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第十四章 五歳の祝いとマロード温泉
二百四十二話 放火事件
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「お休みなさい」
「またね!」
夕食も終わって一段落。
元々王城から参加したルーカスお兄様とアイビー様とルーシーお姉様、それにエレノアは王城に戻るので今日はここでお別れ。
王城にゲートを繋いで皆を送り、また明日という事に。
宿に泊まりたいとエレノアは言っていたけど、警備の問題もあるしそもそもベッドが足りないんだよね。
「今日はおばあちゃんと一緒に寝る!」
「あらあら、じゃあ一緒に寝ましょうね」
「じゃあ、サンディはアレク様と一緒に寝る」
リズとサンディが他の人のベッドに潜り込んだから結局ベッドは空くわけだが、この状況でエレノアを呼んでも結局はエレノアも誰かのベッドに潜り込むだろうな。
そんな事を思いつつ、今日はサンディと一緒に寝ます。
何かあってもスラちゃんとプリンが起こしてくれるから大丈夫だけど、夜中に起きるような事にならなければいいな。
特に自称武闘派のムノー子爵が大人しくしてくれれば良いなと思った。
しかし、僕の不安は現実のものとなってしまった。
ちょんちょん。
ちょんちょん。
「うん? どうしたのスラちゃん?」
深夜になって、スラちゃんが僕のことをちょんちょんとしてきた。
うーん、一体なんだろうか?
僕がガサガサとベッドから動いたので、近衛騎士のジェリルさんも起きてしまった様だ。
「殿下、こんな夜更けに何かありましたか?」
「スラちゃんが何かあるっていっているんだ」
「ふむ、それは確かに怪しいですね。よくみるとプリンちゃんも起きていますね。少し様子を見てきます」
「すみません、お願いします」
「いえいえ、何かあった際に対応するのが私達の役目ですから」
そう言って、ジェリルさんがスラちゃんとプリンと一緒に辺りの様子を見に行った。
と、ここでティナおばあさまも起きてしまった様だ。
「あら、アレク君起きちゃったの?」
「はい、スラちゃんが僕の事を起こしたので、ジェリルさんがスラちゃんとプリンと共に辺りの様子を見に行きました」
「ちょっとおかしいわね。スラちゃんがアレク君を起こすなんて」
「はい、スラちゃんは何かトラブルがない限り僕を起こすことはないので」
ティナおばあさまに事情を伝えたら、ティナおばあさまも何かおかしいと感じた様だ。
と、ここでジェリルさんが異変を皆に知らせるために叫びだした。
「火事です! 皆さん起きて下さい!」
「「えっ!」」
僕とティナおばあさまは、駆け込んできたジェリルさんの言葉に一瞬顔を合わせたが、直ぐに寝ているリズとサンディを叩き起こした。
「おい、外壁に油をまかれて火をつけられたぞ」
「スラちゃんが消してくれたけど、まだ犯人が近くにいるかも」
「皆さん、直ぐに警戒を」
え、このタイミングで放火ですか?
どうもジェリルさんの足音にジンさん達も起きたようで、スラちゃんと共に一次対応してくれた様だ。
ズドーン、ズドーン!
「「「ギャー!」」」
その時、外で大きな音と誰かの叫び声が聞こえてきた。
恐らくスラちゃんと一緒にいるプリンが、雷魔法を使ったのだろう。
僕とティナおばあさまは頷いてジンさん達と共に外にでる。
因みにリズとサンディはまだまぶたが完全に開いておらず目を擦っているので、ランカーさんと他の近衛騎士の人に護衛を頼んでおいた。
「あ、ティナ様、アレク殿下」
「放火犯を捕まえました。物陰に隠れていました」
「建物に油をまいて、火魔法を使った様です。ただ、火魔法の威力が弱くて延焼まで行かなかった様ですね」
「三人とも、良くやったわ」
外に出ると、冒険者のお姉さん達が四人の放火犯を縛り上げていた。
冒険者のお姉さん達も、ジェリルさんとジンさんの足音で目が覚めて直ぐに動いてくれたみたいだ。
しかし真っ黒な衣装に顔まで布をかぶって隠しているなんて、怪しさ満点の犯人だ。
放火犯はプリンの雷撃をモロにくらって痺れているのか、全く抵抗できないでいる。
スラちゃんが高輝度の光魔法を使っているからよく分かるけど、宿の壁には焦げた跡が残っていた。
スラちゃんの消火が遅ければ、もっと燃え広がる所だったぞ。
「辺りには他に人はいねえな」
「はい、僕の探索でも周囲に怪しい人は見つかりませんでした」
ジンさんの気配察知に僕の探索を加えても、捕縛した四人以外には周囲に怪しい人はいなかった。
「それじゃあ、このお馬鹿さんに色々と教えて貰わないとね。息子がこの騒ぎで目を覚ましてグズってしまったよ!」
「あたしの宿に火をつけるだなんて、お馬鹿さんは覚悟して貰うんだな」
「「「「フゴフゴ!」」」」
と、ここで火事騒ぎで目を覚ました薬草採りで一緒になるおばさんと、宿のおかみさんが鬼の形相でやってきた。
二人とも、どデカいハンマーを肩に担いでいる。
二人のおばさんの隠そうもしない怒気に、猿轡をしている放火犯は顔が真っ青になっている。
あれ?
おばさんの武器ってメイスじゃなかったっけ?
