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第三十章 入園前準備
千三十話 みんなで薬草採取
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こうして、みんなで談笑しながら森に到着しました。
すると、たまたまなのかブチイノシシ四頭が僕たちを出迎えました。
「「「ブヒー!」」」
うんうん、興奮して僕たちを敵認定していますね。
すると、またもや真っ先に突っ込んでいくものたちが。
「とー!」
シュパシュパ!
「「「ブフッ……」」」
「い、一瞬でしたわ……」
「その、速すぎて何をしたのか分かりませんでした……」
あっという間にリズとスラちゃんが二頭のブチイノシシを倒したけど、身体能力強化をした動きがすごすぎてレシステンシアさんやサキさんだけでなく多くの人が一人と一匹の動きに目がついていきません。
僕たちにとっては、いつものことなんだよね。
シュイン、バシッ!
「ブヒ? ブヒブヒ?」
そして、僕は残り一頭になったブチイノシシをバインド魔法で拘束します。
ブチイノシシは、突然動けなくなって訳わからなくなっています。
「おお、お兄ちゃん新魔法試すの?」
「ちょうど良い機会だし、どこまでできるか分からないけど試してみるよ」
「「「新魔法……」」」
僕の隣にいるリズとスラちゃんはワクワクした表情でいるけど、他の人たちは僕がとんでもないことをするのではないかと言葉を失っていた。
そんな中、僕は剣を抜いて下段に構えた。
この魔法には剣は必要ないのだけど、イメージを湧かせるために敢えて剣を構えます。
僕が集中すると、周りの人たちも思わず固唾をのんで成り行きを見守っていました。
「ふっ」
シュッ、ザク!
バタン。
「おー! 成功だ!」
「「「えっ?」」」
僕が勢いよく剣を斬り上げると、十メートル先にいて魔法で拘束されていたブチイノシシの首がはねられて倒れ込んだ。
その瞬間、殆どの人が目をまんまるにする程びっくりしていた。
リズとスラちゃん、そしてプリンは両手を上げるほどの大喜びです。
すると、未だに信じられない表情のレシステンシアさんが僕に恐る恐る話しかけてきた。
「あ、アレク様、今いったい何をされたのですか?」
「無属性魔法の一種の空間魔法の応用で、空間そのものを斬り裂いたんだよ。うまくできると、視界の届くところなら岩でも鉄でも切れるよ。空間そのものを切るから、硬さなんて意味ないからね」
「く、空間そのものを……」
とんでもなく魔力制御が難しいのだけど、その分威力はとんでもなく大きい。
僕だけでなくスラちゃんとポッキーも練習しているけど、中々うまくいかないんだよね。
他の人たちは、何という魔法を使ったのかと度肝を抜かれていました。
「僕なんかまだまだだよ。スラちゃんは飛翔魔法を使って空を飛べるし、回復魔法の腕はリズの方が上です。だから、毎朝ずっと訓練しています」
「目指す高みのレベルは私なんかと桁違いですが、それでも訓練を続けているのですね。私も見習わないといけないです」
レシステンシアさんがふんすってやる気をみせて、この場は落ち着きました。
では、さっそく薬草採取を始めましょう。
既にリズが張り切ってみんなに薬草の採り方を教えているし、倒したブチイノシシはスラちゃんとプリンが血抜きを行っています。
僕はいつも通り周囲の監視にあたるけど、念の為に探索魔法を使っても危険は全くありません。
「「「ブルル!」」」
「ぐ、グルル……」
その一因として、ポニさんたちによるドラちゃんのシゴキがありました。
何というか、ポニさんたちが寄って集ってドラちゃんを攻撃しているけど、一応手加減しているし大丈夫でしょう。
これだけの手合わせが行われていれば、威圧感で大抵の動物や魔物は怯えて出てこないはずです。
「わあ、こんなにもたくさんの薬草が採れるのですね。それに、毒消し草もあります」
「ここの森は、本当にたくさんの薬草が生えているんだよ。だから、直ぐに薬草が集まるんだ」
驚きを隠せないサキさんにリズが説明をしているけど、今は気候もいいし直ぐに薬草が生えてくるんだよね。
他の人たちも、思い思いにたくさんの薬草を集めました。
そして、一時間もすれば数多くの薬草が集まったので、みんなで冒険者ギルドに戻ります。
「グルル……」
ドラちゃんは訓練でヘロヘロになっちゃったので、先に屋敷に帰るそうです。
教会の時にもルーカスお兄様のマジカルラットに激怒されていたし、みんなもドラちゃんがどんな立場なのかなんとなく分かっちゃいました。
「今日は薬草採取でしたが、こうしてお金を稼ぐのですね」
「いい体験ができたみたいね。様々な仕事があるけど、こうして対価を受け取るのよ。もらう金額の差はあるけど、どの仕事もとても大切なのよ」
初めて自分の手で報酬を得たレシステンシアさんに、ティナおばあさまが色々と話をしていました。
貰える額は少ないかもしれないけど、どんな仕事も大切だよね。
「アレク様、薬草採取でこんなにもたくさんのお金を稼げるとは思ってもなかったのですけど……」
サキさんが苦笑しながら何か言っているけど、いずれにせよいい経験だったのは間違いないですね。
こうして手続きを終えた僕たちは、再び屋敷へ向かいました。
すると、たまたまなのかブチイノシシ四頭が僕たちを出迎えました。
「「「ブヒー!」」」
うんうん、興奮して僕たちを敵認定していますね。
すると、またもや真っ先に突っ込んでいくものたちが。
「とー!」
シュパシュパ!
「「「ブフッ……」」」
「い、一瞬でしたわ……」
「その、速すぎて何をしたのか分かりませんでした……」
あっという間にリズとスラちゃんが二頭のブチイノシシを倒したけど、身体能力強化をした動きがすごすぎてレシステンシアさんやサキさんだけでなく多くの人が一人と一匹の動きに目がついていきません。
僕たちにとっては、いつものことなんだよね。
シュイン、バシッ!
「ブヒ? ブヒブヒ?」
そして、僕は残り一頭になったブチイノシシをバインド魔法で拘束します。
ブチイノシシは、突然動けなくなって訳わからなくなっています。
「おお、お兄ちゃん新魔法試すの?」
「ちょうど良い機会だし、どこまでできるか分からないけど試してみるよ」
「「「新魔法……」」」
僕の隣にいるリズとスラちゃんはワクワクした表情でいるけど、他の人たちは僕がとんでもないことをするのではないかと言葉を失っていた。
そんな中、僕は剣を抜いて下段に構えた。
この魔法には剣は必要ないのだけど、イメージを湧かせるために敢えて剣を構えます。
僕が集中すると、周りの人たちも思わず固唾をのんで成り行きを見守っていました。
「ふっ」
シュッ、ザク!
バタン。
「おー! 成功だ!」
「「「えっ?」」」
僕が勢いよく剣を斬り上げると、十メートル先にいて魔法で拘束されていたブチイノシシの首がはねられて倒れ込んだ。
その瞬間、殆どの人が目をまんまるにする程びっくりしていた。
リズとスラちゃん、そしてプリンは両手を上げるほどの大喜びです。
すると、未だに信じられない表情のレシステンシアさんが僕に恐る恐る話しかけてきた。
「あ、アレク様、今いったい何をされたのですか?」
「無属性魔法の一種の空間魔法の応用で、空間そのものを斬り裂いたんだよ。うまくできると、視界の届くところなら岩でも鉄でも切れるよ。空間そのものを切るから、硬さなんて意味ないからね」
「く、空間そのものを……」
とんでもなく魔力制御が難しいのだけど、その分威力はとんでもなく大きい。
僕だけでなくスラちゃんとポッキーも練習しているけど、中々うまくいかないんだよね。
他の人たちは、何という魔法を使ったのかと度肝を抜かれていました。
「僕なんかまだまだだよ。スラちゃんは飛翔魔法を使って空を飛べるし、回復魔法の腕はリズの方が上です。だから、毎朝ずっと訓練しています」
「目指す高みのレベルは私なんかと桁違いですが、それでも訓練を続けているのですね。私も見習わないといけないです」
レシステンシアさんがふんすってやる気をみせて、この場は落ち着きました。
では、さっそく薬草採取を始めましょう。
既にリズが張り切ってみんなに薬草の採り方を教えているし、倒したブチイノシシはスラちゃんとプリンが血抜きを行っています。
僕はいつも通り周囲の監視にあたるけど、念の為に探索魔法を使っても危険は全くありません。
「「「ブルル!」」」
「ぐ、グルル……」
その一因として、ポニさんたちによるドラちゃんのシゴキがありました。
何というか、ポニさんたちが寄って集ってドラちゃんを攻撃しているけど、一応手加減しているし大丈夫でしょう。
これだけの手合わせが行われていれば、威圧感で大抵の動物や魔物は怯えて出てこないはずです。
「わあ、こんなにもたくさんの薬草が採れるのですね。それに、毒消し草もあります」
「ここの森は、本当にたくさんの薬草が生えているんだよ。だから、直ぐに薬草が集まるんだ」
驚きを隠せないサキさんにリズが説明をしているけど、今は気候もいいし直ぐに薬草が生えてくるんだよね。
他の人たちも、思い思いにたくさんの薬草を集めました。
そして、一時間もすれば数多くの薬草が集まったので、みんなで冒険者ギルドに戻ります。
「グルル……」
ドラちゃんは訓練でヘロヘロになっちゃったので、先に屋敷に帰るそうです。
教会の時にもルーカスお兄様のマジカルラットに激怒されていたし、みんなもドラちゃんがどんな立場なのかなんとなく分かっちゃいました。
「今日は薬草採取でしたが、こうしてお金を稼ぐのですね」
「いい体験ができたみたいね。様々な仕事があるけど、こうして対価を受け取るのよ。もらう金額の差はあるけど、どの仕事もとても大切なのよ」
初めて自分の手で報酬を得たレシステンシアさんに、ティナおばあさまが色々と話をしていました。
貰える額は少ないかもしれないけど、どんな仕事も大切だよね。
「アレク様、薬草採取でこんなにもたくさんのお金を稼げるとは思ってもなかったのですけど……」
サキさんが苦笑しながら何か言っているけど、いずれにせよいい経験だったのは間違いないですね。
こうして手続きを終えた僕たちは、再び屋敷へ向かいました。
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