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第三十一章 五歳の祝い
千六十五話 今年も特別調査班が動きます
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僕も普通にお仕事があるけど、今日はこの面々が国王執務室にやってきました。
「じゃあ、お兄ちゃんいってくるね」
「いってくるの」
リズたちが、元気よく国王執務室を出発していきました。
今日から、特別調査班の各部署の確認に行きます。
ちなみに、学園はまだ冬休みで明後日からなので、ルーカスお兄様とアイビー様もついていきました。
更にミカエルとブリット、それに特別参加ということで、ミカエルの五歳の祝いでも一緒だった宰相の孫のエバンス君も参加しています。
相変わらずエバンス君はもじもじとしているけど、元気いっぱいなミカエルとブリットがそばにいれば大丈夫ですね。
そして、念のためにティナお祖母様もついていきます。
これだけの面々がいれば安心だし、昨年できる限りのことはしています。
何もないことだけ祈りましょう。
「陛下、ルーカスお兄様は陛下の補佐をした方が良いのではないですか?」
ふと、僕はある疑問を陛下にぶつけてみた。
春からこの部屋で働く訳だし、そっちの方がいいのではと思ってしまった。
「自由に動けるうちに、色々な部署を見た方がよい。そのうち、直ぐに仕事が忙しくなって動けなくなる」
陛下としては、各部署に顔を売るのも大切な仕事だと思っているみたいだ。
でも、流石に王太子殿下だし式典への参加率もいいから大丈夫じゃないかなと思っているけど。
ではでは、僕も学園関連の仕事を始めましょう。
カリカリカリ、ペラペラペラ。
カリカリカリ、ペラペラペラ。
僕が真面目に仕事をすると、陛下も真面目に仕事をしています。
時々糖分補給にお菓子を食べているけど、そのくらいなら全然問題ありません。
国王執務室の職員も、陛下が真面目に仕事をしていてとってもホッとしていました。
そんな中、一時間ほど経ったところで僕の通信用魔導具に連絡が入りました。
陛下も、ちょうど打ち合わせの為に席から立ったところです。
送信者は、ティナおばあさまですね。
「えーっと、農政の部署で贈収賄の疑いのある事例を見つけたって連絡がありました」
「うむ、ちょうど農務卿と打ち合わせをするところだ。余が顔を出してこよう」
そう言って、陛下は部下と近衛騎士とともに国王執務室を出発しました。
僕も、直ぐにティナおばあさまに返信をしました。
そして、暫くして陛下とともに特別調査班の面々が国王執務室に戻ってきました。
そろそろ休憩時間だもんね。
応接セットに座って、お菓子とお茶を手にしました。
疲れたって表情の面々だったけど、農政担当のところで何があったのかな。
その理由は、一緒に休憩している陛下が教えてくれた。
「職員と業者間の賄賂関係だが、今回は職員の方が悪い。業者は新興企業で、挨拶に来たところだった。しかし、担当職員が取引をしたければ賄賂を贈れと圧力を掛けていた。以前から不審に思っていた別の職員がルーカスに話をして、打ち合わせの場をスラちゃんがこっそりと聞いたのだよ」
いわゆる、地位を利用した行為ですね。
その職員は去年の夏地方の出張所から王城に戻ってきたらしく、昨年の特別調査班の調査対象外だった。
もちろん、対象の職員は拘束されて取り調べを受けることになった。
「奴が元いた出張所も調べさせる。平然と賄賂を要求したとなれば、常習犯の可能性が高い。各出張所にも、調査命令を出すがな」
お菓子をもしゃもしゃと食べながら陛下が答えていたけど、僕も常習犯の可能性が高いと思います。
そして、話はその業者の件になりました。
「中々面白い技術を持っていることが分かった。農務卿も興味を持っていたし、別の機会で視察をすることになった。全く、危うく良い業者を潰すことになりかねなかったぞ」
これには、特別調査班の面々も深く頷いていました。
僕も興味をそそられるし、時間が合ったら視察に参加しようかな。
そして、休憩が終わった特別調査班の面々は再び別の部署に向かって行きました。
すると、今度は商務卿が国王執務室にやってきました。
そして、応接セットに座っている陛下と打ち合わせを始めました。
今日の陛下は、中々忙しい日になりそうですね。
「あの、アレク様も同じくらい働いておりますが……」
