12 / 27
いつか1番に
しおりを挟む
「有原くん、好きです!」
突然聞こえてきた声に、俺は慌てて体を起こした。
5時間目の英語の授業で、課題を忘れていたことを思い出して『おなかが痛い』と嘘をついて抜け出した。
そのまま屋上に出て、ごろごろしていたら寝てしまっていたらしい。
声は、どうやら屋上に出る階段の踊り場から聞こえたみたいだ。
そっと扉の影から覗いてみると―――
「―――ごめん」
そう言って頭を下げたのは、梨夢だった。
梨夢の前には、女の子が2人。
頬を赤らめ、梨夢の言葉に目に涙を溜めているのが告白した女の子で、その隣の子は付添らしい。
「付き合ってる子とかいるの?」
付添の子が言った。
「いないけど」
「じゃ、どうして亜美と付き合えないの?亜美、優しいしかわいいし、すごいいい子なのに」
「・・・・それでも、本当に好きじゃない子と付き合えない」
きっぱりとそう言いきった梨夢を、付添いの子がキッと睨みつけた。
「ひどい!そんな言い方!」
「美結、もういいよ・・・・」
亜美という子が美結という子の袖を引っ張る。
「よくないよ!有原くんて、やっぱり噂の通りなんじゃないの?」
「・・・噂?」
「有原くんと、有原くんのお兄さんたちの噂だよ。仲が良すぎるから・・・・」
「だから?」
「だから・・・・あやしいって、みんな言ってるんだから!」
キレ気味にそう言い放った美結という子に対して、梨夢はしばらく黙っていた。
ピリピリとした緊張感が、3人を包んでいた。
「・・・・ばっかじゃないの」
梨夢が、吐き捨てるように言った。
「な・・・!」
「俺たち、兄弟だよ?仲が良くて何が悪いの?」
「・・・・でも、血が繋がってないんでしょ?」
「だから?」
「あんなに仲がいいのはあやしいんじゃない?有原くん、女の子みたいだし、お兄さんたちに、その・・・・」
「・・・・何?」
「へ、変なことされてるんじゃないかって、みんな言ってるんだから!」
「美結!やめなよ!」
「だって、おかしいじゃん!こないだだって、宮野さんに告白されたのに断ったって!宮野さん、すごいきれいで人気もあるのに、断るなんておかしいって男子も言ってたじゃん!有原って、ゲイなんじゃねえかって!」
「美結ってば!」
「・・・・女の子と付き合わなかったら、ゲイってことになるの?」
興奮して声が高くなる美結に対して、梨夢は冷静だった。
「じゃあ、なんで誰とも付き合わないの?」
「俺、別に今女の子と付き合いたいと思ってないし。好きな子もいない。そういう理由じゃだめなわけ?」
「だって、男なら普通、かわいい女の子に告白されたら嬉しいもんじゃないの?」
「そんなの、男によるでしょ。まぁ・・・・いやな気持ちはしないよ。西野さんのことも別に嫌いなわけじゃない」
「え・・・・ほんとに?」
亜美が驚いたように梨夢を見た。
「嫌いって、言ってないじゃん。ただ、付き合うつもりがないってだけ。・・・・傷つけたんなら、謝る。ごめん」
「う、ううん・・・」
「亜美、騙されちゃダメだよ!この人、きっとゲイなんだよ!」
「美結!」
「・・・・そう思いたいなら、思えば?」
「ほら、やっぱり!」
「俺のことは、なんて言ってもいいよ。別に気にしないし。でも・・・・兄貴たちのことは、悪く言わないで。血の繋がらない俺のこと、すごく大事にしてくれる。本当の、兄弟みたいに・・・・。俺は、兄貴たちのことが大好きだよ。その気持ちを、そうやって疑うなら疑えばいい。俺は、平気。誰になんて言われても、俺は兄貴たちのことが大好きだって、胸を張って言える」
梨夢の言葉に、美結が唇を噛んだ。
亜美が、そんな美結の腕を引っ張る。
