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第二十一章 ちょっと平和な日々
五百十八話 皆で朝の訓練
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マジカルラットの子どもも大分大きくなり、予定されていた貰い手の所にいきました。
薬草採取の時に使用するかごを住みかとしていて、薬草や種子を食べています。
朝の訓練時には、王城に行った二匹以外も集まって魔法の訓練を行っています。
「「「キュー!」」」
「そうそう、その調子よ。上手く魔力を循環させてね」
マジカルラットの子ども達に、カミラさんが魔力循環を指導しています。
皆一生懸命に訓練していて、魔法も段々と上手になってきました。
王城に行った二匹は、ティナおばあさまやアマリリスが魔法の指導をしています。
「「キュキュ」」
「ぶちパパとぶちママは魔法が上手だね」
「くまママとくまパパも魔法が上手だよ」
マジカルラットの親は体の模様から、ぶちパパママとくまパパママと言われています。
親だけあって、魔法の扱いがとても上手です。
しかし、意外な特性を持っているマジカルラットの子どもがいました。
「キュー!」
ズドン。
「いやあ、恐ろしいわ。まさかマジカルラットが空間魔法に重力魔法も使うなんて」
「正直な所、重力魔法まで使うなんて信じられませんわ」
「へへーん、うちのポッキーちゃんはとっても優秀なんだよ」
何故かノエルさんが前世のお菓子みたいな名前をつけたマジカルラットの子どもは、空間魔法の一種である重力魔法で庭の地面を凹ませていました。
更にポッキーは、アイテムボックスまで使えます。
勿論クラヴィーアさんもククリさんもびっくりしているけど、僕もスラちゃんとプリンは重力魔法が使えないのでちょっと悔しいです。
「「えーい」」
「メイちゃんとリラちゃんも、良い感じになってきたね。もう少し頑張れば、皆と薬草採取にも行けるよ」
侍従のお姉さん達の子どもであるメイちゃんとリラちゃんも、良い感じに魔法が使える様になりました。
魔法障壁は出来る様になったので、攻撃魔法がキチンと出来れば一緒に薬草採取に行く予定です。
メイちゃんとリラちゃんは、自分でお金を稼いで産まれたばかりの弟におもちゃを買ってあげたいみたいです。
「で、肝心のノエルの魔法の出来はどうなの?」
「身体能力強化が大分良くなりましたよ。これでも結構頑張っているんですよ」
「そう、じゃあ、プリンちゃんが相手してあげて」
「望むところです!」
そしてルシアさんは、クラヴィーアさんの口車に簡単に乗せられてしまいました。
とはいえ、ルシアさんは本当に魔法の訓練を頑張っているみたいで、木剣を振りながらプリンと一生懸命に戦っていました。
「競う相手がいれば、ルシアも真面目にやるんだけどね」
「しかし、その競う相手がマジカルラットというのはどうかと思いますが」
クラヴィーアさんとルシアさんの残念な気持ちも良く分かります。
まあ、ルシアさんの為になっているので良しとしましょう。
ゴス!
「ごへー!」
「あ、吹き飛んだね。まだまだって事ね」
「結構頑張りましたけどね」
結局ルシアさんは、プリンの突撃を受けて吹き飛んで試合終了です。
大分良くなったけど、プリンに勝つにはまだまだですね。
薬草採取の時に使用するかごを住みかとしていて、薬草や種子を食べています。
朝の訓練時には、王城に行った二匹以外も集まって魔法の訓練を行っています。
「「「キュー!」」」
「そうそう、その調子よ。上手く魔力を循環させてね」
マジカルラットの子ども達に、カミラさんが魔力循環を指導しています。
皆一生懸命に訓練していて、魔法も段々と上手になってきました。
王城に行った二匹は、ティナおばあさまやアマリリスが魔法の指導をしています。
「「キュキュ」」
「ぶちパパとぶちママは魔法が上手だね」
「くまママとくまパパも魔法が上手だよ」
マジカルラットの親は体の模様から、ぶちパパママとくまパパママと言われています。
親だけあって、魔法の扱いがとても上手です。
しかし、意外な特性を持っているマジカルラットの子どもがいました。
「キュー!」
ズドン。
「いやあ、恐ろしいわ。まさかマジカルラットが空間魔法に重力魔法も使うなんて」
「正直な所、重力魔法まで使うなんて信じられませんわ」
「へへーん、うちのポッキーちゃんはとっても優秀なんだよ」
何故かノエルさんが前世のお菓子みたいな名前をつけたマジカルラットの子どもは、空間魔法の一種である重力魔法で庭の地面を凹ませていました。
更にポッキーは、アイテムボックスまで使えます。
勿論クラヴィーアさんもククリさんもびっくりしているけど、僕もスラちゃんとプリンは重力魔法が使えないのでちょっと悔しいです。
「「えーい」」
「メイちゃんとリラちゃんも、良い感じになってきたね。もう少し頑張れば、皆と薬草採取にも行けるよ」
侍従のお姉さん達の子どもであるメイちゃんとリラちゃんも、良い感じに魔法が使える様になりました。
魔法障壁は出来る様になったので、攻撃魔法がキチンと出来れば一緒に薬草採取に行く予定です。
メイちゃんとリラちゃんは、自分でお金を稼いで産まれたばかりの弟におもちゃを買ってあげたいみたいです。
「で、肝心のノエルの魔法の出来はどうなの?」
「身体能力強化が大分良くなりましたよ。これでも結構頑張っているんですよ」
「そう、じゃあ、プリンちゃんが相手してあげて」
「望むところです!」
そしてルシアさんは、クラヴィーアさんの口車に簡単に乗せられてしまいました。
とはいえ、ルシアさんは本当に魔法の訓練を頑張っているみたいで、木剣を振りながらプリンと一生懸命に戦っていました。
「競う相手がいれば、ルシアも真面目にやるんだけどね」
「しかし、その競う相手がマジカルラットというのはどうかと思いますが」
クラヴィーアさんとルシアさんの残念な気持ちも良く分かります。
まあ、ルシアさんの為になっているので良しとしましょう。
ゴス!
「ごへー!」
「あ、吹き飛んだね。まだまだって事ね」
「結構頑張りましたけどね」
結局ルシアさんは、プリンの突撃を受けて吹き飛んで試合終了です。
大分良くなったけど、プリンに勝つにはまだまだですね。
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