国王執務室の職員が苦笑しながら話をしてくれたけど、特別調査班は僕の管轄なので学園関連の仕事をしつつ対応しているのが凄いらしいです。
うーん、僕は慣れちゃったから全然平気なんだけどね。
「じゃあ、お兄ちゃんいってくるね」
「いってくるの」
リズたちが、元気よく国王執務室を出発していきました。
今日から、特別調査班の各部署の確認に行きます。
ちなみに、学園はまだ冬休みで明後日からなので、ルーカスお兄様とアイビー様もついていきました。
更にミカエルとブリット、それに特別参加ということで、ミカエルの五歳の祝いでも一緒だった宰相の孫のエバンス君も参加しています。
相変わらずエバンス君はもじもじとしているけど、元気いっぱいなミカエルとブリットがそばにいれば大丈夫ですね。
そして、念のためにティナお祖母様もついていきます。
これだけの面々がいれば安心だし、昨年できる限りのことはしています。
何もないことだけ祈りましょう。
「陛下、ルーカスお兄様は陛下の補佐をした方が良いのではないですか?」
ふと、僕はある疑問を陛下にぶつけてみた。
春からこの部屋で働く訳だし、そっちの方がいいのではと思ってしまった。
「自由に動けるうちに、色々な部署を見た方がよい。そのうち、直ぐに仕事が忙しくなって動けなくなる」
陛下としては、各部署に顔を売るのも大切な仕事だと思っているみたいだ。
でも、流石に王太子殿下だし式典への参加率もいいから大丈夫じゃないかなと思っているけど。
ではでは、僕も学園関連の仕事を始めましょう。
カリカリカリ、ペラペラペラ。
カリカリカリ、ペラペラペラ。
僕が真面目に仕事をすると、陛下も真面目に仕事をしています。
時々糖分補給にお菓子を食べているけど、そのくらいなら全然問題ありません。
国王執務室の職員も、陛下が真面目に仕事をしていてとってもホッとしていました。
そんな中、一時間ほど経ったところで僕の通信用魔導具に連絡が入りました。
陛下も、ちょうど打ち合わせの為に席から立ったところです。
送信者は、ティナおばあさまですね。
「えーっと、農政の部署で贈収賄の疑いのある事例を見つけたって連絡がありました」
「うむ、ちょうど農務卿と打ち合わせをするところだ。余が顔を出してこよう」
そう言って、陛下は部下と近衛騎士とともに国王執務室を出発しました。
僕も、直ぐにティナおばあさまに返信をしました。
そして、暫くして陛下とともに特別調査班の面々が国王執務室に戻ってきました。
そろそろ休憩時間だもんね。
応接セットに座って、お菓子とお茶を手にしました。
疲れたって表情の面々だったけど、農政担当のところで何があったのかな。
その理由は、一緒に休憩している陛下が教えてくれた。
「職員と業者間の賄賂関係だが、今回は職員の方が悪い。業者は新興企業で、挨拶に来たところだった。しかし、担当職員が取引をしたければ賄賂を贈れと圧力を掛けていた。以前から不審に思っていた別の職員がルーカスに話をして、打ち合わせの場をスラちゃんがこっそりと聞いたのだよ」
いわゆる、地位を利用した行為ですね。
その職員は去年の夏地方の出張所から王城に戻ってきたらしく、昨年の特別調査班の調査対象外だった。
もちろん、対象の職員は拘束されて取り調べを受けることになった。
「奴が元いた出張所も調べさせる。平然と賄賂を要求したとなれば、常習犯の可能性が高い。各出張所にも、調査命令を出すがな」
お菓子をもしゃもしゃと食べながら陛下が答えていたけど、僕も常習犯の可能性が高いと思います。
そして、話はその業者の件になりました。
「中々面白い技術を持っていることが分かった。農務卿も興味を持っていたし、別の機会で視察をすることになった。全く、危うく良い業者を潰すことになりかねなかったぞ」
これには、特別調査班の面々も深く頷いていました。
僕も興味をそそられるし、時間が合ったら視察に参加しようかな。
そして、休憩が終わった特別調査班の面々は再び別の部署に向かって行きました。
すると、今度は商務卿が国王執務室にやってきました。
そして、応接セットに座っている陛下と打ち合わせを始めました。
今日の陛下は、中々忙しい日になりそうですね。
「あの、アレク様も同じくらい働いておりますが……」
国王執務室の職員が苦笑しながら話をしてくれたけど、特別調査班は僕の管轄なので学園関連の仕事をしつつ対応しているのが凄いらしいです。
うーん、僕は慣れちゃったから全然平気なんだけどね。
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