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5話 聖女は結界を張れるのです。"どこにでも"ね!
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私を救う? 何を言ってるの。
「お、おやめください陛下! 私の二十歳の誕生日までもう二年を切っています。瞬きの間ですよ。今夜はお許しください」
「ルーシー、わかってるよ。君の誕生日は盛大に祝おう。それよりも今夜は俺たちが夫婦になった特別な日。他人行儀な呼び方はよしてくれ。俺のことはクロノスと呼んで?」
……名前なら何度も呼んでいます。あなたを喜ばせることになるなら秘めておくけれど。
「……陛下。夫婦だというなら妻の同意を待ってください」
私は頭上のクロノスをキッと睨みつける。
なんて最低な人かしら。嫌がる私を乱暴に組み敷いたまま、"初夜"を続行する気でいる。
肉体的な力では彼を振り解けそうもない。
今こそ侵入者を跳ねのける防衛魔法を――!
「強情だな。"あんなこと"をまたしてやれば君も素直になれるかな」
「っ、ん……っ!」
端正な顔が迫ってきて、私の意気込みは呆気なく飲み込まれた。
ふに、と柔らかいものが重なり、角度を変えながら唇と唇が隙間なくくっつけられる。
「ん……陛下、やめ……っ!」
「ルーシー……、は……っ」
「んっ、んむぅ……っ」
背けようとした顎を固定されて、開いた口の中にクロノスの舌が侵入してくる。
無意識に奥へと引っ込めようとした舌を分厚い舌に絡め取られる。それと一緒に自分のじゃない唾液が流れ込んできた。
「ふぅぅ……ん……」
またこの感覚。とろとろの甘い蜂蜜みたいな毒が私の口内を犯している。触れ合った舌の先から喉に伝い落ちていき、甘い痺れは全身に広がっていく。
「っ! んぅ……っ」
クロノスの右手が、顎から首筋、鎖骨へと下っていき……胸の膨らみに手の平を添えられて。滑りのいいシルクの生地越しにやわやわと揉みしだかれる。
「ん……ルーシーの鼓動を感じるよ……すごい早くなってる。俺にドキドキしてるんだね」
クロノスの手が包んでいるのはちょうど私の心臓があるほうの乳房。激しく上下する心臓は衣服越しにもその早さを伝えていた。
「違――んんーっ!」
それでも恥ずかしくて否定しようとした唇をまた塞がれる。
甘い毒を塗り込むように這い回る、私より厚くて長い舌。歯の一本一本を確かめるように歯列をなぞられ、上顎から下顎、喉奥までクロノスの舌によって暴かれていた。
「ふぁ……っ、ん……っ」
塞がれた口から声が漏れてしまう。
キスってこんな、こんな、全身がふわふわした気持ちになるものなの……?
気付けば手の拘束も解かれているというのに、私は馬乗りになったクロノスの胸板をそっと押すことしかできていない。
防衛魔法よ。防衛魔法を使わなくちゃ――
「っ!」
クロノスの手の温度を直接感じた瞬間に、集中の糸がプツンと切れる。
生地が緩くたゆんでいる胸元からクロノスの手は侵入し、右手では早鐘を打つ乳房を直接揉み上げて、もう片方の手は私の胸の先端を指の腹で転がしている。
「ひゃ……んん……っ」
私は強力な結界で守られた平和な国の中でずっと生きてきたのです。
ラグランジアは国民の生活が豊かなおかげで治安がよく、特に聖女は信仰の対象として大切に扱われてきた。
聖女を引き継いでからの八年間で私が自分のために使った魔法は、処刑台で手錠を壊したあのタイミングしかない。
体が平和に慣れきってしまっていたことを痛感する。
ばくばくと激しい鼓動、呼吸すらままならない状態で彼を跳ねのける強力な魔法の発動など到底できそうもなかった。
「ふぁ……っ、あ……」
胸の頂の飾りは芯を持ち、固く尖っていた。そこを柔らかい指の腹で挟んですりすり、すりすりと優しく擦られていると不思議な感覚が生まれる。
そんなところ体を洗う際に擦れても全然気にならないのに、どうしてこうも脚の付け根の奥の方が熱くなるの。
「は……っ、ルーシー……」
「ふっ、んっ、ん……」
――永遠にも思える長い口付けだった。
しかし、初めてした時みたいな、呼吸を奪う乱暴さはなかった。息つく間のない激しい口付けの合間に私の下唇を食むだけの時間を作り、私に小休止を与えた。
そうしてクロノスは必死で酸素を取り込む私の顔を満足気に眺めたのち、また私の口内を犯し始めるのだ。彼のリードで柔らかな粘膜同士をくっつけあい、くちゅくちゅ鳴る水音と熱い温度に私の体は溶かされていく。
「んん……っ!!」
為すすべなくキスに応じていると……最後にクロノスは惜しむように私の舌にじゅううっと吸い付いてから唇を離した。
