の為に、ララ達にも言い聞かせる。
理解のいい子だから、分かってくれるはずだ。
「では、簡単に作戦の概要を話します。ブルーノ侯爵領北側にあるギース伯爵領。そこを人神教国から奪還することです」
「何? ギース伯爵領を奪還だと?」
「軍務卿が不審に思うのも仕方ないですが、これは事実です。ギース伯爵領内で、人神教国とワース商会が激しく動いている事が判明しました。俺らの動く名目上は調査ですが、現地の制圧も含みます」
思ったより重大な内容に、食堂内がシーンとなる。
国境とは別口での襲撃があるかもしれないからだ。
「軍務卿からの報告にありました人神教会の司祭の逃走ですが、逃走した地域はほぼ反乱がないと判断できます。逆に逃走がない場所は、反乱の危険性があります」
「それがギース伯爵領ってわけか」
「はい、影からも色々報告が上がっているそうです。何より人神教国と広大な森を介して接しているのが、一番のポイントになります」
軍務卿が直ぐに色々納得してくれたので、順調に話が進んで行く。
他のメンバーも納得しているが、エステル殿下とリンさんが心配しているのが気にかかる。
「王都から向かうと馬車で三日かかるそうですが、ブルーノ侯爵領の山道からギース伯爵領へ向かう事ができます。山道はルキアさんに調べて貰っています」
「じゃあ、ブルーノ侯爵領から向かうのだな」
「はい、しかし俺はこちらも人神教国から攻撃があると予想しています」
「成程、ギース伯爵領に応援を出させない為だな」
「なので、戦力を二分割しようと思います」
アルス王子と軍務卿が納得してくれたので、このままメンバー分けを行うことに。
「アルス王子と軍務卿には国境をお願いしたいのですが、宜しいですか?」
「大丈夫だ」
「任せろ、国境は突破させん」
「シルク様もここをお願いします」
「できる限り、皆さんをお手伝いします」
「ララとリリとレイアもこちらだな。シルク様を守ってあげるんだよ」
「任せて!」
「悪いやつはやっつけるよ」
「レイアも頑張る」
「念の為に、リーフも残ってもらえるかな?」
「私も残ると、過剰戦力じゃないかなー」
「念には念を入れてだよ。本当は馬も残したい気分だよ」
「馬までいたら、それこそ過剰戦力だねー」
「念の為だよ念の為。ドラコとベリルもこっちだな」
「分かった!」
「ウオン!」
国境はこれで大丈夫だと思う。
ビアンカ殿下とスラタロウが作った防壁もあるし、そう簡単には破られないだろう。
「残りのメンバーでギース伯爵領へ向かう。今回は総力戦になる可能性が高い」
「それは仕方ないじゃろう。妾達としても、奴らにギース伯爵領を取られるわけにはいかんのじゃ」
ビアンカ殿下もやる気になっている。
今回は従魔も総動員するから、コチラもかなりの戦力のはずだ。
と、ここでエステル殿下とリンさんが俺に話しかけてきた。
「サトー、ギース伯爵領には同級生がいるの」
「仲が良かったから、助けてあげたい」
「そうだったんですね。それはなおさら頑張らないといけないですね」
エステル殿下とリンさんが、ギース伯爵領と聞いて心配していた理由がこれか。
知り合いがこの状況だと、とても心配するのは仕方ない。
会議が終了しそれぞれ出発の準備をしている間に、俺は残り二人のメイドさんの腕の再生をおこなった。
下手すると数日は帰って来れないので、今のうちに治療をしておく。
ここのところ聖魔法を大量に使っていた為か、魔法使用量が増えてきた感じがする。
ただ、長距離ワープとかはできないんだよな。
まだまだ魔力制御の鍛錬を積まないと。
準備が終わって、俺達はブルーノ侯爵領へ向かうことに。
今なら夕暮れには到着できるだろう。
「いってくるよ」
「「「いってらっしゃい!」」」
リリ達に見送られながら、俺達は急ぎブルーノ侯爵領へ向かった。
50
お気に入りに追加
3,210
あなたにおすすめの小説
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
転生して異世界の第7王子に生まれ変わったが、魔力が0で無能者と言われ、僻地に追放されたので自由に生きる。
黒ハット
ファンタジー
ヤクザだった大宅宗一35歳は死んで記憶を持ったまま異世界の第7王子に転生する。魔力が0で魔法を使えないので、無能者と言われて王族の籍を抜かれ僻地の領主に追放される。魔法を使える事が分かって2回目の人生は前世の知識と魔法を使って領地を発展させながら自由に生きるつもりだったが、波乱万丈の人生を送る事になる
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる