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帳先輩のヒート

ポンコツで可愛い君が好き 3

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よがり狂って無意識になかを締め付けると、日向が苦しげに顔を歪ませ、彼の表情を見た帳は、慌てて身体の力を抜こうとした。
だが、それを拒むかの様にペニスを穿たれ、最奥と前立腺を耕すかの様に何度も突き上げられ、帳が堪らず「ひゃんっ‥‥あぁっ」と短い喘ぎを漏らし続ける。
いつの間にか勃ち上がった自身のペニスも片手で握りこまれ、帳は快楽で惚けた頭で「だめぇっ‥‥」と泣き言を漏らした。
嬉しくて泣いている様なペニスから溢れる愛液を全体に塗り込まれ、扱かれる度に腰が跳ね、限界を感じた帳は
「だめ、いっ‥‥くっ‥‥うっ、あぁあぁっっっ」
と叫ぶ様に甲高く喘ぎ、自身の出した白濁を顔まで飛び散らせた。
続く様に、中で爆ぜた日向のペニスからは、精液が吐き出され、帳はスキン越しに熱を感じ、自身が再び性を放つのを、快楽に飲まれながらも頭の隅で感じとった。
「帳先輩、俺の身体の上に背中を向けて、寝転がって」
スキンを着けなおした日向の指示する内容が理解できず、頭の回らぬまま、小首を傾げると
「帳先輩の身体、もっと味わせて」
と、日向に訴えかけられ、何をされるか解らぬまま、寝そべる日向の身体に自身の体重を預けた。
「これだけ解れていれば、挿入りそうですね」
そう言うなり、未だ萎える事無く高度を保ったペニスで突きあげられ、帳はヒュと、声帯を震わせた。
(なにそれ、僕、こんなの、しらない)
背後から責め立てられ、先程達したばかりだというのに、再び自身の下腹部に熱が集まるのを感じる。
帳が過ぎた快楽に陸に打ち上げられた魚の様に腰を跳ねさせていると、項に日向の歯が突き立てられ、帳は身体を強ばらせる。
ゆっくりと皮膚を破って、滲む血を吸い上げらるその感覚に、帳の脳は、甘く痺れた。
「帳先輩、全部受け止めて下さい」
「ひなたくんっ、あっ、はぁっ‥‥くっ、ぁっ、んんんっ」
「はぁっ、とばり‥‥せん、ぱい‥‥」
種付けする様に腰をグラインドさせ、精を放つ日向に引っ張られる形で、帳もまた、帳はペニスから勢い無く精液を吐き出し、後ろから抱き締めてくる日向の腕に、そっと自身の手を添え、愛しい人の体温を感じながら、ゆっくりと目蓋を閉じた。

そうして激しく交わりあった二人は、交互にシャワーを浴びると、ソファに座り、氷入りの麦茶を飲みながら、アイスクリームを食べはじめた。
「っ!日向くん、これ、物凄く美味しいよ」
一口たべる度に、深みのあるクリームが舌の上で溶け、濃厚なバニラの香りが口いっぱいに広がってゆく。
一気に食べてしまうのは勿体ないと感じた帳が、舌でアイスの表面をなぞり、絡めとり、唇についたクリームを指で掬い、舐め取ると
「あの‥‥帳先輩‥‥」
と、控え目に自身を呼ぶ声が聞こえ、日向の方を向くと、既にアイスクリームを食べ終わった彼は、何故か前屈みになり、脚をすり合わせながら鼻息荒く、こちらを見つめていた。
「ひっ、日向くん、もしかして、その表情‥‥」
帳が顔をひきつらせて問いかけると、日向は少し申し訳なさそうに眉を下げ
「あの、ごめんなさい。俺、まだまだ足りなかったみたいです」
と、赦しをこう様に、眼鏡の奥の帳の瞳を一心に見つめてきた。
そんな情けない姿もまた愛しくて、帳は日向の髪を撫で
「いいよ、実は僕もまだ足りないなって思ってたんだ」
と、腰が痛むのを隠し、日向の頭を抱きこむと、ありったけの愛情を込めて微笑んだ。
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みんなの感想(2件)

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2024.08.22 mpmp

こんばんは。
すれ違いからの、ラブラブな展開!
濡れ場もただエッチなだけではなく、日向くんから帳先輩に対する愛情が伝わってきて、ドキドキしました。
これからの展開が楽しみです。

解除
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2024.08.22 mpmp

こんばんは。初めまして。
テンポがよく読みやすくて、一話からこのページまで一気に読んでしまいました。
日向くんの言動が面白くて、読んでいて楽しいです。
また、帳先輩の反応も可愛くてたまりません!
これからも応援致しております。

解除

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