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お手伝いとお勉強 前編
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体が重く苦しい感覚で目が覚める。
時計を見ると7時半を回ったところだ。
「うーん、これが毎朝ってのは、これはこれで嬉しいんだが困ったな。」
見ると相変わらず俺の上で茶羽と黒羽が寝ている。
体を起こすと二人も体を起こすが眠そうに顔をごしごししている。
「ほら、朝だよ、顔洗ってご飯食べるぞ。」
「「ふぁーい」」
まだ寝ぼけている二人を抱き上げて洗面所に向かう。
顔を洗ってタオルで拭いてから、顔を洗った順に拭いてあげる。
「「おはよう」」
「おはよう、目は覚めたか?」
「「うん」」
顔を洗って目が覚めたようで、すぐに洗面所からリビングまで走っていく二人。
「走ると危ないぞ。」
注意しても聞かずにリビングに飛び込んでいく。
仕方ない奴らだな、と思いながら俺もリビングに入り、キッチンに向かう。
昨日香織が作ってくれたサラダの残りが有ったので、それと卵焼きを作って、それからご飯をよそう。
すると茶羽と黒羽が後ろにいるのに気づく。
「どうしたんだ?」
「さうがはこぶ、おてつだい」
「くうもはこぶ、おてつだい」
「運んでくれるのか?じゃあこれを頼もうかな。」
手伝いたいと言うのでご飯をよそった茶羽と黒羽のお茶碗を渡す。
すると嬉しそうに自分たちの席に慎重にゆっくりと持って行く。
残りを持ってテーブルに並べて、席に着くと、茶羽と黒羽も席に着いた。
いただきますと言うと茶羽と黒羽は首を傾げてなに?という顔をしていた。
そこではじめて気づいた、『いただきますとごちそうさま教えてない』ことに。
「教えてなかったな、ご飯食べる前に『いただきます』って言って、食べ終わったら『ごちそうさま』って言うんだよ。」
「なんで?」
「いわないとたべれないの?」
「いただきますって言うのはな、ご飯を作ってくれた人へのお礼や食材になった生き物の命をもらいますって意味で言うんだよ。」
「「そうなんだ」」
「だからご飯食べる前にはいただきますって言うんだ。」
「「わかった、いただきます」」
「いただきます」
そう言うと相変わらず勢い良く食べ始める茶羽と黒羽。
もうちょっと落ち着いて食べるのも教えた方がいいかな、と思いながらおかずに手を付ける。
食べ終わると二人は俺の事をじっと見ていた。
「どうした?まだ食べたいのか?」
「ちがう」
「たべたらまたいうの」
「ああそうか、ご飯食べ終わったらごちそうさまって言うんだ。」
「「なんで?」」
「そうだな、ご飯作るために食材買ってこないといけないだろ。」
「うん」
「おみせでかう」
「そうだな今は簡単に買ってこれるけど、昔はあちこち行って買って来ないといけなかったんだ、それであちこち走り回って買ってきてくれた人にお礼を言うのが『ごちそうさま』なんだよ」
「「わかった」」
「じゃあ、ごちそうさま」
「「ごちそうさま」」
そう言うと食器を重ねていく、席を立って二人の食器もと思ったら、俺と同じようにお皿にお茶碗を載せて運ぼうとしていた。
「危ないから無理しなくてもいいんだぞ。」
「「おてつだいする」」
そう言うと、ゆっくりと食器を持ってキッチンに歩いていく。
俺は先回りをして流し台の前に行き、二人が持ってくる食器を受け取る。
「ありがとな、助かったよ。」
そう言って二人をなでると笑顔で尻尾もゆらゆら揺れていた。
そして満足した顔でリビングに走っていった。
食器を洗い終わりリビングに行くと二人が見えない。
探そうとすると、洗面所の方からにぎやかな声が聞こえる。
そっと覗くと茶羽が洗濯物を洗濯機に投げ込んでいた、視線を変えて風呂場の方を見ると黒羽が風呂洗い用のブラシで浴槽をこすっていた。
『昨日教えたお手伝いしてくれてるのか』そう思って終わる直前までそっと眺めて、終わるころを見計らいリビングに戻ってパソコンの前に座り、二人が戻るのを待ってるふりをした。
「「おてつだいおわった」」
「お手伝い終わったか、よくできたな。」
そういうと二人の撫でる、が黒羽がびっしょりなのに気づく、それにまだ二人ともパジャマのままだ。
「黒羽はびっしょりだな着替えて乾かさないと風邪ひいちゃうぞ。」
そう言うとタオルと二人の着替えを持って来て、軽く水気をふいてから着替えさせて、ドライヤーで黒羽の髪を乾かす、黒羽が終わるとなぜか入れ替わりで茶羽も座ったので、乾かすふりをしながらドライヤーの風を当ててあげる。
「よしこれで二人とも朝のお手伝いは終わりだ。」
そういうと飛び跳ねて喜んでいた。
リビングに行くと茶羽と黒羽は一冊の絵本を持って来た。
見ると昨日香織が読んであげていた絵本だった。
「「これよんで」」
そう言うのでテレビの前に座り茶羽と黒羽を膝の上に乗せ絵本を読んであげることにした。
しばらく読んでこの絵本の内容に気づく、お手伝いをする良い子とお手伝いをしない悪い子の話だった、
話の最後はお手伝いしていた子は偉い人になって幸せになって、お手伝いしない悪い子は悪いことをする人になって捕まって牢屋にいれられて不幸になってしまうという内容だった。
『なるほど昨日読んでもらったから今朝からお手伝いいっぱいしようとしてたんだな』と今朝からの二人の行動の意味が分かった。
一通り読み終わると今度は『これなに?』とひらがなを指してくる、これは「は」だよと教えると次々とひらがなを教えることになった。
そこで確かひらがなの学習ドリルを買ったなと思い出し、二人に待っててもらい、昨日片づけた本棚を探すと二冊のひらがなドリルを見つける。
テーブルに座ると二人を手招きで呼び席につかせると、
「ひらがな勉強するならこっちがいいぞ。」
そう言ってドリルを渡す、そして鉛筆を削って最初のページを見せる。
そしてこれは「あ」だよ、と教えると、
「「あー」」
と言って確認する、それで書き方はね、とプリンターからコピー用紙を取り二人に見えるように大きくゆっくりと書いてあげる。
するとドリルに二人は「あ」と書いていく。
「そうそう、二人ともうまいな。」
そう言うと二人とも笑顔になり「あ」をいっぱい書いていく。
そして書くスペースがなくなると、次のページに書こうとしだすので止めてコピー用紙を1枚づつ渡し、これに書いていいよと説明する。
すると嬉しそうにコピー用紙に書き始めた。
数枚のコピー用紙いっぱいに色んな大きさの「あ」が書きこまれた頃に洗濯機が乾燥まで終わった音がする。
「「せんたくおわった、おてつだい」」
二人はそう言うと走ってリビングから飛び出していく。
しばらくすると洗濯物を抱えて戻ってきた。
「「つぎわけるの」」
そう言うと床に置いた洗濯物から自分の服を取り出していく。
一緒に分けていてふと気づく、シーツや二人が昨日着てた服などが混ざっていた、
「そうか入れっぱなしだったか」
そうつぶやいてシーツやタオルを自分の方にまとめていく。
昨日香織が洗濯したまま取り出さずに入れっぱなしにしていて、今朝それごとまた洗濯したのだ。
洗濯物を分け終わると二人は慣れない手つきで畳もうとするが、うまくできないようで何度も広げては畳んでを繰り返していた。
「これはこうやって・・・」
そういうと二人から洗濯物を受け取り、二人に見えるように畳んでいく。
うまくできなかったからかしゅんとして耳もぺたんとなっていた
「畳むのは難しいからね、わからなかったらまた教えるから今は失敗しても大丈夫だよ」
そう言って二人をなでる、すると耳をピンと立ててうんと頷く。
