488 / 726
第二十三章 ルルーさんの結婚式と新たな命の誕生
五百八十二話 マロード男爵家に赤ちゃんが誕生
しおりを挟む
そしてある日の午後、イザベラ様から僕達に連絡がありました。
「昨日、セシルが男の子を出産したわ。バタバタしていて、連絡が遅れてごめんなさいね」
「「「やったー!」」」
赤ちゃんを楽しみにしていたリズ達は、知らせを聞いて思わず大喜びです。
夏頃には、セシルさんが出産するだろうという話でした。
そして、今日は安息日なので学園もお休みです。
エマさんとオリビアさんも、王都の屋敷から呼び寄せました。
王城にも連絡したら、ティナおばあさまとエレノアが一緒に来たいそうです。
ルカちゃんとエドちゃんはお昼寝中なので、別の機会ですね。
ジンさん達も一緒に行くので、皆揃ってマロード男爵の屋敷に向かいました。
「うわー、ちっちゃいな」
「ふふ、まだ生まれたばかりだからね」
ベビーベッドには、マイクさんそっくりの茶色の髪をした男の子がスヤスヤと眠っていました。
甥っ子の誕生に、エマさんとオリビアさんも笑顔が止まりません。
「マイク、セシル。元気な赤ちゃんだな」
「跡取りが生まれて、一安心ね」
勿論、おじいちゃんとおばあちゃんでもある辺境伯様とイザベラ様も、ニコニコが止まりません。
「しかし、改めて赤ん坊を見ると、親となったと実感しました」
「私もです。胎動とかは感じでいましたが、この子が生まれてくれて母になったのだと強く感じました」
マイク様もセシルさんも、ちょっと顔が引き締まった感じだね。
親になるって、本当に大変なんだね。
「あうあう」
「何回見ても、赤ちゃんって本当に可愛いね」
「ライアンちゃん、可愛いの」
「ライちゃん!」
リズとエレノアが赤ちゃんの顔を覗いているけど、ここ三年位は結婚ラッシュに出産ラッシュだったもんね。
ミカエルは、既に赤ちゃんを愛称で呼んでいます。
レイカちゃん達も、赤ちゃんに興味津々です。
「もう少ししたら、出産を聞きつけた多くの貴族から出産祝いが届くわよ。マロード男爵領は発展著しいし、縁をつなぎたい貴族は多いわ」
「結婚式でも色々ありましたし、覚悟しておきます」
ティナおばあさまの忠告に、マイク様も苦笑しながら応えていました。
そういえば、マイク様とセシルさんの結婚式で大暴れした貴族がいたよね。
因みに、僕達は表向きの出産祝いを贈りつつ、裏ではマロード男爵家の希望した物を贈っています。
やっぱり、おしめとか産着は沢山あっても良いらしいです。
「同級生には可能な限り連絡して、華美な物は避けてくれって言っておきました」
「でも、ノリと勢いで凄いものを贈ってきそうな気もします……」
マイク様とセシルさんが、顔を見合わせながら語っていました。
そういえば、マイク様とセシルさんの学園の同級生はとってもノリが良かったよね。
因みに、待望の跡取り誕生にマロード男爵家の屋敷は大変盛り上がっていて、侍従も張り切ってお世話をしているそうです。
まだマロード男爵領恒例の害獣駆除のタイミングじゃないので、後で皆で赤ちゃんを見に行く予定です。
「昨日、セシルが男の子を出産したわ。バタバタしていて、連絡が遅れてごめんなさいね」
「「「やったー!」」」
赤ちゃんを楽しみにしていたリズ達は、知らせを聞いて思わず大喜びです。
夏頃には、セシルさんが出産するだろうという話でした。
そして、今日は安息日なので学園もお休みです。
エマさんとオリビアさんも、王都の屋敷から呼び寄せました。
王城にも連絡したら、ティナおばあさまとエレノアが一緒に来たいそうです。
ルカちゃんとエドちゃんはお昼寝中なので、別の機会ですね。
ジンさん達も一緒に行くので、皆揃ってマロード男爵の屋敷に向かいました。
「うわー、ちっちゃいな」
「ふふ、まだ生まれたばかりだからね」
ベビーベッドには、マイクさんそっくりの茶色の髪をした男の子がスヤスヤと眠っていました。
甥っ子の誕生に、エマさんとオリビアさんも笑顔が止まりません。
「マイク、セシル。元気な赤ちゃんだな」
「跡取りが生まれて、一安心ね」
勿論、おじいちゃんとおばあちゃんでもある辺境伯様とイザベラ様も、ニコニコが止まりません。
「しかし、改めて赤ん坊を見ると、親となったと実感しました」
「私もです。胎動とかは感じでいましたが、この子が生まれてくれて母になったのだと強く感じました」
マイク様もセシルさんも、ちょっと顔が引き締まった感じだね。
親になるって、本当に大変なんだね。
「あうあう」
「何回見ても、赤ちゃんって本当に可愛いね」
「ライアンちゃん、可愛いの」
「ライちゃん!」
リズとエレノアが赤ちゃんの顔を覗いているけど、ここ三年位は結婚ラッシュに出産ラッシュだったもんね。
ミカエルは、既に赤ちゃんを愛称で呼んでいます。
レイカちゃん達も、赤ちゃんに興味津々です。
「もう少ししたら、出産を聞きつけた多くの貴族から出産祝いが届くわよ。マロード男爵領は発展著しいし、縁をつなぎたい貴族は多いわ」
「結婚式でも色々ありましたし、覚悟しておきます」
ティナおばあさまの忠告に、マイク様も苦笑しながら応えていました。
そういえば、マイク様とセシルさんの結婚式で大暴れした貴族がいたよね。
因みに、僕達は表向きの出産祝いを贈りつつ、裏ではマロード男爵家の希望した物を贈っています。
やっぱり、おしめとか産着は沢山あっても良いらしいです。
「同級生には可能な限り連絡して、華美な物は避けてくれって言っておきました」
「でも、ノリと勢いで凄いものを贈ってきそうな気もします……」
マイク様とセシルさんが、顔を見合わせながら語っていました。
そういえば、マイク様とセシルさんの学園の同級生はとってもノリが良かったよね。
因みに、待望の跡取り誕生にマロード男爵家の屋敷は大変盛り上がっていて、侍従も張り切ってお世話をしているそうです。
まだマロード男爵領恒例の害獣駆除のタイミングじゃないので、後で皆で赤ちゃんを見に行く予定です。
応援ありがとうございます!
62
お気に入りに追加
7,498
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。