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第二十一話「領主の悪行」
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第二十一話「領主の悪行」
まばゆい光に頭が覚醒する。
気だるい身体を起こして窓の外を見やれば、すでに日は高く登り朝食を食べ損ねた事を悟った。
隣にグレンがいない。仕事に行ったのだろう。
サイドテーブルにある鈴を鳴らそうと手を伸ばしかけて、はたと我に返った。
ここは貴族御用達の宿ではなく、民宿。サイドテーブルも無ければ、侍女もいない。
昨夜貪られ物理的に重くだるい腰を上げ寝台から立ち上がった。
用意されていた服に身を包み、部屋の扉を開けばグレンの従者であるはずのアレクが立っていた。
「おはようございます。ユキノ様」
「おはよう。……グレンは?」
「昨夜ユキノ様がお連れになったイクス様と会談なされています」
「そう。案内してくれる?」
「かしこまりました。こちらです」
アレクに連れられて階段を降り、元は食堂であろう場所へと案内される。
足を踏み入れた瞬間。
机を叩く音が響き、ビクリと肩が跳ねた。
「だから何度も言わせんじゃねぇよ!! 俺はあいつにしか話さねぇ!!」
どうやらイクスとグレンの話し合いは穏便なものではなく口論に発展しているようだ。
足を組み座っているグレンと、立ち上がり机を叩いたであろうイクス。
こちらに気がついたグレンがパッと笑顔の花を咲かせる。
立ち上がったグレンは私に近づいて腰を抱く。
全く違和感を感じさせないエスコートで私は彼の隣に腰掛ける事となった。
「おはよう。起きてすぐで申し訳ないんだけど、彼が領主の事を詳しく知っているらしいんだけど、ユキノにしか話したくないって言ってるんだ」
「……グレン。もしかして、認識阻害でもしてる? あなたの顔と瞳を見て、なおかつ名前を聞いたら、グレンが何者か分かるはずよね?」
初めてグレンと会った学園で、私が彼の素性を知ることはなかった。
妃教育を受けていたのだから正解に辿り着いてもおかしくはないし、隣国の王子が留学に来ていると噂になった事もない。
つまり、彼に関して何かしらの認識阻害があって答えに辿り着かなかったと考えるのが妥当だ。
「正解。まぁ最初から認識出来ている人間には効かないものだよ」
「そうでしょうね」
同意するように彼の言葉に頷いた。
私はグレンがこの国の王子だと認識できている。
認識出来ていないのは目の前にいまだ立ちつくしているイクスだけだ。
「なんの話をしてるんだよ」
「私になら話すって言ってたみたいだけど、どんな話かしら?」
「この街の領主についてだよ。俺の知っている事全部話す」
「どうして私なのか、聞いてもいい?」
視線を泳がせ口ごもったイクスだったが、決心したのか視線を合わせジッと見つめてきた。
「……あんたが魔法を俺達に向かって使わなかったから、信頼できると思った」
「それだけ?」
「っ、それだけだよ!! 悪いか!?」
なんて単純な理由。
彼の前で使用した魔法は風魔法一つだけ。
それも自身を守るためにしか使わなかった。
「俺らは貴族しか狙わねぇんだよ。お貴族サマは魔法が使えるからな、すぐ魔法で攻撃してきやがる」
「スリは立派な犯罪だからね。仮に市民を攻撃したとしても、犯罪行為を犯した人間を罰したと言えばお咎めはないだろう。……おかしな話だけどね」
そう言ったグレンをイクスは睨みつける。
彼の目には彼らを傷つけた貴族と同じに見えているのだろう。
「まぁいいわ。とりあえず話してみて」
「あんた一人だけに話す」
視線だけでグレンを見れば、駄目に決まっているだろうと顔に書いてあった。
「グレンがここにいることが話を聞く条件よ。もちろん彼は話に口を挟んだりしないわ」
「……わかった」
渋々だが、従うことにしたのかイクスはようやく椅子に腰掛けた。
「それでイクス。あなたが貴族だって話から始めるつもり?」
「!? なんでそれを知ってるんだよ!?」
驚き、戸惑い。
信じられないと言わんばかりに見開かれた瞳。
そんな顔をするイクスに意味ありげに笑いかける。
「長年の癖はそう簡単に抜けないものよ」
「でも、そんな、ボロは出してないだろ!?」
「ええ。私が違和感を感じたのは、食事の時。本当にスラムの子であれば、目の前に食事が出されて我慢なんて出来るはずがない。出された瞬間に手を付けたはずよ。それなのにあなたはすぐに手を付けず、ナイフとフォークを器用に使いこなして食事を始めたでしょう? その姿はまさにマナーを叩き込まれた貴族そのものだわ」
反論の余地がない事を悟ったのかイクスは眉間にシワを寄せて黙り込んでしまった。
でも、どこの貴族かはついぞ分からないのよね。
私が予想出来たのはイクスが貴族階級の子供だということだけ。
沈黙がいたたまれなくなってきた頃、ようやくイクスがぽつりぽつりと喋り始めた。
「俺は元々あいつらと同じスラムの人間だったんです。ですが母の亡き後、とある貴族から迎えが来ました」
今までの乱暴な言葉遣いが嘘のように丁寧に話し始めたイクス。
彼なりのけじめなのだろう。
「貴族の私生児だった……と」
「そうです。母はその貴族の使用人でした。読み書きも計算も得意だったため、重宝されていたそうです。そして、母が辞め月日が経ち、会計管理に困った貴族は母の事を思い出しました。その時すでに母は流行病で亡くなった後でしたので、息子の俺に白羽の矢が立ったというわけです。幸か不幸か俺も母から教育を受けていたので、読み書きも計算も得意ですから」
「……そう」
打算まみれの親子関係。
否、その貴族は親子とも思っていないだろう。
血の繋がりがあり、利用できそうな人間だったから引き取っただけにすぎない。
初めて父親と会った彼は喜んだに違いない。
そんな子どもの純粋な思いを踏みにじって利用しようとした。
思わず握りこんだ拳に手が添えられる。
落ち着いてと優しく手の甲を撫でられ、自分が思っている以上の力で拳を作っていた事に気がついた。
手を開き、約束通り口を挟まないグレンにもう大丈夫と視線で伝える。
「引き取られたのは六歳の頃。そして会計管理を任されたのは俺が十歳の頃。貴族としての知識やマナーを詰め込まれた後です」
「貴族名簿に載っていないのはなぜ?」
「魔法を使えないからです。魔法が使えるのは貴族だけですから」
「そう、身勝手な貴族ね」
そうボヤけばイクスは苦笑した。
「それがこの街の領主であり、我が憎き肉親。この街の税金を横領し、自身の豪遊に税金を湯水のように使う……。諸悪の根源です。聡明な貴女なら俺の正体に気がついていたのでしょう? だからここに連れてきた。違いますか?」
「さぁどうかしらね?」
口から出た返事は反射だった。
タイミングよくアレクがサーブしてきた紅茶に口をつけ、息をつく。
正直なところ、私が彼の言葉の意味を飲み込み理解するまで数分の時間を要した。
だが、頭は回らなくとも笑顔を作り、彼の解釈に任せた返答は出来る。
それは妃教育で培った努力の賜物だ。
グレンを盗み見れば、少し驚いた顔をしていた。
グレンすら予想すらしていなかったイクスの正体。
しかし、私が彼の正体を知りながら問い詰めるでもなくこの街に連れて来たという誤解は、私に……いやグレンにとって良いことだろう。
彼の暴露はそれだけ意味のある告発。
「敵わないですね」
「買いかぶり過ぎです。それで、ここからは私の憶測でしかないけれど、会計管理を任されるということは不正を黙認していた……と。この認識でいいのよね?」
「はい。血の繋がりはあったとしても内部告発の出来るような力が俺にはありません。今までどうにも出来なかったのはそのためです。……まぁ言い訳にしかなりませんがね」
そう言葉を紡ぐイクスは清々しい面持ちで笑っていた。
私がこの話を報告すれば、実態調査が行われることだろう。
そして、彼はその調査ですべてを露見させ、終わらせる気なのだ。
領主。そして自身の首と引き換えに。
唐突にグレンが立ち上がり、口を開いた。
「君の覚悟は分かった」
今まで口を挟まなかったグレンだったが、イクスの今後の処遇についての考えが決まったのだろう。ついに言葉を発した。
イクスが約束を反故にしたグレンに抗議を唱えようと口を開いた一瞬の間。
彼は自身の持つ金色の懐中時計を机に置いた。
「っ!?」
懐中時計を見たイクスは眼球が落ちるのではないかというほど目を見開き、グレンと懐中時計をせわしなく交互に見ていた。
懐中時計に刻まれる竜の紋章は王家の物。
それは赤子ですら知っている一般常識だ。
「俺はグレン・フォン・シエロニア。君の覚悟は受け取った。後は任せて欲しい」
彼はそう言うやいなやアレクに視線だけで指示を出し、自身も足早に食堂の出口に向かう。
その際に私の頬への口づけも忘れない。
そして、外へと出る寸前、思い出したかのように私とイクスの方に振り返るとニヤリと笑った。
「いい子で待ってて。すぐに吉報を持ち帰るよ」
まばゆい光に頭が覚醒する。
気だるい身体を起こして窓の外を見やれば、すでに日は高く登り朝食を食べ損ねた事を悟った。
隣にグレンがいない。仕事に行ったのだろう。
サイドテーブルにある鈴を鳴らそうと手を伸ばしかけて、はたと我に返った。
ここは貴族御用達の宿ではなく、民宿。サイドテーブルも無ければ、侍女もいない。
昨夜貪られ物理的に重くだるい腰を上げ寝台から立ち上がった。
用意されていた服に身を包み、部屋の扉を開けばグレンの従者であるはずのアレクが立っていた。
「おはようございます。ユキノ様」
「おはよう。……グレンは?」
「昨夜ユキノ様がお連れになったイクス様と会談なされています」
「そう。案内してくれる?」
「かしこまりました。こちらです」
アレクに連れられて階段を降り、元は食堂であろう場所へと案内される。
足を踏み入れた瞬間。
机を叩く音が響き、ビクリと肩が跳ねた。
「だから何度も言わせんじゃねぇよ!! 俺はあいつにしか話さねぇ!!」
どうやらイクスとグレンの話し合いは穏便なものではなく口論に発展しているようだ。
足を組み座っているグレンと、立ち上がり机を叩いたであろうイクス。
こちらに気がついたグレンがパッと笑顔の花を咲かせる。
立ち上がったグレンは私に近づいて腰を抱く。
全く違和感を感じさせないエスコートで私は彼の隣に腰掛ける事となった。
「おはよう。起きてすぐで申し訳ないんだけど、彼が領主の事を詳しく知っているらしいんだけど、ユキノにしか話したくないって言ってるんだ」
「……グレン。もしかして、認識阻害でもしてる? あなたの顔と瞳を見て、なおかつ名前を聞いたら、グレンが何者か分かるはずよね?」
初めてグレンと会った学園で、私が彼の素性を知ることはなかった。
妃教育を受けていたのだから正解に辿り着いてもおかしくはないし、隣国の王子が留学に来ていると噂になった事もない。
つまり、彼に関して何かしらの認識阻害があって答えに辿り着かなかったと考えるのが妥当だ。
「正解。まぁ最初から認識出来ている人間には効かないものだよ」
「そうでしょうね」
同意するように彼の言葉に頷いた。
私はグレンがこの国の王子だと認識できている。
認識出来ていないのは目の前にいまだ立ちつくしているイクスだけだ。
「なんの話をしてるんだよ」
「私になら話すって言ってたみたいだけど、どんな話かしら?」
「この街の領主についてだよ。俺の知っている事全部話す」
「どうして私なのか、聞いてもいい?」
視線を泳がせ口ごもったイクスだったが、決心したのか視線を合わせジッと見つめてきた。
「……あんたが魔法を俺達に向かって使わなかったから、信頼できると思った」
「それだけ?」
「っ、それだけだよ!! 悪いか!?」
なんて単純な理由。
彼の前で使用した魔法は風魔法一つだけ。
それも自身を守るためにしか使わなかった。
「俺らは貴族しか狙わねぇんだよ。お貴族サマは魔法が使えるからな、すぐ魔法で攻撃してきやがる」
「スリは立派な犯罪だからね。仮に市民を攻撃したとしても、犯罪行為を犯した人間を罰したと言えばお咎めはないだろう。……おかしな話だけどね」
そう言ったグレンをイクスは睨みつける。
彼の目には彼らを傷つけた貴族と同じに見えているのだろう。
「まぁいいわ。とりあえず話してみて」
「あんた一人だけに話す」
視線だけでグレンを見れば、駄目に決まっているだろうと顔に書いてあった。
「グレンがここにいることが話を聞く条件よ。もちろん彼は話に口を挟んだりしないわ」
「……わかった」
渋々だが、従うことにしたのかイクスはようやく椅子に腰掛けた。
「それでイクス。あなたが貴族だって話から始めるつもり?」
「!? なんでそれを知ってるんだよ!?」
驚き、戸惑い。
信じられないと言わんばかりに見開かれた瞳。
そんな顔をするイクスに意味ありげに笑いかける。
「長年の癖はそう簡単に抜けないものよ」
「でも、そんな、ボロは出してないだろ!?」
「ええ。私が違和感を感じたのは、食事の時。本当にスラムの子であれば、目の前に食事が出されて我慢なんて出来るはずがない。出された瞬間に手を付けたはずよ。それなのにあなたはすぐに手を付けず、ナイフとフォークを器用に使いこなして食事を始めたでしょう? その姿はまさにマナーを叩き込まれた貴族そのものだわ」
反論の余地がない事を悟ったのかイクスは眉間にシワを寄せて黙り込んでしまった。
でも、どこの貴族かはついぞ分からないのよね。
私が予想出来たのはイクスが貴族階級の子供だということだけ。
沈黙がいたたまれなくなってきた頃、ようやくイクスがぽつりぽつりと喋り始めた。
「俺は元々あいつらと同じスラムの人間だったんです。ですが母の亡き後、とある貴族から迎えが来ました」
今までの乱暴な言葉遣いが嘘のように丁寧に話し始めたイクス。
彼なりのけじめなのだろう。
「貴族の私生児だった……と」
「そうです。母はその貴族の使用人でした。読み書きも計算も得意だったため、重宝されていたそうです。そして、母が辞め月日が経ち、会計管理に困った貴族は母の事を思い出しました。その時すでに母は流行病で亡くなった後でしたので、息子の俺に白羽の矢が立ったというわけです。幸か不幸か俺も母から教育を受けていたので、読み書きも計算も得意ですから」
「……そう」
打算まみれの親子関係。
否、その貴族は親子とも思っていないだろう。
血の繋がりがあり、利用できそうな人間だったから引き取っただけにすぎない。
初めて父親と会った彼は喜んだに違いない。
そんな子どもの純粋な思いを踏みにじって利用しようとした。
思わず握りこんだ拳に手が添えられる。
落ち着いてと優しく手の甲を撫でられ、自分が思っている以上の力で拳を作っていた事に気がついた。
手を開き、約束通り口を挟まないグレンにもう大丈夫と視線で伝える。
「引き取られたのは六歳の頃。そして会計管理を任されたのは俺が十歳の頃。貴族としての知識やマナーを詰め込まれた後です」
「貴族名簿に載っていないのはなぜ?」
「魔法を使えないからです。魔法が使えるのは貴族だけですから」
「そう、身勝手な貴族ね」
そうボヤけばイクスは苦笑した。
「それがこの街の領主であり、我が憎き肉親。この街の税金を横領し、自身の豪遊に税金を湯水のように使う……。諸悪の根源です。聡明な貴女なら俺の正体に気がついていたのでしょう? だからここに連れてきた。違いますか?」
「さぁどうかしらね?」
口から出た返事は反射だった。
タイミングよくアレクがサーブしてきた紅茶に口をつけ、息をつく。
正直なところ、私が彼の言葉の意味を飲み込み理解するまで数分の時間を要した。
だが、頭は回らなくとも笑顔を作り、彼の解釈に任せた返答は出来る。
それは妃教育で培った努力の賜物だ。
グレンを盗み見れば、少し驚いた顔をしていた。
グレンすら予想すらしていなかったイクスの正体。
しかし、私が彼の正体を知りながら問い詰めるでもなくこの街に連れて来たという誤解は、私に……いやグレンにとって良いことだろう。
彼の暴露はそれだけ意味のある告発。
「敵わないですね」
「買いかぶり過ぎです。それで、ここからは私の憶測でしかないけれど、会計管理を任されるということは不正を黙認していた……と。この認識でいいのよね?」
「はい。血の繋がりはあったとしても内部告発の出来るような力が俺にはありません。今までどうにも出来なかったのはそのためです。……まぁ言い訳にしかなりませんがね」
そう言葉を紡ぐイクスは清々しい面持ちで笑っていた。
私がこの話を報告すれば、実態調査が行われることだろう。
そして、彼はその調査ですべてを露見させ、終わらせる気なのだ。
領主。そして自身の首と引き換えに。
唐突にグレンが立ち上がり、口を開いた。
「君の覚悟は分かった」
今まで口を挟まなかったグレンだったが、イクスの今後の処遇についての考えが決まったのだろう。ついに言葉を発した。
イクスが約束を反故にしたグレンに抗議を唱えようと口を開いた一瞬の間。
彼は自身の持つ金色の懐中時計を机に置いた。
「っ!?」
懐中時計を見たイクスは眼球が落ちるのではないかというほど目を見開き、グレンと懐中時計をせわしなく交互に見ていた。
懐中時計に刻まれる竜の紋章は王家の物。
それは赤子ですら知っている一般常識だ。
「俺はグレン・フォン・シエロニア。君の覚悟は受け取った。後は任せて欲しい」
彼はそう言うやいなやアレクに視線だけで指示を出し、自身も足早に食堂の出口に向かう。
その際に私の頬への口づけも忘れない。
そして、外へと出る寸前、思い出したかのように私とイクスの方に振り返るとニヤリと笑った。
「いい子で待ってて。すぐに吉報を持ち帰るよ」
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