474 / 1,258
第二十四章 お兄ちゃんの官僚としての忙しい日々
六百七十話 もしかし飢餓輸出?
しおりを挟む
皆で闇組織の構成員を縛り上げて、僕とスラちゃんのゲートで王都郊外の軍の駐屯地に送ります。
「ふう、片付きましたね。でも、まだまだ闇組織の構成員がいるかもしれないですね」
「というか、いるみたいよ。もう出てきたわ」
「「「うらー!」」」
僕もティナおばあさまもげんなりしながら、また襲ってきた闇組織の構成員を迎え撃ちました。
「「せりゃ! おりゃ!」」
うん、またもや内務卿と農務卿が大活躍しています。
勿論、兵を押しのけてって事は無いけどね。
供述ができるレベルで、襲ってきた闇組織の構成員を倒していきます。
「わ、わわわわ、私はただの侍従です。何でも、ないです、よ?」
「あっ、この人が悪い執事だよ。スラちゃんが見破ったよ」
「なっ!」
更に各部屋に入って、悪人を確認しながら捕まえていきます。
というか、誰が悪人か一目みて直ぐにわかりますね。
何も問題を起こしていない人はかなり痩せていて、悪い人は太っています。
もしかして、食事もろくにしていなかったのだろうか。
何だか、とっても嫌な予感がしてきたよ。
「内務卿、農務卿、まさかとは思うのですけど、カスバク子爵領では飢餓輸出が行われていたのではないですか?」
「可能性は高いだろう。貴族主義の領地では、既に前例があるからな」
「カスバク男爵領でも飢餓輸出が起きている可能性がある。早めに向かわないとならないな」
向かってくる構成員を倒しながら、僕達は懸念材料の話をしました。
直ぐにティナおばあさまが、王城に連絡して炊き出しや治療の手配をしてくれました。
「よし、こんなもんだろう。兵を増やして証拠を抑えるのと、治療と炊き出しをしないとな」
「じゃあ、王城にゲートを繋ぎますね」
僕が王城にゲートを繋ぐと、調査官と炊き出し担当の侍従と共に、宰相と外務卿がやってきました。
「飢餓輸出までしているとなると、話がとても大きくなるな。状況を確認して、王都との交易量を増やさなければならない」
「こちらは私達が受け持つので、早めに男爵領に行って貰うと助かる。何せ、何かあっても王都から馬車で一日あれば着くからな」
宰相と外務卿がありがたい事を行ってくれたので、僕達はスラちゃんのゲートでカスバク男爵領に向かいました。
「うりゃー!」
「おりゃー!」
そして、残念ながらカスバク男爵家の屋敷でも肉体言語でのお話が始まってしまいました。
しかも屋敷に入った瞬間に、闇組織の構成員が僕達を襲ってきました。
うん、弱い、弱すぎる。
完全に見掛け倒しのチンピラレベルの闇組織構成員なので、ここでもあっという間に制圧完了です。
「ここも侍従が痩せ細っていますね」
「あのね、ご飯ちゃんと食べていないから、お腹ペコペコなんだって」
「屋敷の者にろくに食事を与えずに、自分達は贅沢ばかりをしている。統治者として最低ね」
大体の闇組織の構成員を捕まえた所で、カスバク男爵家にも応援を呼びました。
うん、ティナおばあさまが余りの統治の酷さにガチギレしているよ。
僕も流石に怒っています。
「はあ、ここまで酷いとは何という事か。バザール領よりも深刻な状況ではないか」
今度は調査官と兵と王城の侍従と共に、商務卿がやってきました。
商務卿も、余りの状況の酷さに顔をしかめていました。
「これじゃあ、どうにかしてと陳情が来るのは当たり前ですね」
「物流が止まって、物や人にお金の流れも止まったのだろう。急いで改善しないとならないな。このままでは、大量の餓死者が出るぞ」
商務卿は商売に詳しいだけあって、直ぐに色々と指示を出していました。
炊き出しだけじゃ、その場しのぎの対応になっちゃうもんね。
「うん? ケーヒル伯爵からの連絡だわ。まあ、大変! 闇組織がゴブリンやオークなどを召喚して、かなり抵抗しているそうよ」
「物量で押し切るつもりですね。早く助けに行かないと」
森の方では、結構大変な事になっていました。
そもそも屋敷だとスペースが限られるので、魔物を召喚しても余り意味がありません。
でも、広いスペースのある森だと、幾らでも魔物を召喚できますね。
「お兄ちゃん、早く助けに行かないと」
「アレク君、こちらは任せて貰って大丈夫だ。早く行くのだよ」
商務卿もここは大丈夫だと、僕達に言ってくれました。
僕達は急いで、スラちゃんのゲートで森に向かいました。
「ふう、片付きましたね。でも、まだまだ闇組織の構成員がいるかもしれないですね」
「というか、いるみたいよ。もう出てきたわ」
「「「うらー!」」」
僕もティナおばあさまもげんなりしながら、また襲ってきた闇組織の構成員を迎え撃ちました。
「「せりゃ! おりゃ!」」
うん、またもや内務卿と農務卿が大活躍しています。
勿論、兵を押しのけてって事は無いけどね。
供述ができるレベルで、襲ってきた闇組織の構成員を倒していきます。
「わ、わわわわ、私はただの侍従です。何でも、ないです、よ?」
「あっ、この人が悪い執事だよ。スラちゃんが見破ったよ」
「なっ!」
更に各部屋に入って、悪人を確認しながら捕まえていきます。
というか、誰が悪人か一目みて直ぐにわかりますね。
何も問題を起こしていない人はかなり痩せていて、悪い人は太っています。
もしかして、食事もろくにしていなかったのだろうか。
何だか、とっても嫌な予感がしてきたよ。
「内務卿、農務卿、まさかとは思うのですけど、カスバク子爵領では飢餓輸出が行われていたのではないですか?」
「可能性は高いだろう。貴族主義の領地では、既に前例があるからな」
「カスバク男爵領でも飢餓輸出が起きている可能性がある。早めに向かわないとならないな」
向かってくる構成員を倒しながら、僕達は懸念材料の話をしました。
直ぐにティナおばあさまが、王城に連絡して炊き出しや治療の手配をしてくれました。
「よし、こんなもんだろう。兵を増やして証拠を抑えるのと、治療と炊き出しをしないとな」
「じゃあ、王城にゲートを繋ぎますね」
僕が王城にゲートを繋ぐと、調査官と炊き出し担当の侍従と共に、宰相と外務卿がやってきました。
「飢餓輸出までしているとなると、話がとても大きくなるな。状況を確認して、王都との交易量を増やさなければならない」
「こちらは私達が受け持つので、早めに男爵領に行って貰うと助かる。何せ、何かあっても王都から馬車で一日あれば着くからな」
宰相と外務卿がありがたい事を行ってくれたので、僕達はスラちゃんのゲートでカスバク男爵領に向かいました。
「うりゃー!」
「おりゃー!」
そして、残念ながらカスバク男爵家の屋敷でも肉体言語でのお話が始まってしまいました。
しかも屋敷に入った瞬間に、闇組織の構成員が僕達を襲ってきました。
うん、弱い、弱すぎる。
完全に見掛け倒しのチンピラレベルの闇組織構成員なので、ここでもあっという間に制圧完了です。
「ここも侍従が痩せ細っていますね」
「あのね、ご飯ちゃんと食べていないから、お腹ペコペコなんだって」
「屋敷の者にろくに食事を与えずに、自分達は贅沢ばかりをしている。統治者として最低ね」
大体の闇組織の構成員を捕まえた所で、カスバク男爵家にも応援を呼びました。
うん、ティナおばあさまが余りの統治の酷さにガチギレしているよ。
僕も流石に怒っています。
「はあ、ここまで酷いとは何という事か。バザール領よりも深刻な状況ではないか」
今度は調査官と兵と王城の侍従と共に、商務卿がやってきました。
商務卿も、余りの状況の酷さに顔をしかめていました。
「これじゃあ、どうにかしてと陳情が来るのは当たり前ですね」
「物流が止まって、物や人にお金の流れも止まったのだろう。急いで改善しないとならないな。このままでは、大量の餓死者が出るぞ」
商務卿は商売に詳しいだけあって、直ぐに色々と指示を出していました。
炊き出しだけじゃ、その場しのぎの対応になっちゃうもんね。
「うん? ケーヒル伯爵からの連絡だわ。まあ、大変! 闇組織がゴブリンやオークなどを召喚して、かなり抵抗しているそうよ」
「物量で押し切るつもりですね。早く助けに行かないと」
森の方では、結構大変な事になっていました。
そもそも屋敷だとスペースが限られるので、魔物を召喚しても余り意味がありません。
でも、広いスペースのある森だと、幾らでも魔物を召喚できますね。
「お兄ちゃん、早く助けに行かないと」
「アレク君、こちらは任せて貰って大丈夫だ。早く行くのだよ」
商務卿もここは大丈夫だと、僕達に言ってくれました。
僕達は急いで、スラちゃんのゲートで森に向かいました。
415
あなたにおすすめの小説
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
【完結】これをもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
一人、辺境の地に置いていかれたので、迎えが来るまで生き延びたいと思います
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
大きなスタンビートが来るため、領民全てを引き連れ避難する事になった。
しかし、着替えを手伝っていたメイドが別のメイドに駆り出された後、光を避けるためにクローゼットの奥に行き、朝早く起こされ、まだまだ眠かった僕はそのまま寝てしまった。用事を済ませたメイドが部屋に戻ってきた時、目に付く場所に僕が居なかったので先に行ったと思い、開けっ放しだったクローゼットを閉めて、メイドも急いで外へ向かった。
全員が揃ったと思った一行はそのまま領地を後にした。
クローゼットの中に幼い子供が一人、取り残されている事を知らないまま
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。