転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます

藤なごみ

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第三十二章 新入生

千百五十六話 みんなちょっとお疲れモード?

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 無事に試験も終わり、僕たちは後片付けを始めました。
 そんな僕に、一番最後に試験を終えたイヨとミリアがトコトコと近づいてきました。

「アレク、先に帰る。ミリアと遊ぶ」
「アレク様、すみませんがお屋敷にお邪魔させて頂きます」

 イヨの側には、ポッキーを始めとした僕の屋敷に戻るマジカルラット達とドラちゃんが手をフリフリとしていました。
 今日は試験のお手伝いをしてくれたマジカルラット達にも、ご褒美として美味しいご飯を用意してあげないとね。
 ドラちゃんも今日は色々なお手伝いをしてくれたし、美味しいお肉を用意してあげないと。
 僕は、屋敷にゲートを繋いで移動する皆を見送ってから再び撤収作業を再開しました。

「では、これで今日の入園試験対応は終了する。忙しい中本当によく対応してくれた」

 撤収作業が完了したところで、生徒会長のヤザンさんが僕たちに挨拶をしました。
 今回は昨年の様なトラブルは殆どなく、平和そのものだった気がしますね。
 心なしか、生徒会役員の面々もホッとした表情をみせていました。
 採点などは先生が対応するし、僕も口出しできません。
 なので、後は試験結果の張り出しを待つだけですね。
 でも、僕はこの後先生と打ち合わせがあるので学園に残る事になります。

「お兄ちゃん、先に帰るね」
「アレクお兄ちゃん、さようなら」
「気を付けて帰るんだよ」

 スラちゃんのゲートでそれぞれの場所に帰るリズたちを見送り、僕は学園の会議室に向かいました。
 プリンも今日は一日頑張って疲れたので、リズたちと一緒に一足先に帰るそうです。
 生徒会の面々とも挨拶をして会議室に着くと、やはり少し疲れた表情をみせる先生の姿がありました。
 僕も、ソファーに座って紅茶を少し飲んでから話し始めました。

「先生、お疲れさまでした。無事に大きなトラブルもなく終了して僕もホッとしています」
「アレク様も生徒会役員の方々も、色々動いて下さり本当に助かりました。私もお礼を申し上げます。今のところ再試験になるような受験生もおらず、このまま試験結果を付けられそうです」

 先生もホッとしながら話をしていたけど、昨年はぽっちゃり君を始めとする面々が試験で盛大にやらかしたもんなあ。
 それを考えると、今年はカンニング三人だけで実技試験もトラブルがなく本当に平和だった。
 それだけ、真面目な受験生が多かったといえる結果でしょう。
 そして、話は明日以降の授業の件になりました。

「最上級生は、一か月後に官僚試験ですね。下級生は、順次冒険者体験の校外学習ですね。両方とも準備は順調に進んでいます。陛下も、特に官僚試験は楽しみだと言っていました」
「色々とご配慮頂き感謝申し上げます。官僚試験につきましては、学園も補習を行ったりして対応しております」

 学園生は人数が多いので、一般枠とは別に官僚試験を行います。
 下級生の希望者も受験する事ができて、生徒会長のヤザンさんは既に上級官僚試験に合格しています。
 僕も上級官僚試験に合格しているけど、受験する学園生は全員合格するように頑張ってもらいたいですね。
 上級官僚試験に不合格でも、下級官僚試験に合格するだけでも王城での待遇は違ってきますから。
 幾つか事務的な事を確認して、先生との話し合いも終わりました。
 僕も今日はちょっと疲れたかなと思いながら、ゲートを屋敷に繋いで帰りました。

「「「遅いよー!」」」

 着替えを済ませて食堂に顔を出すと、リズやミカエル達だけでなく何故か着替えを済ませたエレノアの姿もありました。
 元々遊びに来ているミリアの姿もあったけど、ブーイングをしているリズたちを見て思わず苦笑していました。
 みんなご飯を食べて元気を回復したのかなと、僕はちょっと苦笑しながら席に着きました。
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