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第二十八章 エマさんとオリビアさんの結婚
八百六十六話 新しい人が配属されます
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いよいよ、ナッシュさんが配属される日になりました。
僕はもちろんだけど、この人が一番そわそわしていました。
「ナッシュ君、ちゃんとやれるかな……」
ローリーさんは、朝からずっとそわそわとしている。
まあ、恋人が職場に来るのだから仕方ないです。
他の人たちも、仕方ないねといった表情を見せています。
そして、新しい机が二つ用意されています。
もちろん、ナッシュさんともう一人の異動してくる人の分です。
「宰相、ナッシュさんと新しい人はいつ頃来るんですか?」
「十時くらいって聞いているぞ。人事のものが、二人を連れてくる」
ということは、二人が来るまでまだ一時間あるんだ。
ローリーさんは、少し落ち着いて普通に仕事をしています。
そして、十時になって二人がやってきました。
うん、またローリーさんがそわそわとしていて何だか微笑ましいです。
更に、特別調査チームの面々も集まっています。
堂々とルカちゃんとエドちゃんに、ねこちゃんと一緒のエリちゃんもいます。
もちろん、ベビーシッターはジンさんです。
「ナッシュ・バイツです。改めまして、どうぞ宜しくお願いします」
「「「宜しくね!」」」
ナッシュさんが挨拶をすると、リズたちも大歓迎って声を上げています。
ルカちゃんとエドちゃんに至っては、ナッシュさんはカッコいいお兄ちゃんって扱いです。
エリちゃんも、良くわかってないけど大きな拍手をしています。
そして、異動してきたもう一人がこの方でした。
「スタンリーと申します。経理部門からやってまいりました。どうぞ宜しくお願いいたします」
「「「わー、パチパチ」」」
もう一人が、平民出身の官僚のスタンリーさんです。
三十手前で茶髪をオールバックにして、背が高いのもあってかできる人って感じです。
リズたちだけでなく、ルカちゃん、エドちゃん、エリちゃんも歓迎しています。
ということは、全然良い人ですね。
この二人で、僕が担当していた業務を分担してくれます。
さっそく席に着いて、お仕事開始です。
「お兄ちゃん、前に王都の冒険者ギルドで聞いた意見をまとめたよ!」
「どれどれ? 王都は各地から冒険者が集まるから、色々な意見が出てくるね」
「辺境伯領から来ている人もいたよ。今年は、もう少ししたら意見を聞くんだ」
リズが僕に出したのは、昨年学園の教科書作りの参考にする為に集めた意見だけど、その後も何回か言って意見を集めていました。
中々面白い結果が得られたので、今年も王都の冒険者ギルドに行って意見を集めてくる予定です。
宰相にも私だけど、ふむふむと言って閣僚の閲覧資料にする事になりました。
続いては、スラちゃんがとある資料を差し出してきました。
「えーっと、この前暴れた貴族の仲間リストって、これまた凄いとリストを作ったなあ……」
スラちゃんがドヤ顔でいるのもわかります。
あの貴族はもうそろそろ停職期間が終了するけど、既に総務の屈強な女性事務員の下につくのが決まっています。
総務の女性事務員曰く、根性を叩き直そうと気合を入れているそうです。
そして、その貴族の仲間が全員分かれば、対策もしやすいです。
これも、宰相経由で陛下に報告する事になりました。
さて、書類も出来上がりました。
ドサッ。
「今日は書類の量が少ないですね」
「いやいや、十分な量だろう」
宰相の机の上に確認の済んだ書類を置いたけど、宰相は苦笑するばかりです。
そんな僕の仕事を見て、ナッシュさんとスタンリーさんが一言。
「やっぱりものすごい仕事量です。普通の職員がこなす仕事量ではありません」
「正直なところ、あと数名職員がいても問題ないかと。ローリー殿に秘書として窓口になってもらい、専用のチームを作る必要があります」
うん、何だか話が大きくなってきました。
それだけ、沢山の仕事をしていたからなあ。
僕もまだまだ普通に仕事をするし、あとどれだけ人を増やせるか確認することになりました。
今度は、ねこちゃんに乗ったエリちゃんが僕のところにやってきました。
「あー、ぷー」
「うん? プリンを食べたいの?」
「ぷー!」
昨日食べたプリンがお気に召したみたいだけど、もう昼食の時間だからそこでプリンを食べましょう。
