どうしてこうなった 最終章

レイちゃん

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エピローグ~記すべき、いくつかの話~

あとがき

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読んで頂いた皆様と、この場を与えて頂いたアルファポリス社に、改めて御礼申し上げます。
楽しんで頂けましたでしょうか。


さて、いくつか。
今回「ざまぁ」要素もありますが、その「ざまぁ”される”側」の人間について。
第一王子と筆頭公爵が巨悪の根源ですが、しっかりと生き残ります。
(もちろん無傷ではありませんが)
これは現実世界においても、例えば過去に日本を震撼させる大事件を起こした会社や組織も
ある程度の規模があれば、数年~何十年後には何の影響も感じさせず、普通に存続していたりします。
そういう意味では、実際に断罪されるのは現場の当事者だったりします。
本作ですとバズル男爵のような人間ですね。
とはいえバズル男爵も組織に属さなければ生存も出来ず、また組織に歯向かうことも出来ず。
貴族社会において無知無能は罪だとしても、まぁせめてもの情けで断罪そのものシーンは省きました。

続いて、フィーナ。
もう第1章から幕間まで不幸過ぎて、下手したらフィーナが不遇の死から異世界転生しちゃいそうな勢いだったので
「どうやって幸せにしよう」と考えました。
まぁハッピーエンドなのではないでしょうか。

そして、ミュー。
以前書いた通り、本当は第1章の数行だけの存在だったのですが、気が付けば幕間の中心人物に。
アラスタとゴールインさせても良かったのですが、子を望むのならこちらかな、と。
もう旦那や妹や子や孫に囲まれて天寿を全うすればいいと思います。


さぁて、主人公のはずのアラスタだけがトゥルーエンドになっていません。
本当に主人公なのでしょうか?
「第1章はフィーナ、幕間はミュー」と言われても、反論できません。
まさに「どうしてこうなった」ですが、狙ったわけではありません。
とはいえモフってモフってエッチしてモフってな「モフモフパラダイス(仮称)」未達成です。
でも舞台背景として王国帝国が講和会議を始めている状況で”第2部”って、何すりゃいいんだ…?

なので、ひとまず「どうしてこうなった」は決了です。
実験的な意味合いで始まった作品ですが、徹頭徹尾コメディ路線で書くのは難しいですね。
とりあえず次回作をぼんやり考えていますので、ある程度固まって書き溜め始めましたら
またお会いする機会もあるでしょう。
その際は、よろしくお願い致します。
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