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第十五話「第二王子」
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第十五話「第二王子」
グレンにエスコートされ用意された部屋へと足を踏み入れる。
そこには既に第二王子のセクトがおり、ソファーに腰掛けて私達の訪れを待っていた。
セクトはグレンと同じ黒髪に黒い瞳をしていた。
違うところはセクトが短髪だということぐらいだ。
「待たせたな」
「僕も来たところなので気にしないで下さい。そちらが兄様の……」
立ち上がり礼をするセクトに、ゆったりと美しく見えるよう最新の注意を払い淑女の礼をする。
「お初にお目にかかります。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。私、ユキノと申します」
「うん、初めまして」
「それで? 俺の妻に何か用か?」
グレンはいつもの様子からは考えられないほど冷たい声色でセクトに要件を聞く。
初めて聞く彼の冷たい声色に、私は驚きを隠せない。
しかしセクトはそんな彼に機嫌を悪くするわけでもなく、にこにこと笑って着席を促してきた。
心底嫌そうな顔をしながらも私を座らせてからグレンは隣に着席する。
「お義姉さんとなった人と交流を深めようとするのは悪い事ですか?」
「……お前は俺達王族の性を分かってるだろ?」
「もちろんですよ」
「それなら」
「でも、まだですよね?」
途端に黙り込むグレン。
居たたまれない空気に息が詰まりそうだ。
それにしても、王族の性ってなんなの? そんな話、一度もされた事ない。
私の内心を悟ったのか、グレンが優しく腰を抱いた。
「ユキノなら問題ない」
「本当にそうでしょうか?」
「何が言いたい」
「いえ、王族の中にはそう言って本懐を成せなかった者もいたそうではないですか。……僕はただ兄様の心配をしているだけです」
兄弟でしか通じない話を私の前でして、何がしたいのだろう。
というか、私ここに必要だった……?
私がいないといけない話じゃなさそうなんだけど。
「あの、差し出がましいとは存じますが、今日私を呼ばれたのに理由はあるのですか?」
傍目には兄弟喧嘩をしようとしている様にしか見えない。
「あぁ、ごめんね。今日お義姉さんを呼んだのは他でもない、兄様の事だよ」
「グレンの?」
「お義姉さんはどうして兄様の妻になろうと思ったの?」
成り行きで。
とは口が裂けても言えそうにない、重い空気が漂う。
冷や汗をかきそうな空気の中グレンが口を開いた。
「それを聞いてどうする? そもそも、お前には関係のない話だ」
「冷たいなぁ。それに理由はちゃんとある。僕も本懐を成し遂げたいからね。その参考にさせて貰おうと思って。ねぇ、お義姉さん。兄様と初めて出会った時どう思った?」
グレンのきつい口調にもものともせず、セクトは笑った。
したたかだなぁと思いつつ、私は素直に言葉を返す。
「第一印象は、私好みの男性がこの世に存在するとは思わなかった……ですね」
「……へぇ?」
「顔も声も体つきまで全てが好みのど真ん中でした」
正直な感想を言っただけだが、腰に回ったグレンの腕に力が籠もる。
「ふぅん、そうか。やっぱりお互いに惹かれるものがあるのかな」
「……もういいだろ。ユキノ、そろそろ部屋に戻ろう」
強制的に立ち上がらされ、グレンに引きずられるように扉まで連れて行かれる。
「え、ちょっ、申し訳ありません。失礼致します」
「はいはい。またね」
半身を後ろに向け、別れの言葉を早口で告げる。
やれやれと言いたげな顔でセクトはこちらに手を振った。
そうして、第二王子セクトとの初対面は慌ただしく終わり、私達は部屋を後にした。
◇◆◇
「もう! なんでそんなに冷たいのよ」
「一分、一秒でも、セクトと対面する時間を短くしたかっただけだよ」
自身の部屋に戻った私は、ソファーに腰掛け、グレンらしくない行動の理由を問いただしていた。
しかし、彼は悪びれる様子もなく横から私を抱きしめている。
「ユキノの覚悟が決まってから言おうと思ってたんだけどね。この際話しておこうと思う」
「……何よ、いきなり」
「俺達シエロニアの王族は代々束縛が激しいんだ。それはもう、自分の妻を誰にも見せないようにするぐらいに」
「なんとなくそんな気はしてた」
王妃教育で習った、王妃は王を支えるため公務を行う。というような事は全くさせてもらえず、自由ではあるが、ほぼほぼ軟禁状態。
束縛が激しいだなんて、考えなくても分かりそうなものだ。
……よし、やっぱり逃げよう。
適切な距離感さえ保てればいい。
その為の抗議の一環として、逃亡計画を立てようじゃないか。
グレンにエスコートされ用意された部屋へと足を踏み入れる。
そこには既に第二王子のセクトがおり、ソファーに腰掛けて私達の訪れを待っていた。
セクトはグレンと同じ黒髪に黒い瞳をしていた。
違うところはセクトが短髪だということぐらいだ。
「待たせたな」
「僕も来たところなので気にしないで下さい。そちらが兄様の……」
立ち上がり礼をするセクトに、ゆったりと美しく見えるよう最新の注意を払い淑女の礼をする。
「お初にお目にかかります。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。私、ユキノと申します」
「うん、初めまして」
「それで? 俺の妻に何か用か?」
グレンはいつもの様子からは考えられないほど冷たい声色でセクトに要件を聞く。
初めて聞く彼の冷たい声色に、私は驚きを隠せない。
しかしセクトはそんな彼に機嫌を悪くするわけでもなく、にこにこと笑って着席を促してきた。
心底嫌そうな顔をしながらも私を座らせてからグレンは隣に着席する。
「お義姉さんとなった人と交流を深めようとするのは悪い事ですか?」
「……お前は俺達王族の性を分かってるだろ?」
「もちろんですよ」
「それなら」
「でも、まだですよね?」
途端に黙り込むグレン。
居たたまれない空気に息が詰まりそうだ。
それにしても、王族の性ってなんなの? そんな話、一度もされた事ない。
私の内心を悟ったのか、グレンが優しく腰を抱いた。
「ユキノなら問題ない」
「本当にそうでしょうか?」
「何が言いたい」
「いえ、王族の中にはそう言って本懐を成せなかった者もいたそうではないですか。……僕はただ兄様の心配をしているだけです」
兄弟でしか通じない話を私の前でして、何がしたいのだろう。
というか、私ここに必要だった……?
私がいないといけない話じゃなさそうなんだけど。
「あの、差し出がましいとは存じますが、今日私を呼ばれたのに理由はあるのですか?」
傍目には兄弟喧嘩をしようとしている様にしか見えない。
「あぁ、ごめんね。今日お義姉さんを呼んだのは他でもない、兄様の事だよ」
「グレンの?」
「お義姉さんはどうして兄様の妻になろうと思ったの?」
成り行きで。
とは口が裂けても言えそうにない、重い空気が漂う。
冷や汗をかきそうな空気の中グレンが口を開いた。
「それを聞いてどうする? そもそも、お前には関係のない話だ」
「冷たいなぁ。それに理由はちゃんとある。僕も本懐を成し遂げたいからね。その参考にさせて貰おうと思って。ねぇ、お義姉さん。兄様と初めて出会った時どう思った?」
グレンのきつい口調にもものともせず、セクトは笑った。
したたかだなぁと思いつつ、私は素直に言葉を返す。
「第一印象は、私好みの男性がこの世に存在するとは思わなかった……ですね」
「……へぇ?」
「顔も声も体つきまで全てが好みのど真ん中でした」
正直な感想を言っただけだが、腰に回ったグレンの腕に力が籠もる。
「ふぅん、そうか。やっぱりお互いに惹かれるものがあるのかな」
「……もういいだろ。ユキノ、そろそろ部屋に戻ろう」
強制的に立ち上がらされ、グレンに引きずられるように扉まで連れて行かれる。
「え、ちょっ、申し訳ありません。失礼致します」
「はいはい。またね」
半身を後ろに向け、別れの言葉を早口で告げる。
やれやれと言いたげな顔でセクトはこちらに手を振った。
そうして、第二王子セクトとの初対面は慌ただしく終わり、私達は部屋を後にした。
◇◆◇
「もう! なんでそんなに冷たいのよ」
「一分、一秒でも、セクトと対面する時間を短くしたかっただけだよ」
自身の部屋に戻った私は、ソファーに腰掛け、グレンらしくない行動の理由を問いただしていた。
しかし、彼は悪びれる様子もなく横から私を抱きしめている。
「ユキノの覚悟が決まってから言おうと思ってたんだけどね。この際話しておこうと思う」
「……何よ、いきなり」
「俺達シエロニアの王族は代々束縛が激しいんだ。それはもう、自分の妻を誰にも見せないようにするぐらいに」
「なんとなくそんな気はしてた」
王妃教育で習った、王妃は王を支えるため公務を行う。というような事は全くさせてもらえず、自由ではあるが、ほぼほぼ軟禁状態。
束縛が激しいだなんて、考えなくても分かりそうなものだ。
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