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次男、走る
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「有原くんの弟って、かっわいいね~」
「ね~、梨夢くんだっけ?女の子みたいだし、目ぇおっきいし、絶対もてるよね、あれは」
クラスの女子が、俺に聞こえてるのがわかってるのかわかってないのか、でかい声で梨夢のことを話していた。
新入生代表として、演台に立った梨夢は、緊張のためか自分の名前を噛んでしまった。
でもその時の様子が、めちゃくちゃ可愛くて・・・・・
ペロッと舌を出す様子に、俺も危うく倒れそうになってしまったけれど。
女子の間ではすっかり『可愛い男の子』と、噂になっていた。
「廉ちゃん、廉ちゃん!」
突然どこからか俺の名前を呼ぶ声が聞こえ、俺はきょろきょろと周りを見回した。
「こっちこっち!」
声の方に顔を向けると、ベランダの窓から、慎が顔を覗かせて手招きをしていた。
「お前、何してんの?」
「えへへ、ベランダ伝いに来た方が早かったからさ」
2年生の教室は、3年の教室の並びにあるのだ。
「で、なに?」
「梨夢のことなんだけどさ。うちのクラスのサッカー部のやつが、梨夢をサッカー部に入れたいって言いだしてて」
「はぁ?なんでサッカー部?」
梨夢は、小学生の時には周と一緒に野球をやっていた。
中学では何をやるか、まだ決めていないようだけど・・・・・。
「梨夢がサッカー部に入ったら、可愛い女子マネも増えるじゃんて話だよ!」
「なんだそりゃ」
梨夢は客寄せパンダじゃねえっつーの!
「で、それ聞いた他の部活のやつらも騒ぎだしてさ、こぞって梨夢を勧誘しようって。だから、梨夢が教室から出てくる前に梨夢の教室に迎えいかないと―――」
「バカ!それ早く言え!行くぞ!」
もうすでに入学式は終わり、それぞれのクラスでホームルームが終わればさっさと帰らせるはずだ。
うちのクラスは担任が生徒会の顧問だからなかなか終わらないけれど、2年の慎のクラスが終わったってことは、そろそろ1年も―――
俺は廊下に飛び出すと、1階下の1年生のクラスへと駆けだした。
「あー!!廉ちゃん、待って!」
慎が窓枠を乗り越え、俺の後を追いかけてくる。
「もう!普段どんくさいくせにこういうときははえーな!」
「お前、兄貴に向かってどんくさいってゆーな!」
ギャーギャーと言い合いながら走る俺たちを、すれ違う生徒たちがぎょっとして振り返っていた。
「こら!廊下走るな!」
途中すれ違った先生にも注意されたけれど、構ってなんかいられるか!
ようやく梨夢のクラスの前に到達すると、すでに廊下は教室から出てくる1年生と、部活の勧誘に来たらしい2、3年生でいっぱいになっていた。
「梨夢は!?」
「いないよ、廉ちゃん!」
きょろきょろと見回しながら、俺と慎は梨夢の姿がないことを確認する。
まだ教室にいるのか?
そう思って、2人で教室の中を覗くと・・・・・
「護くん!」
「周!」
帰り支度をして学生鞄を手に立っている梨夢のそばには、護くんと周が立っていた・・・・・
「護くんは、とっくに帰ったと思ってたよ」
俺が言うと、護くんは首を傾げた。
入学式が終われば、父兄たちは子供たちを待たずに帰る場合が多い。
入学式の後に渡されるものは学校指定のバッグくらいのもので特に荷物もないので、長いホームルームが終わるのを待つ父兄は少ないのだ。
「だって、梨夢が心配だったから」
特にこれといった確信があったわけではないのだろう。
ただ、昔から護くんはこういったことに鼻がきく。
現に、女子マネを釣るために梨夢を勧誘しようとする運動部の連中の他にも、演劇部やら写真部やら美術部やら・・・・・純粋な目的とは思えないような部活のやつらまで勧誘に来ていて、教室前の廊下はちょっとしたパニック状態だったのだ。
まぁ、4人もの兄貴に囲まれて出てきた梨夢を勧誘しようという、命知らずなやつはいなかったけれど・・・・・。
「梨夢、部活は何に入るの?」
慎が梨夢の肩を抱く。
「バスケにしない?一緒に練習しようよ」
バスケ部に所属している慎は、エース的存在だった。
「バスケ?うーん・・・・・」
「サッカー部は?今日はとりあえず不純な目的のやつらしかいなかったから無視したけど、小学生の頃は、サッカーもやってみたいって言ってたじゃん」
と、俺は言った。
俺は小学生のころからずっとサッカーをやっている。
梨夢は同い年の周に誘われた事もあって野球をやっていたけれど、サッカーにも興味があるようだった。
ちなみに、廊下にいたサッカー部の2年には、一応睨みを効かせておいた。
あいつら、俺に断りもなく梨夢を勧誘しようとしやがって!
