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第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百四十五話 試食タイム
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ちょうど厨房のテストをしているらしく、そのまま席について待つことに。
新メニューを作っているので、感想を聞かせて欲しいらしいです。
しかも、他にも試食を頼んでいるそうです。
カランカラン。
「こんにちは」
「「あっ、カレンちゃんだ!」」
お店に入ってきたのは、まさかのカレン様だった。
オカマさん、試食に聖女様を呼ぶって……
お付きのシスターさんも、普通にお店に入ってきました。
「皆さんは、どうしたんですか?」
「オカマさんに聞きたいことがあったの。そうしたら、王都にお店を出したって聞いたの」
「まあ、そうだったんですね」
もう一つのテーブルに座ったカレン様一行に、リズが僕たちがお店に来た理由を教えます。
カレン様も、あまり深く詮索はしません。
その間に、料理が出来上がったみたいです。
オカマさんが、両手にお皿を持ってこちらにやってきました。
「はあい、お待たせ」
「「「わーい!」」」
とても良い匂いのする料理に、ちびっ子軍団は大盛りあがりです。
さっそく小皿に取り分けて食べ始めました。
「「「おいしー!」」」
「あら、良かったわ。美味しいって言ってもらえるのって、とっても嬉しいのよ」
肉と野菜炒めに、少しピリ辛の味付けのソースのお肉です。
でも、ご飯が進む味付けですね。
ちびっ子軍団は、もりもりと食事を食べています。
もちろん、カレン様も同じです。
「うん、これはとても美味しいですわ。食が進みます」
「うふ、ありがとうね」
カレン様もシスターさんも、小皿にドンドンと料理を盛り付けていました。
元々オカマさんの料理はとても美味しかったし、新作料理も美味しいですね。
「今ね、皇都だけでなく三号店の出店も計画しているのよ。だから、本当に忙しいわ。それでも、新作は考えるわよ」
「忙しそうね。うーん、酒のつまみにスパイスチキンとかどうかしら?」
「ティナ様の意見、採用するわ。とってもいいアイデアよ」
ティナおばあさまも、普通に料理を楽しんでいます。
オカマさんなら、スパイスチキンは直ぐにできそうですね。
そして、オカマさんの店に来るのを楽しみにしていたローリーさんはというと……
「本当に美味しいです。王都でもここまで美味しい料理はないですわ」
「そう言って貰えると、とっても嬉しいわ。ドンドンと食べてね」
既にローリーさんはオカマさんの容姿など全く気にせずにいて、料理を美味しそうに食べています。
こうして、普通に試食会は終わりました。
もちろん、料金は安いけどキチンと支払います。
「「「じゃーねー!」」」
「また来てね」
これからお昼寝のちびっ子軍団は、オカマさんに手を振って僕の屋敷にゲートで向かいました。
カレン様は、教皇様を呼んでくるそうです。
そして、店内に入ってきた教皇様が一言。
「儂も試食したかった……」
思いっきり項垂れていました。
どうも今日はミサが忙しくて、昼食時まで仕事をしていたそうです。
腹ペコでは可哀想というので、オカマさんがちゃちゃっと昼食を作ってあげました。
新メニューを作っているので、感想を聞かせて欲しいらしいです。
しかも、他にも試食を頼んでいるそうです。
カランカラン。
「こんにちは」
「「あっ、カレンちゃんだ!」」
お店に入ってきたのは、まさかのカレン様だった。
オカマさん、試食に聖女様を呼ぶって……
お付きのシスターさんも、普通にお店に入ってきました。
「皆さんは、どうしたんですか?」
「オカマさんに聞きたいことがあったの。そうしたら、王都にお店を出したって聞いたの」
「まあ、そうだったんですね」
もう一つのテーブルに座ったカレン様一行に、リズが僕たちがお店に来た理由を教えます。
カレン様も、あまり深く詮索はしません。
その間に、料理が出来上がったみたいです。
オカマさんが、両手にお皿を持ってこちらにやってきました。
「はあい、お待たせ」
「「「わーい!」」」
とても良い匂いのする料理に、ちびっ子軍団は大盛りあがりです。
さっそく小皿に取り分けて食べ始めました。
「「「おいしー!」」」
「あら、良かったわ。美味しいって言ってもらえるのって、とっても嬉しいのよ」
肉と野菜炒めに、少しピリ辛の味付けのソースのお肉です。
でも、ご飯が進む味付けですね。
ちびっ子軍団は、もりもりと食事を食べています。
もちろん、カレン様も同じです。
「うん、これはとても美味しいですわ。食が進みます」
「うふ、ありがとうね」
カレン様もシスターさんも、小皿にドンドンと料理を盛り付けていました。
元々オカマさんの料理はとても美味しかったし、新作料理も美味しいですね。
「今ね、皇都だけでなく三号店の出店も計画しているのよ。だから、本当に忙しいわ。それでも、新作は考えるわよ」
「忙しそうね。うーん、酒のつまみにスパイスチキンとかどうかしら?」
「ティナ様の意見、採用するわ。とってもいいアイデアよ」
ティナおばあさまも、普通に料理を楽しんでいます。
オカマさんなら、スパイスチキンは直ぐにできそうですね。
そして、オカマさんの店に来るのを楽しみにしていたローリーさんはというと……
「本当に美味しいです。王都でもここまで美味しい料理はないですわ」
「そう言って貰えると、とっても嬉しいわ。ドンドンと食べてね」
既にローリーさんはオカマさんの容姿など全く気にせずにいて、料理を美味しそうに食べています。
こうして、普通に試食会は終わりました。
もちろん、料金は安いけどキチンと支払います。
「「「じゃーねー!」」」
「また来てね」
これからお昼寝のちびっ子軍団は、オカマさんに手を振って僕の屋敷にゲートで向かいました。
カレン様は、教皇様を呼んでくるそうです。
そして、店内に入ってきた教皇様が一言。
「儂も試食したかった……」
思いっきり項垂れていました。
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腹ペコでは可哀想というので、オカマさんがちゃちゃっと昼食を作ってあげました。
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