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第二十一章 ちょっと平和な日々
五百五話 暴れだした自称未来の王
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ちょっと気になったけど肝心のテシウス伯爵夫妻はどこにいったのかと思ったけど、三男の前に出て周りの人にぺこぺこと頭を下げていた。
うん、こう見るとかなりの苦労人みたいだね。
「おいお前ら! 未来の王たる私に向かってなんたる無礼な!」
「ふざけるな、何が未来の王だ!」
「想像以上の馬鹿ですわ」
肝心の三男は、詰め寄ってきた新入生と口論になっていて、慌てて兵が両者を引きはがしに行きました。
うーん、何が何だか。
「ジンさん。あの三男、探索を使ったら敵表示になっていました」
「うん、探索なんて使わなくても俺にも直ぐに分かるぞ」
「悪い人の匂いがするよね」
僕の言葉に、ジンさんとリズも呆れた感じで答えていました。
僕達もいつでも動けるように、ステージから降りて成り行きを見守っています。
「王妃様、こちらに」
「ルーカス様、アイビー様も、こちらに来てください」
で、当初の予定通りに、王妃様やルーカスお兄様とアイビー様は、他の来賓と一緒にステージに上がりました。
そして、直ぐに避難して良かったという状況になりました。
「がー! お前らうるさーい!」
ズドンズドンズドンズドン!
「「「きゃー!」」」
「おいおい、無差別に魔法を放ってきたぞ」
「抗議に行った人も巻き込まれていますよ」
激昂した三男が、突然魔法を乱射してきたのだ。
両者を止めに入った兵は勿論、抗議に行った新入生やテシウス伯爵夫妻も魔法の直撃を受けていた。
僕達は自分で魔法障壁を張り、ルリアンさんとナンシーさんは避難してきた人を守るように魔法障壁を張りました。
「スラちゃん、お願い!」
しゅんしゅんしゅんしゅん。
リズのお願いを聞くまでもなく、スラちゃんは直ぐにショートワープの連続使用で三男の魔法乱射で怪我をした人を運んできました。
直ぐにリズが治療を行うけど、魔法の直撃を受けたので怪我の程度は結構重いぞ。
「うがあああ!」
「あの坊ちゃん、未来の王になるっていうだけあってそこそこの威力だな」
「でも、これならミカエルちゃんの魔法の方が威力が高いわね」
「はは、ミカエルは魔法の天才になりますよ。なんせ教えている先生が良いですから」
「あら、それは私の事を言っているのかしら」
僕はジンさんとレイナさんとカミラさんとプリンと一緒に、身体強化をしながら一気に三男に近づきました。
リズは怪我人がとっても多いので、アイビー様とスラちゃんと一緒に治療に専念していました。
「くるな、こっちにくるなー!」
「プリン、お願い!」
バリバリバリ!
パリン!
「ふん、こんなもの!」
「えっ、プリンの魔法がはじかれたよ」
「おいおいおい、プリンの電撃をレジストしやがったぞ」
三男がプリンの電撃をはじきかえしたので、僕とプリンだけでなくジンさんもとってもびっくりしていました。
「魔導具か何かを持っているのかしら?」
「なら、打撃戦に切り替えましょう。アレク君は、プリンと一緒に魔法で牽制してね」
「はい!」
流石は、Aランク冒険者のレイナさんとカミラさんです。
直ぐに魔法戦ではなく、打撃を混ぜての戦いに切り替えました。
練習用とはいえ、魔力で硬化した木剣を手にして三男に接近していきます。
ブオン、ガキン。
「ふん、こんなものは効かんぞ」
「固いわ。明らかに人間の体じゃないわね」
「ふふふ、良く分かったな」
レイナさんが三男に強烈な一撃をいれるが、三男は腕で軽々と受け止めていた。
直ぐにレイナさんが離脱するけど、三男がとんでもない事を喋ったぞ。
もう人間の体じゃない?
うん、こう見るとかなりの苦労人みたいだね。
「おいお前ら! 未来の王たる私に向かってなんたる無礼な!」
「ふざけるな、何が未来の王だ!」
「想像以上の馬鹿ですわ」
肝心の三男は、詰め寄ってきた新入生と口論になっていて、慌てて兵が両者を引きはがしに行きました。
うーん、何が何だか。
「ジンさん。あの三男、探索を使ったら敵表示になっていました」
「うん、探索なんて使わなくても俺にも直ぐに分かるぞ」
「悪い人の匂いがするよね」
僕の言葉に、ジンさんとリズも呆れた感じで答えていました。
僕達もいつでも動けるように、ステージから降りて成り行きを見守っています。
「王妃様、こちらに」
「ルーカス様、アイビー様も、こちらに来てください」
で、当初の予定通りに、王妃様やルーカスお兄様とアイビー様は、他の来賓と一緒にステージに上がりました。
そして、直ぐに避難して良かったという状況になりました。
「がー! お前らうるさーい!」
ズドンズドンズドンズドン!
「「「きゃー!」」」
「おいおい、無差別に魔法を放ってきたぞ」
「抗議に行った人も巻き込まれていますよ」
激昂した三男が、突然魔法を乱射してきたのだ。
両者を止めに入った兵は勿論、抗議に行った新入生やテシウス伯爵夫妻も魔法の直撃を受けていた。
僕達は自分で魔法障壁を張り、ルリアンさんとナンシーさんは避難してきた人を守るように魔法障壁を張りました。
「スラちゃん、お願い!」
しゅんしゅんしゅんしゅん。
リズのお願いを聞くまでもなく、スラちゃんは直ぐにショートワープの連続使用で三男の魔法乱射で怪我をした人を運んできました。
直ぐにリズが治療を行うけど、魔法の直撃を受けたので怪我の程度は結構重いぞ。
「うがあああ!」
「あの坊ちゃん、未来の王になるっていうだけあってそこそこの威力だな」
「でも、これならミカエルちゃんの魔法の方が威力が高いわね」
「はは、ミカエルは魔法の天才になりますよ。なんせ教えている先生が良いですから」
「あら、それは私の事を言っているのかしら」
僕はジンさんとレイナさんとカミラさんとプリンと一緒に、身体強化をしながら一気に三男に近づきました。
リズは怪我人がとっても多いので、アイビー様とスラちゃんと一緒に治療に専念していました。
「くるな、こっちにくるなー!」
「プリン、お願い!」
バリバリバリ!
パリン!
「ふん、こんなもの!」
「えっ、プリンの魔法がはじかれたよ」
「おいおいおい、プリンの電撃をレジストしやがったぞ」
三男がプリンの電撃をはじきかえしたので、僕とプリンだけでなくジンさんもとってもびっくりしていました。
「魔導具か何かを持っているのかしら?」
「なら、打撃戦に切り替えましょう。アレク君は、プリンと一緒に魔法で牽制してね」
「はい!」
流石は、Aランク冒険者のレイナさんとカミラさんです。
直ぐに魔法戦ではなく、打撃を混ぜての戦いに切り替えました。
練習用とはいえ、魔力で硬化した木剣を手にして三男に接近していきます。
ブオン、ガキン。
「ふん、こんなものは効かんぞ」
「固いわ。明らかに人間の体じゃないわね」
「ふふふ、良く分かったな」
レイナさんが三男に強烈な一撃をいれるが、三男は腕で軽々と受け止めていた。
直ぐにレイナさんが離脱するけど、三男がとんでもない事を喋ったぞ。
もう人間の体じゃない?
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