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第二十九章 新しい町を作ろう!
九百七十八話 今日のお仕事はベビーシッター!?
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翌日、僕たちは再びカノープス男爵領に集まりました。
昨日も行った教会に向かって、住民への奉仕作業を行うためです。
「「「行ってくるね!」」」
昨日参加出来なかったルカちゃんとエドちゃんも加わって、みんなで教会に向かいました。
僕は屋敷に残って作業のお手伝いをするので、ジンさんたちと近衛騎士がリズたちに同行しています。
因みに、カノープス男爵夫人と赤ちゃんは王城に行っています。
もちろん、代理当主を任命されるための謁見に行くためです。
なお、ある程度の歴代当主の愛人の家は分かっていて、利益を主張してくると思ったら逆に小さな村なので風評被害を懸念して何も動いていません。
まあ、場合によっては歴代当主が貢いだものの返還請求も来るかもしれませんね。
「とはいえ、やることはあまりないんですよね。財務監査官の調査待ちですし」
「既定の方法で帳簿を付けていないから、確認するのに時間がかかっている。夫人はまともにやっていたみたいだがな」
領主が適当な帳簿をつけていたので、僕やカーセント公爵が見ても理解できませんでした。
専門家である財務監査官が苦労するレベルなので、確認が終わるのに数日どころかもっと日にちがかかりそうです。
因みに屋敷の使用人に聞いても専門的なことは分からず、領主の不正は執事しか知りませんでした。
執事も、何かやっているなってレベルしか分からなかったらしいけど。
暫くすると、カノープス男爵夫人と赤ちゃんが付き添いのスラちゃんとともに王城から戻ってきました。
「皆さま、お待たせいたしました。無事に当主代理に任命されました」
「それは良かった。先ずは第一段階が終わったことになるな。財務監査が暫くかかるが、その間は今まで行っていた行政業務は継続して構わない」
カーセント公爵も、統治者が決定してホッとしていた。
それこそ、愛人の子が権利を主張したら滅茶苦茶なことになってしまう。
なんせ、当主代理は赤ちゃんなのだから。
血で血を洗うことにならず、僕もホッとしました。
元々今期使うための予算はキチンと管理されていたので、経費を払うのには問題なかった。
代々の当主が不正に蓄財した金品は、財務監査対象になるけど。
ということで、カノープス男爵夫人は財務監査官のところに行き、僕が赤ちゃんの面倒をみることになりました。
「あうあう」
「もう少ししたら、一人で座れるね」
「あー」
赤ちゃんは支え座りができるので、ミカエルもこんな時があったなあって思っていた。
リズは、いつの間にか座ったりはいはいしたり歩いたりしていたけど。
スラちゃんはベビーシッターのプロだから、とっても良い感じに赤ちゃんと触れ合っています。
プリンも赤ちゃんの相手をしているけど、残念ながらスラちゃんの方が上ですね。
こうして、二時間ほど何とか赤ちゃんの相手をすると赤ちゃんは午前中のお昼寝タイムになりました。
「アレク様は、赤ちゃんの扱いがとっても上手ですね」
「僕の周りにはたくさんの赤ちゃんがいたので、いつの間にか慣れちゃいました。今は、あんなに大きくなっちゃいましたけど」
「確かにそうですね。あんなに元気な子どもたちも、最初はみんな赤ちゃんだったですし」
勉強のいっかんとして財務監査官と一緒に行動していたサギー伯爵も、僕たちのところにやってきてすやすやと寝ている赤ちゃんのことを見ていました。
そのうち、サギー伯爵家も赤ちゃんが生まれるはずだよね。
こうして、午前中はずっと赤ちゃんの相手をしていました。
たまには、こんなお仕事も良いなって思いました。
昨日も行った教会に向かって、住民への奉仕作業を行うためです。
「「「行ってくるね!」」」
昨日参加出来なかったルカちゃんとエドちゃんも加わって、みんなで教会に向かいました。
僕は屋敷に残って作業のお手伝いをするので、ジンさんたちと近衛騎士がリズたちに同行しています。
因みに、カノープス男爵夫人と赤ちゃんは王城に行っています。
もちろん、代理当主を任命されるための謁見に行くためです。
なお、ある程度の歴代当主の愛人の家は分かっていて、利益を主張してくると思ったら逆に小さな村なので風評被害を懸念して何も動いていません。
まあ、場合によっては歴代当主が貢いだものの返還請求も来るかもしれませんね。
「とはいえ、やることはあまりないんですよね。財務監査官の調査待ちですし」
「既定の方法で帳簿を付けていないから、確認するのに時間がかかっている。夫人はまともにやっていたみたいだがな」
領主が適当な帳簿をつけていたので、僕やカーセント公爵が見ても理解できませんでした。
専門家である財務監査官が苦労するレベルなので、確認が終わるのに数日どころかもっと日にちがかかりそうです。
因みに屋敷の使用人に聞いても専門的なことは分からず、領主の不正は執事しか知りませんでした。
執事も、何かやっているなってレベルしか分からなかったらしいけど。
暫くすると、カノープス男爵夫人と赤ちゃんが付き添いのスラちゃんとともに王城から戻ってきました。
「皆さま、お待たせいたしました。無事に当主代理に任命されました」
「それは良かった。先ずは第一段階が終わったことになるな。財務監査が暫くかかるが、その間は今まで行っていた行政業務は継続して構わない」
カーセント公爵も、統治者が決定してホッとしていた。
それこそ、愛人の子が権利を主張したら滅茶苦茶なことになってしまう。
なんせ、当主代理は赤ちゃんなのだから。
血で血を洗うことにならず、僕もホッとしました。
元々今期使うための予算はキチンと管理されていたので、経費を払うのには問題なかった。
代々の当主が不正に蓄財した金品は、財務監査対象になるけど。
ということで、カノープス男爵夫人は財務監査官のところに行き、僕が赤ちゃんの面倒をみることになりました。
「あうあう」
「もう少ししたら、一人で座れるね」
「あー」
赤ちゃんは支え座りができるので、ミカエルもこんな時があったなあって思っていた。
リズは、いつの間にか座ったりはいはいしたり歩いたりしていたけど。
スラちゃんはベビーシッターのプロだから、とっても良い感じに赤ちゃんと触れ合っています。
プリンも赤ちゃんの相手をしているけど、残念ながらスラちゃんの方が上ですね。
こうして、二時間ほど何とか赤ちゃんの相手をすると赤ちゃんは午前中のお昼寝タイムになりました。
「アレク様は、赤ちゃんの扱いがとっても上手ですね」
「僕の周りにはたくさんの赤ちゃんがいたので、いつの間にか慣れちゃいました。今は、あんなに大きくなっちゃいましたけど」
「確かにそうですね。あんなに元気な子どもたちも、最初はみんな赤ちゃんだったですし」
勉強のいっかんとして財務監査官と一緒に行動していたサギー伯爵も、僕たちのところにやってきてすやすやと寝ている赤ちゃんのことを見ていました。
そのうち、サギー伯爵家も赤ちゃんが生まれるはずだよね。
こうして、午前中はずっと赤ちゃんの相手をしていました。
たまには、こんなお仕事も良いなって思いました。
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