しかし、「やー」の次は「ぷー」を覚えたのか。
エリちゃんが「ママ」って呼ぶのは、いったいいつになるのかな。
僕はもちろんだけど、この人が一番そわそわしていました。
「ナッシュ君、ちゃんとやれるかな……」
ローリーさんは、朝からずっとそわそわとしている。
まあ、恋人が職場に来るのだから仕方ないです。
他の人たちも、仕方ないねといった表情を見せています。
そして、新しい机が二つ用意されています。
もちろん、ナッシュさんともう一人の異動してくる人の分です。
「宰相、ナッシュさんと新しい人はいつ頃来るんですか?」
「十時くらいって聞いているぞ。人事のものが、二人を連れてくる」
ということは、二人が来るまでまだ一時間あるんだ。
ローリーさんは、少し落ち着いて普通に仕事をしています。
そして、十時になって二人がやってきました。
うん、またローリーさんがそわそわとしていて何だか微笑ましいです。
更に、特別調査チームの面々も集まっています。
堂々とルカちゃんとエドちゃんに、ねこちゃんと一緒のエリちゃんもいます。
もちろん、ベビーシッターはジンさんです。
「ナッシュ・バイツです。改めまして、どうぞ宜しくお願いします」
「「「宜しくね!」」」
ナッシュさんが挨拶をすると、リズたちも大歓迎って声を上げています。
ルカちゃんとエドちゃんに至っては、ナッシュさんはカッコいいお兄ちゃんって扱いです。
エリちゃんも、良くわかってないけど大きな拍手をしています。
そして、異動してきたもう一人がこの方でした。
「スタンリーと申します。経理部門からやってまいりました。どうぞ宜しくお願いいたします」
「「「わー、パチパチ」」」
もう一人が、平民出身の官僚のスタンリーさんです。
三十手前で茶髪をオールバックにして、背が高いのもあってかできる人って感じです。
リズたちだけでなく、ルカちゃん、エドちゃん、エリちゃんも歓迎しています。
ということは、全然良い人ですね。
この二人で、僕が担当していた業務を分担してくれます。
さっそく席に着いて、お仕事開始です。
「お兄ちゃん、前に王都の冒険者ギルドで聞いた意見をまとめたよ!」
「どれどれ? 王都は各地から冒険者が集まるから、色々な意見が出てくるね」
「辺境伯領から来ている人もいたよ。今年は、もう少ししたら意見を聞くんだ」
リズが僕に出したのは、昨年学園の教科書作りの参考にする為に集めた意見だけど、その後も何回か言って意見を集めていました。
中々面白い結果が得られたので、今年も王都の冒険者ギルドに行って意見を集めてくる予定です。
宰相にも私だけど、ふむふむと言って閣僚の閲覧資料にする事になりました。
続いては、スラちゃんがとある資料を差し出してきました。
「えーっと、この前暴れた貴族の仲間リストって、これまた凄いとリストを作ったなあ……」
スラちゃんがドヤ顔でいるのもわかります。
あの貴族はもうそろそろ停職期間が終了するけど、既に総務の屈強な女性事務員の下につくのが決まっています。
総務の女性事務員曰く、根性を叩き直そうと気合を入れているそうです。
そして、その貴族の仲間が全員分かれば、対策もしやすいです。
これも、宰相経由で陛下に報告する事になりました。
さて、書類も出来上がりました。
ドサッ。
「今日は書類の量が少ないですね」
「いやいや、十分な量だろう」
宰相の机の上に確認の済んだ書類を置いたけど、宰相は苦笑するばかりです。
そんな僕の仕事を見て、ナッシュさんとスタンリーさんが一言。
「やっぱりものすごい仕事量です。普通の職員がこなす仕事量ではありません」
「正直なところ、あと数名職員がいても問題ないかと。ローリー殿に秘書として窓口になってもらい、専用のチームを作る必要があります」
うん、何だか話が大きくなってきました。
それだけ、沢山の仕事をしていたからなあ。
僕もまだまだ普通に仕事をするし、あとどれだけ人を増やせるか確認することになりました。
今度は、ねこちゃんに乗ったエリちゃんが僕のところにやってきました。
「あー、ぷー」
「うん? プリンを食べたいの?」
「ぷー!」
昨日食べたプリンがお気に召したみたいだけど、もう昼食の時間だからそこでプリンを食べましょう。
しかし、「やー」の次は「ぷー」を覚えたのか。
エリちゃんが「ママ」って呼ぶのは、いったいいつになるのかな。
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