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第二十一章 ちょっと平和な日々
五百二十二話 明日の予定は?
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と、ここでティナおばあさまに質問をしないと。
「ティナおばあさま、今日は皆の付き添いですか?」
「そうよ。ルーカスとアイビーもそうだけど、他家の貴族の子どももいるからね」
アリア様が妊娠したのもあって、王妃様がアリア様の補助をしている事が多くなりました。
なので、ティナおばあさまが色々と動いています。
カチャ。
「ジン様がお見えになりました」
「おお、そうか。入ってくれ」
ジンさんも屋敷に到着したみたいで、応接室に入ってきました。
「じーだ!」
「な、何なんだ? この子どもの多さは」
ミカエルが、応接室に入ってきたジンさんの元にダッシュしていきました。
子ども部屋にいた子どもが、ルシアさんと一緒に全員応接室に集まって来ちゃったもんね。
と、ここで何やら興奮している人がいるよ。
「あ、あの、イベリス侯爵家のオーガスと言います。救国の勇者ジン様ですね。お会いできて光栄です」
「お、おおう。まあ、落ち着いてくれ」
あのちょっとクールそうなオーガスさんが、超興奮しながらジンさんに握手しているよ。
オーガスさんの熱烈っぷりに、流石のジンさんも戸惑っているよ。
「ははは、こう見えてオーガスはジンさんの大ファンなんだよ。ジンさんに会えるのをとっても楽しみにしていたよ」
ルーカスお兄様が苦笑しながら答えてくれたけど、人は見かけによらないんだね。
「はあ、オーガスちゃんと勇者様の絡み。とても良いわ」
「シシリーの腐女子具合もパワーアップしているわね……」
そして妄想モード全開のシシリーさんを、アイビー様が仕方ないって感じで見ていました。
うーん、ちょっとカオスな状態だなあ。
取り敢えず皆座って、話をする事になりました。
因みに、子ども達はいつの間にか色々な人の膝の上に座っていました。
「じゃあ、明日の事を話すわ。明日は特別な事はせずに、皆で薬草採取をして午後は炊き出しを行います。いつもの護衛レベルで問題ないわ」
「まあアレクに俺達がいれば、余程の事がなければ対応できるだろう。あのポニー軍団もいれば尚更だな。明日ならルルーも家にいるし」
いつもの事をするだけなので、僕もジンさんも何も問題ありません。
ポニさん達もいれば、ゴブリンキングがいたって余裕ですね。
「四人は冒険者登録を済ませてあるわ。だから、薬草採取の時は普通に接して大丈夫よ」
「ルーキーなら、あのおばちゃんも付いてくるだろうな。庶民の生活を知るなら、昼飯はギルドの食堂で良いだろう」
「「「やったー!」」」
ギルドの食事はとても美味しいし、下手したら貴族の料理人が作る料理よりも美味しいかもしれないよね。
やはり、バザール子爵領産の特製ソースは凄いよね。
「後は、四人は辺境伯家に泊まるわ。ルーカスとアイビーは、私と一緒にいつもの部屋ね」
僕の屋敷にある皆の部屋は、連絡を受けてから綺麗にしてあります。
あまり私物は置いていないし、いつも綺麗に使ってくれているから全然問題ありません。
「じゃー、あいねーねと一緒にねるー!」
「ぶりも一緒にねるー!」
「ええ、良いわよ。一緒に寝ましょうね」
「「やったー!」
ここで真っ先に手を上げたのが、ミカエルとブリットだった。
久々にアイビー様とのお泊りなので、テンションが少し高めだ。
僕も、何だかんだでリズと一緒にティナおばあさまと寝るのかなと思ったりもしました。
「ティナおばあさま、今日は皆の付き添いですか?」
「そうよ。ルーカスとアイビーもそうだけど、他家の貴族の子どももいるからね」
アリア様が妊娠したのもあって、王妃様がアリア様の補助をしている事が多くなりました。
なので、ティナおばあさまが色々と動いています。
カチャ。
「ジン様がお見えになりました」
「おお、そうか。入ってくれ」
ジンさんも屋敷に到着したみたいで、応接室に入ってきました。
「じーだ!」
「な、何なんだ? この子どもの多さは」
ミカエルが、応接室に入ってきたジンさんの元にダッシュしていきました。
子ども部屋にいた子どもが、ルシアさんと一緒に全員応接室に集まって来ちゃったもんね。
と、ここで何やら興奮している人がいるよ。
「あ、あの、イベリス侯爵家のオーガスと言います。救国の勇者ジン様ですね。お会いできて光栄です」
「お、おおう。まあ、落ち着いてくれ」
あのちょっとクールそうなオーガスさんが、超興奮しながらジンさんに握手しているよ。
オーガスさんの熱烈っぷりに、流石のジンさんも戸惑っているよ。
「ははは、こう見えてオーガスはジンさんの大ファンなんだよ。ジンさんに会えるのをとっても楽しみにしていたよ」
ルーカスお兄様が苦笑しながら答えてくれたけど、人は見かけによらないんだね。
「はあ、オーガスちゃんと勇者様の絡み。とても良いわ」
「シシリーの腐女子具合もパワーアップしているわね……」
そして妄想モード全開のシシリーさんを、アイビー様が仕方ないって感じで見ていました。
うーん、ちょっとカオスな状態だなあ。
取り敢えず皆座って、話をする事になりました。
因みに、子ども達はいつの間にか色々な人の膝の上に座っていました。
「じゃあ、明日の事を話すわ。明日は特別な事はせずに、皆で薬草採取をして午後は炊き出しを行います。いつもの護衛レベルで問題ないわ」
「まあアレクに俺達がいれば、余程の事がなければ対応できるだろう。あのポニー軍団もいれば尚更だな。明日ならルルーも家にいるし」
いつもの事をするだけなので、僕もジンさんも何も問題ありません。
ポニさん達もいれば、ゴブリンキングがいたって余裕ですね。
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「ルーキーなら、あのおばちゃんも付いてくるだろうな。庶民の生活を知るなら、昼飯はギルドの食堂で良いだろう」
「「「やったー!」」」
ギルドの食事はとても美味しいし、下手したら貴族の料理人が作る料理よりも美味しいかもしれないよね。
やはり、バザール子爵領産の特製ソースは凄いよね。
「後は、四人は辺境伯家に泊まるわ。ルーカスとアイビーは、私と一緒にいつもの部屋ね」
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あまり私物は置いていないし、いつも綺麗に使ってくれているから全然問題ありません。
「じゃー、あいねーねと一緒にねるー!」
「ぶりも一緒にねるー!」
「ええ、良いわよ。一緒に寝ましょうね」
「「やったー!」
ここで真っ先に手を上げたのが、ミカエルとブリットだった。
久々にアイビー様とのお泊りなので、テンションが少し高めだ。
僕も、何だかんだでリズと一緒にティナおばあさまと寝るのかなと思ったりもしました。
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