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2話 劇的で鮮烈で、忘れることなどできない最低なキス
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敵の侵入を許してしまった――!
恐怖に震え上がっている暇などない。情けなく音を鳴らす歯を食いしばり、振り返る。
どんなおぞましい化け物が口を開けて待っているのかと思えば、私よりいくつか歳上くらいのスラリとした長身の青年が立っていた。
漆黒の髪に、切れ長の赤い瞳。
「ルーシー、君が恋しかったよ」
あたかもそこに地面があるように自然な調子で空中に立つ青年は、黒い軍服にマントを羽織っていた。マントには彼の漆黒の髪と同じ色の毛皮があしらわれている。
そのマントが風でなびいて、血のような赤色の腕章が露わになった。
「っ!」
私も殿下も、ラグランジアに暮らす誰もが知っている忌々しい腕章、全身黒で統一された軍服、間違いない――
「……あなたはヴィルヘルム王国の手の者ですね。ラグランジアに何用ですか? できれば即刻お帰り願いたい!」
破裂しそうな心臓をなだめながら何とか言葉を紡ぐ。
「ルーシーはツレないな。"私も恋しかった"と、そう言ってくれないの?」
長いまつ毛に縁取られた切れ長の赤い瞳が余裕たっぷりに細められる。男の顔の造形は彫刻のように整っていた。
タキシードを着た彼が夜会に出席していれば貴族の令嬢達は浮き立ち、こぞって踊りたがるだろう。きっと私もつい目で追ってしまっていたはずだ。
だけど――この美しい男と私は今、最悪な出会い方をした。
「ふざけたことを……っ、私の愛称を気安く呼ばないでください!」
ここは相手にとって敵陣のど真ん中だ。数ならこちらが圧倒的に有利。ですが、私の守護結界を一瞬で跡形もなく消し去った魔術師だ。
選りすぐりの近衛兵すら腰を抜かしている始末ですから、ここにいる者全員で束になってかかったところで……。
「まあいいさ。用事ならすぐ済む……ルーシー、俺は――」
男がこちらに手を伸ばしている――
すぐに防衛魔法を……!
「約束通り君を迎えに来たんだ」
「っ!」
私は攻撃を防ごうと思った。衝撃に備えるために、結界を張る要領で全身に魔力を張り巡らせようとした。
それなのに、次に襲ってきた感触は私を傷付けるようなものじゃなかった。
ふに、と唇に柔らかい感触。
「んっ、んぐっ!?」
驚いて目を見開けば、男の整った顔が目の前に見えた。視線が交わる。腕章と同じ真紅の瞳に、私の碧い瞳が映っていた。
唇を重ねている……そう気付いた時には舌の侵入を許してしまった後で。男の舌が別の生き物みたいに私の中を這いずり回る。
「んん、ん……んむぅ……っ」
婚約者のヴァルト殿下とはキスはおろか腕を組んだことすらなかったのに、初対面の見知らぬ男に腰を抱き寄せられ、激しく唇を求められているのは何故なの?
きっと、これは何かの魔法です。舌とともに流れ込んでくる唾液を甘く感じるのは毒を注ぎ込まれているから。
息が苦しくて、私の視界を支配している赤い瞳がぼやける。お願いだから、この国から、私の中から、出ていって……!
「ふぁ……ん……」
焦れば焦るほど、結界は元に戻らない。
上空には綺麗な青空が広がっているのでしょうね。八年ぶりの空を見上げることも叶わず、男をこの国から追い出すことも突き飛ばすこともできぬまま意識が遠のいていく。
「ん、ん……」
私は、結界を張ることを難しいと思ったことはなかった。息をするようにといったら言い過ぎかもしれないけれど……それこそ睡眠中でも継続できるくらいに、私にとっては当たり前のことだった。
でも、本当は針に糸を通すような繊細な作業だったんだろう。今まで心を乱さずに生きてこられたからできただけ。
私の心臓はこれまでずっと止まっていて、目の前の侵入者に息を吹き込まれ、動き出したのかもしれない。
――だって、心臓がこんなに早く脈打つこと、知らなかった。
甘い毒が全身に巡り、朦朧とする意識のなかで、巻き起こる悲鳴を聞いた。侵入者に剣を向けようとした勇敢な者たちが次々と吹き飛ばされていく。
彼らを、この国の民を守らなくちゃ。
私は聖女なんだから――!
最後の力を振り絞り、祈晶石を握ろうとした手すらも男に絡め取られて、そのまま――
***
「ルシア様、準備ができましたよ」
ハッと気付いた瞬間、碧色の瞳と目が合った。パチパチとまばたきをすれば眼前の瞳も同じ動作をする。
腰まで伸ばした銀色の髪。編み込んだ前髪は青いリボンで結ばれている。
……どうやら私は無事だったようです。あんなに苦しい思いをしたのは初めてだったから、てっきり死んだとばかり。
自分の顔を確かめるように触り続けていると、鏡台の脇に立った女性が「お化粧が落ちてしまいます」とたしなめる。
「ああ、本当ね。綺麗にお化粧してもらっているのね。ごめんなさい……」
仮面を被った奇妙なメイドだ。何か動物を模した仮面のようですが……複雑にねじれた二本の角の動物は、ラグランジアでは見たことがありません。
「ねぇ、あなたは誰? ここはどこかしら? そ、それに……私が着ているこの黒のドレスはなに?」
私は裾がふんわりと膨らんだ上質なドレスを着せられていた。後ろの裾は長くなっていてドレッシングルームの端まで続いている。
ゆったりとした神官ドレスに慣れているから、久しぶりに味わうコルセットの締め付けに弱音を吐きたくなります。
「無駄口を叩いている暇はありません。結婚式に遅れてしまいます」
「結婚式? それはおめでたいことだけれど……誰の結婚式なの?」
「あなた様とクロノス・ヴィルヘルム陛下の結婚式に決まっているじゃないですか」
「……へ? 私と、クロノス・ヴィルヘルムの結婚式?」
クロノス・ヴィルヘルム――
魔法軍事大国ヴィルヘルムの冷酷無残な王だ。その悪名は他国との国交をほとんど断っているラグランジアにまで届いています。
ヴィルヘルム王国は元より大国ではありましたが、クロノス・ヴィルヘルムが玉座についてからの発展は特に目覚ましい。
積極的に他国へ戦争をしかけては属国を増やしていき、わずか十年足らずでヴィルヘルム王国を大陸一番の国へと成長させた……と噂です。今や北側の国のほとんどがヴィルヘルム王国の手に堕ちているんだとか。
「あ……っ、私はあの魔術師に攫われて……! つまりここはヴィルヘルム王国なのね!?」
私としたことがぼんやりしていました。何故クロノス・ヴィルヘルムと結婚することになっているのか皆目見当もつかないけれど、そんなことはこの際どうでもいい。
「祈晶石はどこ!? 雫の形をした水色の結晶です。首から下げていたでしょう?」
「あなた様をお任せされたときには既にそのようなものはありませんでした」
「そんな……」
サーと血の気が引いていく。常に神経を尖らせて生きてきた私がまさか何もかも忘れて眠りこけてしまうなんて。
結界が壊れたラグランジアが心配です!
――ひとまずここは逃げましょう。
スカートの裾を持ち、私は静かに立ち上がる。申し訳ないけれど、彼女には少しの間眠っていただいて――
「私の姉はもうすぐ子を生むのです。長年の苦労の末、やっと恵まれた子供です。あなた様をもしもここで逃がしてしまったら、一族郎党どうなることか」
「うっ……」
善は急げで早速行動を起こそうとしていた私の前で、彼女が言葉をこぼす。
「や、やっぱりクロノス・ヴィルヘルムって恐ろしいの?」
「ええ、世界で最も恐ろしゅう御方にございます」
「でも私、捕まってはいられないの。逃げさせてもらうってわけには――」
「恐ろしゅうございます。大変恐ろしゅうございます」
……いかないみたいですね。
恐怖に震え上がっている暇などない。情けなく音を鳴らす歯を食いしばり、振り返る。
どんなおぞましい化け物が口を開けて待っているのかと思えば、私よりいくつか歳上くらいのスラリとした長身の青年が立っていた。
漆黒の髪に、切れ長の赤い瞳。
「ルーシー、君が恋しかったよ」
あたかもそこに地面があるように自然な調子で空中に立つ青年は、黒い軍服にマントを羽織っていた。マントには彼の漆黒の髪と同じ色の毛皮があしらわれている。
そのマントが風でなびいて、血のような赤色の腕章が露わになった。
「っ!」
私も殿下も、ラグランジアに暮らす誰もが知っている忌々しい腕章、全身黒で統一された軍服、間違いない――
「……あなたはヴィルヘルム王国の手の者ですね。ラグランジアに何用ですか? できれば即刻お帰り願いたい!」
破裂しそうな心臓をなだめながら何とか言葉を紡ぐ。
「ルーシーはツレないな。"私も恋しかった"と、そう言ってくれないの?」
長いまつ毛に縁取られた切れ長の赤い瞳が余裕たっぷりに細められる。男の顔の造形は彫刻のように整っていた。
タキシードを着た彼が夜会に出席していれば貴族の令嬢達は浮き立ち、こぞって踊りたがるだろう。きっと私もつい目で追ってしまっていたはずだ。
だけど――この美しい男と私は今、最悪な出会い方をした。
「ふざけたことを……っ、私の愛称を気安く呼ばないでください!」
ここは相手にとって敵陣のど真ん中だ。数ならこちらが圧倒的に有利。ですが、私の守護結界を一瞬で跡形もなく消し去った魔術師だ。
選りすぐりの近衛兵すら腰を抜かしている始末ですから、ここにいる者全員で束になってかかったところで……。
「まあいいさ。用事ならすぐ済む……ルーシー、俺は――」
男がこちらに手を伸ばしている――
すぐに防衛魔法を……!
「約束通り君を迎えに来たんだ」
「っ!」
私は攻撃を防ごうと思った。衝撃に備えるために、結界を張る要領で全身に魔力を張り巡らせようとした。
それなのに、次に襲ってきた感触は私を傷付けるようなものじゃなかった。
ふに、と唇に柔らかい感触。
「んっ、んぐっ!?」
驚いて目を見開けば、男の整った顔が目の前に見えた。視線が交わる。腕章と同じ真紅の瞳に、私の碧い瞳が映っていた。
唇を重ねている……そう気付いた時には舌の侵入を許してしまった後で。男の舌が別の生き物みたいに私の中を這いずり回る。
「んん、ん……んむぅ……っ」
婚約者のヴァルト殿下とはキスはおろか腕を組んだことすらなかったのに、初対面の見知らぬ男に腰を抱き寄せられ、激しく唇を求められているのは何故なの?
きっと、これは何かの魔法です。舌とともに流れ込んでくる唾液を甘く感じるのは毒を注ぎ込まれているから。
息が苦しくて、私の視界を支配している赤い瞳がぼやける。お願いだから、この国から、私の中から、出ていって……!
「ふぁ……ん……」
焦れば焦るほど、結界は元に戻らない。
上空には綺麗な青空が広がっているのでしょうね。八年ぶりの空を見上げることも叶わず、男をこの国から追い出すことも突き飛ばすこともできぬまま意識が遠のいていく。
「ん、ん……」
私は、結界を張ることを難しいと思ったことはなかった。息をするようにといったら言い過ぎかもしれないけれど……それこそ睡眠中でも継続できるくらいに、私にとっては当たり前のことだった。
でも、本当は針に糸を通すような繊細な作業だったんだろう。今まで心を乱さずに生きてこられたからできただけ。
私の心臓はこれまでずっと止まっていて、目の前の侵入者に息を吹き込まれ、動き出したのかもしれない。
――だって、心臓がこんなに早く脈打つこと、知らなかった。
甘い毒が全身に巡り、朦朧とする意識のなかで、巻き起こる悲鳴を聞いた。侵入者に剣を向けようとした勇敢な者たちが次々と吹き飛ばされていく。
彼らを、この国の民を守らなくちゃ。
私は聖女なんだから――!