二人の間を唾液が繋ぐ。いやらしいその糸が切れて私の顎を伝う。
「はっ……あ……クロノス……」
「ああっ、名前を呼んでくれた……!」
「あ……」
名前、呼ぶつもりじゃなかったのに。
「綺麗だよルーシー」
クロノスは私を見下ろしながら先ほどの唾液を親指で拭い取り、うっとりと笑う。
「わ、私に……どんな強力な魔法をかけたんですか?」
「……なんのことだ? 魔法なんて使っちゃいないさ」
「とっ、とぼけないでください! 私を誘拐した時も、今も、何か毒性のある魔法薬でも盛ったんでしょう?」
脚の付け根の奥がじんじん疼いている。
私はどうにかこの熱を逃がしたくて、太ももを擦り合わせる。この異常な熱が魔法によるものじゃないなんて信じられなかった。
「ルーシー、君は君は……」
「あなたにキスされると私の体はおかしく――ひゃぁっ!」
くちゅっ
私の体の中で一番熱を孕んでいるところに、クロノスの指先が触れた。
スカートの裾から侵入してきたらしいクロノスの指先は熱の中心部を下着の上からひと撫でし、太ももの付け根の辺りを掠めてから、私のスカートを出ていった。
「なっっっんて可愛いんだ!! 見てごらん。もうこんなに濡らしてしまって……」
「ひっ……あ……っ」
クロノスの手にはぬるぬるとした液体がまとわりついていた。彼は糸を引く指を広げて見せつけると、それに舌を這わせました。
王宮内の神殿にこもり、ほとんどの時間を守護結界の強化にあててきた私ですが、仮にも王太子の婚約者という身分でした。最低限の教育は受けているのです。
クロノスが美味しそうにしゃぶっている液体が私の秘所から溢れ出た蜜だということも、それが出てくるということはどういう意味があるのかも知らないわけじゃない。
「俺とのキスが大好きなんだね。俺もだよルーシー。君の唇は柔らかく甘やかで、キスだけで達してしまいそうだった!」
私……魔法のせいでおかしくなってたんじゃなかったの?
これまで守ってきた大切なものを壊されて、無理矢理唇を奪われたのに私は――
激しく心が乱れているのが自分でもわかった。この寝室に張り巡らせていた結界が、黒く焼け焦げたように剥がれていく。
もっとも意味なんてないのだ。閉め出そうとしてもすり抜けて、クロノス・ヴィルヘルムは私の中に入り込んできた。
きっとラグランジアの不完全な結界も、この部屋と同じように壊れ始めている。
「たまらないよ! 本当はたっぷりと時間をかけて全身あますところなく可愛がってあげようと思っていたが……! こんな誘い方をされたら耐えられない」
「ひゃ、あっ、駄目! 駄目です!」
私が結界に気を取られている間に下着は早業で取り払われ、床へと放り投げられた。
べしょ、と重みのある音が遅れて聞こえてきて羞恥を煽られる。
「ん……っ!」
思わずびくりと腰が跳ねる。
蜜を溢れさせた私の秘裂に、クロノスの熱が押し付けられていた。
「ルーシー、見える? 今から俺のがここまで入るんだ。君は純潔を散らし、聖女の力を失って、俺のものになる」
「やっ、やだ! やめてください……っ」
ぼこぼこと血管が浮き出たクロノスの性器。私のへその辺りまで届きそうな凶悪なサイズをしていた。こんなものを受け入れられたら私の体は汚れてしまう。
「ルーシー、怖いよね。不安だよね。けど、安心して」
クロノスが私の顔に荒い息を落としている。私を気遣うような言葉とは裏腹に性器は興奮しているかのようにぴくぴくと反応し、また質量を増した気がした。
絶望と、抑えきれない怒りが、心を黒く、点々と塗りつぶしていく――この寝室を守っていた光の壁が、全て崩壊する。
「痛い思いをさせるのはこれが最初で最後だから――」
クロノスの熱の先端が私の入口をこじ開けようとした、次の瞬間――
バチバチバチッ
光の火花が、悪しき侵入者を拒んだ。
「っ!!」
「……ふふ。残念でしたね陛下! 陛下は聖女が結界を"どこにでも"張れること、ご存知ありませんでしたか?」
「お、おやめください陛下! 私の二十歳の誕生日までもう二年を切っています。瞬きの間ですよ。今夜はお許しください」
「ルーシー、わかってるよ。君の誕生日は盛大に祝おう。それよりも今夜は俺たちが夫婦になった特別な日。他人行儀な呼び方はよしてくれ。俺のことはクロノスと呼んで?」
……名前なら何度も呼んでいます。あなたを喜ばせることになるなら秘めておくけれど。
「……陛下。夫婦だというなら妻の同意を待ってください」
私は頭上のクロノスをキッと睨みつける。
なんて最低な人かしら。嫌がる私を乱暴に組み敷いたまま、"初夜"を続行する気でいる。
肉体的な力では彼を振り解けそうもない。
今こそ侵入者を跳ねのける防衛魔法を――!