「うん、サッカーも好きだよ。廉くんがやってるとこ見るのも好きだし」
と、笑顔で言われ、思わず頬が緩む。
「野球は?もうやらないの?」
俺を押しのけ、周が梨夢の腕に手を掛ける。
「野球はダメ!」
梨夢が答える前に、食い気味にそう言い放ったのは護くんだ。
「野球部って言ったら坊主じゃん!梨夢には坊主は似合わないからダメ!」
その言葉に慎が、あ~、と声を漏らす。
「梨夢は、頭ちっちゃいからね」
「どうせ似合わないもん。マッチ棒みたいって言うんでしょ」
口を尖らせる梨夢。
人が羨む小顔も、梨夢にとってはコンプレックスになるようだった。
「そんなことないよ、梨夢くん!でも、どうする?」
周が梨夢の顔を覗きこむように見つめると、梨夢はう~んと、かわいらしく眉根を寄せた。
「・・・・・サッカー部に、しようかな。周は?どうするの?」
慎が悔しそうに天を仰ぎ、俺がこっそりガッツポーズを決める中、今度は周がう~んと首をひねる。
「梨夢くんがサッカー部なら、俺もサッカーにしようかな・・・・・でも、やったことないんだよなぁ」
あんまり得意じゃないという周に、梨夢も相槌を打つ。
「それは、俺も同じだよ。廉くんにちょっと教えてもらったことがあるくらいで、ちゃんとやったことなんてないよ。だから自信なんて全然ない。―――ねえ、護はどう思う?」
「ん?俺?」
「うん。サッカーとバスケ、どっちがいいかなあ?」
梨夢の言葉に、護くんは迷うことなく答えた。
「バスケ」
「え、なんで?」
「サッカーは、日焼けしそうじゃん。梨夢、肌真っ白だから」
・・・・・そんな理由かよ!
がっくりする俺をよそに、慎が一気に盛り上がる。
「だよね!そうだよ!梨夢!バスケにしようよ!」
「え~・・・・・日焼け・・・・?う~ん・・・・じゃあ、もうちょっと考えてから決める」
そう言ってまた悩み始める梨夢。
この瞬間、俺と慎の間に密かに火花が散ったのだった・・・・・。
「ね~、梨夢くんだっけ?女の子みたいだし、目ぇおっきいし、絶対もてるよね、あれは」
クラスの女子が、俺に聞こえてるのがわかってるのかわかってないのか、でかい声で梨夢のことを話していた。
新入生代表として、演台に立った梨夢は、緊張のためか自分の名前を噛んでしまった。
でもその時の様子が、めちゃくちゃ可愛くて・・・・・
ペロッと舌を出す様子に、俺も危うく倒れそうになってしまったけれど。
女子の間ではすっかり『可愛い男の子』と、噂になっていた。
「廉ちゃん、廉ちゃん!」
突然どこからか俺の名前を呼ぶ声が聞こえ、俺はきょろきょろと周りを見回した。
「こっちこっち!」
声の方に顔を向けると、ベランダの窓から、慎が顔を覗かせて手招きをしていた。
「お前、何してんの?」
「えへへ、ベランダ伝いに来た方が早かったからさ」
2年生の教室は、3年の教室の並びにあるのだ。
「で、なに?」
「梨夢のことなんだけどさ。うちのクラスのサッカー部のやつが、梨夢をサッカー部に入れたいって言いだしてて」
「はぁ?なんでサッカー部?」
梨夢は、小学生の時には周と一緒に野球をやっていた。
中学では何をやるか、まだ決めていないようだけど・・・・・。
「梨夢がサッカー部に入ったら、可愛い女子マネも増えるじゃんて話だよ!」
「なんだそりゃ」
梨夢は客寄せパンダじゃねえっつーの!
「で、それ聞いた他の部活のやつらも騒ぎだしてさ、こぞって梨夢を勧誘しようって。だから、梨夢が教室から出てくる前に梨夢の教室に迎えいかないと―――」
「バカ!それ早く言え!行くぞ!」
もうすでに入学式は終わり、それぞれのクラスでホームルームが終わればさっさと帰らせるはずだ。
うちのクラスは担任が生徒会の顧問だからなかなか終わらないけれど、2年の慎のクラスが終わったってことは、そろそろ1年も―――
俺は廊下に飛び出すと、1階下の1年生のクラスへと駆けだした。
「あー!!廉ちゃん、待って!」
慎が窓枠を乗り越え、俺の後を追いかけてくる。
「もう!普段どんくさいくせにこういうときははえーな!」
「お前、兄貴に向かってどんくさいってゆーな!」
ギャーギャーと言い合いながら走る俺たちを、すれ違う生徒たちがぎょっとして振り返っていた。
「こら!廊下走るな!」
途中すれ違った先生にも注意されたけれど、構ってなんかいられるか!
ようやく梨夢のクラスの前に到達すると、すでに廊下は教室から出てくる1年生と、部活の勧誘に来たらしい2、3年生でいっぱいになっていた。
「梨夢は!?」
「いないよ、廉ちゃん!」
きょろきょろと見回しながら、俺と慎は梨夢の姿がないことを確認する。
まだ教室にいるのか?
そう思って、2人で教室の中を覗くと・・・・・
「護くん!」
「周!」
帰り支度をして学生鞄を手に立っている梨夢のそばには、護くんと周が立っていた・・・・・
「護くんは、とっくに帰ったと思ってたよ」
俺が言うと、護くんは首を傾げた。
入学式が終われば、父兄たちは子供たちを待たずに帰る場合が多い。
入学式の後に渡されるものは学校指定のバッグくらいのもので特に荷物もないので、長いホームルームが終わるのを待つ父兄は少ないのだ。
「だって、梨夢が心配だったから」
特にこれといった確信があったわけではないのだろう。
ただ、昔から護くんはこういったことに鼻がきく。
現に、女子マネを釣るために梨夢を勧誘しようとする運動部の連中の他にも、演劇部やら写真部やら美術部やら・・・・・純粋な目的とは思えないような部活のやつらまで勧誘に来ていて、教室前の廊下はちょっとしたパニック状態だったのだ。
まぁ、4人もの兄貴に囲まれて出てきた梨夢を勧誘しようという、命知らずなやつはいなかったけれど・・・・・。
「梨夢、部活は何に入るの?」
慎が梨夢の肩を抱く。
「バスケにしない?一緒に練習しようよ」
バスケ部に所属している慎は、エース的存在だった。
「バスケ?うーん・・・・・」
「サッカー部は?今日はとりあえず不純な目的のやつらしかいなかったから無視したけど、小学生の頃は、サッカーもやってみたいって言ってたじゃん」
と、俺は言った。
俺は小学生のころからずっとサッカーをやっている。
梨夢は同い年の周に誘われた事もあって野球をやっていたけれど、サッカーにも興味があるようだった。
ちなみに、廊下にいたサッカー部の2年には、一応睨みを効かせておいた。
あいつら、俺に断りもなく梨夢を勧誘しようとしやがって!
「うん、サッカーも好きだよ。廉くんがやってるとこ見るのも好きだし」
と、笑顔で言われ、思わず頬が緩む。
「野球は?もうやらないの?」
俺を押しのけ、周が梨夢の腕に手を掛ける。
「野球はダメ!」
梨夢が答える前に、食い気味にそう言い放ったのは護くんだ。
「野球部って言ったら坊主じゃん!梨夢には坊主は似合わないからダメ!」
その言葉に慎が、あ~、と声を漏らす。
「梨夢は、頭ちっちゃいからね」
「どうせ似合わないもん。マッチ棒みたいって言うんでしょ」
口を尖らせる梨夢。
人が羨む小顔も、梨夢にとってはコンプレックスになるようだった。
「そんなことないよ、梨夢くん!でも、どうする?」
周が梨夢の顔を覗きこむように見つめると、梨夢はう~んと、かわいらしく眉根を寄せた。
「・・・・・サッカー部に、しようかな。周は?どうするの?」
慎が悔しそうに天を仰ぎ、俺がこっそりガッツポーズを決める中、今度は周がう~んと首をひねる。
「梨夢くんがサッカー部なら、俺もサッカーにしようかな・・・・・でも、やったことないんだよなぁ」
あんまり得意じゃないという周に、梨夢も相槌を打つ。
「それは、俺も同じだよ。廉くんにちょっと教えてもらったことがあるくらいで、ちゃんとやったことなんてないよ。だから自信なんて全然ない。―――ねえ、護はどう思う?」
「ん?俺?」
「うん。サッカーとバスケ、どっちがいいかなあ?」
梨夢の言葉に、護くんは迷うことなく答えた。
「バスケ」
「え、なんで?」
「サッカーは、日焼けしそうじゃん。梨夢、肌真っ白だから」
・・・・・そんな理由かよ!
がっくりする俺をよそに、慎が一気に盛り上がる。
「だよね!そうだよ!梨夢!バスケにしようよ!」
「え~・・・・・日焼け・・・・?う~ん・・・・じゃあ、もうちょっと考えてから決める」
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