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第二十二話「初めてのデート」
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第二十二話「初めてのデート」
すぐに吉報を持ち帰ると言ったグレンに二言はなく、優雅にお茶を飲みくつろいでいると一時間もしないうちに帰ってきた。
領主は捕縛され、次期領主にイクスが選定されたという吉報と共に。
それを聞いたイクスの第一声は、
「よく裏帳簿のありかがお分かりになられましたね、殿下」
だった。
対するグレンはいい笑みを浮かべて軽やかに返答をする。
「君が覚悟を決めているようだったからね。隠しているように見せかけて、一番目につく場所に保管されていると思っただけだよ。予想通り、執務室の本棚に隠してあった」
「流石です。ですが、俺が次期領主というのは……」
「執務室を見させてもらったからな。君が優秀なことぐらい一目でわかる。領主になるまでの間、ノヴェル学園へと通い見聞を広めて欲しい。学園を卒業後は俺の秘書をして領主とは何かを学べるよう手配しておこうと思っている」
グレンの紡いだ言葉は到底信じられるものではなかったのだろう。
立ち上がり頭を下げていたイクスはその体勢のまま目を見開いたまま固まっている。
「ノヴェル学園って魔法を使えなければ入学すら出来なかったはずよね? 本人が使えないと言っているのにそれは流石に酷だと思うんだけど」
グレンらしくもなく無茶な命令に異論を唱える。
ノヴェル学園は主に魔法とは何かを学ぶ国際機関だ。
それを知らない貴族はいない。
そのため、イクスは信じられないと固まったのだ。
私生児だからと教育を受けられなかったわけではない彼は、魔法さえ使えれば領主として申し分ないだろう。
「大丈夫。イクスは魔法を使えるようになるよ」
「何か根拠があって言っているのね。平民は生まれながらにして魔力を有さないっていうのが通説。それを覆せる……と」
「そうだね。まぁ、これについては追々話が出来るはずだから、安心して」
「分かった」
グレンが大丈夫だと確信しているなら、何も言うことなどない。
「まっ、そういうことだから。イクスは一週間の謹慎後、登城してもらう。いいね?」
「か、かしこまりました」
「あ、それと、君を心配して集まってる。顔ぐらい出してあげなよ」
「っ! はい!」
イクスの返事を聞き、グレンは満足そうに頷いた。
そういえばイクスは今日スラムの子達といつもの場所で落ち合うと約束していた。
彼がそこへと訪れなければ心配するのは当たり前だろう。
イクスはグレンの寛大な措置に頭を下げ、子供達の元へ駆けて行った。
グレンは一件落着だと言って私を立ち上がらせ、腰を抱く。
「それじゃ、俺達も行こうか」
「え? どこに?」
目をパチクリさせてグレンを見上げれば、楽しそうな視線とかち合った。
「デート」
本来、この街は観光客で賑わい、活気の溢れた場所だ。
それが捕まった領主の敷いた重税で、活気もなくただただ毎日を生きる場所へと成り果てていた。
しかし領主の行いが明るみになった事で重税は即日撤廃。
街は歓喜に包まれた。
「それで、このお祭り騒ぎなのね」
大通りには露店がひしめき合い、通る人間に客引きの声をかける店主達。
時折、色とりどりの花びらがひらひらと宙を舞う。
華やか。
その一言に尽きる。
「どれだけ税が重く、民の負担だったかが分かる」
「そうね。で、どういう風の吹き回し? デートなんて……今まで一度も……」
初めてグレンから提案された恋人らしい事。
そもそも結婚して夫婦になってから月日が経っていても、何もしたことがない方がおかしいのかもしれない。
「うん。たまにはこういうのも良いかなって思ってさ。夫婦にはなったけど、恋人同士がするようなデートしたことなかったからね」
「だからどういう心境の変化?」
「俺の事好きになってもらうには、些か努力不足だったと痛感したんだよ」
「……言ってる意味がよく分からないわ」
「身体に教え込むのもいいけど、心から離れがたいと想ってもらわないとって思っただけだよ」
腰を引き寄せられ、額の近くに口づけを落とされる。