「強情だな。"あんなこと"をまたしてやれば君も素直になれるかな」
「っ、ん……っ!」
端正な顔が迫ってきて、私の意気込みは呆気なく飲み込まれた。
ふに、と柔らかいものが重なり、角度を変えながら唇と唇が隙間なくくっつけられる。
「ん……陛下、やめ……っ!」
「ルーシー……、は……っ」
「んっ、んむぅ……っ」
背けようとした顎を固定されて、開いた口の中にクロノスの舌が侵入してくる。
無意識に奥へと引っ込めようとした舌を分厚い舌に絡め取られる。それと一緒に自分のじゃない唾液が流れ込んできた。
「ふぅぅ……ん……」
またこの感覚。とろとろの甘い蜂蜜みたいな毒が私の口内を犯している。触れ合った舌の先から喉に伝い落ちていき、甘い痺れは全身に広がっていく。
「っ! んぅ……っ」
クロノスの右手が、顎から首筋、鎖骨へと下っていき……胸の膨らみに手の平を添えられて。滑りのいいシルクの生地越しにやわやわと揉みしだかれる。
「ん……ルーシーの鼓動を感じるよ……すごい早くなってる。俺にドキドキしてるんだね」
クロノスの手が包んでいるのはちょうど私の心臓があるほうの乳房。激しく上下する心臓は衣服越しにもその早さを伝えていた。
「違――んんーっ!」
それでも恥ずかしくて否定しようとした唇をまた塞がれる。
甘い毒を塗り込むように這い回る、私より厚くて長い舌。歯の一本一本を確かめるように歯列をなぞられ、上顎から下顎、喉奥までクロノスの舌によって暴かれていた。
「ふぁ……っ、ん……っ」
塞がれた口から声が漏れてしまう。
キスってこんな、こんな、全身がふわふわした気持ちになるものなの……?
気付けば手の拘束も解かれているというのに、私は馬乗りになったクロノスの胸板をそっと押すことしかできていない。
防衛魔法よ。防衛魔法を使わなくちゃ――
「っ!」
クロノスの手の温度を直接感じた瞬間に、集中の糸がプツンと切れる。
生地が緩くたゆんでいる胸元からクロノスの手は侵入し、右手では早鐘を打つ乳房を直接揉み上げて、もう片方の手は私の胸の先端を指の腹で転がしている。
「ひゃ……んん……っ」
私は強力な結界で守られた平和な国の中でずっと生きてきたのです。
ラグランジアは国民の生活が豊かなおかげで治安がよく、特に聖女は信仰の対象として大切に扱われてきた。
聖女を引き継いでからの八年間で私が自分のために使った魔法は、処刑台で手錠を壊したあのタイミングしかない。
体が平和に慣れきってしまっていたことを痛感する。
ばくばくと激しい鼓動、呼吸すらままならない状態で彼を跳ねのける強力な魔法の発動など到底できそうもなかった。
「ふぁ……っ、あ……」
胸の頂の飾りは芯を持ち、固く尖っていた。そこを柔らかい指の腹で挟んですりすり、すりすりと優しく擦られていると不思議な感覚が生まれる。
そんなところ体を洗う際に擦れても全然気にならないのに、どうしてこうも脚の付け根の奥の方が熱くなるの。
「は……っ、ルーシー……」
「ふっ、んっ、ん……」
――永遠にも思える長い口付けだった。
しかし、初めてした時みたいな、呼吸を奪う乱暴さはなかった。息つく間のない激しい口付けの合間に私の下唇を食むだけの時間を作り、私に小休止を与えた。
そうしてクロノスは必死で酸素を取り込む私の顔を満足気に眺めたのち、また私の口内を犯し始めるのだ。彼のリードで柔らかな粘膜同士をくっつけあい、くちゅくちゅ鳴る水音と熱い温度に私の体は溶かされていく。
「んん……っ!!」
為すすべなくキスに応じていると……最後にクロノスは惜しむように私の舌にじゅううっと吸い付いてから唇を離した。
二人の間を唾液が繋ぐ。いやらしいその糸が切れて私の顎を伝う。
「はっ……あ……クロノス……」
「ああっ、名前を呼んでくれた……!」
「あ……」
名前、呼ぶつもりじゃなかったのに。
「綺麗だよルーシー」
クロノスは私を見下ろしながら先ほどの唾液を親指で拭い取り、うっとりと笑う。
「わ、私に……どんな強力な魔法をかけたんですか?」
「……なんのことだ? 魔法なんて使っちゃいないさ」
「とっ、とぼけないでください! 私を誘拐した時も、今も、何か毒性のある魔法薬でも盛ったんでしょう?」
脚の付け根の奥がじんじん疼いている。
私はどうにかこの熱を逃がしたくて、太ももを擦り合わせる。この異常な熱が魔法によるものじゃないなんて信じられなかった。
「ルーシー、君は君は……」
「あなたにキスされると私の体はおかしく――ひゃぁっ!」
くちゅっ
私の体の中で一番熱を孕んでいるところに、クロノスの指先が触れた。
スカートの裾から侵入してきたらしいクロノスの指先は熱の中心部を下着の上からひと撫でし、太ももの付け根の辺りを掠めてから、私のスカートを出ていった。
「なっっっんて可愛いんだ!! 見てごらん。もうこんなに濡らしてしまって……」
「ひっ……あ……っ」
クロノスの手にはぬるぬるとした液体がまとわりついていた。彼は糸を引く指を広げて見せつけると、それに舌を這わせました。
王宮内の神殿にこもり、ほとんどの時間を守護結界の強化にあててきた私ですが、仮にも王太子の婚約者という身分でした。最低限の教育は受けているのです。
クロノスが美味しそうにしゃぶっている液体が私の秘所から溢れ出た蜜だということも、それが出てくるということはどういう意味があるのかも知らないわけじゃない。
「俺とのキスが大好きなんだね。俺もだよルーシー。君の唇は柔らかく甘やかで、キスだけで達してしまいそうだった!」
私……魔法のせいでおかしくなってたんじゃなかったの?
これまで守ってきた大切なものを壊されて、無理矢理唇を奪われたのに私は――
激しく心が乱れているのが自分でもわかった。この寝室に張り巡らせていた結界が、黒く焼け焦げたように剥がれていく。
もっとも意味なんてないのだ。閉め出そうとしてもすり抜けて、クロノス・ヴィルヘルムは私の中に入り込んできた。
きっとラグランジアの不完全な結界も、この部屋と同じように壊れ始めている。
「たまらないよ! 本当はたっぷりと時間をかけて全身あますところなく可愛がってあげようと思っていたが……! こんな誘い方をされたら耐えられない」
「ひゃ、あっ、駄目! 駄目です!」
私が結界に気を取られている間に下着は早業で取り払われ、床へと放り投げられた。
べしょ、と重みのある音が遅れて聞こえてきて羞恥を煽られる。
「ん……っ!」
思わずびくりと腰が跳ねる。
蜜を溢れさせた私の秘裂に、クロノスの熱が押し付けられていた。
「ルーシー、見える? 今から俺のがここまで入るんだ。君は純潔を散らし、聖女の力を失って、俺のものになる」
「やっ、やだ! やめてください……っ」
ぼこぼこと血管が浮き出たクロノスの性器。私のへその辺りまで届きそうな凶悪なサイズをしていた。こんなものを受け入れられたら私の体は汚れてしまう。
「ルーシー、怖いよね。不安だよね。けど、安心して」
クロノスが私の顔に荒い息を落としている。私を気遣うような言葉とは裏腹に性器は興奮しているかのようにぴくぴくと反応し、また質量を増した気がした。
絶望と、抑えきれない怒りが、心を黒く、点々と塗りつぶしていく――この寝室を守っていた光の壁が、全て崩壊する。
「痛い思いをさせるのはこれが最初で最後だから――」
クロノスの熱の先端が私の入口をこじ開けようとした、次の瞬間――
バチバチバチッ
光の火花が、悪しき侵入者を拒んだ。
「っ!!」
「……ふふ。残念でしたね陛下! 陛下は聖女が結界を"どこにでも"張れること、ご存知ありませんでしたか?」
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