61 / 64
ポチの61話 ダンスが始まったよ
しおりを挟む
ダンスが行われる方に皆で移動したんだよ。
生の音楽だから、とっても楽しみなんだ。
「リリーナ、最初のダンスは私と踊ってくれないか?」
「勿論ですわ、お父様」
りっちゃんの最初のダンスの相手は領主様なんだって。
おや?
領主様の目が少し赤い様な気がするよ。
「今までリリーナの足が悪かったから、一緒に踊りたくてもできなかったのよ」
「りっちゃん、いっぱいリハビリしたからね」
奥様もハンカチで涙をおさえていたんだ。
りっちゃんは領主様を見ながらニコニコと微笑んでいるよ。
「ポチちゃん、私達も踊ろうよ!」
「勿論だよ!」
ポチは一緒にジュースを飲んでいた子どもと一緒にダンスを踊るんだ。
ポチもダンスはとっても楽しみ!
「それでは、一曲目のダンスをお楽しみ下さい」
司会の人のアナウンスで、ダンスが始まったよ。
ポチはちゃんとしたダンスじゃないけど、皆で手を繋いでダンスをするんだ。
皆笑顔で、周りの人もポチ達の方を見てニコニコしているよ。
「うう、まさか娘と踊れる日が来るとは……」
「お父様、泣きすぎですよ」
領主様は、念願だったりっちゃんとのダンスができて号泣しているんだ。
あまりの涙に、りっちゃんの方が冷静になっているんだよ。
でも、りっちゃんも綺麗に踊れていて、周りの人の視線を集めていたんだよ。
「公爵様、念願だったリリーナ様と一緒に踊れて、まさに感無量ですな」
「流石は公爵閣下の娘様だ。堂々としたダンスでしたな」
「ダンスの名手と言われる公爵様の血を存分に発揮されましたな」
最初のダンスが終わったら、領主様の所に沢山の人が集まってきたんだ。
領主様は涙がもう止まっていて、とってもニコニコしながら集まった人の応対をしていたんだよ。
領主様も、りっちゃんとのダンスがとても嬉しかったんだね。
「りっちゃんは少し休むの?」
「そうね、まだ体力が戻りきっていないから、休み休み踊るわ。ポチは色んな人と踊っているね」
「ポチは体力いっぱいあるから大丈夫!」
りっちゃんは休憩しながらダンスをしていたんだ。
ポチは元気いっぱいだから、色々な人とダンスをしているの。
グレース様やトール君とも踊ったし、一緒だった子ども達とは全員踊ったよ。
領主様とも踊ったし、陛下や王太子様にケイン様とも踊ったんだ。
皆、踊りがとっても上手でポチはびっくりしたんだよ。
「ポチちゃんは本当に人気者ね」
「そうなのかな? でも、色々な人と踊れて楽しかったよ!」
ジュースを飲みながら休憩していたら、王妃様が話しかけてきたんだよ。
流石にポチも疲れちゃったから一休みなんだ。
「それでは、今宵のダンスも最後となります」
「あ、りっちゃんとケイン様が手を繋いでいるよ」
「ふふ、二人ともちょっと表情がかたいかしら?」
と、ここで司会の人がアナウンスしたんだ。
りっちゃんもケイン様も気合が入っているよ。
でも、王妃様のいう通りに、肩に力が入っているんだ。
りっちゃん、上手く踊れるかな?
生の音楽だから、とっても楽しみなんだ。
「リリーナ、最初のダンスは私と踊ってくれないか?」
「勿論ですわ、お父様」
りっちゃんの最初のダンスの相手は領主様なんだって。
おや?
領主様の目が少し赤い様な気がするよ。
「今までリリーナの足が悪かったから、一緒に踊りたくてもできなかったのよ」
「りっちゃん、いっぱいリハビリしたからね」
奥様もハンカチで涙をおさえていたんだ。
りっちゃんは領主様を見ながらニコニコと微笑んでいるよ。
「ポチちゃん、私達も踊ろうよ!」
「勿論だよ!」
ポチは一緒にジュースを飲んでいた子どもと一緒にダンスを踊るんだ。
ポチもダンスはとっても楽しみ!
「それでは、一曲目のダンスをお楽しみ下さい」
司会の人のアナウンスで、ダンスが始まったよ。
ポチはちゃんとしたダンスじゃないけど、皆で手を繋いでダンスをするんだ。
皆笑顔で、周りの人もポチ達の方を見てニコニコしているよ。
「うう、まさか娘と踊れる日が来るとは……」
「お父様、泣きすぎですよ」
領主様は、念願だったりっちゃんとのダンスができて号泣しているんだ。
あまりの涙に、りっちゃんの方が冷静になっているんだよ。
でも、りっちゃんも綺麗に踊れていて、周りの人の視線を集めていたんだよ。
「公爵様、念願だったリリーナ様と一緒に踊れて、まさに感無量ですな」
「流石は公爵閣下の娘様だ。堂々としたダンスでしたな」
「ダンスの名手と言われる公爵様の血を存分に発揮されましたな」
最初のダンスが終わったら、領主様の所に沢山の人が集まってきたんだ。
領主様は涙がもう止まっていて、とってもニコニコしながら集まった人の応対をしていたんだよ。
領主様も、りっちゃんとのダンスがとても嬉しかったんだね。
「りっちゃんは少し休むの?」
「そうね、まだ体力が戻りきっていないから、休み休み踊るわ。ポチは色んな人と踊っているね」
「ポチは体力いっぱいあるから大丈夫!」
りっちゃんは休憩しながらダンスをしていたんだ。
ポチは元気いっぱいだから、色々な人とダンスをしているの。
グレース様やトール君とも踊ったし、一緒だった子ども達とは全員踊ったよ。
領主様とも踊ったし、陛下や王太子様にケイン様とも踊ったんだ。
皆、踊りがとっても上手でポチはびっくりしたんだよ。
「ポチちゃんは本当に人気者ね」
「そうなのかな? でも、色々な人と踊れて楽しかったよ!」
ジュースを飲みながら休憩していたら、王妃様が話しかけてきたんだよ。
流石にポチも疲れちゃったから一休みなんだ。
「それでは、今宵のダンスも最後となります」
「あ、りっちゃんとケイン様が手を繋いでいるよ」
「ふふ、二人ともちょっと表情がかたいかしら?」
と、ここで司会の人がアナウンスしたんだ。
りっちゃんもケイン様も気合が入っているよ。
でも、王妃様のいう通りに、肩に力が入っているんだ。
りっちゃん、上手く踊れるかな?
26
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。

