532 / 936
第二十四章 お兄ちゃんの官僚としての忙しい日々
六百九十一話 特別調査チームが作られる事に
しおりを挟む
「あたた、体が痛い……」
「あなた、自業自得です。アレク君も他の人も、治療は不要ですよ」
「「「はい……」」」
陛下は王妃様とアリア様と何かをしていたらしく、全身ボロボロで戻ってきた。
思わず治療しようとしたけど、王妃様がニコリとしながら不要というので治療はできないですね。
「ジョディーも他の皆も、謁見が終わるまで勉強部屋にいましょうね。謁見が終わっても、直ぐに会議があるから長くなりそうよ」
「「「はーい」」」
ジョディーちゃんは、リズ達と一緒にアリア様の後をついていった。
勉強をしつつ、交流を深めるのだろう。
僕達は、侍従の後をついていって謁見の間に向かいます。
「おお、マテオではないか。色々と大変だったな」
「レビン男爵様!」
謁見の間の前に、青髪を短く刈り上げたすらっとした男性が立っていた。
マテオ君が名前を読んで歩み寄ったから、この人がジョディーちゃんの父親のレビン男爵様で間違いないだろう。
「レビン男爵、朝早くからご苦労だったな」
「畏れ入ります、陛下。しかし、私も急な事で驚いております」
「それは、余とて同じだ。闇組織が何かをやる時は、こちらの予想もしない時に起こす。全く、迷惑な事だ」
レビン男爵様と陛下が愚痴をこぼしていたけど、今回のクエスト男爵領の件はたまたま教会からおかしいと連絡がなければ完全に見過ごしていたもんね。
本当に闇組織が何かをすると、多くの人に迷惑がでるね。
そんな事を話しながら、皆で謁見の間に入ります。
「先程、内務部での手続きも完遂した。よって、クエスト男爵家当主にマテオを充てる事とする」
「精一杯頑張ります」
「うむ。マテオは賢いが、まだ幼年だ。ホーエンハイム辺境伯、レビン男爵、マテオの事を良く見てやってくれ」
「「畏まりした」」
うん、あっという間に新たなクエスト男爵家の当主就任に関する儀式が終了しました。
殆ど特別な事もないし、後見者も決まっているのでとってもスムーズです。
そのまま閣僚達と共に、今度は会議室に移動しました。
「クエスト男爵家の当主就任の件はこれで問題ないが、問題は闇組織がクエスト男爵家内部に深く入り込んでいた事だな」
「私もあの執事に会った事はありますが、見た目だけならただの若い執事でした。ですので、そこまで危険視はしておりませんでした」
「そうよな。身分を偽り仕事もキチンとできるとなると、警戒心が薄れるというもの。中々難しい問題だ」
今回みたいに、闇組織が貴族の後継者争いに関与して乗っ取りを計画するなんて、普通は分からないよね。
レビン男爵様が言う通り、僕もあの執事を初めて見た時はただの執事だと思ったもん。
「貴族家そのものに口を出すのは容易いが、家臣となると話は違ってくる。考えたくはないが、他の領地でも同様の事はあり得るだろうな」
「執事とまでいかなくとも、侍従程度の地位でも貴族の内情をある程度知る事ができます。情報を集めるだけなら既にいると思われます」
「アレクの言う通りだ。下っ端程度なら、どの組織に紛れ込んでいても分からないものだ。かと言って、いちいち鑑定して素性を確認するのも面倒だ」
王城の各組織にも、もしかしたら闇組織が紛れ込んでいるかもしれない。
それが、軍や重要部局なら尚更大変だ。
うーん、あまり使いたくないけどこの方法が良いかもな。
「僕達の手が届く範囲なら、リズ達の勘でリストアップして絞った人数を鑑定するって方法があります。王城内や軍は直ぐにでもやった方が良いと思います」
「リズの勘の良さは、既に鑑定魔法レベルだ。よし、この件はアレクを中心として進める様に」
あっ、陛下がニヤリとして僕に話を返してきたよ。
あの、僕を中心にって言っているけど、僕も仕事があるんですけど……
「なに、アレクをリーダーとして配下に職員を付けさせれば良いだろう。アレクは宰相補佐官だから、全部署の統括確認しても問題はない。リズ達も既に色々な部局や軍に顔を出しているし、特に問題ないだろう。各地への調査も終わったし、ジンもつけさせよう」
「ああ、うん、分かりました。多分こっちの方が楽だと思いますよ」
という事で、急遽特別調査チームが編成されました。
ジンさんもついてくれるのは心強いけど、リズ達に振り回されるのが目に見えているなあ。
「あなた、自業自得です。アレク君も他の人も、治療は不要ですよ」
「「「はい……」」」
陛下は王妃様とアリア様と何かをしていたらしく、全身ボロボロで戻ってきた。
思わず治療しようとしたけど、王妃様がニコリとしながら不要というので治療はできないですね。
「ジョディーも他の皆も、謁見が終わるまで勉強部屋にいましょうね。謁見が終わっても、直ぐに会議があるから長くなりそうよ」
「「「はーい」」」
ジョディーちゃんは、リズ達と一緒にアリア様の後をついていった。
勉強をしつつ、交流を深めるのだろう。
僕達は、侍従の後をついていって謁見の間に向かいます。
「おお、マテオではないか。色々と大変だったな」
「レビン男爵様!」
謁見の間の前に、青髪を短く刈り上げたすらっとした男性が立っていた。
マテオ君が名前を読んで歩み寄ったから、この人がジョディーちゃんの父親のレビン男爵様で間違いないだろう。
「レビン男爵、朝早くからご苦労だったな」
