73 / 394
第三章 ブルーノ侯爵領
第七十三話 ブルーノ侯爵領への道中
しおりを挟む
「サトーさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、大丈夫」
「とても大丈夫には見えないですよ。目が真っ赤だし、さっきから溜め息ばかりです」
バスク領を出発して一時間ほど。
みんなが俺の体調を気遣ってくれている。
うーん、どうもさっきのララ達との一時的な別れが、思ったよりも精神的にきているようだ。
リンさんが声をかけてくれたけど、他の人も心配そうに俺のことを見ている。
「サトーよ、暫く寝るがよい。ここ暫く魔物を討伐したおかげか、あたりの気配もおとなしいのじゃ」
「ここのところサトーさんは頑張りすぎです。少しは休まないと」
「じゃあ、お言葉に甘えて暫く寝させてもらいます。何かあったら教えて下さい」
俺は背中にクッション代わりにバックを置き、馬車の角の所に寄りかかった。
天気がよく暖かいためか、直ぐに眠くなってきた……
「あ、お兄ちゃんもう寝ちゃったよ」
「あっという間ですね。よほど疲れていたのでしょう」
「ここ暫くは特に気を張っておったのじゃ。少しゆっくりさせるのじゃ」
「そうね、まだサトーと会ってからそんなにたってないけど、平民なのに王族や貴族以上の働きをしているからね」
「この先は私の実家の尻拭いみたいな事をお願いするので、サトー様には申し訳ないです」
「サトーは何だかんだ優しいからねー。困っている人がいると、放っておけない性格だよー」
「私達はみんな女性で、結局はただ一人の男性のサトーさんを頼りにしてますから。サトーさんはサトーさんで、頼み事を断りませんし」
「もう暫くは迷惑をかけるかもしれませんが、いつか恩返しをしたいですね」
「そうじゃのう、この度のことは王家としてもサトーにはキッチリと恩を返さないとな」
みんな、サトーに頼りっぱなしなのを改めて感じていた。
落ち着いたらゆっくりとさせてあげたいとも思っている。
今は一時でも心と体を休めさせてあげよう。
皆の意見が一致したした瞬間だった。
しかし中々上手く行かないのが、異世界の旅の道中。
サトーが寝始めてから三十分もたたない時だった。
「うん? 何か気配がする」
「あ、お兄ちゃん起きた」
「何かの視線を感じる」
「うむ、主よ良くわかったな。恐らくダークウルフの群れだぞ。主もそろそろ探査の魔法が使えそうだぞ」
魔力循環の技術が上がり、高位の空間魔法を覚え始めた為、こういう気配の察知に敏感になってきた。
嬉しいやら悲しいやらだな。
「サトーよ、妾達が対応するのじゃ。もう少し休んでおれ」
「そうはいかないでしょうが。みんな未成年の女の子なんだから」
「「「……」」」
「あれ? 何か変な事言いましたか?」
「いや、サトーらしいなと思っただけじゃ」
睡眠中の会話を知らないので、イマイチ話の内容が理解できないサトーだった。
お昼のタイミングになったので、一旦開けた場所に馬車を止めて昼食に。
馬にはご飯と水に加えて、回復魔法もかけてやろう。
今日のスラタロウ料理長の逸品は、オーク肉を使った豚丼。オーク丼だ。
やったよ、この世界で初めてお米食べたよ。しかも丼物ってのがまた良い。
市場で見つけたお米がとても美味しい。感動で涙が出そうだ。ありがとうスラタロウ。
「お兄ちゃん、これ凄く美味しい!」
「白麦がこんなに美味しいとは。王城の料理人にも教えたい」
「これはお腹にたまるのじゃ。腹持ちがいいのう」
「白麦の新しい可能性ですね」
「くう、白麦の可能性に気付けないとは。メイドの名折れです」
「いや、マリリはそこまで料理は担当しないでしょうが」
「まあまあ。でもとても美味しいですね、お父様やお母様にも食べさせたいです」
みんなオーク丼に感激している。
久々のドヤ顔スラタロウだけど、みんな納得でしょう。
お米の美味しさが伝わって、この世界のお米の生産が上がればいいな。
「あ、そうだ。ルキアさんに肝心なことを聞くのを忘れていた。ブルーノ侯爵領まで、どのくらいで着きますか?」
「普通の馬車なら二日はかかりますが、この馬なら夕方前には着きそうですよ」
「それは良かった。野営をしないと駄目かと思いましたから」
「確かにこの辺りの森は、まだまだ安全とはいえませんから」
「ですよね。あと宿泊施設とかはありますか?」
「私がいた頃はありましたよ。バスク領やランドルフ伯爵領への宿場町の機能もありましたから。ただ、今は何ともいえませんね」
「こればっかりは、現地に着かないとどうしようもないか」
重税で逃げてきた人もいるくらいだ。今の街がいわゆるシャッター通りになっている可能性もある。
最悪は馬車の中で寝るしかないな。
「エステル殿下、ビアンカ殿下。この先の街の状況を考えると、最悪は野営する可能性があります」
「その可能性は考えておる。防犯面の問題で、街なかよりも外で野営したほうが安全な場合もあるのじゃ」
