833 / 890
第二十九章 新しい町を作ろう!
九百五十九話 遂に衛星都市建設計画にゴーサインが
しおりを挟む
そして、正式に王都衛星都市の建設計画にゴーサインが出された。
職員も、とてもワクワクしながら説明していた。
「新都市は一辺が二キロ四方の大きさで、子爵から伯爵クラスが治めるレベルになります。井戸を掘れば、地下水も出てきます」
「更に、一辺が一キロ四方の軍の施設も建設します。ここには、訓練場なども併設します」
計画を聞いた陛下達は、とても満足そうに頷いていました。
でも、普通であれば数年かかる大事業です。
それを、僕たちのフルパワーの魔法を使って開拓することになります。
「何かあった際に王都の防壁となるため、街道は新しい町を通過する形となります。もちろん、町を通らずに通過する道もできます」
「良質な石が採掘できますので、職人街も形成する予定です。また、周辺に原っぱも多いですので、冒険者も呼び寄せます」
「軍人や旅人相手の職業もできるだろう。周辺の村の農地拡大も、併せて行うように」
陛下からの指示を受け、職員も一礼していました。
食料事情も解決しないとならないので、この作業も春になる前にやらないと駄目ですね。
「軍も、駐留するものの選定にあたっております。王都の防壁にならないとなりませんので、訓練も厳しく行う予定です」
軍務卿も、任務重大だと感じていました。
反乱があってはならないけど、何かあった際の対応はしないとならない。
そして、この都市計画の進捗を見て、今後の都市計画を進めるそうです。
大きな都市なので、住宅建設も大変ですね。
なので、材木が採れる領地から木も買い付けるそうです。
「王都のスラム街のものを、優先的に外に出す予定です。徐々にスラム街を解体して、新たな住宅街にする予定です」
「ただ、こちらはかなり時間がかかる見込みです。それほど、王都にはたくさんのスラム街ができております」
「仕方なかろう、長年に渡り多くのものが地方から移り住んできているのだ。貴族屋敷の再編も行わないとならないが、そのうちルーカスとアレクにやらせるとしよう」
あの、陛下、いまサラリと僕とルーカスお兄様にとんでもない仕事を押し付けましたね。
たまたま学園が休みで会議に出ていたルーカスお兄様も、思わず聞いてないよという表情に変わりました。
もちろん、僕だってそんな話は全く聞いていません。
しかし、宰相をチラリと見たら、急いで視線をずらしていました。
これは、陛下と閣僚のトップ会談で決まった話ですね。
とはいえ、予定では僕たちが学園を卒園してからの予定になるそうです。
「軍務卿、出張の軍の部隊は何時ごろ出せそうか?」
「はっ、明日の朝には可能です」
「ふむ、なら測量部隊を兼ねて警備部隊を出させよう。設計図通りにはいかないこともあるだろう」
「はっ」
ということで、明日の朝から作業を始めることになりました。
スラちゃんも、何も問題ないと言っています。
またもや大魔法を使うことになるけど、今回は自重しなくて良いので本気を出せそうです。
この後は、担当者ごとに分かれて打ち合わせを行なうことになりました。
とはいえ王都から直ぐの距離なので、基本は王都からの通いになります。
僕も、ルーカスお兄様とともに宰相執務室に戻ります。
「と言うことで、明日は朝から新しい都市計画現場に行って作業をすることになったよ」
「「「頑張るぞ!」」」
リズたちに説明すると、リズたちもやる気のある声を上げていた。
辺境伯領で町を作った経験があるので、どんなことをするかというのは分かっていた。
「私も、午前中のテストが終われば午後から参加するよ。他の面々にも声をかける予定だ」
ルーカスお兄様も来ると言っているけど、午後からだとかなりの作業が終わっちゃいそうです。
いずれにせよ、明日は思いっきり頑張らないと。
職員も、とてもワクワクしながら説明していた。
「新都市は一辺が二キロ四方の大きさで、子爵から伯爵クラスが治めるレベルになります。井戸を掘れば、地下水も出てきます」
「更に、一辺が一キロ四方の軍の施設も建設します。ここには、訓練場なども併設します」
計画を聞いた陛下達は、とても満足そうに頷いていました。
でも、普通であれば数年かかる大事業です。
それを、僕たちのフルパワーの魔法を使って開拓することになります。
「何かあった際に王都の防壁となるため、街道は新しい町を通過する形となります。もちろん、町を通らずに通過する道もできます」
「良質な石が採掘できますので、職人街も形成する予定です。また、周辺に原っぱも多いですので、冒険者も呼び寄せます」
「軍人や旅人相手の職業もできるだろう。周辺の村の農地拡大も、併せて行うように」
陛下からの指示を受け、職員も一礼していました。
食料事情も解決しないとならないので、この作業も春になる前にやらないと駄目ですね。
「軍も、駐留するものの選定にあたっております。王都の防壁にならないとなりませんので、訓練も厳しく行う予定です」
軍務卿も、任務重大だと感じていました。
反乱があってはならないけど、何かあった際の対応はしないとならない。
そして、この都市計画の進捗を見て、今後の都市計画を進めるそうです。