最後の力を振り絞り、祈晶石を握ろうとした手すらも男に絡め取られて、そのまま――
***
「ルシア様、準備ができましたよ」
ハッと気付いた瞬間、碧色の瞳と目が合った。パチパチとまばたきをすれば眼前の瞳も同じ動作をする。
腰まで伸ばした銀色の髪。編み込んだ前髪は青いリボンで結ばれている。
……どうやら私は無事だったようです。あんなに苦しい思いをしたのは初めてだったから、てっきり死んだとばかり。
自分の顔を確かめるように触り続けていると、鏡台の脇に立った女性が「お化粧が落ちてしまいます」とたしなめる。
「ああ、本当ね。綺麗にお化粧してもらっているのね。ごめんなさい……」
仮面を被った奇妙なメイドだ。何か動物を模した仮面のようですが……複雑にねじれた二本の角の動物は、ラグランジアでは見たことがありません。
「ねぇ、あなたは誰? ここはどこかしら? そ、それに……私が着ているこの黒のドレスはなに?」
私は裾がふんわりと膨らんだ上質なドレスを着せられていた。後ろの裾は長くなっていてドレッシングルームの端まで続いている。
ゆったりとした神官ドレスに慣れているから、久しぶりに味わうコルセットの締め付けに弱音を吐きたくなります。
「無駄口を叩いている暇はありません。結婚式に遅れてしまいます」
「結婚式? それはおめでたいことだけれど……誰の結婚式なの?」
「あなた様とクロノス・ヴィルヘルム陛下の結婚式に決まっているじゃないですか」
「……へ? 私と、クロノス・ヴィルヘルムの結婚式?」
クロノス・ヴィルヘルム――
魔法軍事大国ヴィルヘルムの冷酷無残な王だ。その悪名は他国との国交をほとんど断っているラグランジアにまで届いています。
ヴィルヘルム王国は元より大国ではありましたが、クロノス・ヴィルヘルムが玉座についてからの発展は特に目覚ましい。
積極的に他国へ戦争をしかけては属国を増やしていき、わずか十年足らずでヴィルヘルム王国を大陸一番の国へと成長させた……と噂です。今や北側の国のほとんどがヴィルヘルム王国の手に堕ちているんだとか。
「あ……っ、私はあの魔術師に攫われて……! つまりここはヴィルヘルム王国なのね!?」
私としたことがぼんやりしていました。何故クロノス・ヴィルヘルムと結婚することになっているのか皆目見当もつかないけれど、そんなことはこの際どうでもいい。
「祈晶石はどこ!? 雫の形をした水色の結晶です。首から下げていたでしょう?」
「あなた様をお任せされたときには既にそのようなものはありませんでした」
「そんな……」
サーと血の気が引いていく。常に神経を尖らせて生きてきた私がまさか何もかも忘れて眠りこけてしまうなんて。
結界が壊れたラグランジアが心配です!
――ひとまずここは逃げましょう。
スカートの裾を持ち、私は静かに立ち上がる。申し訳ないけれど、彼女には少しの間眠っていただいて――
「私の姉はもうすぐ子を生むのです。長年の苦労の末、やっと恵まれた子供です。あなた様をもしもここで逃がしてしまったら、一族郎党どうなることか」
「うっ……」
善は急げで早速行動を起こそうとしていた私の前で、彼女が言葉をこぼす。
「や、やっぱりクロノス・ヴィルヘルムって恐ろしいの?」
「ええ、世界で最も恐ろしゅう御方にございます」
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