「街中に盗賊がいて、危ない場合もあるからね。だったら外の方が安全だよ」
何だかんだままならない状況だな。事前に情報収集が出来ないのが痛い。
そういえば、この世界に来てからはずっと領主邸か野営しかしてないから、宿泊施設を使った事がないな。
野営の場合も食糧は大丈夫だし、ビアンカ殿下とスラタロウの魔法で土壁を作れば防犯にはなるだろう。
取り敢えず現地で判別するか。
皆でオーク丼を堪能し、再び馬車は進んでいく。
そういえば、道中すれ違う馬車が少ないな。オース商会から話のあった物流問題が如実に出ている。
そしてブルーノ侯爵領に近づいていくと、段々と辺りに畑が増えてきた。
麦は青々と茂っているけど、世話をする村人が少ない様にみえる。
「耕作面積の割に、村人が少ないですね」
「しかもよく見ると人ばかりじゃ。農作業は重労働なので、獣人も多くいるはずじゃ」
「はぁー、ビアンカ殿下にルキアさん。これはあれですね」
「難民はここから出てますね」
「残っている村人の話も聞けば、直ぐに分かりそうじゃのう」
領主の方針を聞かないとわからないが、街と農村のダブルで対策が必要だ。
そんな農村部を見ているうちに、段々と城壁が近づいてきてきた。
ここでエステル殿下が一言。
「サトーはいつ女装するの?」
あ、すっかり忘れていた。
「大丈夫ですよ、大丈夫」
「とても大丈夫には見えないですよ。目が真っ赤だし、さっきから溜め息ばかりです」
バスク領を出発して一時間ほど。
みんなが俺の体調を気遣ってくれている。
うーん、どうもさっきのララ達との一時的な別れが、思ったよりも精神的にきているようだ。
リンさんが声をかけてくれたけど、他の人も心配そうに俺のことを見ている。
「サトーよ、暫く寝るがよい。ここ暫く魔物を討伐したおかげか、あたりの気配もおとなしいのじゃ」
「ここのところサトーさんは頑張りすぎです。少しは休まないと」
「じゃあ、お言葉に甘えて暫く寝させてもらいます。何かあったら教えて下さい」
俺は背中にクッション代わりにバックを置き、馬車の角の所に寄りかかった。
天気がよく暖かいためか、直ぐに眠くなってきた……
「あ、お兄ちゃんもう寝ちゃったよ」
「あっという間ですね。よほど疲れていたのでしょう」
「ここ暫くは特に気を張っておったのじゃ。少しゆっくりさせるのじゃ」
「そうね、まだサトーと会ってからそんなにたってないけど、平民なのに王族や貴族以上の働きをしているからね」
「この先は私の実家の尻拭いみたいな事をお願いするので、サトー様には申し訳ないです」
「サトーは何だかんだ優しいからねー。困っている人がいると、放っておけない性格だよー」
「私達はみんな女性で、結局はただ一人の男性のサトーさんを頼りにしてますから。サトーさんはサトーさんで、頼み事を断りませんし」
「もう暫くは迷惑をかけるかもしれませんが、いつか恩返しをしたいですね」
「そうじゃのう、この度のことは王家としてもサトーにはキッチリと恩を返さないとな」
みんな、サトーに頼りっぱなしなのを改めて感じていた。
落ち着いたらゆっくりとさせてあげたいとも思っている。
今は一時でも心と体を休めさせてあげよう。
皆の意見が一致したした瞬間だった。
しかし中々上手く行かないのが、異世界の旅の道中。
サトーが寝始めてから三十分もたたない時だった。
「うん? 何か気配がする」
「あ、お兄ちゃん起きた」
「何かの視線を感じる」
「うむ、主よ良くわかったな。恐らくダークウルフの群れだぞ。主もそろそろ探査の魔法が使えそうだぞ」
魔力循環の技術が上がり、高位の空間魔法を覚え始めた為、こういう気配の察知に敏感になってきた。
嬉しいやら悲しいやらだな。
「サトーよ、妾達が対応するのじゃ。もう少し休んでおれ」
「そうはいかないでしょうが。みんな未成年の女の子なんだから」
「「「……」」」
「あれ? 何か変な事言いましたか?」
「いや、サトーらしいなと思っただけじゃ」
睡眠中の会話を知らないので、イマイチ話の内容が理解できないサトーだった。
お昼のタイミングになったので、一旦開けた場所に馬車を止めて昼食に。
馬にはご飯と水に加えて、回復魔法もかけてやろう。
今日のスラタロウ料理長の逸品は、オーク肉を使った豚丼。オーク丼だ。
やったよ、この世界で初めてお米食べたよ。しかも丼物ってのがまた良い。
市場で見つけたお米がとても美味しい。感動で涙が出そうだ。ありがとうスラタロウ。
「お兄ちゃん、これ凄く美味しい!」
「白麦がこんなに美味しいとは。王城の料理人にも教えたい」
「これはお腹にたまるのじゃ。腹持ちがいいのう」
「白麦の新しい可能性ですね」
「くう、白麦の可能性に気付けないとは。メイドの名折れです」
「いや、マリリはそこまで料理は担当しないでしょうが」
「まあまあ。でもとても美味しいですね、お父様やお母様にも食べさせたいです」
みんなオーク丼に感激している。
久々のドヤ顔スラタロウだけど、みんな納得でしょう。