大きな都市なので、住宅建設も大変ですね。
なので、材木が採れる領地から木も買い付けるそうです。
「王都のスラム街のものを、優先的に外に出す予定です。徐々にスラム街を解体して、新たな住宅街にする予定です」
「ただ、こちらはかなり時間がかかる見込みです。それほど、王都にはたくさんのスラム街ができております」
「仕方なかろう、長年に渡り多くのものが地方から移り住んできているのだ。貴族屋敷の再編も行わないとならないが、そのうちルーカスとアレクにやらせるとしよう」
あの、陛下、いまサラリと僕とルーカスお兄様にとんでもない仕事を押し付けましたね。
たまたま学園が休みで会議に出ていたルーカスお兄様も、思わず聞いてないよという表情に変わりました。
もちろん、僕だってそんな話は全く聞いていません。
しかし、宰相をチラリと見たら、急いで視線をずらしていました。
これは、陛下と閣僚のトップ会談で決まった話ですね。
とはいえ、予定では僕たちが学園を卒園してからの予定になるそうです。
「軍務卿、出張の軍の部隊は何時ごろ出せそうか?」
「はっ、明日の朝には可能です」
「ふむ、なら測量部隊を兼ねて警備部隊を出させよう。設計図通りにはいかないこともあるだろう」
「はっ」
ということで、明日の朝から作業を始めることになりました。
スラちゃんも、何も問題ないと言っています。
またもや大魔法を使うことになるけど、今回は自重しなくて良いので本気を出せそうです。
この後は、担当者ごとに分かれて打ち合わせを行なうことになりました。
とはいえ王都から直ぐの距離なので、基本は王都からの通いになります。
僕も、ルーカスお兄様とともに宰相執務室に戻ります。
「と言うことで、明日は朝から新しい都市計画現場に行って作業をすることになったよ」
「「「頑張るぞ!」」」
リズたちに説明すると、リズたちもやる気のある声を上げていた。
辺境伯領で町を作った経験があるので、どんなことをするかというのは分かっていた。
「私も、午前中のテストが終われば午後から参加するよ。他の面々にも声をかける予定だ」
ルーカスお兄様も来ると言っているけど、午後からだとかなりの作業が終わっちゃいそうです。
いずれにせよ、明日は思いっきり頑張らないと。
544
お気に入りに追加
8,683
あなたにおすすめの小説
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
公爵令嬢はアホ係から卒業する
依智川ゆかり
ファンタジー
『エルメリア・バーンフラウト! お前との婚約を破棄すると、ここに宣言する!!」
婚約相手だったアルフォード王子からそんな宣言を受けたエルメリア。
そんな王子は、数日後バーンフラウト家にて、土下座を披露する事になる。
いや、婚約破棄自体はむしろ願ったり叶ったりだったんですが、あなた本当に分かってます?
何故、私があなたと婚約する事になったのか。そして、何故公爵令嬢である私が『アホ係』と呼ばれるようになったのか。
エルメリアはアルフォード王子……いや、アホ王子に話し始めた。
彼女が『アホ係』となった経緯を、嘘偽りなく。
*『小説家になろう』でも公開しています。
令嬢に転生してよかった!〜婚約者を取られても強く生きます。〜
三月べに
ファンタジー
令嬢に転生してよかった〜!!!
素朴な令嬢に婚約者である王子を取られたショックで学園を飛び出したが、前世の記憶を思い出す。
少女漫画や小説大好き人間だった前世。
転生先は、魔法溢れるファンタジーな世界だった。リディーは十分すぎるほど愛されて育ったことに喜ぶも、婚約破棄の事実を知った家族の反応と、貴族内の自分の立場の危うさを恐れる。
そして家出を決意。そのまま旅をしながら、冒険者になるリディーだったのだが?
【連載再開しました! 二章 冒険編。】
せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
異世界に行ったら才能に満ち溢れていました
みずうし
ファンタジー
銀行に勤めるそこそこ頭はイイところ以外に取り柄のない23歳青山 零 は突如、自称神からの死亡宣言を受けた。そして気がついたら異世界。
異世界ではまるで別人のような体になった零だが、その体には類い稀なる才能が隠されていて....
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます
銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。
死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。
そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。
そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。
※10万文字が超えそうなので、長編にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。