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第二十五章 新たな脅威?
七百五十七話 いよいよ現地へ
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こうして、一波乱あった体験入園も何とか終わりました。
この後は、間髪おかずにブランデー子爵領に行かないと。
僕たちは、学園から王城の兵の詰め所ゲートを繋いで待っている人のところに向かいました。
「おお、来たか。二人が、馬鹿な発言をしたそうだな。捕まえる手間が省けたという訳だ」
「本当ですわ。あそこまで馬鹿な考えを持つとは思いませんでしたわ」
「ブランデー子爵に悪影響を受けたのだろう。何とも嘆かわしい事だ」
王城に着くと、陛下が僕たちを待っていた。
既に学園であった事を聞いていたのか、王妃様の愚痴に陛下も思わず苦笑していた。
「既に昨晩スラちゃん部隊が奴らを本当に丸裸にしたので、抑えるべき罪状は整っている。とはいえ、今は贈収賄をメインにして攻めていこう。河川の岸壁は何とか持ち直したらしいが、念の為にアレクにはそっちに行って貰おう」
ここからは、二手に分かれてブランデー子爵への対策を行います。
ブランデー子爵を捕縛して屋敷を調査する部隊と、河川岸壁を補修して氾濫を起こさせない部隊です。
「ふふ、いつでも行けますわよ」
「私も、ブランデー子爵にガツンと言わないと気がすまないよ!」
体験入園で色々とあった王妃様とルーシーお姉様は、やる気十分だった。
「ティナおばあさま、行ってきます」
「アレク君、気をつけてね。取り調べは任せてね」
ティナおばあさまと挨拶をして、僕も準備万端です。
ティナおばあさまと宰相で厳しい取り調べを行うそうで、この後ブランデー子爵夫人と息子への聴取をするそうです。
軍の準備もできているので、僕たちはポッキーのゲートでブランデー子爵邸前に到着です。
突然現れたゲートからぞろぞろと大勢の人が出てきて、ブランデー子爵邸の門兵はかなりビックリしていました。
「な、何だ。お前らは誰だ!」
「王国王妃、ビクトリアだ。ブランデー子爵の贈収賄、並びに貴族法違反の容疑で強制捜査を行う。直ぐに開門せよ!」
「はっ? はっ、はいいい!」
門兵はいきなり目の前に王妃様が現れて令状を突きつけられたから、かなりビックリしちゃった。
この隙に、ポッキー以外のマジカルラットとアマリリスが屋敷に潜入していきます。
僕も河川岸壁の対応をしないと。
「すみません、ここはお任せします。僕は河川岸壁の修復に向かいます」
「ええ、ここは任せてね。きっちり済ませるわ」
「私も頑張るよ。弟くんも頑張ってね」
僕はやる気満々の王妃様達に見送られながら、ポッキーに川岸の岸壁まで送って貰いました。
ポッキーは屋敷で捕まえた人を王城に送るために、直ぐにブランデー子爵邸に戻りました。
「あっ、お兄ちゃんだ! 体験入園は終わったの?」
「何とかね。しかし、凄い水量だね」
僕が到着すると、リズが僕のところにやってきました。
僕は、リズに軽く話をしたところで濁流と化した川を見ていました。
幸いにして岸壁を超える水量ではないけど、それでも物凄い勢いだ。
「カミラさん、お任せしちゃってすみません」
「良いのよ。何とか、スラちゃんとノエルのお陰で土手の仮補強が終わったわ。私達も補強を手伝ったけど、もう少し頑張る必要があるわね」
リズ達は土魔法が使えないけど、そのかわりにレイナさんと共に周りの人に状況を伝えたという。
「肝心のブランデー子爵家からは、誰も知らない救援に来ていないわ。念の為に私が状況を伝えたら、「雨が降っていないのに、川が増水するか」だって」
これでは、ブランデー子爵家の人々に災害がどうとか分からない。
レイナさんも完全に呆れ顔です。
取り敢えず、僕たちは目の前の濁流から護岸が壊れないように土手を強化しないと。
この後は、間髪おかずにブランデー子爵領に行かないと。
僕たちは、学園から王城の兵の詰め所ゲートを繋いで待っている人のところに向かいました。
「おお、来たか。二人が、馬鹿な発言をしたそうだな。捕まえる手間が省けたという訳だ」
「本当ですわ。あそこまで馬鹿な考えを持つとは思いませんでしたわ」
「ブランデー子爵に悪影響を受けたのだろう。何とも嘆かわしい事だ」
王城に着くと、陛下が僕たちを待っていた。
既に学園であった事を聞いていたのか、王妃様の愚痴に陛下も思わず苦笑していた。
「既に昨晩スラちゃん部隊が奴らを本当に丸裸にしたので、抑えるべき罪状は整っている。とはいえ、今は贈収賄をメインにして攻めていこう。河川の岸壁は何とか持ち直したらしいが、念の為にアレクにはそっちに行って貰おう」
ここからは、二手に分かれてブランデー子爵への対策を行います。
ブランデー子爵を捕縛して屋敷を調査する部隊と、河川岸壁を補修して氾濫を起こさせない部隊です。
「ふふ、いつでも行けますわよ」
「私も、ブランデー子爵にガツンと言わないと気がすまないよ!」
体験入園で色々とあった王妃様とルーシーお姉様は、やる気十分だった。
「ティナおばあさま、行ってきます」
「アレク君、気をつけてね。取り調べは任せてね」
ティナおばあさまと挨拶をして、僕も準備万端です。
ティナおばあさまと宰相で厳しい取り調べを行うそうで、この後ブランデー子爵夫人と息子への聴取をするそうです。
軍の準備もできているので、僕たちはポッキーのゲートでブランデー子爵邸前に到着です。
突然現れたゲートからぞろぞろと大勢の人が出てきて、ブランデー子爵邸の門兵はかなりビックリしていました。
「な、何だ。お前らは誰だ!」
「王国王妃、ビクトリアだ。ブランデー子爵の贈収賄、並びに貴族法違反の容疑で強制捜査を行う。直ぐに開門せよ!」
「はっ? はっ、はいいい!」
門兵はいきなり目の前に王妃様が現れて令状を突きつけられたから、かなりビックリしちゃった。
この隙に、ポッキー以外のマジカルラットとアマリリスが屋敷に潜入していきます。
僕も河川岸壁の対応をしないと。
「すみません、ここはお任せします。僕は河川岸壁の修復に向かいます」
「ええ、ここは任せてね。きっちり済ませるわ」
「私も頑張るよ。弟くんも頑張ってね」
僕はやる気満々の王妃様達に見送られながら、ポッキーに川岸の岸壁まで送って貰いました。
ポッキーは屋敷で捕まえた人を王城に送るために、直ぐにブランデー子爵邸に戻りました。
「あっ、お兄ちゃんだ! 体験入園は終わったの?」
「何とかね。しかし、凄い水量だね」
僕が到着すると、リズが僕のところにやってきました。
僕は、リズに軽く話をしたところで濁流と化した川を見ていました。
幸いにして岸壁を超える水量ではないけど、それでも物凄い勢いだ。
「カミラさん、お任せしちゃってすみません」
「良いのよ。何とか、スラちゃんとノエルのお陰で土手の仮補強が終わったわ。私達も補強を手伝ったけど、もう少し頑張る必要があるわね」
リズ達は土魔法が使えないけど、そのかわりにレイナさんと共に周りの人に状況を伝えたという。
「肝心のブランデー子爵家からは、誰も知らない救援に来ていないわ。念の為に私が状況を伝えたら、「雨が降っていないのに、川が増水するか」だって」
これでは、ブランデー子爵家の人々に災害がどうとか分からない。
レイナさんも完全に呆れ顔です。
取り敢えず、僕たちは目の前の濁流から護岸が壊れないように土手を強化しないと。
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