701 / 934
第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百六十話 戦闘の終結とビックサプライズ
しおりを挟む
全ての闇ギルドの構成員を聖騎士団に引き渡し、この遺跡跡も捜索が始まりました。
ちなみに、オカマさんのお店からだと歩いて十分ほどで着く近さに遺跡跡があるそうです。
なので、元々警戒にあたっていた聖騎士も合流しているそうです。
僕たちは、教皇猊下とオカマさんも一緒に王城に向かう事になった。
直ぐに、いつもの会議に呼ばれます。
「教皇国内で活動を行い、余からも教皇猊下に謝罪する」
「いえ、何も問題ありませんぞ。話も直接聞いておりますし、捕まえたものも全員聖騎士団の施設に送って貰ったのですから」
改めて、陛下が教皇猊下に僕たちの行動の件で謝罪しました。
こういうのは、きちんとした方が良いですね。
そして、話題は入園式の際に映ったピエロの立体画像の件になりました。
一番驚いていたのは、他ならぬオカマさんでした。
「あいつ馬鹿よね。うちのお店でテイクアウトした料理が、画面の隅に映っていたなんて。私のお店に来た人なら、直ぐに分かるわよ」
そうです、なんと入園式の際にピエロの画面に少し映っていたのは、オカマさんのところの名物料理の鳥のトマト煮込みでした。
あのトマト煮込みは本当に美味しくて、僕たちも毎回頼んで食べているんだよね。
もちろん、テイクアウト料理として持ってきています。
だからこそ、僕やリズ、はたまたティナおばあさまやエレノアも直ぐに鳥のトマト煮込みに気付いたのでした。
「資金不足に加えて、相当数の離反者が出たのでしょう。闇ギルドは組織としてかなり弱体化しておりました。恐らく、ピエロの独裁的なやり方についていけなくなったのでしょう」
「とはいえ、トップは潰れたが組織の下っ端はまだ活動している可能性が高い。今後も引き続き警戒を続ける事になるだろう」
「闇ギルドの構成員は、全て捕まった訳ではないですからな。こちらも、明日よりピエロやその他のものへの尋問を開始します」
教皇猊下と陛下も、まだ下っ端が何かをすると思っていた。
それは、僕やジンさんも同様です。
何にせよ、大物への戦いはこれで一区切りです。
既に、帝国と共和国のトップにも今回の件を伝えています。
「本日は遅いので、ここまでにしておこう。日を改めて、今後の対応を進めるとしよう」
話はこれで終わりなので、僕は教皇猊下とオカマさんを共和国に送りました。
帰り際、教皇猊下がオカマさんに皇都の店はいつ開店するのかと尋ねていたのが印象的でした。
そして、テイクアウトした料理の半分を王家に置いて行って、僕たちも王城にいた他の面々と共に屋敷に戻りました。
「既に、ミカエル様は寝ていますわ。ずっと起きて待っているって言っていたのですけど」
屋敷に入ると、チセさんが僕たちを出迎えてくれました。
もう遅い時間なので、ミカエルたちも眠気が限界になったんだね。
テイクアウトした料理は、待っていてくれた人に食べてもらいました。
うーん、今日は入園式からピエロの捕縛まで続いたから、とっても疲れたよ。
そんな疲れた体が一気に目覚めるビックニュースを、チセさんが教えてくれました。
「イザベラ様より伝言をお預かりしております。明日、王城に行く前に屋敷に来て欲しいそうです。要件は、エマ様とオリビア様の縁談の件だそうです」
「「えー!」」
僕もリズも、とってもビックリしちゃいました。
僕たちが小さい頃からいっぱいお世話になった、まさに恩人のお二人の縁談です。
聞きたいことが沢山あるけど、まずはおめでとうって言ってあげないと。
それは、リズも同じ気持ちだったみたいです。
ちなみに、オカマさんのお店からだと歩いて十分ほどで着く近さに遺跡跡があるそうです。
なので、元々警戒にあたっていた聖騎士も合流しているそうです。
僕たちは、教皇猊下とオカマさんも一緒に王城に向かう事になった。
直ぐに、いつもの会議に呼ばれます。
「教皇国内で活動を行い、余からも教皇猊下に謝罪する」
「いえ、何も問題ありませんぞ。話も直接聞いておりますし、捕まえたものも全員聖騎士団の施設に送って貰ったのですから」
改めて、陛下が教皇猊下に僕たちの行動の件で謝罪しました。
こういうのは、きちんとした方が良いですね。
そして、話題は入園式の際に映ったピエロの立体画像の件になりました。
一番驚いていたのは、他ならぬオカマさんでした。
「あいつ馬鹿よね。うちのお店でテイクアウトした料理が、画面の隅に映っていたなんて。私のお店に来た人なら、直ぐに分かるわよ」
そうです、なんと入園式の際にピエロの画面に少し映っていたのは、オカマさんのところの名物料理の鳥のトマト煮込みでした。
あのトマト煮込みは本当に美味しくて、僕たちも毎回頼んで食べているんだよね。
もちろん、テイクアウト料理として持ってきています。
だからこそ、僕やリズ、はたまたティナおばあさまやエレノアも直ぐに鳥のトマト煮込みに気付いたのでした。
「資金不足に加えて、相当数の離反者が出たのでしょう。闇ギルドは組織としてかなり弱体化しておりました。恐らく、ピエロの独裁的なやり方についていけなくなったのでしょう」
「とはいえ、トップは潰れたが組織の下っ端はまだ活動している可能性が高い。今後も引き続き警戒を続ける事になるだろう」
「闇ギルドの構成員は、全て捕まった訳ではないですからな。こちらも、明日よりピエロやその他のものへの尋問を開始します」
教皇猊下と陛下も、まだ下っ端が何かをすると思っていた。
それは、僕やジンさんも同様です。
何にせよ、大物への戦いはこれで一区切りです。
既に、帝国と共和国のトップにも今回の件を伝えています。
「本日は遅いので、ここまでにしておこう。日を改めて、今後の対応を進めるとしよう」
話はこれで終わりなので、僕は教皇猊下とオカマさんを共和国に送りました。
帰り際、教皇猊下がオカマさんに皇都の店はいつ開店するのかと尋ねていたのが印象的でした。
そして、テイクアウトした料理の半分を王家に置いて行って、僕たちも王城にいた他の面々と共に屋敷に戻りました。
「既に、ミカエル様は寝ていますわ。ずっと起きて待っているって言っていたのですけど」
屋敷に入ると、チセさんが僕たちを出迎えてくれました。
もう遅い時間なので、ミカエルたちも眠気が限界になったんだね。
テイクアウトした料理は、待っていてくれた人に食べてもらいました。
うーん、今日は入園式からピエロの捕縛まで続いたから、とっても疲れたよ。
そんな疲れた体が一気に目覚めるビックニュースを、チセさんが教えてくれました。
「イザベラ様より伝言をお預かりしております。明日、王城に行く前に屋敷に来て欲しいそうです。要件は、エマ様とオリビア様の縁談の件だそうです」
「「えー!」」
僕もリズも、とってもビックリしちゃいました。
僕たちが小さい頃からいっぱいお世話になった、まさに恩人のお二人の縁談です。
聞きたいことが沢山あるけど、まずはおめでとうって言ってあげないと。
それは、リズも同じ気持ちだったみたいです。
753
お気に入りに追加
8,862
あなたにおすすめの小説


(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?
Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」
私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。
さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。
ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

偽物の侯爵子息は平民落ちのうえに国外追放を言い渡されたので自由に生きる。え?帰ってきてくれ?それは無理というもの
つくも茄子
ファンタジー
サビオ・パッツィーニは、魔術師の家系である名門侯爵家の次男に生まれながら魔力鑑定で『魔力無し』の判定を受けてしまう。魔力がない代わりにずば抜けて優れた頭脳を持つサビオに家族は温かく見守っていた。そんなある日、サビオが侯爵家の人間でない事が判明した。妖精の取り換えっ子だと神官は告げる。本物は家族によく似た天使のような美少年。こうしてサビオは「王家と侯爵家を謀った罪人」として国外追放されてしまった。
隣国でギルド登録したサビオは「黒曜」というギルド名で第二の人生を歩んでいく。

婚約破棄の場に相手がいなかった件について
三木谷夜宵
ファンタジー
侯爵令息であるアダルベルトは、とある夜会で婚約者の伯爵令嬢クラウディアとの婚約破棄を宣言する。しかし、その夜会にクラウディアの姿はなかった。
断罪イベントの夜会に婚約者を迎えに来ないというパターンがあるので、では行かなければいいと思って書いたら、人徳あふれるヒロイン(不在)が誕生しました。
カクヨムにも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。