お米の美味しさが伝わって、この世界のお米の生産が上がればいいな。
「あ、そうだ。ルキアさんに肝心なことを聞くのを忘れていた。ブルーノ侯爵領まで、どのくらいで着きますか?」
「普通の馬車なら二日はかかりますが、この馬なら夕方前には着きそうですよ」
「それは良かった。野営をしないと駄目かと思いましたから」
「確かにこの辺りの森は、まだまだ安全とはいえませんから」
「ですよね。あと宿泊施設とかはありますか?」
「私がいた頃はありましたよ。バスク領やランドルフ伯爵領への宿場町の機能もありましたから。ただ、今は何ともいえませんね」
「こればっかりは、現地に着かないとどうしようもないか」
重税で逃げてきた人もいるくらいだ。今の街がいわゆるシャッター通りになっている可能性もある。
最悪は馬車の中で寝るしかないな。
「エステル殿下、ビアンカ殿下。この先の街の状況を考えると、最悪は野営する可能性があります」
「その可能性は考えておる。防犯面の問題で、街なかよりも外で野営したほうが安全な場合もあるのじゃ」
「街中に盗賊がいて、危ない場合もあるからね。だったら外の方が安全だよ」
何だかんだままならない状況だな。事前に情報収集が出来ないのが痛い。
そういえば、この世界に来てからはずっと領主邸か野営しかしてないから、宿泊施設を使った事がないな。
野営の場合も食糧は大丈夫だし、ビアンカ殿下とスラタロウの魔法で土壁を作れば防犯にはなるだろう。
取り敢えず現地で判別するか。
皆でオーク丼を堪能し、再び馬車は進んでいく。
そういえば、道中すれ違う馬車が少ないな。オース商会から話のあった物流問題が如実に出ている。
そしてブルーノ侯爵領に近づいていくと、段々と辺りに畑が増えてきた。
麦は青々と茂っているけど、世話をする村人が少ない様にみえる。
「耕作面積の割に、村人が少ないですね」
「しかもよく見ると人ばかりじゃ。農作業は重労働なので、獣人も多くいるはずじゃ」
「はぁー、ビアンカ殿下にルキアさん。これはあれですね」
「難民はここから出てますね」
「残っている村人の話も聞けば、直ぐに分かりそうじゃのう」
領主の方針を聞かないとわからないが、街と農村のダブルで対策が必要だ。
そんな農村部を見ているうちに、段々と城壁が近づいてきてきた。
ここでエステル殿下が一言。
「サトーはいつ女装するの?」
あ、すっかり忘れていた。
60
お気に入りに追加
3,209
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで
ひーにゃん
ファンタジー
誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。
運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……
与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。
だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。
これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。
冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。
よろしくお願いします。
この作品は小説家になろう様にも掲載しています。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜
藤なごみ
ファンタジー
簡易説明
異世界転生した主人公が、仲間と共に難題に巻き込まれていき、頑張って解決していきます
詳細説明
ブラック企業に勤めているサトーは、仕事帰りにお酒を飲んで帰宅中に道端の段ボールに入っていた白い子犬と三毛の子猫を撫でていたところ、近くで事故を起こした車に突っ込まれてしまった
白い子犬と三毛の子猫は神の使いで、サトーは天界に行きそこから異世界に転生する事になった。
魂の輪廻転生から外れてしまった為の措置となる。
そして異世界に転生したその日の内に、サトーは悪徳貴族と闇組織の争いに巻き込まれる事に
果たしてサトーは、のんびりとした異世界ライフをする事が出来るのか
王道ファンタジーを目指して書いていきます
本作品は、作者が以前に投稿しました「【完結済】異世界転生したので、のんびり冒険したい!」のリメイク作品となります
登場人物やストーリーに変更が発生しております
20230205、「異世界に転生したので、ゆっくりのんびりしたい」から「異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた!」に題名を変更しました
小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる