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第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百三十三話 お茶会の主役
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もぐもぐとお肉を食べている陛下に、王妃様とアリア様が姿を見せない理由を聞いてみた。
「先に昼食を食べて、次のお茶会に行ったぞ。ルーシーも一緒だな。これは予定してあった事だから、問題ないぞ」
「えーっ、またお茶会なんだ。大変だね」
「大変なの」
ルーシーお姉様も一緒にお茶会なのか。
リズとエレノアも、思わず苦笑していました。
流石にお茶会じゃあ、エリちゃんを連れて行く訳にはいかないね。
「エリちゃん、美味しい?」
「いっぱい食べるんだよ!」
「あー、もぐもぐ」
ルカちゃんエドちゃんは、妹が食べるのを見守っています。
エリちゃんはというと、自分でスプーンを持ってもりもりとご飯を食べています。
エリちゃんの直ぐ側でスラちゃんとプリンが見守っていたけど、アリア様がいなくても食事は大丈夫ですね。
ここで、デザートのプリンを食べながら陛下から予想外の事が告げられました。
「そうそう、昼食が終わったらリズとエレノアもお茶会に合流してくれと言われたぞ。何でも、今日は参加している令嬢の数が多いらしい。サンディとイヨも、一緒に行って良いだろう」
「「「「えっ!」」」」
ちょうど昼食を食べ終えたリズ達が、陛下の方を見て固まっていました。
面倒くさいと言った直ぐ側だったので、聞いていないよって表情です。
でも、令嬢としてそういうところに行った方が良いと思うよ。
それに、ルカちゃんエドちゃんに加えてエリちゃんも昼食後はお昼寝タイムです。
一気に、宰相執務室も静かになりそうです。
と思ったら、またまた予想外の事が。
「アレクも、そのお茶会に参加してくれだそうだ。聞けば既に必要な書類整理は終えているみたいだし、参加しても問題ないだろう」
「えっ、僕もですか?」
「私も参加するから大丈夫よ。全員成人している令嬢や夫人だし、アレク君なら何も問題ないわ」
おおう、僕もお茶会に参加する事になるとは。
ティナおばあさまも一緒らしいし、下手なことは起きないと思いたい。
リズ達の方を見ると、仲間を見つけたって表情をしていた。
スラちゃんとプリンも、どんまいってリアクションですね。
僕は、思わずガクリとしちゃいました。
急いで仕事着からキチンとした服に着替えて、お茶会をしている部屋に向かいます。
リズ達もドレスに着替えていたけど、堅苦しい服が嫌いだからげんなりとしていました。
そして、部屋に到着するともっとカオスな事に。
「アレクサンダー副宰相閣下って、本当に可愛い男の子なのね」
「あの……」
「幼い頃から鬼才って言われて、文武両道のとても可愛い子なのよね」
「その……」
「婚約者が決まっていなければ、いの一番で娘を嫁に出していたわ」
「えーっと……」
何故か僕の周りに沢山のご婦人が集まっていて、僕の事をあれやこれやと話しています。
リズ達はルーシーお姉様と共に、ジュースを飲みながらあたふたしている僕の事を離れた所から見ていました。
もちろん、自分が巻き込まれない為です。
しかも、王妃様、アリア様、ティナおばあさまも離れたテーブルから僕のことを見ていました。
スラちゃんとプリンも、僕を見ているだけで助けてくれません。
「アレク君はいつもお仕事で不在だから、会いたいのに会えないって言われていたのよ。今日はちょうど良い機会だわ」
「たまには、お仕事だけじゃなくてこういったことにも参加しないとね。色々な人から話を聞くのも、大切なお仕事よ」
王妃様とアリア様ももっともらしい事を言うけど、僕の事を助けてはくれなかった。
こうして僕は、夕方までご婦人達の話し相手をする事になりました。
うん、間違いなく普段のお仕事の方が楽だったよ。
ずっと笑顔を作っていたので頬もピクピクしちゃったし、かなり疲れちゃいました。
暫くは、お茶会はもう十分です。
「先に昼食を食べて、次のお茶会に行ったぞ。ルーシーも一緒だな。これは予定してあった事だから、問題ないぞ」
「えーっ、またお茶会なんだ。大変だね」
「大変なの」
ルーシーお姉様も一緒にお茶会なのか。
リズとエレノアも、思わず苦笑していました。
流石にお茶会じゃあ、エリちゃんを連れて行く訳にはいかないね。
「エリちゃん、美味しい?」
「いっぱい食べるんだよ!」
「あー、もぐもぐ」
ルカちゃんエドちゃんは、妹が食べるのを見守っています。
エリちゃんはというと、自分でスプーンを持ってもりもりとご飯を食べています。
エリちゃんの直ぐ側でスラちゃんとプリンが見守っていたけど、アリア様がいなくても食事は大丈夫ですね。
ここで、デザートのプリンを食べながら陛下から予想外の事が告げられました。
「そうそう、昼食が終わったらリズとエレノアもお茶会に合流してくれと言われたぞ。何でも、今日は参加している令嬢の数が多いらしい。サンディとイヨも、一緒に行って良いだろう」
「「「「えっ!」」」」
ちょうど昼食を食べ終えたリズ達が、陛下の方を見て固まっていました。
面倒くさいと言った直ぐ側だったので、聞いていないよって表情です。
でも、令嬢としてそういうところに行った方が良いと思うよ。
それに、ルカちゃんエドちゃんに加えてエリちゃんも昼食後はお昼寝タイムです。
一気に、宰相執務室も静かになりそうです。
と思ったら、またまた予想外の事が。
「アレクも、そのお茶会に参加してくれだそうだ。聞けば既に必要な書類整理は終えているみたいだし、参加しても問題ないだろう」
「えっ、僕もですか?」
「私も参加するから大丈夫よ。全員成人している令嬢や夫人だし、アレク君なら何も問題ないわ」
おおう、僕もお茶会に参加する事になるとは。
ティナおばあさまも一緒らしいし、下手なことは起きないと思いたい。
リズ達の方を見ると、仲間を見つけたって表情をしていた。
スラちゃんとプリンも、どんまいってリアクションですね。
僕は、思わずガクリとしちゃいました。
急いで仕事着からキチンとした服に着替えて、お茶会をしている部屋に向かいます。
リズ達もドレスに着替えていたけど、堅苦しい服が嫌いだからげんなりとしていました。
そして、部屋に到着するともっとカオスな事に。
「アレクサンダー副宰相閣下って、本当に可愛い男の子なのね」
「あの……」
「幼い頃から鬼才って言われて、文武両道のとても可愛い子なのよね」
「その……」
「婚約者が決まっていなければ、いの一番で娘を嫁に出していたわ」
「えーっと……」
何故か僕の周りに沢山のご婦人が集まっていて、僕の事をあれやこれやと話しています。
リズ達はルーシーお姉様と共に、ジュースを飲みながらあたふたしている僕の事を離れた所から見ていました。
もちろん、自分が巻き込まれない為です。
しかも、王妃様、アリア様、ティナおばあさまも離れたテーブルから僕のことを見ていました。
スラちゃんとプリンも、僕を見ているだけで助けてくれません。
「アレク君はいつもお仕事で不在だから、会いたいのに会えないって言われていたのよ。今日はちょうど良い機会だわ」
「たまには、お仕事だけじゃなくてこういったことにも参加しないとね。色々な人から話を聞くのも、大切なお仕事よ」
王妃様とアリア様ももっともらしい事を言うけど、僕の事を助けてはくれなかった。
こうして僕は、夕方までご婦人達の話し相手をする事になりました。
うん、間違いなく普段のお仕事の方が楽だったよ。
ずっと笑顔を作っていたので頬もピクピクしちゃったし、かなり疲れちゃいました。
暫くは、お茶会はもう十分です。
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