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ランプの魔人はかく語りきⅠ
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「日本人はなんでこうもちょっとした不可思議に耐性がないんだい。」
「これが“ちょっとした不可思議”になるんならこの世には常識外れとか奇想天外なんて言葉は存在しないと思うんだが。」
ひとまず言われたとおりにランプをテーブルの上に置き、立ったままなのもどうかと思うので勧めたくはないが仕方なく二脚ある内の一脚を示して椅子に座らせることで仕切り直しとする。
ランプの魔人を名乗る男は腰まで伸ばした黒髪を三つ編みにより蔓模様の透かし彫りの入った金環で結い上げていた。
赤褐色の瞳は人懐こさを湛えており、怪しげな口上と奇想天外な登場シーンがなければ絆される人もいるだろう。
花芽吹く季節とは言えまだ外は肌寒い日も多いのに露出は高く、惜しげもなくさらされた腹筋はやや細身の肢体に反して六つに割れており、艶やかな飴色の肌でもって覆われていた。
生憎生まれてこの方国を出たことがなく周囲に外国籍の者もいないためよくわからないが、おそらくは自分とそう変わらない年頃だろうと当たりをつける。
黒人の詳しい年齢などわからないが、二十代前半から半ばにかけてではなかろうか。
自分はと言えば黒髪黒目、やや浅黒くはあるものの典型的な日本人の容姿をしており、高校生の時分にはバスケットボール部に所属していたこともあるため平均よりも大柄な体躯も相まって、男と並ぶと未成年と並んでいるようにも見えてしまうくらいには背が高く厳めしい相貌をしている。
身内からは笑えば幼く見えてかわいいんだからギャップ萌えを狙いなさい等と言われたがそんな評価は正直いらないので無視している。
伸びやかな四肢を彩る金色の装飾具は男が身振り手振りを交えて動く度じゃらじゃらと音を立ててうるさかった。
もっとも、一番うるさいのはその華美な装飾具ではなくそれを身に纏う男そのもので、ほぼのべつ幕なしに口を開いては最後に君の願いは決まったかいと締めた。
「この短時間でかつ怪しい奴相手に欲求なんてぶつけると思うか?」
「そこは広い心で受け入れてほしいし、そろそろこちらも心が折れてきそうなんだけど。
そんなに疑うんならお試しで少しだけ運を良くしてあげようか?
行き詰まった仕事が君の発言一つで上手くいったり、いつも使う電車で必ず座れるようになったり、食堂では一つおまけがついたりと言ったほんの細やかなものだけど。」
本当に細やかなだなと思わなくもない。
そしてそんなことで信じられるかと聞かれれば答えはNoだ。
それが顔に出たのだろう、大きくため息を吐いた男は立ち上がりざま伸びをすると、ぴんと指を突き出しこう切り出した。
「あれも駄目、これも駄目で君はいったい何がしたいのさ。
僕を喚び出す気がなかったのかもしれないけど、一度喚び出した以上は何か三つ、お願い事をしなくちゃ僕が消えることはないんだよ。」
だったら何か捻り出してみたらどうだい。腰に手を当て呆れた風にこぼす男の言に冗談ではないと叫び返したかった。
勝手に出てきてランプの魔人を名乗り、お願い事と称して人の弱みを握ろうとする変質者にしか見えていないのだとなぜわからないのか。
「繰り返すがお前がランプの魔人かどうかは俺には関係ない。
叶えてほしい願いもない。
強いていうなら今すぐこの場から消えてほしい。」
「流石にここまで言われる筋合いはないんだわ。
けどねぇ、僕だって消えてあげたいけど、願い事を叶えない限りはそれもできないんだって。」
お互いにため息をひとつ。
話は平行線を辿っていたが、立ち直るのはあちらの方が早かった。
男の自称からすれば押し売りも慣れたものなのかもしれないが、勝手につらつらと注意事項を垂れ流しはじめた。
「その一ぃ、死者を蘇らせることはできない。
その二ぃ、不老不死にもなれない。
これらは今の地球上、そういった技術がないためなのでその内できるようになるかもしれないけど。」
一つ、二つと指を立てつつそう述べる。
「仮に未来に不老不死になれる可能性があるなら、可能だと?」
「人類に到達できる技術であるなら可能だね。
安全に施行できるように願いを叶えることができるよ。
実際、そうなりたいと願った人もいる。
いつその願いが叶うのかは不明だけど、ね。」
されなれた質問なのか、答える声に迷いはない。
その代わり、その声には膿とも言える淀みが込められていた。
「まぁ人類がいつその域に到達できるのかわからないし、不老不死なんてそう良いものでもないよ?
僕が言うのもなんだけど、止めておいた方がいいと思うな。」
現時点では不可能だが、未来には不老不死すら叶えられると言うのは大きなアピールポイントとも言えると思うのだが、男にとってはそうではないらしく、すぐさま否定の言葉で切り上げてきた。
それは少し意外ではあったし、声にも出ていたらしい。
赤褐色の双眸は呆れたとでも言いたげな色を乗せこちらをしかと見据えてきた。
「僕がどれだけの年月、ランプの魔人をしてきたと思ってるの?
神様が僕を作ってからの数千年、時折喚び出される他はずーっと狭いランプの中に一人きりなんだよ。
まぁ僕と違って君たちには自由があるわけだけど、死ぬべきときに死ねないってとてつもなく退屈で気が狂うくらい苦しいことだと思うなぁ。」
感慨の籠もった言葉にそれもそうかと納得する。
言っていることは正しい。
いずれ何かが上手くいかなくなりたちいかなくなったとき、真の孤独を味わったとき、死とは救いになるだろうとなんとなくだが想像はつく。
終わりがあるからこそ美しいとは誰の言葉だったか。
何かの本で読みでもしたかドラマで誰かが言いでもしたか、まぁその辺りだろう。
「続きいくよ?
そのさぁん、契約者と僕の運命に関すること以外は叶えられない。」
意味がわからん。運命に関すること以外?
どういうことだとじとりとした目線を投げかけてみれば、悪戯が成功したと言いたげな弧を描いた眦と目が合った。
「僕の能力はね、その人の運命……因果律をねじ曲げて、狙った形に収束させることで願いを叶えるものなんだ。
幸せな結婚をしたいのならば、その条件に当てはまる誰かとの縁を繋ぎ合わせて結婚に至るようにする、と言った具合にね。」
随分強引な話があったものだ。
そんなことをされた相手はたまったものじゃないと思うが。
「ただしひとつご注意を!
一度決めた願いは覆らない。
どれだけ嫌だと思っても、死ぬほど逃げ出したいと思っても、一度成された願いを解くことは決してできない。
そこに君の意思はなく、強制的にそうなる様に事が運ぶ。」
だから、願いは慎重に決めることだ。後悔をしたくなければ短期目標がおすすめだね。ウインクひとつと共に落とされた言葉はとんでもないものだった。
代償もなく願いを三つも叶えるなんて美味い話があるわけがなかった。
これこそが落とし穴、特に自分の意思に背いてまで叶えたい願いなんて持たない俺からしてみればなんと恐ろしいことを言うのだと恨めしく思った。
結局男のいいように最後まで話を聞いた俺からすれば、結論は最初から変わらず。
「出ていってもらっていいか?」
「クーリングオフはできない仕様となっております。」
くそったれじゃないかよチクショウが!
「これが“ちょっとした不可思議”になるんならこの世には常識外れとか奇想天外なんて言葉は存在しないと思うんだが。」
ひとまず言われたとおりにランプをテーブルの上に置き、立ったままなのもどうかと思うので勧めたくはないが仕方なく二脚ある内の一脚を示して椅子に座らせることで仕切り直しとする。
ランプの魔人を名乗る男は腰まで伸ばした黒髪を三つ編みにより蔓模様の透かし彫りの入った金環で結い上げていた。
赤褐色の瞳は人懐こさを湛えており、怪しげな口上と奇想天外な登場シーンがなければ絆される人もいるだろう。
花芽吹く季節とは言えまだ外は肌寒い日も多いのに露出は高く、惜しげもなくさらされた腹筋はやや細身の肢体に反して六つに割れており、艶やかな飴色の肌でもって覆われていた。
生憎生まれてこの方国を出たことがなく周囲に外国籍の者もいないためよくわからないが、おそらくは自分とそう変わらない年頃だろうと当たりをつける。
黒人の詳しい年齢などわからないが、二十代前半から半ばにかけてではなかろうか。
自分はと言えば黒髪黒目、やや浅黒くはあるものの典型的な日本人の容姿をしており、高校生の時分にはバスケットボール部に所属していたこともあるため平均よりも大柄な体躯も相まって、男と並ぶと未成年と並んでいるようにも見えてしまうくらいには背が高く厳めしい相貌をしている。
身内からは笑えば幼く見えてかわいいんだからギャップ萌えを狙いなさい等と言われたがそんな評価は正直いらないので無視している。
伸びやかな四肢を彩る金色の装飾具は男が身振り手振りを交えて動く度じゃらじゃらと音を立ててうるさかった。
もっとも、一番うるさいのはその華美な装飾具ではなくそれを身に纏う男そのもので、ほぼのべつ幕なしに口を開いては最後に君の願いは決まったかいと締めた。
「この短時間でかつ怪しい奴相手に欲求なんてぶつけると思うか?」
「そこは広い心で受け入れてほしいし、そろそろこちらも心が折れてきそうなんだけど。
そんなに疑うんならお試しで少しだけ運を良くしてあげようか?
行き詰まった仕事が君の発言一つで上手くいったり、いつも使う電車で必ず座れるようになったり、食堂では一つおまけがついたりと言ったほんの細やかなものだけど。」
本当に細やかなだなと思わなくもない。
そしてそんなことで信じられるかと聞かれれば答えはNoだ。
それが顔に出たのだろう、大きくため息を吐いた男は立ち上がりざま伸びをすると、ぴんと指を突き出しこう切り出した。
「あれも駄目、これも駄目で君はいったい何がしたいのさ。
僕を喚び出す気がなかったのかもしれないけど、一度喚び出した以上は何か三つ、お願い事をしなくちゃ僕が消えることはないんだよ。」
だったら何か捻り出してみたらどうだい。腰に手を当て呆れた風にこぼす男の言に冗談ではないと叫び返したかった。
勝手に出てきてランプの魔人を名乗り、お願い事と称して人の弱みを握ろうとする変質者にしか見えていないのだとなぜわからないのか。
「繰り返すがお前がランプの魔人かどうかは俺には関係ない。
叶えてほしい願いもない。
強いていうなら今すぐこの場から消えてほしい。」
「流石にここまで言われる筋合いはないんだわ。
けどねぇ、僕だって消えてあげたいけど、願い事を叶えない限りはそれもできないんだって。」
お互いにため息をひとつ。
話は平行線を辿っていたが、立ち直るのはあちらの方が早かった。
男の自称からすれば押し売りも慣れたものなのかもしれないが、勝手につらつらと注意事項を垂れ流しはじめた。
「その一ぃ、死者を蘇らせることはできない。
その二ぃ、不老不死にもなれない。
これらは今の地球上、そういった技術がないためなのでその内できるようになるかもしれないけど。」
一つ、二つと指を立てつつそう述べる。
「仮に未来に不老不死になれる可能性があるなら、可能だと?」
「人類に到達できる技術であるなら可能だね。
安全に施行できるように願いを叶えることができるよ。
実際、そうなりたいと願った人もいる。
いつその願いが叶うのかは不明だけど、ね。」
されなれた質問なのか、答える声に迷いはない。
その代わり、その声には膿とも言える淀みが込められていた。
「まぁ人類がいつその域に到達できるのかわからないし、不老不死なんてそう良いものでもないよ?
僕が言うのもなんだけど、止めておいた方がいいと思うな。」
現時点では不可能だが、未来には不老不死すら叶えられると言うのは大きなアピールポイントとも言えると思うのだが、男にとってはそうではないらしく、すぐさま否定の言葉で切り上げてきた。
それは少し意外ではあったし、声にも出ていたらしい。
赤褐色の双眸は呆れたとでも言いたげな色を乗せこちらをしかと見据えてきた。
「僕がどれだけの年月、ランプの魔人をしてきたと思ってるの?
神様が僕を作ってからの数千年、時折喚び出される他はずーっと狭いランプの中に一人きりなんだよ。
まぁ僕と違って君たちには自由があるわけだけど、死ぬべきときに死ねないってとてつもなく退屈で気が狂うくらい苦しいことだと思うなぁ。」
感慨の籠もった言葉にそれもそうかと納得する。
言っていることは正しい。
いずれ何かが上手くいかなくなりたちいかなくなったとき、真の孤独を味わったとき、死とは救いになるだろうとなんとなくだが想像はつく。
終わりがあるからこそ美しいとは誰の言葉だったか。
何かの本で読みでもしたかドラマで誰かが言いでもしたか、まぁその辺りだろう。
「続きいくよ?
そのさぁん、契約者と僕の運命に関すること以外は叶えられない。」
意味がわからん。運命に関すること以外?
どういうことだとじとりとした目線を投げかけてみれば、悪戯が成功したと言いたげな弧を描いた眦と目が合った。
「僕の能力はね、その人の運命……因果律をねじ曲げて、狙った形に収束させることで願いを叶えるものなんだ。
幸せな結婚をしたいのならば、その条件に当てはまる誰かとの縁を繋ぎ合わせて結婚に至るようにする、と言った具合にね。」
随分強引な話があったものだ。
そんなことをされた相手はたまったものじゃないと思うが。
「ただしひとつご注意を!
一度決めた願いは覆らない。
どれだけ嫌だと思っても、死ぬほど逃げ出したいと思っても、一度成された願いを解くことは決してできない。
そこに君の意思はなく、強制的にそうなる様に事が運ぶ。」
だから、願いは慎重に決めることだ。後悔をしたくなければ短期目標がおすすめだね。ウインクひとつと共に落とされた言葉はとんでもないものだった。
代償もなく願いを三つも叶えるなんて美味い話があるわけがなかった。
これこそが落とし穴、特に自分の意思に背いてまで叶えたい願いなんて持たない俺からしてみればなんと恐ろしいことを言うのだと恨めしく思った。
結局男のいいように最後まで話を聞いた俺からすれば、結論は最初から変わらず。
「出ていってもらっていいか?」
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