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第三章 王都
第百十二話 学園見学
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王都にきて三日目。
今日は俺は学園に向かいます。
昨日会った人達が、リンさんの屋敷に来てくれる事になっています。
「お兄ちゃん、行ってくるね」
「沢山悪い人を捕まえてくるよ」
「気をつけて行ってこいよ」
俺達よりも先に、シロとミケと従魔達が迎えに来た軍の関係者と共に軍の施設に向かいました。
今日は保護者としてオリガさんもついてくれます。
俺はシロ達に同行できないので、オリガさんが付いてくれるのでとても助かります。
「あ、お姉ちゃん。おはよー!」
「おはよー」
「ええ、おはようございます。気をつけてね」
「「はーい」」
おっと、シロ達が外に出たタイミングで誰かが来た様だ。
俺達も学園へ出かける準備をしよう。
「それで、どうしてこうなった?」
「「うーん?」」
「あうあう」
全員が揃ったので、エステル殿下が乗ってきた馬車で学園に向かいます。
なのに、俺がコタローを抱っこしてフローレンスさんがフェアを、リンさんがレイアと手を繋いでいます。
というのも、留守番をするマリリさんに三人を任せる予定だったのだが、俺と離れるのが嫌でぐずったのだ。
仕方なく三人を連れていく事になったのだ。
「しかし、制服もあるんですね。てっきり私服だと思っていました」
「とても可愛い服ですよね」
「私はこの服が好きなんです」
「ちょっとスカートが短いですけど」
「そう? 私は全然平気だよ」
因みに学園に行くというので女性陣は学園の制服を着ているけど、日本の高校生が来ていた様なブレザーにスカートだった。
服装だけ見ると、まるで日本にいる様だぞ。
そんなこんなで、馬車は学園に到着です。
「「おー」」
「あー」
「想像以上に大きい。凄い施設ですね」
日本の高校みたいな施設を想像していたけど、学園はめちゃくちゃ広かった。
建物も複数あるし、まるで大学の様に思えるぞ。
「学園はアカデミーに軍の施設に魔法機関、更には治療研究所などもあります」
「色々な研究施設があるんですね。なら、この広さも納得です」
リンさんが学園がとても広い理由を説明してくれるけど、研究機関があるのか。
学園には大人の人も沢山出入りしていて、中々面白い所だ。
今日、皆が向かうのは事務棟です。
入園の手続きと共に、エステル殿下とかもレポートを提出するそうです。
「はい、これで手続きは完了です。冒険者登録をしていたので助かりました」
「ありがとうございます」
「あうー」
俺が書いた書類を、男性の事務員がチェックします。
冒険者カードが本人確認書類の役割を果たしてくれたので、かなりスムーズに手続きが完了しました。
因みに、俺がコタローを抱っこした状態で事務室に入ってきたので、事務員の人が俺の事を二度見していました。
そりゃ、入園の手続きをしてきた人物が子連れだったら驚くよ。
「エステル殿下、今回のレポートは良く出来ていますね」
「リンちゃんとサトーに手伝って貰ったの」
「あ、そうですか。なら、サトーさんのレポートを書く能力は問題なさそうですね」
「あれ? 私のレポートの評価は!」
女性陣のレポート提出の方も、順調に終わった様だ。
エステル殿下のおかげで、俺のレポートを書く能力も評価されたのは幸いだ。
今日は俺は学園に向かいます。
昨日会った人達が、リンさんの屋敷に来てくれる事になっています。
「お兄ちゃん、行ってくるね」
「沢山悪い人を捕まえてくるよ」
「気をつけて行ってこいよ」
俺達よりも先に、シロとミケと従魔達が迎えに来た軍の関係者と共に軍の施設に向かいました。
今日は保護者としてオリガさんもついてくれます。
俺はシロ達に同行できないので、オリガさんが付いてくれるのでとても助かります。
「あ、お姉ちゃん。おはよー!」
「おはよー」
「ええ、おはようございます。気をつけてね」
「「はーい」」
おっと、シロ達が外に出たタイミングで誰かが来た様だ。
俺達も学園へ出かける準備をしよう。
「それで、どうしてこうなった?」
「「うーん?」」
「あうあう」
全員が揃ったので、エステル殿下が乗ってきた馬車で学園に向かいます。
なのに、俺がコタローを抱っこしてフローレンスさんがフェアを、リンさんがレイアと手を繋いでいます。
というのも、留守番をするマリリさんに三人を任せる予定だったのだが、俺と離れるのが嫌でぐずったのだ。
仕方なく三人を連れていく事になったのだ。
「しかし、制服もあるんですね。てっきり私服だと思っていました」
「とても可愛い服ですよね」
「私はこの服が好きなんです」
「ちょっとスカートが短いですけど」
「そう? 私は全然平気だよ」
因みに学園に行くというので女性陣は学園の制服を着ているけど、日本の高校生が来ていた様なブレザーにスカートだった。
服装だけ見ると、まるで日本にいる様だぞ。
そんなこんなで、馬車は学園に到着です。
「「おー」」
「あー」
「想像以上に大きい。凄い施設ですね」
日本の高校みたいな施設を想像していたけど、学園はめちゃくちゃ広かった。
建物も複数あるし、まるで大学の様に思えるぞ。
「学園はアカデミーに軍の施設に魔法機関、更には治療研究所などもあります」
「色々な研究施設があるんですね。なら、この広さも納得です」
リンさんが学園がとても広い理由を説明してくれるけど、研究機関があるのか。
学園には大人の人も沢山出入りしていて、中々面白い所だ。
今日、皆が向かうのは事務棟です。
入園の手続きと共に、エステル殿下とかもレポートを提出するそうです。
「はい、これで手続きは完了です。冒険者登録をしていたので助かりました」
「ありがとうございます」
「あうー」
俺が書いた書類を、男性の事務員がチェックします。
冒険者カードが本人確認書類の役割を果たしてくれたので、かなりスムーズに手続きが完了しました。
因みに、俺がコタローを抱っこした状態で事務室に入ってきたので、事務員の人が俺の事を二度見していました。
そりゃ、入園の手続きをしてきた人物が子連れだったら驚くよ。
「エステル殿下、今回のレポートは良く出来ていますね」
「リンちゃんとサトーに手伝って貰ったの」
「あ、そうですか。なら、サトーさんのレポートを書く能力は問題なさそうですね」
「あれ? 私のレポートの評価は!」
女性陣のレポート提出の方も、順調に終わった様だ。
エステル殿下のおかげで、俺のレポートを書く能力も評価されたのは幸いだ。
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