私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシャリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

【完結】それはダメなやつと笑われましたが、どうやら最高級だったみたいです。
まりぃべる
ファンタジー
「あなたの石、屑石じゃないの!?魔力、入ってらっしゃるの?」
ええよく言われますわ…。
でもこんな見た目でも、よく働いてくれるのですわよ。
この国では、13歳になると学校へ入学する。
そして1年生は聖なる山へ登り、石場で自分にだけ煌めいたように見える石を一つ選ぶ。その石に魔力を使ってもらって生活に役立てるのだ。
☆この国での世界観です。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

【完結】王女様の暇つぶしに私を巻き込まないでください
むとうみつき
ファンタジー
暇を持て余した王女殿下が、自らの婚約者候補達にゲームの提案。
「勉強しか興味のない、あのガリ勉女を恋に落としなさい!」
それって私のことだよね?!
そんな王女様の話しをうっかり聞いてしまっていた、ガリ勉女シェリル。
でもシェリルには必死で勉強する理由があって…。
長編です。
よろしくお願いします。
カクヨムにも投稿しています。

夫婦で異世界に召喚されました。夫とすぐに離婚して、私は人生をやり直します
もぐすけ
ファンタジー
私はサトウエリカ。中学生の息子を持つアラフォーママだ。
子育てがひと段落ついて、結婚生活に嫌気がさしていたところ、夫婦揃って異世界に召喚されてしまった。
私はすぐに夫と離婚し、異世界で第二の人生を楽しむことにした。
【第1章完結】王位を捨てた元王子、冒険者として新たな人生を歩む
凪木桜
ファンタジー
かつて王国の次期国王候補と期待されながらも、自ら王位を捨てた元王子レオン。彼は自由を求め、名もなき冒険者として歩み始める。しかし、貴族社会で培った知識と騎士団で鍛えた剣技は、新たな世界で否応なく彼を際立たせる。ギルドでの成長、仲間との出会い、そして迫り来る王国の影——。過去と向き合いながらも、自らの道を切り開くレオンの冒険譚が今、幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる