534 / 936
第二十四章 お兄ちゃんの官僚としての忙しい日々
六百九十三話 いきなり手柄をあげちゃった
しおりを挟む
という事で、翌日から特別調査チームが稼働しました。
「悪い人を捕まえるぞ!」
「「「おー!」」」
早速というか、リズ達が元気良く声を上げていました。
現場に行って確認するメンバーに、当初のリズ、エレノア、サンディ、イヨに加えて、ルーシーお姉様とメアリも参加する事になった。
ジンさん達も一緒なので、あくまでもジンさんバリアを突破した人じゃないと一緒に参加できません。
更に、スラちゃんとプリンも捜査に参加します。
因みに、ルーカスお兄様とアイビー様は新学期の生徒会準備で学園に行くので不在です。
更に職員がつくまでは、僕一人で事務仕事をする事になりました。
どうしてこうなった……
「リストを元にチェックすれば大丈夫よ。現場で誰をリストアップしたかを共有するだけだから、弟くんがいれば十分よ」
ルーシーお姉様も、書類を手にやる気満々です。
まあ、現場の統制をジンさん達がしてくれれば大丈夫ですね。
「行ってくるねー」
「気をつけてね」
という事で、早速リズ達は僕のお膝元である宰相管理の部署に向かっていった。
暫くは何も起こらないだろうな。
カリカリカリ、ペラペラ。
「宰相、最近は書類の間違いが少なくなりましたね」
「新人も、業務に慣れてきたのだろう。とても良い傾向だ」
不正発覚の原因となった書類の虚偽記載も無くなり、単純な記載ミスのみになっていた。
とっても良い事だし、書類整理がはかどります。
バン!
「た、大変です。秘書課で、レイナ様と職員が言い争いになっています」
「えっ、まだ三十分ですよ?」
リズ達の付き添いの近衛騎士が、宰相執務室に駆け込んできました。
「むう、儂の通信用魔導具にもカミラから連絡が入ったぞ。アレク君、行ってみるか」
「そうですね。いきなり何があったのかな?」
「ご案内します」
近衛騎士だけでなく、カミラさんからも連絡が入るなんて。
結構大事になってそうだよ。
僕と宰相は、近衛騎士の後をついて一階下の秘書課に向かいました。
「このくそ野郎が! 女性を食い物にしやがって!」
「ぐふっ、ぐが、い、息が……」
「おい、レイナ。一旦止めろ。拘束して話を聞くぞ」
秘書課に着くと、とんでもない事が起きていました。
普段はとても優しいレイナさんが、鬼の形相で太った男性の首を締めていたのです。
ジンさんだけレイナさんを止めていたけど、他の女性陣はレイナさんを止めるどころか首を締められている太った男性を睨みつけていました。
バリバリバリ。
「あばばばば……」
スラちゃんのサンダーバインドが決まってから、レイナさんはようやく太った男性から離れました。
しかし、サンダーバインドだから継続ダメージだし、スラちゃんも怒っているって事ですね。
「おじいちゃん、実はね……」
「はっ? なんじゃと!」
「えっ! そんな事が!」
カミラさんから話を聞いたら、宰相と僕は物凄く驚いちゃいました。
あの太った男性は秘書課の課長で、昏睡強姦の容疑があるそうです。
秘書課に着いた途端、リズ達が課長を指差して大悪人と叫んだそうです。
たまたま秘書課にレイナさんと学園時代から仲が良い秘書がいて話を聞いたら、こんな事があったと泣きながら話したそうです。
レイナさんの同級生も被害にあっていて、レイナは当然激怒します。
その間に、リズ達が課長の机を調べたら、色々な薬が出てきたって訳です。
近衛騎士も、鑑定が使える者を呼びに行ったそうです。
「えっと、睡眠薬に催淫薬に避妊薬と。とんでもない物が出てきましたよ」
「近衛騎士の鑑定が済み次第、コイツは重犯罪者の牢屋にぶち込みだな。他にも協力者がいるかもしれんぞ」
机の上に置かれた薬を鑑定したら、ため息が出てしまいました。
直ぐに宰相も、色々と指示を出していました。
「さて、次は誰と協力していたか話を聞かせてもらわないとな。こんな大事、一人でできる訳ないもんな」
シャキン。
「あばばばば」
今度は、ジンさんが聖剣をキラリと抜いて課長の前に突き出しました。
制限に魔力が込められていき、黄金色に輝いていきます。
レイナさんの同級生イコール、ジンさん達全員の同級生が被害にあった事になるもんね。
というか、スラちゃんのサンダーバインドの影響で、課長は痺れて喋れない気がするけど。
シュイーン。
「はい、これで大丈夫だよ」