確かに毎夜毎晩グレンを身体に刻み込まれ、彼なしでは生きていけないかもしれない。
月の道が訪れた一週間はそういう行為は一切なく、彼は腰やお腹を優しく温めてくれる。
それだけでも愛されている自覚が湧いてくるのだから救えない。
グレンの感情は、作られたものだというのに。
これ以上、私の心を乱さないで欲しい。
「ほら、存分に楽しもう」
「……うん」
優しく笑いかけてくるグレンを無下には出来ず、私は彼の思惑に乗ることにした。
この国に来て初めて目にする露店の数々に惹かれないわけではないのだ。
露店へと踏み出した私達に、ここぞとばかりに自店の商品を売り込みに大声を張る店員。
その声に自身の声がかき消されないようグレンはさり気なく顔を寄せ、耳元で声を発する。
「何か食べる?」
「うん。串焼き食べたい」
ちょうど近場に露店を出していた串焼き屋が目に付き彼を誘導する。
少し驚いたのか目を見開いたグレンだったが、すぐに元の顔に戻って店主に声をかけた。
「串焼き二本もらおう」
「あいよ!」
にこやかな返事をした店主が目の前で二本串焼きを焼いていく。
どうやら焼き立てを提供する店だったようだ。
私が串焼きが焼ける様子に気を取られていた間に代金を払ったグレンが焼き上がった商品を受け取った。
「座って食べる?」
「お祭りの醍醐味なんだから、食べ歩きでいいよ」
「ふっ、そうか」
周りの祭りを楽しむ人々と同じように食べ歩きを楽しむ。
腰を抱いていた手はいつの間にか恋人繋ぎに変わっていた。
本当に……恋人みたい。
少し照れくさい。
色々な露店が立ち並ぶ中、可愛らしい宝飾店が目に付いた。
「入る?」
綺麗な宝石達に目を奪われていたのに気が付いたグレンが声をかけてくれた。
「いいの?」
「もちろん。デートだからね」
優しげな笑みに少し頬が熱くなる。
それを隠すように彼の手を引き、宝飾店へと足を踏み入れた。
入った瞬間に飛び込んできたのは大きな宝石の原石の塊だ。
真っ黒なその塊に、ついほわぁと感嘆の声が漏れた。
「一級品だね」
「当店自慢の黒曜石です。どうです、とても綺麗でしょう?」
奥から出てきた店員がにっこりと人のいい笑顔で教えてくれた。
「あぁ、とても美しいな。手に入れるのに苦労したんじゃないか?」
「それはもう、とても苦労しました。ですが、この輝きを毎日見られるなら、そんな苦労もいいものです」
「そうか」
グレンと店員の会話が終わるのを待ち声をかける。
「少しだけ見て回らせてもらっても?」
「ええ、もちろん」
「ありがとうございます」
暗に買うわけではないと言ったにも関わらず、快く頷いた店員にお礼を口にする。
グレンと手を繋いでいては少し狭いこの空間では動きづらい。
手を離してもなにも言われないことに拍子抜けだった。そのスキにこれ幸いと宝石を見て回った。
グレンはなにやら店員と話し込んでいたが、私としては一人で宝石を堪能できたので好都合だった。
その後、二人で楽しく露店を見て回る。
ただそれだけで、日が傾き始めてしまった。
「ユキノ」
「ん?」
「楽しかった?」
「ええ、もちろん」
久しぶりに感じた胸の高揚。
それは恋心というには儚い感情だ。
「よかった」
グレンがそう言って笑う。
その笑みは年相応の、デートが成功して安心したふにゃりと気の抜けた笑顔だった。
初めて目にする彼の可愛らしい顔に、ドキリと胸が高鳴る。
「グレンもそんな顔するのね。意外」
「え? どんな顔?」
「気の抜けた顔。私の前ではいつもキリッとした顔ばかりだもの」
「……そりゃあ好いた人の前では格好良くありたいだろ」
「せっかく夫婦になったのに、少しも気を抜かないのはどうかと思う」
グレンとの時間は目まぐるしいものばかりで、今日のような時間の流れはなかった。
彼との逢瀬で、今まで一度も感じたことのない、ゆったりと流れるような時間が過ぎたのだ。
「もっと素を見せて欲しいって事?」
「……まぁ、そうね」
「もっと見せたら好きになりそう?」
先程とは打って変わってニヤリと意地悪な笑みを浮かべ私の顔を覗き込むグレン。
「それは素次第ね」
「そりゃあそうだ」
返答を聞いたグレンはケラケラと笑う。
彼の笑い声を聞きながら、私は願うように空を見上げた。
このささやかな幸せな時間がずっと続けば良いのに。
と。
すぐに吉報を持ち帰ると言ったグレンに二言はなく、優雅にお茶を飲みくつろいでいると一時間もしないうちに帰ってきた。
領主は捕縛され、次期領主にイクスが選定されたという吉報と共に。
それを聞いたイクスの第一声は、
「よく裏帳簿のありかがお分かりになられましたね、殿下」
だった。
対するグレンはいい笑みを浮かべて軽やかに返答をする。
「君が覚悟を決めているようだったからね。隠しているように見せかけて、一番目につく場所に保管されていると思っただけだよ。予想通り、執務室の本棚に隠してあった」
「流石です。ですが、俺が次期領主というのは……」
「執務室を見させてもらったからな。君が優秀なことぐらい一目でわかる。領主になるまでの間、ノヴェル学園へと通い見聞を広めて欲しい。学園を卒業後は俺の秘書をして領主とは何かを学べるよう手配しておこうと思っている」
グレンの紡いだ言葉は到底信じられるものではなかったのだろう。
立ち上がり頭を下げていたイクスはその体勢のまま目を見開いたまま固まっている。
「ノヴェル学園って魔法を使えなければ入学すら出来なかったはずよね? 本人が使えないと言っているのにそれは流石に酷だと思うんだけど」
グレンらしくもなく無茶な命令に異論を唱える。
ノヴェル学園は主に魔法とは何かを学ぶ国際機関だ。
それを知らない貴族はいない。
そのため、イクスは信じられないと固まったのだ。
私生児だからと教育を受けられなかったわけではない彼は、魔法さえ使えれば領主として申し分ないだろう。
「大丈夫。イクスは魔法を使えるようになるよ」
「何か根拠があって言っているのね。平民は生まれながらにして魔力を有さないっていうのが通説。それを覆せる……と」
「そうだね。まぁ、これについては追々話が出来るはずだから、安心して」
「分かった」
グレンが大丈夫だと確信しているなら、何も言うことなどない。
「まっ、そういうことだから。イクスは一週間の謹慎後、登城してもらう。いいね?」
「か、かしこまりました」
「あ、それと、君を心配して集まってる。顔ぐらい出してあげなよ」
「っ! はい!」
イクスの返事を聞き、グレンは満足そうに頷いた。
そういえばイクスは今日スラムの子達といつもの場所で落ち合うと約束していた。
彼がそこへと訪れなければ心配するのは当たり前だろう。
イクスはグレンの寛大な措置に頭を下げ、子供達の元へ駆けて行った。
グレンは一件落着だと言って私を立ち上がらせ、腰を抱く。
「それじゃ、俺達も行こうか」
「え? どこに?」
目をパチクリさせてグレンを見上げれば、楽しそうな視線とかち合った。
「デート」
本来、この街は観光客で賑わい、活気の溢れた場所だ。
それが捕まった領主の敷いた重税で、活気もなくただただ毎日を生きる場所へと成り果てていた。
しかし領主の行いが明るみになった事で重税は即日撤廃。
街は歓喜に包まれた。
「それで、このお祭り騒ぎなのね」
大通りには露店がひしめき合い、通る人間に客引きの声をかける店主達。
時折、色とりどりの花びらがひらひらと宙を舞う。
華やか。
その一言に尽きる。
「どれだけ税が重く、民の負担だったかが分かる」
「そうね。で、どういう風の吹き回し? デートなんて……今まで一度も……」
初めてグレンから提案された恋人らしい事。
そもそも結婚して夫婦になってから月日が経っていても、何もしたことがない方がおかしいのかもしれない。
「うん。たまにはこういうのも良いかなって思ってさ。夫婦にはなったけど、恋人同士がするようなデートしたことなかったからね」
「だからどういう心境の変化?」
「俺の事好きになってもらうには、些か努力不足だったと痛感したんだよ」
「……言ってる意味がよく分からないわ」
「身体に教え込むのもいいけど、心から離れがたいと想ってもらわないとって思っただけだよ」
腰を引き寄せられ、額の近くに口づけを落とされる。
確かに毎夜毎晩グレンを身体に刻み込まれ、彼なしでは生きていけないかもしれない。
月の道が訪れた一週間はそういう行為は一切なく、彼は腰やお腹を優しく温めてくれる。
それだけでも愛されている自覚が湧いてくるのだから救えない。
グレンの感情は、作られたものだというのに。
これ以上、私の心を乱さないで欲しい。
「ほら、存分に楽しもう」
「……うん」
優しく笑いかけてくるグレンを無下には出来ず、私は彼の思惑に乗ることにした。
この国に来て初めて目にする露店の数々に惹かれないわけではないのだ。
露店へと踏み出した私達に、ここぞとばかりに自店の商品を売り込みに大声を張る店員。
その声に自身の声がかき消されないようグレンはさり気なく顔を寄せ、耳元で声を発する。
「何か食べる?」
「うん。串焼き食べたい」
ちょうど近場に露店を出していた串焼き屋が目に付き彼を誘導する。
少し驚いたのか目を見開いたグレンだったが、すぐに元の顔に戻って店主に声をかけた。
「串焼き二本もらおう」
「あいよ!」
にこやかな返事をした店主が目の前で二本串焼きを焼いていく。
どうやら焼き立てを提供する店だったようだ。
私が串焼きが焼ける様子に気を取られていた間に代金を払ったグレンが焼き上がった商品を受け取った。
「座って食べる?」
「お祭りの醍醐味なんだから、食べ歩きでいいよ」
「ふっ、そうか」
周りの祭りを楽しむ人々と同じように食べ歩きを楽しむ。
腰を抱いていた手はいつの間にか恋人繋ぎに変わっていた。
本当に……恋人みたい。
少し照れくさい。
色々な露店が立ち並ぶ中、可愛らしい宝飾店が目に付いた。
「入る?」
綺麗な宝石達に目を奪われていたのに気が付いたグレンが声をかけてくれた。
「いいの?」
「もちろん。デートだからね」
優しげな笑みに少し頬が熱くなる。
それを隠すように彼の手を引き、宝飾店へと足を踏み入れた。
入った瞬間に飛び込んできたのは大きな宝石の原石の塊だ。
真っ黒なその塊に、ついほわぁと感嘆の声が漏れた。
「一級品だね」
「当店自慢の黒曜石です。どうです、とても綺麗でしょう?」
奥から出てきた店員がにっこりと人のいい笑顔で教えてくれた。
「あぁ、とても美しいな。手に入れるのに苦労したんじゃないか?」
「それはもう、とても苦労しました。ですが、この輝きを毎日見られるなら、そんな苦労もいいものです」
「そうか」
グレンと店員の会話が終わるのを待ち声をかける。
「少しだけ見て回らせてもらっても?」
「ええ、もちろん」
「ありがとうございます」
暗に買うわけではないと言ったにも関わらず、快く頷いた店員にお礼を口にする。
グレンと手を繋いでいては少し狭いこの空間では動きづらい。
手を離してもなにも言われないことに拍子抜けだった。そのスキにこれ幸いと宝石を見て回った。
グレンはなにやら店員と話し込んでいたが、私としては一人で宝石を堪能できたので好都合だった。
その後、二人で楽しく露店を見て回る。
ただそれだけで、日が傾き始めてしまった。
「ユキノ」
「ん?」
「楽しかった?」
「ええ、もちろん」
久しぶりに感じた胸の高揚。
それは恋心というには儚い感情だ。
「よかった」
グレンがそう言って笑う。
その笑みは年相応の、デートが成功して安心したふにゃりと気の抜けた笑顔だった。
初めて目にする彼の可愛らしい顔に、ドキリと胸が高鳴る。
「グレンもそんな顔するのね。意外」
「え? どんな顔?」
「気の抜けた顔。私の前ではいつもキリッとした顔ばかりだもの」
「……そりゃあ好いた人の前では格好良くありたいだろ」
「せっかく夫婦になったのに、少しも気を抜かないのはどうかと思う」
グレンとの時間は目まぐるしいものばかりで、今日のような時間の流れはなかった。
彼との逢瀬で、今まで一度も感じたことのない、ゆったりと流れるような時間が過ぎたのだ。
「もっと素を見せて欲しいって事?」
「……まぁ、そうね」
「もっと見せたら好きになりそう?」
先程とは打って変わってニヤリと意地悪な笑みを浮かべ私の顔を覗き込むグレン。
「それは素次第ね」
「そりゃあそうだ」
返答を聞いたグレンはケラケラと笑う。
彼の笑い声を聞きながら、私は願うように空を見上げた。
このささやかな幸せな時間がずっと続けば良いのに。
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