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第二十一章 ちょっと平和な日々
四百九十九話 見えない闇ギルドの動向
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勿論王城での勉強もあるし、面会などもあります。
今日は僕はルーカスお兄様と一緒に会議に行って、リズとサンディとイヨはミカエルとブリットと一緒に勉強しています。
スラちゃんはリズ達と一緒に法律の勉強をしていて、プリンも一緒に勉強をしています。
スラちゃんはどうも執務官になる気満々みたいで、屋敷でも時間を見つけては勉強していました。
「近衛騎士も再編しています。また、王都の守備隊も人員を補充して巡回を強化しています」
「ただ、新しい闇ギルドの動向は中々掴めていません。各地から新しい情報も入っておりません」
今日は軍の会議で、議題は部隊の再編と闇ギルドの件です。
部隊の再編は結構進んでいるんだけど、肝心の闇ギルドの動向が分からないそうです。
下っ端の連中も捕まらないのは、何だかかおかしい様な気もするなあ。
「構成員も全く捕まらないとは、少しおかしいな。奴らは何を考えているのか」
陛下も、下っ端が捕まらないのはおかしいとみていた。
こうなると、執務官の出番が増えてくるかもしれないなあ。
「この事態なので、ルーカスとアイビーの入園式には護衛として兵も派遣する。どうやら問題児もいるらしいのでな」
「テシウス伯爵家の三男ですな。長男次男はまともなのですが、三男は色々問題行動を起こしています。勿論、殿下とクラスは分けております」
ルーカスお兄様とアイビー様の同学年に一人だけいる問題児、国王になるとか世界は俺のものとかの過激な発言をしているそうです。
更に闇ギルドが何かしてきたら大変なので、今回の入園式は厳重な警備を敷くそうです。
「兵器開発も順調です。玉を遠くに飛ばす魔導具の開発も進んでいます」
「魔導具の取り扱いは厳重にな。我々にも有効という事は、犯罪者にも有効だということだ」
前世でいう、銃に似た兵器も開発しているそうです。
魔法使いはいるけど大魔法を使える人は少ないので、その点を補う為の物だそうです。
「これからの戦いは、歩兵が活躍する事になるだろう。何れにせよ、どの様な戦いになっても太刀打ち出来るように、準備をしておく様に」
「「「はっ」」」
陛下が締めて、会議は終了です。
実は別の会議もあるので、僕とルーカスお兄様は陛下と共に会議室に残ります。
「うーん、誰も捕まらないのは闇ギルドの規模が一気に小さくなったのもあるのかな?」
「それもあるだろう。奴らは資金力もあるし、協力者もいるだろう。再起を期して、どこかに潜んでいるとみるのが普通だな」
僕の疑問に、陛下がお茶を飲みながら答えてくれました。
「早く平和な世の中になって欲しいですね」
「その為にも、我々が骨を折らなければならない。難しい事だが、避けては通れぬよ」
ルーカスお兄様の言葉に、陛下がお菓子をもぐもぐと食べながら答えていた。
市民が安全に暮らせるように、僕達が頑張らないといけないね。
「ほら、適度に甘い物を食べて頭をリフレッシュしなさい。もうそろそろ次の会議が始まるぞ」
「「はい」」
僕とルーカスお兄様は、陛下に促されてお菓子をもぞもぞと食べ始めました。
次の会議を無事に乗り切る為にも、栄養をとらないとね。
今日は僕はルーカスお兄様と一緒に会議に行って、リズとサンディとイヨはミカエルとブリットと一緒に勉強しています。
スラちゃんはリズ達と一緒に法律の勉強をしていて、プリンも一緒に勉強をしています。
スラちゃんはどうも執務官になる気満々みたいで、屋敷でも時間を見つけては勉強していました。
「近衛騎士も再編しています。また、王都の守備隊も人員を補充して巡回を強化しています」
「ただ、新しい闇ギルドの動向は中々掴めていません。各地から新しい情報も入っておりません」
今日は軍の会議で、議題は部隊の再編と闇ギルドの件です。
部隊の再編は結構進んでいるんだけど、肝心の闇ギルドの動向が分からないそうです。
下っ端の連中も捕まらないのは、何だかかおかしい様な気もするなあ。
「構成員も全く捕まらないとは、少しおかしいな。奴らは何を考えているのか」
陛下も、下っ端が捕まらないのはおかしいとみていた。
こうなると、執務官の出番が増えてくるかもしれないなあ。
「この事態なので、ルーカスとアイビーの入園式には護衛として兵も派遣する。どうやら問題児もいるらしいのでな」
「テシウス伯爵家の三男ですな。長男次男はまともなのですが、三男は色々問題行動を起こしています。勿論、殿下とクラスは分けております」
ルーカスお兄様とアイビー様の同学年に一人だけいる問題児、国王になるとか世界は俺のものとかの過激な発言をしているそうです。
更に闇ギルドが何かしてきたら大変なので、今回の入園式は厳重な警備を敷くそうです。
「兵器開発も順調です。玉を遠くに飛ばす魔導具の開発も進んでいます」
「魔導具の取り扱いは厳重にな。我々にも有効という事は、犯罪者にも有効だということだ」
前世でいう、銃に似た兵器も開発しているそうです。
魔法使いはいるけど大魔法を使える人は少ないので、その点を補う為の物だそうです。
「これからの戦いは、歩兵が活躍する事になるだろう。何れにせよ、どの様な戦いになっても太刀打ち出来るように、準備をしておく様に」
「「「はっ」」」
陛下が締めて、会議は終了です。
実は別の会議もあるので、僕とルーカスお兄様は陛下と共に会議室に残ります。
「うーん、誰も捕まらないのは闇ギルドの規模が一気に小さくなったのもあるのかな?」
「それもあるだろう。奴らは資金力もあるし、協力者もいるだろう。再起を期して、どこかに潜んでいるとみるのが普通だな」
僕の疑問に、陛下がお茶を飲みながら答えてくれました。
「早く平和な世の中になって欲しいですね」
「その為にも、我々が骨を折らなければならない。難しい事だが、避けては通れぬよ」
ルーカスお兄様の言葉に、陛下がお菓子をもぐもぐと食べながら答えていた。
市民が安全に暮らせるように、僕達が頑張らないといけないね。
「ほら、適度に甘い物を食べて頭をリフレッシュしなさい。もうそろそろ次の会議が始まるぞ」
「「はい」」
僕とルーカスお兄様は、陛下に促されてお菓子をもぞもぞと食べ始めました。
次の会議を無事に乗り切る為にも、栄養をとらないとね。
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