「もう、お薬の影響はないの」
「あっ、ありがとうございます……」
そして、リズ達はというと被害にあっていた人を治療していた。
でも、体は治せても心のケアも必要だよね。
ザッザッザッ。
「ここに女性の敵がいると聞きましたが」
「あっ、お母様だ」
そして、何故か完全フル装備の王妃様が近衛騎士と共に秘書課に現れました。
気のせいか、近衛騎士も全員女性なんですげど。
ジンさんが聖剣を突きつけている課長を見るやいなや、王妃様から般若のオーラが溢れ出ました。
「王妃様、アレクサンダー殿下の鑑定結果と一致しました」
「ご苦労さまね。コイツを死刑囚牢に入れて、厳しく尋問するように。また、コイツの関係者が把握でき次第、特別調査チームと連携して一人残らず捕縛する様に」
「「「はっ」」」
「あばばばば」
あっ、課長の入る際が重犯罪者牢から死刑囚牢にランクアップしちゃった。
貴族令嬢に対する犯罪なので、かなりの重罪になるそうです。
結局、課長はサンダーバインドをかけられたまま連行されていきました。
スラちゃん曰く、あと三十分はサンダーバインドは解けないそうです。
「悪い人を捕まえるぞ!」
「「「おー!」」」
早速というか、リズ達が元気良く声を上げていました。
現場に行って確認するメンバーに、当初のリズ、エレノア、サンディ、イヨに加えて、ルーシーお姉様とメアリも参加する事になった。
ジンさん達も一緒なので、あくまでもジンさんバリアを突破した人じゃないと一緒に参加できません。
更に、スラちゃんとプリンも捜査に参加します。
因みに、ルーカスお兄様とアイビー様は新学期の生徒会準備で学園に行くので不在です。
更に職員がつくまでは、僕一人で事務仕事をする事になりました。
どうしてこうなった……
「リストを元にチェックすれば大丈夫よ。現場で誰をリストアップしたかを共有するだけだから、弟くんがいれば十分よ」
ルーシーお姉様も、書類を手にやる気満々です。
まあ、現場の統制をジンさん達がしてくれれば大丈夫ですね。
「行ってくるねー」
「気をつけてね」
という事で、早速リズ達は僕のお膝元である宰相管理の部署に向かっていった。
暫くは何も起こらないだろうな。
カリカリカリ、ペラペラ。
「宰相、最近は書類の間違いが少なくなりましたね」
「新人も、業務に慣れてきたのだろう。とても良い傾向だ」
不正発覚の原因となった書類の虚偽記載も無くなり、単純な記載ミスのみになっていた。
とっても良い事だし、書類整理がはかどります。
バン!
「た、大変です。秘書課で、レイナ様と職員が言い争いになっています」
「えっ、まだ三十分ですよ?」
リズ達の付き添いの近衛騎士が、宰相執務室に駆け込んできました。
「むう、儂の通信用魔導具にもカミラから連絡が入ったぞ。アレク君、行ってみるか」
「そうですね。いきなり何があったのかな?」
「ご案内します」
近衛騎士だけでなく、カミラさんからも連絡が入るなんて。
結構大事になってそうだよ。
僕と宰相は、近衛騎士の後をついて一階下の秘書課に向かいました。
「このくそ野郎が! 女性を食い物にしやがって!」
「ぐふっ、ぐが、い、息が……」
「おい、レイナ。一旦止めろ。拘束して話を聞くぞ」
秘書課に着くと、とんでもない事が起きていました。
普段はとても優しいレイナさんが、鬼の形相で太った男性の首を締めていたのです。
ジンさんだけレイナさんを止めていたけど、他の女性陣はレイナさんを止めるどころか首を締められている太った男性を睨みつけていました。
バリバリバリ。
「あばばばば……」
スラちゃんのサンダーバインドが決まってから、レイナさんはようやく太った男性から離れました。
しかし、サンダーバインドだから継続ダメージだし、スラちゃんも怒っているって事ですね。
「おじいちゃん、実はね……」
「はっ? なんじゃと!」
「えっ! そんな事が!」
カミラさんから話を聞いたら、宰相と僕は物凄く驚いちゃいました。
あの太った男性は秘書課の課長で、昏睡強姦の容疑があるそうです。
秘書課に着いた途端、リズ達が課長を指差して大悪人と叫んだそうです。
たまたま秘書課にレイナさんと学園時代から仲が良い秘書がいて話を聞いたら、こんな事があったと泣きながら話したそうです。
レイナさんの同級生も被害にあっていて、レイナは当然激怒します。
その間に、リズ達が課長の机を調べたら、色々な薬が出てきたって訳です。
近衛騎士も、鑑定が使える者を呼びに行ったそうです。
「えっと、睡眠薬に催淫薬に避妊薬と。とんでもない物が出てきましたよ」
「近衛騎士の鑑定が済み次第、コイツは重犯罪者の牢屋にぶち込みだな。他にも協力者がいるかもしれんぞ」
机の上に置かれた薬を鑑定したら、ため息が出てしまいました。
直ぐに宰相も、色々と指示を出していました。
「さて、次は誰と協力していたか話を聞かせてもらわないとな。こんな大事、一人でできる訳ないもんな」
シャキン。
「あばばばば」
今度は、ジンさんが聖剣をキラリと抜いて課長の前に突き出しました。
制限に魔力が込められていき、黄金色に輝いていきます。
レイナさんの同級生イコール、ジンさん達全員の同級生が被害にあった事になるもんね。
というか、スラちゃんのサンダーバインドの影響で、課長は痺れて喋れない気がするけど。
シュイーン。
「はい、これで大丈夫だよ」
「もう、お薬の影響はないの」
「あっ、ありがとうございます……」
そして、リズ達はというと被害にあっていた人を治療していた。
でも、体は治せても心のケアも必要だよね。
ザッザッザッ。
「ここに女性の敵がいると聞きましたが」
「あっ、お母様だ」
そして、何故か完全フル装備の王妃様が近衛騎士と共に秘書課に現れました。
気のせいか、近衛騎士も全員女性なんですげど。
ジンさんが聖剣を突きつけている課長を見るやいなや、王妃様から般若のオーラが溢れ出ました。
「王妃様、アレクサンダー殿下の鑑定結果と一致しました」
「ご苦労さまね。コイツを死刑囚牢に入れて、厳しく尋問するように。また、コイツの関係者が把握でき次第、特別調査チームと連携して一人残らず捕縛する様に」
「「「はっ」」」
「あばばばば」
あっ、課長の入る際が重犯罪者牢から死刑囚牢にランクアップしちゃった。
貴族令嬢に対する犯罪なので、かなりの重罪になるそうです。
結局、課長はサンダーバインドをかけられたまま連行されていきました。
スラちゃん曰く、あと三十分はサンダーバインドは解けないそうです。
330
お気に入りに追加
8,874
あなたにおすすめの小説

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
小型オンリーテイマーの辺境開拓スローライフ 小さいからって何もできないわけじゃない!
渡琉兎
ファンタジー
◆『第4回次世代ファンタジーカップ』にて優秀賞受賞!
◇2025年02月18日頃に1巻出荷予定!
◆05/22 18:00 ~ 05/28 09:00 HOTランキングで1位になりました!5日間と15時間の維持、皆様の応援のおかげです!ありがとうございます!!
誰もが神から授かったスキルを活かして生活する世界。
スキルを尊重する、という教えなのだが、年々その教えは損なわれていき、いつしかスキルの強弱でその人を判断する者が多くなってきた。
テイマー一家のリドル・ブリードに転生した元日本人の六井吾郎(むついごろう)は、領主として名を馳せているブリード家の嫡男だった。
リドルもブリード家の例に漏れることなくテイマーのスキルを授かったのだが、その特性に問題があった。
小型オンリーテイム。
大型の魔獣が強い、役に立つと言われる時代となり、小型魔獣しかテイムできないリドルは、家族からも、領民からも、侮られる存在になってしまう。
嫡男でありながら次期当主にはなれないと宣言されたリドルは、それだけではなくブリード家の領地の中でも開拓が進んでいない辺境の地を開拓するよう言い渡されてしまう。
しかしリドルに不安はなかった。
「いこうか。レオ、ルナ」
「ガウ!」
「ミー!」
アイスフェンリルの赤ちゃん、レオ。
フレイムパンサーの赤ちゃん、ルナ。
実は伝説級の存在である二匹の赤ちゃん魔獣と共に、リドルは様々な小型魔獣と、前世で得た知識を駆使して、辺境の地を開拓していく!

誰にも信じてもらえなかった公爵令嬢は、もう誰も信じません。
salt
恋愛
王都で罪を犯した悪役令嬢との婚姻を結んだ、東の辺境伯地ディオグーン領を治める、フェイドリンド辺境伯子息、アルバスの懺悔と後悔の記録。
6000文字くらいで摂取するお手軽絶望バッドエンドです。
*なろう・pixivにも掲載しています。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。