「後はこれを片付けて終わりだな」
「「はーい」」
そう言うと各自畳んだ洗濯物を持ってしまいに行く。
時計を見ると7時半を回ったところだ。
「うーん、これが毎朝ってのは、これはこれで嬉しいんだが困ったな。」
見ると相変わらず俺の上で茶羽と黒羽が寝ている。
体を起こすと二人も体を起こすが眠そうに顔をごしごししている。
「ほら、朝だよ、顔洗ってご飯食べるぞ。」
「「ふぁーい」」
まだ寝ぼけている二人を抱き上げて洗面所に向かう。
顔を洗ってタオルで拭いてから、顔を洗った順に拭いてあげる。
「「おはよう」」
「おはよう、目は覚めたか?」
「「うん」」
顔を洗って目が覚めたようで、すぐに洗面所からリビングまで走っていく二人。
「走ると危ないぞ。」
注意しても聞かずにリビングに飛び込んでいく。
仕方ない奴らだな、と思いながら俺もリビングに入り、キッチンに向かう。
昨日香織が作ってくれたサラダの残りが有ったので、それと卵焼きを作って、それからご飯をよそう。
すると茶羽と黒羽が後ろにいるのに気づく。
「どうしたんだ?」
「さうがはこぶ、おてつだい」
「くうもはこぶ、おてつだい」
「運んでくれるのか?じゃあこれを頼もうかな。」
手伝いたいと言うのでご飯をよそった茶羽と黒羽のお茶碗を渡す。
すると嬉しそうに自分たちの席に慎重にゆっくりと持って行く。
残りを持ってテーブルに並べて、席に着くと、茶羽と黒羽も席に着いた。
いただきますと言うと茶羽と黒羽は首を傾げてなに?という顔をしていた。
そこではじめて気づいた、『いただきますとごちそうさま教えてない』ことに。
「教えてなかったな、ご飯食べる前に『いただきます』って言って、食べ終わったら『ごちそうさま』って言うんだよ。」
「なんで?」
「いわないとたべれないの?」
「いただきますって言うのはな、ご飯を作ってくれた人へのお礼や食材になった生き物の命をもらいますって意味で言うんだよ。」
「「そうなんだ」」
「だからご飯食べる前にはいただきますって言うんだ。」
「「わかった、いただきます」」
「いただきます」
そう言うと相変わらず勢い良く食べ始める茶羽と黒羽。
もうちょっと落ち着いて食べるのも教えた方がいいかな、と思いながらおかずに手を付ける。
食べ終わると二人は俺の事をじっと見ていた。
「どうした?まだ食べたいのか?」
「ちがう」
「たべたらまたいうの」
「ああそうか、ご飯食べ終わったらごちそうさまって言うんだ。」
「「なんで?」」
「そうだな、ご飯作るために食材買ってこないといけないだろ。」
「うん」
「おみせでかう」
「そうだな今は簡単に買ってこれるけど、昔はあちこち行って買って来ないといけなかったんだ、それであちこち走り回って買ってきてくれた人にお礼を言うのが『ごちそうさま』なんだよ」
「「わかった」」
「じゃあ、ごちそうさま」
「「ごちそうさま」」
そう言うと食器を重ねていく、席を立って二人の食器もと思ったら、俺と同じようにお皿にお茶碗を載せて運ぼうとしていた。
「危ないから無理しなくてもいいんだぞ。」
「「おてつだいする」」
そう言うと、ゆっくりと食器を持ってキッチンに歩いていく。
俺は先回りをして流し台の前に行き、二人が持ってくる食器を受け取る。
「ありがとな、助かったよ。」
そう言って二人をなでると笑顔で尻尾もゆらゆら揺れていた。
そして満足した顔でリビングに走っていった。
食器を洗い終わりリビングに行くと二人が見えない。
探そうとすると、洗面所の方からにぎやかな声が聞こえる。
そっと覗くと茶羽が洗濯物を洗濯機に投げ込んでいた、視線を変えて風呂場の方を見ると黒羽が風呂洗い用のブラシで浴槽をこすっていた。
『昨日教えたお手伝いしてくれてるのか』そう思って終わる直前までそっと眺めて、終わるころを見計らいリビングに戻ってパソコンの前に座り、二人が戻るのを待ってるふりをした。
「「おてつだいおわった」」
「お手伝い終わったか、よくできたな。」
そういうと二人の撫でる、が黒羽がびっしょりなのに気づく、それにまだ二人ともパジャマのままだ。
「黒羽はびっしょりだな着替えて乾かさないと風邪ひいちゃうぞ。」
そう言うとタオルと二人の着替えを持って来て、軽く水気をふいてから着替えさせて、ドライヤーで黒羽の髪を乾かす、黒羽が終わるとなぜか入れ替わりで茶羽も座ったので、乾かすふりをしながらドライヤーの風を当ててあげる。
「よしこれで二人とも朝のお手伝いは終わりだ。」
そういうと飛び跳ねて喜んでいた。
リビングに行くと茶羽と黒羽は一冊の絵本を持って来た。
見ると昨日香織が読んであげていた絵本だった。
「「これよんで」」
そう言うのでテレビの前に座り茶羽と黒羽を膝の上に乗せ絵本を読んであげることにした。
しばらく読んでこの絵本の内容に気づく、お手伝いをする良い子とお手伝いをしない悪い子の話だった、
話の最後はお手伝いしていた子は偉い人になって幸せになって、お手伝いしない悪い子は悪いことをする人になって捕まって牢屋にいれられて不幸になってしまうという内容だった。
『なるほど昨日読んでもらったから今朝からお手伝いいっぱいしようとしてたんだな』と今朝からの二人の行動の意味が分かった。
一通り読み終わると今度は『これなに?』とひらがなを指してくる、これは「は」だよと教えると次々とひらがなを教えることになった。
そこで確かひらがなの学習ドリルを買ったなと思い出し、二人に待っててもらい、昨日片づけた本棚を探すと二冊のひらがなドリルを見つける。
テーブルに座ると二人を手招きで呼び席につかせると、
「ひらがな勉強するならこっちがいいぞ。」
そう言ってドリルを渡す、そして鉛筆を削って最初のページを見せる。
そしてこれは「あ」だよ、と教えると、
「「あー」」
と言って確認する、それで書き方はね、とプリンターからコピー用紙を取り二人に見えるように大きくゆっくりと書いてあげる。
するとドリルに二人は「あ」と書いていく。
「そうそう、二人ともうまいな。」
そう言うと二人とも笑顔になり「あ」をいっぱい書いていく。
そして書くスペースがなくなると、次のページに書こうとしだすので止めてコピー用紙を1枚づつ渡し、これに書いていいよと説明する。
すると嬉しそうにコピー用紙に書き始めた。
数枚のコピー用紙いっぱいに色んな大きさの「あ」が書きこまれた頃に洗濯機が乾燥まで終わった音がする。
「「せんたくおわった、おてつだい」」
二人はそう言うと走ってリビングから飛び出していく。
しばらくすると洗濯物を抱えて戻ってきた。
「「つぎわけるの」」
そう言うと床に置いた洗濯物から自分の服を取り出していく。
一緒に分けていてふと気づく、シーツや二人が昨日着てた服などが混ざっていた、
「そうか入れっぱなしだったか」
そうつぶやいてシーツやタオルを自分の方にまとめていく。
昨日香織が洗濯したまま取り出さずに入れっぱなしにしていて、今朝それごとまた洗濯したのだ。
洗濯物を分け終わると二人は慣れない手つきで畳もうとするが、うまくできないようで何度も広げては畳んでを繰り返していた。
「これはこうやって・・・」
そういうと二人から洗濯物を受け取り、二人に見えるように畳んでいく。
うまくできなかったからかしゅんとして耳もぺたんとなっていた
「畳むのは難しいからね、わからなかったらまた教えるから今は失敗しても大丈夫だよ」
そう言って二人をなでる、すると耳をピンと立ててうんと頷く。
「後はこれを片付けて終わりだな」
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