「畏れ入ります、陛下。しかし、私も急な事で驚いております」
「それは、余とて同じだ。闇組織が何かをやる時は、こちらの予想もしない時に起こす。全く、迷惑な事だ」
レビン男爵様と陛下が愚痴をこぼしていたけど、今回のクエスト男爵領の件はたまたま教会からおかしいと連絡がなければ完全に見過ごしていたもんね。
本当に闇組織が何かをすると、多くの人に迷惑がでるね。
そんな事を話しながら、皆で謁見の間に入ります。
「先程、内務部での手続きも完遂した。よって、クエスト男爵家当主にマテオを充てる事とする」
「精一杯頑張ります」
「うむ。マテオは賢いが、まだ幼年だ。ホーエンハイム辺境伯、レビン男爵、マテオの事を良く見てやってくれ」
「「畏まりした」」
うん、あっという間に新たなクエスト男爵家の当主就任に関する儀式が終了しました。
殆ど特別な事もないし、後見者も決まっているのでとってもスムーズです。
そのまま閣僚達と共に、今度は会議室に移動しました。
「クエスト男爵家の当主就任の件はこれで問題ないが、問題は闇組織がクエスト男爵家内部に深く入り込んでいた事だな」
「私もあの執事に会った事はありますが、見た目だけならただの若い執事でした。ですので、そこまで危険視はしておりませんでした」
「そうよな。身分を偽り仕事もキチンとできるとなると、警戒心が薄れるというもの。中々難しい問題だ」
今回みたいに、闇組織が貴族の後継者争いに関与して乗っ取りを計画するなんて、普通は分からないよね。
レビン男爵様が言う通り、僕もあの執事を初めて見た時はただの執事だと思ったもん。
「貴族家そのものに口を出すのは容易いが、家臣となると話は違ってくる。考えたくはないが、他の領地でも同様の事はあり得るだろうな」
「執事とまでいかなくとも、侍従程度の地位でも貴族の内情をある程度知る事ができます。情報を集めるだけなら既にいると思われます」
「アレクの言う通りだ。下っ端程度なら、どの組織に紛れ込んでいても分からないものだ。かと言って、いちいち鑑定して素性を確認するのも面倒だ」
王城の各組織にも、もしかしたら闇組織が紛れ込んでいるかもしれない。
それが、軍や重要部局なら尚更大変だ。
うーん、あまり使いたくないけどこの方法が良いかもな。
「僕達の手が届く範囲なら、リズ達の勘でリストアップして絞った人数を鑑定するって方法があります。王城内や軍は直ぐにでもやった方が良いと思います」
「リズの勘の良さは、既に鑑定魔法レベルだ。よし、この件はアレクを中心として進める様に」
あっ、陛下がニヤリとして僕に話を返してきたよ。
あの、僕を中心にって言っているけど、僕も仕事があるんですけど……
「なに、アレクをリーダーとして配下に職員を付けさせれば良いだろう。アレクは宰相補佐官だから、全部署の統括確認しても問題はない。リズ達も既に色々な部局や軍に顔を出しているし、特に問題ないだろう。各地への調査も終わったし、ジンもつけさせよう」
「ああ、うん、分かりました。多分こっちの方が楽だと思いますよ」
という事で、急遽特別調査チームが編成されました。
ジンさんもついてくれるのは心強いけど、リズ達に振り回されるのが目に見えているなあ。
325
お気に入りに追加
8,873
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
水しか操れない無能と言われて虐げられてきた令嬢に転生していたようです。ところで皆さん。人体の殆どが水分から出来ているって知ってました?
ラララキヲ
ファンタジー
わたくしは出来損ない。
誰もが5属性の魔力を持って生まれてくるこの世界で、水の魔力だけしか持っていなかった欠陥品。
それでも、そんなわたくしでも侯爵家の血と伯爵家の血を引いている『血だけは価値のある女』。
水の魔力しかないわたくしは皆から無能と呼ばれた。平民さえもわたくしの事を馬鹿にする。
そんなわたくしでも期待されている事がある。
それは『子を生むこと』。
血は良いのだから次はまともな者が生まれてくるだろう、と期待されている。わたくしにはそれしか価値がないから……
政略結婚で決められた婚約者。
そんな婚約者と親しくする御令嬢。二人が愛し合っているのならわたくしはむしろ邪魔だと思い、わたくしは父に相談した。
婚約者の為にもわたくしが身を引くべきではないかと……
しかし……──
そんなわたくしはある日突然……本当に突然、前世の記憶を思い出した。
前世の記憶、前世の知識……
わたくしの頭は霧が晴れたかのように世界が突然広がった……
水魔法しか使えない出来損ない……
でも水は使える……
水……水分……液体…………
あら? なんだかなんでもできる気がするわ……?
そしてわたくしは、前世の雑な知識でわたくしを虐げた人たちに仕返しを始める……──
【※女性蔑視な発言が多々出てきますので嫌な方は注意して下さい】
【※知識の無い者がフワッとした知識で書いてますので『これは違う!』が許せない人は読まない方が良いです】
【※ファンタジーに現実を引き合いに出してあれこれ考えてしまう人にも合わないと思います】
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるよ!
◇なろうにも上げてます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。