そんな事を思っていると、おばさん達にティナおばあさまも加わって放火犯への尋問が始まっていた。
うーん、ここで僕の鑑定で一発で分かるなんて言える雰囲気ではなくなったぞ。
でも、念の為に四人を鑑定しておこう。
「またね!」
夕食も終わって一段落。
元々王城から参加したルーカスお兄様とアイビー様とルーシーお姉様、それにエレノアは王城に戻るので今日はここでお別れ。
王城にゲートを繋いで皆を送り、また明日という事に。
宿に泊まりたいとエレノアは言っていたけど、警備の問題もあるしそもそもベッドが足りないんだよね。
「今日はおばあちゃんと一緒に寝る!」
「あらあら、じゃあ一緒に寝ましょうね」
「じゃあ、サンディはアレク様と一緒に寝る」
リズとサンディが他の人のベッドに潜り込んだから結局ベッドは空くわけだが、この状況でエレノアを呼んでも結局はエレノアも誰かのベッドに潜り込むだろうな。
そんな事を思いつつ、今日はサンディと一緒に寝ます。
何かあってもスラちゃんとプリンが起こしてくれるから大丈夫だけど、夜中に起きるような事にならなければいいな。
特に自称武闘派のムノー子爵が大人しくしてくれれば良いなと思った。
しかし、僕の不安は現実のものとなってしまった。
ちょんちょん。
ちょんちょん。
「うん? どうしたのスラちゃん?」
深夜になって、スラちゃんが僕のことをちょんちょんとしてきた。
うーん、一体なんだろうか?
僕がガサガサとベッドから動いたので、近衛騎士のジェリルさんも起きてしまった様だ。
「殿下、こんな夜更けに何かありましたか?」
「スラちゃんが何かあるっていっているんだ」
「ふむ、それは確かに怪しいですね。よくみるとプリンちゃんも起きていますね。少し様子を見てきます」
「すみません、お願いします」
「いえいえ、何かあった際に対応するのが私達の役目ですから」
そう言って、ジェリルさんがスラちゃんとプリンと一緒に辺りの様子を見に行った。
と、ここでティナおばあさまも起きてしまった様だ。
「あら、アレク君起きちゃったの?」
「はい、スラちゃんが僕の事を起こしたので、ジェリルさんがスラちゃんとプリンと共に辺りの様子を見に行きました」
「ちょっとおかしいわね。スラちゃんがアレク君を起こすなんて」
「はい、スラちゃんは何かトラブルがない限り僕を起こすことはないので」
ティナおばあさまに事情を伝えたら、ティナおばあさまも何かおかしいと感じた様だ。
と、ここでジェリルさんが異変を皆に知らせるために叫びだした。
「火事です! 皆さん起きて下さい!」
「「えっ!」」
僕とティナおばあさまは、駆け込んできたジェリルさんの言葉に一瞬顔を合わせたが、直ぐに寝ているリズとサンディを叩き起こした。
「おい、外壁に油をまかれて火をつけられたぞ」
「スラちゃんが消してくれたけど、まだ犯人が近くにいるかも」
「皆さん、直ぐに警戒を」
え、このタイミングで放火ですか?
どうもジェリルさんの足音にジンさん達も起きたようで、スラちゃんと共に一次対応してくれた様だ。
ズドーン、ズドーン!
「「「ギャー!」」」
その時、外で大きな音と誰かの叫び声が聞こえてきた。
恐らくスラちゃんと一緒にいるプリンが、雷魔法を使ったのだろう。
僕とティナおばあさまは頷いてジンさん達と共に外にでる。
因みにリズとサンディはまだまぶたが完全に開いておらず目を擦っているので、ランカーさんと他の近衛騎士の人に護衛を頼んでおいた。
「あ、ティナ様、アレク殿下」
「放火犯を捕まえました。物陰に隠れていました」
「建物に油をまいて、火魔法を使った様です。ただ、火魔法の威力が弱くて延焼まで行かなかった様ですね」
「三人とも、良くやったわ」
外に出ると、冒険者のお姉さん達が四人の放火犯を縛り上げていた。
冒険者のお姉さん達も、ジェリルさんとジンさんの足音で目が覚めて直ぐに動いてくれたみたいだ。
しかし真っ黒な衣装に顔まで布をかぶって隠しているなんて、怪しさ満点の犯人だ。
放火犯はプリンの雷撃をモロにくらって痺れているのか、全く抵抗できないでいる。
スラちゃんが高輝度の光魔法を使っているからよく分かるけど、宿の壁には焦げた跡が残っていた。
スラちゃんの消火が遅ければ、もっと燃え広がる所だったぞ。
「辺りには他に人はいねえな」
「はい、僕の探索でも周囲に怪しい人は見つかりませんでした」
ジンさんの気配察知に僕の探索を加えても、捕縛した四人以外には周囲に怪しい人はいなかった。
「それじゃあ、このお馬鹿さんに色々と教えて貰わないとね。息子がこの騒ぎで目を覚ましてグズってしまったよ!」
「あたしの宿に火をつけるだなんて、お馬鹿さんは覚悟して貰うんだな」
「「「「フゴフゴ!」」」」
と、ここで火事騒ぎで目を覚ました薬草採りで一緒になるおばさんと、宿のおかみさんが鬼の形相でやってきた。
二人とも、どデカいハンマーを肩に担いでいる。
二人のおばさんの隠そうもしない怒気に、猿轡をしている放火犯は顔が真っ青になっている。
あれ?
おばさんの武器ってメイスじゃなかったっけ?
そんな事を思っていると、おばさん達にティナおばあさまも加わって放火犯への尋問が始まっていた。
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