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第一章 バルガス公爵領
第二十七話 市場でお買い物
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俺達は魔導具屋から冒険者ギルドに戻って、受付で依頼完了の手続きを行った。
「はい、これで依頼完了です。あと、商会より指名依頼が来ておりますので、明日もよろしくお願いします」
「既に連絡が行っていたのですね。こちらこそよろしくお願いします」
完了手続きも無事に終了。
指名依頼も既に手続きされていたので、明日は受付に向かえば良いという。
今日は少し早いけど、屋敷に戻りましょう。
「では屋敷に向かいますが、途中何処か寄るところはありますか?」
「パンを買いたい!」
「果物を買いたい!」
「シロにミケよ。俺はリンさんに聞いたのであって、お前達には聞いていないぞ」
「「えー!」」
「「「ぷぷっ」」」
何だか俺達の漫才みたいなやり取りに、リンさん達は噴き出していた。
「では、市場に寄ってからお屋敷へ向かいましょう」
「「やったー!」」
リンさんの提案に、シロとミケに加えてスライム達も両手を上げて喜んでいる。
まあ、今日はシロとミケも初めての依頼を頑張ったという事で、皆で市場に行く事にした。
「わあ、まだ人がいっぱいだね」
「色々と売っているなあ」
市場は、夕方の買い物客で賑わいを取り戻していた。
シロとミケは、様々な売り物に目が輝いていた。
「ほら、迷子にならない様に手を繋ぐぞ」
「「はーい」」
シロとミケも迷子になりたくないのか、直ぐに俺の手を繋いできた。
そしてスライム達は、俺やシロとミケの頭や肩の上に留まっている。
「いらっしゃい、今日は南の地域のフルーツがお得だよ」
「じゃあおばあちゃん、これちょうだい」
「あいよ、毎度あり」
シロは、早速パイナップルの様な果物を購入していた。
恐らく、シロが購入した果物をカットするのは俺の役目になりそうだぞ。
「パンの売り切りセールだよ。お買い得だ」
「おお、じゃあこのパンちょうだい」
「おう、まだきてくれよ」
ミケは、食パンみたいなパンを購入していた。
もしかしたら、シロとミケは買い物をするのが楽しいのかもしれないな。
俺も幾つかの野菜や果物に香辛料などを購入し、リンさん達も各々買い物を済ませていた。
買いたい物は無事に購入出来たので、改めて屋敷に向かいます。
「そういえば、リンお姉ちゃん達は何処に泊まっているの?」
「バルガス公爵領にはバスク子爵領の出張所があるので、空き部屋を使わせてもらっています」
「おお、そうなんだ」
「マリリが料理を美味しい料理を作ってくれるので、とても助かっていますよ」
今度はリンさんと手を繋いでいるシロとミケが、リンさんの宿泊先を聞いていた。
隣の領地同士だから、普段から色々とやりとりもありそうだ。
そして、やはりマリリさんは伊達にメイド服を着ている訳ではなかった様だ。
普通に侍従の仕事をする事もあるという。
因みに、オリガさんとマリリさんはリンさんの専属の家臣らしく、幼馴染同士でもあるという。
なので、普段から一緒にいる事が多いそうだ。
「因みにオリガとマリリの方が、私よりも一つ年上になります」
「そうなんですね。三人とも仲が良いので、てっきり同じ歳だと思っていました」
ずっと一緒にいたから、リンさんには年上年下とかは関係ない絆があるのだろう。
「はい、これで依頼完了です。あと、商会より指名依頼が来ておりますので、明日もよろしくお願いします」
「既に連絡が行っていたのですね。こちらこそよろしくお願いします」
完了手続きも無事に終了。
指名依頼も既に手続きされていたので、明日は受付に向かえば良いという。
今日は少し早いけど、屋敷に戻りましょう。
「では屋敷に向かいますが、途中何処か寄るところはありますか?」
「パンを買いたい!」
「果物を買いたい!」
「シロにミケよ。俺はリンさんに聞いたのであって、お前達には聞いていないぞ」
「「えー!」」
「「「ぷぷっ」」」
何だか俺達の漫才みたいなやり取りに、リンさん達は噴き出していた。
「では、市場に寄ってからお屋敷へ向かいましょう」
「「やったー!」」
リンさんの提案に、シロとミケに加えてスライム達も両手を上げて喜んでいる。
まあ、今日はシロとミケも初めての依頼を頑張ったという事で、皆で市場に行く事にした。
「わあ、まだ人がいっぱいだね」
「色々と売っているなあ」
市場は、夕方の買い物客で賑わいを取り戻していた。
シロとミケは、様々な売り物に目が輝いていた。
「ほら、迷子にならない様に手を繋ぐぞ」
「「はーい」」
シロとミケも迷子になりたくないのか、直ぐに俺の手を繋いできた。
そしてスライム達は、俺やシロとミケの頭や肩の上に留まっている。
「いらっしゃい、今日は南の地域のフルーツがお得だよ」
「じゃあおばあちゃん、これちょうだい」
「あいよ、毎度あり」
シロは、早速パイナップルの様な果物を購入していた。
恐らく、シロが購入した果物をカットするのは俺の役目になりそうだぞ。
「パンの売り切りセールだよ。お買い得だ」
「おお、じゃあこのパンちょうだい」
「おう、まだきてくれよ」
ミケは、食パンみたいなパンを購入していた。
もしかしたら、シロとミケは買い物をするのが楽しいのかもしれないな。
俺も幾つかの野菜や果物に香辛料などを購入し、リンさん達も各々買い物を済ませていた。
買いたい物は無事に購入出来たので、改めて屋敷に向かいます。
「そういえば、リンお姉ちゃん達は何処に泊まっているの?」
「バルガス公爵領にはバスク子爵領の出張所があるので、空き部屋を使わせてもらっています」
「おお、そうなんだ」
「マリリが料理を美味しい料理を作ってくれるので、とても助かっていますよ」
今度はリンさんと手を繋いでいるシロとミケが、リンさんの宿泊先を聞いていた。
隣の領地同士だから、普段から色々とやりとりもありそうだ。
そして、やはりマリリさんは伊達にメイド服を着ている訳ではなかった様だ。
普通に侍従の仕事をする事もあるという。
因みに、オリガさんとマリリさんはリンさんの専属の家臣らしく、幼馴染同士でもあるという。
なので、普段から一緒にいる事が多いそうだ。
「因みにオリガとマリリの方が、私よりも一つ年上になります」
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ずっと一緒にいたから、リンさんには年上年下とかは関係ない絆があるのだろう。
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