「美結、もう行こう。有原くん・・・・ごめんね。ここに来てくれて、ありがとう。それだけでも嬉しかった」
そう言ってちょっと笑うと、美結の腕を引っ張り階段を下りて行った。
「―――西野さん!」
梨夢が、亜美に声をかける。
「・・・ありがとう。ほんとに、ごめん」
しばらくして、階段を下りていく足音が遠くなっていき・・・・梨夢が、突然くるりと後ろを振り返った。
突然のことに、俺は隠れる間もなく梨夢とバッチリ目があってしまった。
「慎くん!?」
梨夢が驚いて目を見開く。
「あ・・・・よぉ、梨夢」
「何してんの?いつからそこにいたの?」
梨夢が屋上に出てきた。
俺は頭をかきながら、壁にもたれたて天を仰ぐ。
「いや、その・・・・ちょっとさぼってて・・・・」
「・・・・全部聞いてた?」
「あー・・・・うん。ごめん」
「いいけど・・・・ごめんね」
「え?なんで梨夢があやまんの?」
俺が驚いて梨夢を見ると、梨夢は気まずそうに下を向いた。
「だって・・・俺のせいで、変な噂が・・・・」
「別に、梨夢のせいじゃないじゃん!」
「俺のせいだよ。俺がきっと、いつまでもみんなに甘えてるから・・・・」
「・・・・じゃ、これから甘えてくれなくなるの?」
「え?」
俺の言葉に、梨夢が顔を上げる。
俺は、梨夢の柔らかな髪を撫でた。
「そんなの、俺らが寂しいじゃん」
「でも・・・・」
「噂なんて、俺らは気にしないよ。だって梨夢のこと大好きなのは本当だしさ。別に隠すつもりもないし。梨夢は、いやなの?噂になるの」
俺の言葉に、梨夢はフルフルと首を振った。
「俺は、いやじゃないよ!でも、みんなが・・・・」
「そんな噂気にするくらいなら、最初から人前で梨夢のこと可愛がったりしないって!ぜんっぜん気にしないよ!」
ポンポンと頭を叩いて笑うと、梨夢は唇を噛みしめちょっと泣きそうな顔をした。
優しくて繊細な梨夢。
きっと、自分のせいで俺たちが嫌な思いをしているんじゃないかとずっと気にしていたんだ。
1人でずっと、胸の中に溜めこんで・・・・・
俺は、梨夢の肩を引き寄せるとその小さな体をぎゅっと抱きしめた。
「梨夢、大好きだよ。何を言われたって、梨夢から離れるつもりないから。だから、梨夢も何かあったら必ず俺たちに言って。もっと、俺たちを頼って。梨夢が1人で悩んでるのは、俺も、他のみんなもきっと悲しいよ。梨夢は・・・・家族なんだから」
梨夢が、俺の背中に手を回しぎゅっと抱きつく。
「―――うん。ありがと、慎くん」
梨夢の細い体が密着して、ドキッとする。
梨夢は男だし、俺も男で、血は繋がってないけど兄弟だ。
お風呂もずっと一緒に入ってきて今までも、これからもずっと家族。
ずっとそう思ってきたのに―――
女の子に告白されてる梨夢を見て、もやもやとした気持ちが俺の胸に広がった。
そんな目で梨夢を見るな。
梨夢は、俺たちの―――いや、俺のものだ。
そんな気持ちが、俺の胸に生まれたんだ。
「―――梨夢・・・好きな子は、いないんだよね?」
俺の言葉に、梨夢は顔を上げた。
不思議そうに目を瞬かせて俺を見つめる。
「うん、いないよ。どうしたの?急に」
「・・・・梨夢に、彼女ができたら寂しいじゃん。もう俺のこと、頼ってくれなくなっちゃいそうで・・・・やだなって」
「ふふ、何言ってんの。俺に彼女なんて、できないよ」
「それなら、いいけどさ。俺も、彼女なんていらない」
「そうなの?」
「だって俺が一番好きなのは梨夢だから。梨夢がいてくれればいいよ」
梨夢を見つめてそう言うと、梨夢の頬がほんのりと赤くなった。
「・・・俺も、慎くんが好きだよ」
「ほんと?一番?」
「え~・・・・それは、護とか廉くんたちと比べてってこと?」
「うん。俺が一番?」
「それは・・・比べらんないもん。護も、廉くんも、周も・・・・みんな好き。ずっと5人でいたい」
「・・・・そうだね」
俺は再び潤を抱きしめ、その柔らかい髪に頬を寄せた。
「・・・俺も、そう思ってるよ」
「うん」
梨夢が嬉しそうに頷いた。
5人一緒・・・・。
そりゃあ、俺だって兄弟大好きだし。
ずっと一緒にいたいと思ってるけど。
でも、梨夢に対する気持ちはそれとはちょっと違うんだ。
でもきっと今それを言っても伝わらない。
だから今は『いいお兄ちゃん』でいよう。
『優しくて、頼りになるお兄ちゃん』で、いつか梨夢の『一番』になれるように・・・・。
なにしろ、強力なライバルが3人もいるからね・・・・。
突然聞こえてきた声に、俺は慌てて体を起こした。
5時間目の英語の授業で、課題を忘れていたことを思い出して『おなかが痛い』と嘘をついて抜け出した。
そのまま屋上に出て、ごろごろしていたら寝てしまっていたらしい。
声は、どうやら屋上に出る階段の踊り場から聞こえたみたいだ。
そっと扉の影から覗いてみると―――
「―――ごめん」
そう言って頭を下げたのは、梨夢だった。
梨夢の前には、女の子が2人。
頬を赤らめ、梨夢の言葉に目に涙を溜めているのが告白した女の子で、その隣の子は付添らしい。
「付き合ってる子とかいるの?」
付添の子が言った。
「いないけど」
「じゃ、どうして亜美と付き合えないの?亜美、優しいしかわいいし、すごいいい子なのに」
「・・・・それでも、本当に好きじゃない子と付き合えない」
きっぱりとそう言いきった梨夢を、付添いの子がキッと睨みつけた。
「ひどい!そんな言い方!」
「美結、もういいよ・・・・」
亜美という子が美結という子の袖を引っ張る。
「よくないよ!有原くんて、やっぱり噂の通りなんじゃないの?」
「・・・噂?」
「有原くんと、有原くんのお兄さんたちの噂だよ。仲が良すぎるから・・・・」
「だから?」
「だから・・・・あやしいって、みんな言ってるんだから!」
キレ気味にそう言い放った美結という子に対して、梨夢はしばらく黙っていた。
ピリピリとした緊張感が、3人を包んでいた。
「・・・・ばっかじゃないの」
梨夢が、吐き捨てるように言った。
「な・・・!」
「俺たち、兄弟だよ?仲が良くて何が悪いの?」
「・・・・でも、血が繋がってないんでしょ?」
「だから?」
「あんなに仲がいいのはあやしいんじゃない?有原くん、女の子みたいだし、お兄さんたちに、その・・・・」
「・・・・何?」
「へ、変なことされてるんじゃないかって、みんな言ってるんだから!」
「美結!やめなよ!」
「だって、おかしいじゃん!こないだだって、宮野さんに告白されたのに断ったって!宮野さん、すごいきれいで人気もあるのに、断るなんておかしいって男子も言ってたじゃん!有原って、ゲイなんじゃねえかって!」
「美結ってば!」
「・・・・女の子と付き合わなかったら、ゲイってことになるの?」
興奮して声が高くなる美結に対して、梨夢は冷静だった。
「じゃあ、なんで誰とも付き合わないの?」
「俺、別に今女の子と付き合いたいと思ってないし。好きな子もいない。そういう理由じゃだめなわけ?」
「だって、男なら普通、かわいい女の子に告白されたら嬉しいもんじゃないの?」
「そんなの、男によるでしょ。まぁ・・・・いやな気持ちはしないよ。西野さんのことも別に嫌いなわけじゃない」
「え・・・・ほんとに?」
亜美が驚いたように梨夢を見た。
「嫌いって、言ってないじゃん。ただ、付き合うつもりがないってだけ。・・・・傷つけたんなら、謝る。ごめん」
「う、ううん・・・」
「亜美、騙されちゃダメだよ!この人、きっとゲイなんだよ!」
「美結!」
「・・・・そう思いたいなら、思えば?」
「ほら、やっぱり!」
「俺のことは、なんて言ってもいいよ。別に気にしないし。でも・・・・兄貴たちのことは、悪く言わないで。血の繋がらない俺のこと、すごく大事にしてくれる。本当の、兄弟みたいに・・・・。俺は、兄貴たちのことが大好きだよ。その気持ちを、そうやって疑うなら疑えばいい。俺は、平気。誰になんて言われても、俺は兄貴たちのことが大好きだって、胸を張って言える」
梨夢の言葉に、美結が唇を噛んだ。
亜美が、そんな美結の腕を引っ張る。
「美結、もう行こう。有原くん・・・・ごめんね。ここに来てくれて、ありがとう。それだけでも嬉しかった」
そう言ってちょっと笑うと、美結の腕を引っ張り階段を下りて行った。
「―――西野さん!」
梨夢が、亜美に声をかける。
「・・・ありがとう。ほんとに、ごめん」
しばらくして、階段を下りていく足音が遠くなっていき・・・・梨夢が、突然くるりと後ろを振り返った。
突然のことに、俺は隠れる間もなく梨夢とバッチリ目があってしまった。
「慎くん!?」
梨夢が驚いて目を見開く。
「あ・・・・よぉ、梨夢」
「何してんの?いつからそこにいたの?」
梨夢が屋上に出てきた。
俺は頭をかきながら、壁にもたれたて天を仰ぐ。
「いや、その・・・・ちょっとさぼってて・・・・」
「・・・・全部聞いてた?」
「あー・・・・うん。ごめん」
「いいけど・・・・ごめんね」
「え?なんで梨夢があやまんの?」
俺が驚いて梨夢を見ると、梨夢は気まずそうに下を向いた。
「だって・・・俺のせいで、変な噂が・・・・」
「別に、梨夢のせいじゃないじゃん!」
「俺のせいだよ。俺がきっと、いつまでもみんなに甘えてるから・・・・」
「・・・・じゃ、これから甘えてくれなくなるの?」
「え?」
俺の言葉に、梨夢が顔を上げる。
俺は、梨夢の柔らかな髪を撫でた。
「そんなの、俺らが寂しいじゃん」
「でも・・・・」
「噂なんて、俺らは気にしないよ。だって梨夢のこと大好きなのは本当だしさ。別に隠すつもりもないし。梨夢は、いやなの?噂になるの」
俺の言葉に、梨夢はフルフルと首を振った。
「俺は、いやじゃないよ!でも、みんなが・・・・」
「そんな噂気にするくらいなら、最初から人前で梨夢のこと可愛がったりしないって!ぜんっぜん気にしないよ!」
ポンポンと頭を叩いて笑うと、梨夢は唇を噛みしめちょっと泣きそうな顔をした。
優しくて繊細な梨夢。
きっと、自分のせいで俺たちが嫌な思いをしているんじゃないかとずっと気にしていたんだ。
1人でずっと、胸の中に溜めこんで・・・・・
俺は、梨夢の肩を引き寄せるとその小さな体をぎゅっと抱きしめた。
「梨夢、大好きだよ。何を言われたって、梨夢から離れるつもりないから。だから、梨夢も何かあったら必ず俺たちに言って。もっと、俺たちを頼って。梨夢が1人で悩んでるのは、俺も、他のみんなもきっと悲しいよ。梨夢は・・・・家族なんだから」
梨夢が、俺の背中に手を回しぎゅっと抱きつく。
「―――うん。ありがと、慎くん」
梨夢の細い体が密着して、ドキッとする。
梨夢は男だし、俺も男で、血は繋がってないけど兄弟だ。
お風呂もずっと一緒に入ってきて今までも、これからもずっと家族。
ずっとそう思ってきたのに―――
女の子に告白されてる梨夢を見て、もやもやとした気持ちが俺の胸に広がった。
そんな目で梨夢を見るな。
梨夢は、俺たちの―――いや、俺のものだ。
そんな気持ちが、俺の胸に生まれたんだ。
「―――梨夢・・・好きな子は、いないんだよね?」
俺の言葉に、梨夢は顔を上げた。
不思議そうに目を瞬かせて俺を見つめる。
「うん、いないよ。どうしたの?急に」
「・・・・梨夢に、彼女ができたら寂しいじゃん。もう俺のこと、頼ってくれなくなっちゃいそうで・・・・やだなって」
「ふふ、何言ってんの。俺に彼女なんて、できないよ」
「それなら、いいけどさ。俺も、彼女なんていらない」
「そうなの?」
「だって俺が一番好きなのは梨夢だから。梨夢がいてくれればいいよ」
梨夢を見つめてそう言うと、梨夢の頬がほんのりと赤くなった。
「・・・俺も、慎くんが好きだよ」
「ほんと?一番?」
「え~・・・・それは、護とか廉くんたちと比べてってこと?」
「うん。俺が一番?」
「それは・・・比べらんないもん。護も、廉くんも、周も・・・・みんな好き。ずっと5人でいたい」
「・・・・そうだね」
俺は再び潤を抱きしめ、その柔らかい髪に頬を寄せた。
「・・・俺も、そう思ってるよ」
「うん」
梨夢が嬉しそうに頷いた。
5人一緒・・・・。
そりゃあ、俺だって兄弟大好きだし。
ずっと一緒にいたいと思ってるけど。
でも、梨夢に対する気持ちはそれとはちょっと違うんだ。
でもきっと今それを言っても伝わらない。
だから今は『いいお兄ちゃん』でいよう。
『優しくて、頼りになるお兄ちゃん』で、いつか梨夢の『一番』になれるように・・・・。
なにしろ、強力なライバルが3人もいるからね・・・・。
33
お気に入りに追加
483
あなたにおすすめの小説
兄が届けてくれたのは
くすのき伶
BL
海の見える宿にやってきたハル(29)。そこでタカ(31)という男と出会います。タカは、ある目的があってこの地にやってきました。
話が進むにつれ分かってくるハルとタカの意外な共通点、そしてハルの兄が届けてくれたもの。それは、決して良いものだけではありませんでした。
ハルの過去や兄の過去、複雑な人間関係や感情が良くも悪くも絡み合います。
ハルのいまの苦しみに影響を与えていること、そしてハルの兄が遺したものとタカに見せたもの。
ハルは知らなかった真実を次々と知り、そしてハルとタカは互いに苦しみもがきます。己の複雑な感情に押しつぶされそうにもなります。
でも、そこには確かな愛がちゃんと存在しています。
-----------
シリアスで重めの人間ドラマですが、霊能など不思議な要素も含まれます。メインの2人はともに社会人です。
BLとしていますが、前半はラブ要素ゼロです。この先も現時点ではキスや抱擁はあっても過激な描写を描く予定はありません。家族や女性(元カノ)も登場します。
人間の複雑な関係や心情を書きたいと思ってます。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
風紀“副”委員長はギリギリモブです
柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。
俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。
そう、“副”だ。あくまでも“副”。
だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに!
BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…。
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる