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第5話 深川 みな美 視点
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私は中学の時から友達のみっちゃんと一緒に青蘭高校に行くことに決めた。
青蘭高校は偏差値55くらいと言われていたので、私はみっちゃんと同じ高校に行くために一生懸命勉強した。
そこまでしてみっちゃんと同じ高校に行くのかって?
その理由は中学1年生まで遡る。
中学1年生の時、私は自慢じゃないがモテていた。何故なら、同級生や先輩から沢山の告白をされたからです。
しかし、沢山告白されても一度もOKをだしたことはない。
それによって、女の子からは嫉妬をされ生意気と言って無視をされるようになった。
私は凄く寂しくて、どうすることもできない状況に心が悲鳴を上げていった。
そんな時私を救ってくれたのがみっちゃんなの。
彼女は違うクラスなのに、私のところまで来て友達になろうって言ってくれた。
その時は嬉しくて嬉しくて涙を流しながら握手をした。
みっちゃんはそんな私を見て、微笑みながらずっと側にいてくれた。
でも不思議に思うことが一つだけあるの。
みっちゃんは私よりも顔もスタイルもいいのに女の子から表立っての不満を聞いたことがないの。
もちろん心の中では嫉妬されていると思うけど…何故なんだろう?
でも、そんな些細なことはいいの。みっちゃんが友達になってくれただけで私は救われたのだから。
さらには、みっちゃんが友達になってくれたことで、徐々に無視や陰口を言う人がいなくなっていった。
そんなことから私は無視や陰口が嫌いだ。他の人がオタクなど言って蔑んだ目で見ていても私は絶対にしない。無視もしない。
そして、尊敬できるみっちゃんにすこしでも近づけるように毎日頑張って勉強した。
その結果、見事青蘭高校に受かった。
そして、期待に胸含ませながらみっちゃんと一緒に入学式を迎える。
掲示板を見て、みっちゃんと同じクラスを確認できると、飛び跳ねるように喜んだ。そんな私を見てみっちゃんも嬉しそうだった。
そして、一緒に教室に向かい私の席を探して椅子に座ると隣りの席の人がいるのが確認できた。
もちろん私は挨拶をした。
「私の名前は亀岡 由紀、宜しくね」
しかし、相手から帰ってきた言葉は「あぁ、宜しく」だけだった。
私はすこしだけ待ってみてもそれ以降の会話がなさそうだったので、
「それだけ?普通名前くらい名のるよね?」
そうすると彼は面倒くさそうに名前を答えた。
「加賀 卓斗だ。これでいいだろう?」
すかさず私は、微笑みながら、
「もしかして私に照れてる?それとも女の子が苦手なのかな~?」
しかし、予想と違って返ってきた言葉はなんと、
「……。悪い、一人が好きなんだ」
そんな会話をしていると、みっちゃんがやってきて、
「ユキ、そんな陰キャに構うことないよ。自分で一人が好きって言ってるし、相手にしないほうがいいよ」
私はビックリした。普通なら相手に聞こえるようにそんなことは絶対に言わない。なのになんで…?気になった私は伺うように、
「え~、でも席が隣りなのに…。」
みっちゃんは私を見ながら、
「誰にでも優しいのはいいことだけど、そのせいで告白されて断るのは嫌でしょ?毎回断るのが面倒くさいって言ってたじゃない」
「それは…。でも、好きになるかなんて誰にも分からないよね」
「こんな陰キャが、ユキみたいに可愛い子に優しくされたら好きになるに決まってるでしょ」
「も~う、みっちゃんは…」
その後もみっちゃんの様子が違うことに気付いた私は気になってみっちゃんと話を続けたが、何も教えてはくれなかった。
そして隣りを向いて彼を確認すると、携帯で何かを見ていて、こちらに興味が一切ない様子だった。
今までの男の子と態度が違い過ぎてなんか新鮮な気分だった。
そんなことから彼にちょっとだけ興味を示したのはこの時だったと思う。
青蘭高校は偏差値55くらいと言われていたので、私はみっちゃんと同じ高校に行くために一生懸命勉強した。
そこまでしてみっちゃんと同じ高校に行くのかって?
その理由は中学1年生まで遡る。
中学1年生の時、私は自慢じゃないがモテていた。何故なら、同級生や先輩から沢山の告白をされたからです。
しかし、沢山告白されても一度もOKをだしたことはない。
それによって、女の子からは嫉妬をされ生意気と言って無視をされるようになった。
私は凄く寂しくて、どうすることもできない状況に心が悲鳴を上げていった。
そんな時私を救ってくれたのがみっちゃんなの。
彼女は違うクラスなのに、私のところまで来て友達になろうって言ってくれた。
その時は嬉しくて嬉しくて涙を流しながら握手をした。
みっちゃんはそんな私を見て、微笑みながらずっと側にいてくれた。
でも不思議に思うことが一つだけあるの。
みっちゃんは私よりも顔もスタイルもいいのに女の子から表立っての不満を聞いたことがないの。
もちろん心の中では嫉妬されていると思うけど…何故なんだろう?
でも、そんな些細なことはいいの。みっちゃんが友達になってくれただけで私は救われたのだから。
さらには、みっちゃんが友達になってくれたことで、徐々に無視や陰口を言う人がいなくなっていった。
そんなことから私は無視や陰口が嫌いだ。他の人がオタクなど言って蔑んだ目で見ていても私は絶対にしない。無視もしない。
そして、尊敬できるみっちゃんにすこしでも近づけるように毎日頑張って勉強した。
その結果、見事青蘭高校に受かった。
そして、期待に胸含ませながらみっちゃんと一緒に入学式を迎える。
掲示板を見て、みっちゃんと同じクラスを確認できると、飛び跳ねるように喜んだ。そんな私を見てみっちゃんも嬉しそうだった。
そして、一緒に教室に向かい私の席を探して椅子に座ると隣りの席の人がいるのが確認できた。
もちろん私は挨拶をした。
「私の名前は亀岡 由紀、宜しくね」
しかし、相手から帰ってきた言葉は「あぁ、宜しく」だけだった。
私はすこしだけ待ってみてもそれ以降の会話がなさそうだったので、
「それだけ?普通名前くらい名のるよね?」
そうすると彼は面倒くさそうに名前を答えた。
「加賀 卓斗だ。これでいいだろう?」
すかさず私は、微笑みながら、
「もしかして私に照れてる?それとも女の子が苦手なのかな~?」
しかし、予想と違って返ってきた言葉はなんと、
「……。悪い、一人が好きなんだ」
そんな会話をしていると、みっちゃんがやってきて、
「ユキ、そんな陰キャに構うことないよ。自分で一人が好きって言ってるし、相手にしないほうがいいよ」
私はビックリした。普通なら相手に聞こえるようにそんなことは絶対に言わない。なのになんで…?気になった私は伺うように、
「え~、でも席が隣りなのに…。」
みっちゃんは私を見ながら、
「誰にでも優しいのはいいことだけど、そのせいで告白されて断るのは嫌でしょ?毎回断るのが面倒くさいって言ってたじゃない」
「それは…。でも、好きになるかなんて誰にも分からないよね」
「こんな陰キャが、ユキみたいに可愛い子に優しくされたら好きになるに決まってるでしょ」
「も~う、みっちゃんは…」
その後もみっちゃんの様子が違うことに気付いた私は気になってみっちゃんと話を続けたが、何も教えてはくれなかった。
そして隣りを向いて彼を確認すると、携帯で何かを見ていて、こちらに興味が一切ない様子だった。
今までの男の子と態度が違い過ぎてなんか新鮮な気分だった。
そんなことから彼にちょっとだけ興味を示したのはこの時だったと思う。
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