25 / 64
ポチの25話 病院でお手伝いをするよ!
しおりを挟む
ルーナちゃんはいつもポチ達と一緒に寝ているんだよ。
お母さんと一緒にいられないから、ポチとミッケちゃんとリルムちゃんでお姉ちゃんみたいに接しているんだ。
ルーナちゃんはたまに寂しそうにしているけど、笑顔も増えてきたよ。
そんな中、今日はルーナちゃんのお母さんが入院している病院のお手伝いに行くんだよ。
ルーナちゃんは孤児院でお留守番だから、代わりにポチ達がルーナちゃんのお母さんにルーナちゃんの様子を伝えるんだ。
ポチに託されたのは、とっても重要な使命なのだ。
「はい、じゃあ今日はお願いね」
「「「はーい」」」
今日は病院内のお掃除を念入りにするのだ。
草むしりとかもバッチリやっちゃうよ!
「ふふふふふーん」
先ずはお庭の草取りです。
ポチなら鼻歌歌いながらでも草むしりができちゃうんだよ。
因みにミッケちゃんとリルムちゃんは、包帯を洗っているんだって。
洗い終わった包帯から、順番に干していっているよ。
今日はお天気も良いから、洗濯物も良く乾きそう!
草むしりが終わったら、手を洗って今度は病室のお掃除だよ。
先に使っていないお部屋をお掃除するよ。
いつ誰が使うか分からないからね。
「ミッケちゃん、床の水拭き終わったよ」
「有難う、ポチちゃん。こっちもシーツを敷き終わったよ」
「テーブルも拭き終わったよ」
三人で協力すれば、あっという間にお掃除も完了。
ポチ達のチームワークはバッチリなのだ。
次はいよいよ入院している人がいる病室だよ。
因みに病気の人の所は悪い病気を持って行かない様に、ポチ達はお掃除しないんだって。
でもルーナちゃんのお母さんは足の怪我だから、お掃除して大丈夫なんだって。
「感染症の危険もあるから、服も手もしっかりと綺麗にしないと」
「「はーい」」
流石はリルムちゃん、キチンと注意してくれたよ。
未来の薬師さんは、本当にしっかりしているね。
勿論、手も洗って埃とかも落として準備万端。
いざ、病室へ。
「「「こんにちは」」」
「あら、可愛らしいお子さんね」
数部屋掃除して別の部屋に行ったら、ルーナちゃんにそっくりな人がポチ達に声をかけてきたよ。
ポチ、その人を一目見てルーナちゃんのお母さんって分かったんだ。
よーし、ポチはルーナちゃんのお母さんにちゃんと挨拶をするのだ。
「あら、よく見るとポチちゃんとミッケちゃんとリルムちゃんね」
「え、ポチの事を知っているの?」
「ええ、勿論よ。商店街に勤めている人なら皆ポチちゃんとミッケちゃんとリルムちゃんの事を知っているわ」
「そうなんだ!」
おお、びっくり。
まさかルーナちゃんのお母さんがポチとミッケちゃんとリルムちゃんの事を知っているとは。
これはまさかの先制パンチだぞ。
でも、ポチも負けないぞ!
「ルーナちゃんのお母さん、ですよね?」
「ええ、そうよ。そっか、皆は孤児院にいるんだわね。ルーナはどうですか?」
「おりこうさんです。でも、お母さんに会いたがっていました」
「ふふ、そうね。ルーナはまだ三歳だからね」
ぬわー!
ルーナちゃんのお母さんにルーナちゃんの事を説明するのを、ミッケちゃんとリルムちゃんに取られちゃったよー!
「どうしたの? ポチちゃん、床に崩れ落ちて」
「何で涙目?」
「あらあら」
うう、ポチはルーナちゃんの事を説明できないダメダメな犬っこですよ......
とはいえ、気持ちを切り替えてお仕事は頑張るぞ。
お部屋のゴミを捨てて、空気を入れかえて、床を綺麗にモップで拭くのだ。
「ルーナちゃんのお母さん、具合はどうですか?」
「ええ、治療を受けてだいぶ良くなったわ。後はリハビリを進めれば予定通りに退院できそうよ」
「それば良かった! ルーナちゃんに伝えても大丈夫?」
「こちらからお願いするわ。ルーナをどうかよろしくね」
「ポチ達にお任せだよ!」
ルーナちゃんのお母さんから、ルーナちゃんへはばっちりポチが伝えるよ!
という事で、今日の病院のお手伝いは無事終了だよ。
「ルーナちゃん、お母さん元気だったよ」
「予定通りに退院できるって」
「そっか、良かった! 何で、ポチお姉ちゃんは床に崩れているの?」
「「さあ?」」
うう、またしてもルーナちゃんへの報告をミッケちゃんとリルムちゃんに取られちゃったよ。
ポチはだめだめな犬っこです......
お母さんと一緒にいられないから、ポチとミッケちゃんとリルムちゃんでお姉ちゃんみたいに接しているんだ。
ルーナちゃんはたまに寂しそうにしているけど、笑顔も増えてきたよ。
そんな中、今日はルーナちゃんのお母さんが入院している病院のお手伝いに行くんだよ。
ルーナちゃんは孤児院でお留守番だから、代わりにポチ達がルーナちゃんのお母さんにルーナちゃんの様子を伝えるんだ。
ポチに託されたのは、とっても重要な使命なのだ。
「はい、じゃあ今日はお願いね」
「「「はーい」」」
今日は病院内のお掃除を念入りにするのだ。
草むしりとかもバッチリやっちゃうよ!
「ふふふふふーん」
先ずはお庭の草取りです。
ポチなら鼻歌歌いながらでも草むしりができちゃうんだよ。
因みにミッケちゃんとリルムちゃんは、包帯を洗っているんだって。
洗い終わった包帯から、順番に干していっているよ。
今日はお天気も良いから、洗濯物も良く乾きそう!
草むしりが終わったら、手を洗って今度は病室のお掃除だよ。
先に使っていないお部屋をお掃除するよ。
いつ誰が使うか分からないからね。
「ミッケちゃん、床の水拭き終わったよ」
「有難う、ポチちゃん。こっちもシーツを敷き終わったよ」
「テーブルも拭き終わったよ」
三人で協力すれば、あっという間にお掃除も完了。
ポチ達のチームワークはバッチリなのだ。
次はいよいよ入院している人がいる病室だよ。
因みに病気の人の所は悪い病気を持って行かない様に、ポチ達はお掃除しないんだって。
でもルーナちゃんのお母さんは足の怪我だから、お掃除して大丈夫なんだって。
「感染症の危険もあるから、服も手もしっかりと綺麗にしないと」
「「はーい」」
流石はリルムちゃん、キチンと注意してくれたよ。
未来の薬師さんは、本当にしっかりしているね。
勿論、手も洗って埃とかも落として準備万端。
いざ、病室へ。
「「「こんにちは」」」
「あら、可愛らしいお子さんね」
数部屋掃除して別の部屋に行ったら、ルーナちゃんにそっくりな人がポチ達に声をかけてきたよ。
ポチ、その人を一目見てルーナちゃんのお母さんって分かったんだ。
よーし、ポチはルーナちゃんのお母さんにちゃんと挨拶をするのだ。
「あら、よく見るとポチちゃんとミッケちゃんとリルムちゃんね」
「え、ポチの事を知っているの?」
「ええ、勿論よ。商店街に勤めている人なら皆ポチちゃんとミッケちゃんとリルムちゃんの事を知っているわ」
「そうなんだ!」
おお、びっくり。
まさかルーナちゃんのお母さんがポチとミッケちゃんとリルムちゃんの事を知っているとは。
これはまさかの先制パンチだぞ。
でも、ポチも負けないぞ!
「ルーナちゃんのお母さん、ですよね?」
「ええ、そうよ。そっか、皆は孤児院にいるんだわね。ルーナはどうですか?」
「おりこうさんです。でも、お母さんに会いたがっていました」
「ふふ、そうね。ルーナはまだ三歳だからね」
ぬわー!
ルーナちゃんのお母さんにルーナちゃんの事を説明するのを、ミッケちゃんとリルムちゃんに取られちゃったよー!
「どうしたの? ポチちゃん、床に崩れ落ちて」
「何で涙目?」
「あらあら」
うう、ポチはルーナちゃんの事を説明できないダメダメな犬っこですよ......
とはいえ、気持ちを切り替えてお仕事は頑張るぞ。
お部屋のゴミを捨てて、空気を入れかえて、床を綺麗にモップで拭くのだ。
「ルーナちゃんのお母さん、具合はどうですか?」
「ええ、治療を受けてだいぶ良くなったわ。後はリハビリを進めれば予定通りに退院できそうよ」
「それば良かった! ルーナちゃんに伝えても大丈夫?」
「こちらからお願いするわ。ルーナをどうかよろしくね」
「ポチ達にお任せだよ!」
ルーナちゃんのお母さんから、ルーナちゃんへはばっちりポチが伝えるよ!
という事で、今日の病院のお手伝いは無事終了だよ。
「ルーナちゃん、お母さん元気だったよ」
「予定通りに退院できるって」
「そっか、良かった! 何で、ポチお姉ちゃんは床に崩れているの?」
「「さあ?」」
うう、またしてもルーナちゃんへの報告をミッケちゃんとリルムちゃんに取られちゃったよ。
ポチはだめだめな犬っこです......
29
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。

私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシャリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
【第1章完結】王位を捨てた元王子、冒険者として新たな人生を歩む
凪木桜
ファンタジー
かつて王国の次期国王候補と期待されながらも、自ら王位を捨てた元王子レオン。彼は自由を求め、名もなき冒険者として歩み始める。しかし、貴族社会で培った知識と騎士団で鍛えた剣技は、新たな世界で否応なく彼を際立たせる。ギルドでの成長、仲間との出会い、そして迫り来る王国の影——。過去と向き合いながらも、自らの道を切り開くレオンの冒険譚が今、幕を開ける!

夫婦で異世界に召喚されました。夫とすぐに離婚して、私は人生をやり直します
もぐすけ
ファンタジー
私はサトウエリカ。中学生の息子を持つアラフォーママだ。
子育てがひと段落ついて、結婚生活に嫌気がさしていたところ、夫婦揃って異世界に召喚されてしまった。
私はすぐに夫と離婚し、異世界で第二の人生を楽しむことにした。

城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる