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第三十章 入園前準備
九百八十七話 上手くできていいるかな?
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「じゃあ、お兄ちゃん行ってくるね!」
「「「いってきまーす!」」」
リズとミカエルたちが、元気よく手を振りながら薬草採取班を連れて行きました。
薬草採取班は、少し大人しめな人が殆どですね。
護衛に付く人は、軍人希望らしいです。
薬草採取班を見送った後は、各班が移動を始めます。
「じゃあ、僕も移動しようか」
「グルル」
そして、今日の僕のパートナーはプリンとドラちゃんです。
ドラちゃんは、たまには薬草採取以外の依頼を見てみたいとついてきました。
本音は、いつも森で訓練を行っているから僕のところに逃げてきたみたいだけど。
ともあれ、移動を開始した僕たちが最初に向かったのは、空き店舗清掃班です。
ここは、家事好きな人たちが集まっていて、せっせと掃除を始めていました。
「ここが綺麗になって新しいお店になるなんて、とっても素敵ですね」
「ええ、そうですわね。いったいどんなお店が入るのかしら?」
「パン屋さんとか料理屋さんとかが入ったら、とてもいいですわ」
掃除をしながらどんなお店が入るのかと妄想していたけど、この空き店舗には夫婦で営む料理屋さんが入る予定だ。
そしてびっくりしたのが、皆さん意外と力持ちで棚とかも普通に運んでいました。
どんな料理が出てくるのか、今からとっても楽しみです。
ここは特に問題なさそうで、ルリアンさんもついてくれるから大丈夫ですね。
ではでは、今度は荷運び班のところに向かいます。
こちらは、力自慢が集まっていました。
「よーし、次はこれを運んでくれ」
店主が指示を出す中、荷馬車から次々と荷物が運ばれてきた。
丁寧に運ぶようにと指示を受けていて、生徒も慎重に運んでいます。
「荷物を運ぶときに、落としたりして破損する時もあるぞ。服とかならまだいいが、果物や野菜とかだと、割れる時もある。高価なものだと、壊れたら一発でアウトだ」
「「「ひぇー」」」
荷物運びも、結構神経を使うんだよね。
普段自分が使っているものがどうやって運ばれているのか、良く知るきっかけにもなっています。
ここも、ナンシーさんがついているし大丈夫みたいです。
では、次はポーション作り班のところに向かいます。
ポーション作り班は、理系の人たちが集まっているみたいです。
実際に治療研究所の中に入って、様々な研究が行われているのを見て興奮していました。
実際のポーション作りはどうでしょうか?
「何だか、ポーション作りというか料理みたいですね」
「基本は変わりありません。しかし、どうすればより効率よくポーションを作れるかなど、日々調整しています」
「「「へえー」」
研究員に指導されながらポーションを作っているけど、薬草を綺麗に洗って煮込むところなんかは、まさにポーション作りというか料理だよね。
配合を変えたり魔石の種類を変えたりと、色々なこともしています。
更に、生薬作りのお手伝いをして薬草の配合やどんな病気に効くかを教えてもらっていました。
この中から、未来の研究員が出てきたら凄いことだよね。
こちらにはカミラさんがいるので、何かあっても直ぐに連絡が取れます。
こうして、三班は上手くいっているみたいなので、僕たちは冒険者ギルドに戻りました。
「おお、アレク戻ってきたか。どうだったか?」
「どの班もとても良い感じです。みんな一生懸命にやっていました」
「そりゃ良かった。まあ、ルーカスのクラスメイトだから基本的に真面目なんだろうな」
冒険者ギルドには何かあった時用にジンさんが待機していたけど、何もなくて暇そうにしていました。
ルーカスお兄様だけでなく、他の人たちもとても良い人だもんね。
ルーカスお兄様は、良い友達に恵まれたのでしょう。
もちろん未来の国王陛下と仲良くしたいという思惑もあるだろうけど、根が良い人なんでしょうね。
こうして、僕とジンさんは冒険者ギルド内でお喋りをしながら待機していました。
「ドラちゃん、これも運んでね」
「グルル」
そして、ドラちゃんはいつの間にか副ギルドマスターのマリーさんのお手伝いをしていました。
飛竜を荷物運び役に使うなんて、辺境伯領の冒険者ギルド職員もある意味凄いかも。
「「「いってきまーす!」」」
リズとミカエルたちが、元気よく手を振りながら薬草採取班を連れて行きました。
薬草採取班は、少し大人しめな人が殆どですね。
護衛に付く人は、軍人希望らしいです。
薬草採取班を見送った後は、各班が移動を始めます。
「じゃあ、僕も移動しようか」
「グルル」
そして、今日の僕のパートナーはプリンとドラちゃんです。
ドラちゃんは、たまには薬草採取以外の依頼を見てみたいとついてきました。
本音は、いつも森で訓練を行っているから僕のところに逃げてきたみたいだけど。
ともあれ、移動を開始した僕たちが最初に向かったのは、空き店舗清掃班です。
ここは、家事好きな人たちが集まっていて、せっせと掃除を始めていました。
「ここが綺麗になって新しいお店になるなんて、とっても素敵ですね」
「ええ、そうですわね。いったいどんなお店が入るのかしら?」
「パン屋さんとか料理屋さんとかが入ったら、とてもいいですわ」
掃除をしながらどんなお店が入るのかと妄想していたけど、この空き店舗には夫婦で営む料理屋さんが入る予定だ。
そしてびっくりしたのが、皆さん意外と力持ちで棚とかも普通に運んでいました。
どんな料理が出てくるのか、今からとっても楽しみです。
ここは特に問題なさそうで、ルリアンさんもついてくれるから大丈夫ですね。
ではでは、今度は荷運び班のところに向かいます。
こちらは、力自慢が集まっていました。
「よーし、次はこれを運んでくれ」
店主が指示を出す中、荷馬車から次々と荷物が運ばれてきた。
丁寧に運ぶようにと指示を受けていて、生徒も慎重に運んでいます。
「荷物を運ぶときに、落としたりして破損する時もあるぞ。服とかならまだいいが、果物や野菜とかだと、割れる時もある。高価なものだと、壊れたら一発でアウトだ」
「「「ひぇー」」」
荷物運びも、結構神経を使うんだよね。
普段自分が使っているものがどうやって運ばれているのか、良く知るきっかけにもなっています。
ここも、ナンシーさんがついているし大丈夫みたいです。
では、次はポーション作り班のところに向かいます。
ポーション作り班は、理系の人たちが集まっているみたいです。
実際に治療研究所の中に入って、様々な研究が行われているのを見て興奮していました。
実際のポーション作りはどうでしょうか?
「何だか、ポーション作りというか料理みたいですね」
「基本は変わりありません。しかし、どうすればより効率よくポーションを作れるかなど、日々調整しています」
「「「へえー」」
研究員に指導されながらポーションを作っているけど、薬草を綺麗に洗って煮込むところなんかは、まさにポーション作りというか料理だよね。
配合を変えたり魔石の種類を変えたりと、色々なこともしています。
更に、生薬作りのお手伝いをして薬草の配合やどんな病気に効くかを教えてもらっていました。
この中から、未来の研究員が出てきたら凄いことだよね。
こちらにはカミラさんがいるので、何かあっても直ぐに連絡が取れます。
こうして、三班は上手くいっているみたいなので、僕たちは冒険者ギルドに戻りました。
「おお、アレク戻ってきたか。どうだったか?」
「どの班もとても良い感じです。みんな一生懸命にやっていました」
「そりゃ良かった。まあ、ルーカスのクラスメイトだから基本的に真面目なんだろうな」
冒険者ギルドには何かあった時用にジンさんが待機していたけど、何もなくて暇そうにしていました。
ルーカスお兄様だけでなく、他の人たちもとても良い人だもんね。
ルーカスお兄様は、良い友達に恵まれたのでしょう。
もちろん未来の国王陛下と仲良くしたいという思惑もあるだろうけど、根が良い人なんでしょうね。
こうして、僕とジンさんは冒険者ギルド内でお喋りをしながら待機していました。
「ドラちゃん、これも運んでね」
「グルル」
そして、ドラちゃんはいつの間にか副ギルドマスターのマリーさんのお手伝いをしていました。
飛竜を荷物運び役に使うなんて、辺境伯領の冒険者ギルド職員もある意味凄いかも。
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