49 / 49
帳先輩のヒート
ポンコツで可愛い君が好き 3
しおりを挟む
よがり狂って無意識になかを締め付けると、日向が苦しげに顔を歪ませ、彼の表情を見た帳は、慌てて身体の力を抜こうとした。
だが、それを拒むかの様にペニスを穿たれ、最奥と前立腺を耕すかの様に何度も突き上げられ、帳が堪らず「ひゃんっ‥‥あぁっ」と短い喘ぎを漏らし続ける。
いつの間にか勃ち上がった自身のペニスも片手で握りこまれ、帳は快楽で惚けた頭で「だめぇっ‥‥」と泣き言を漏らした。
嬉しくて泣いている様なペニスから溢れる愛液を全体に塗り込まれ、扱かれる度に腰が跳ね、限界を感じた帳は
「だめ、いっ‥‥くっ‥‥うっ、あぁあぁっっっ」
と叫ぶ様に甲高く喘ぎ、自身の出した白濁を顔まで飛び散らせた。
続く様に、中で爆ぜた日向のペニスからは、精液が吐き出され、帳はスキン越しに熱を感じ、自身が再び性を放つのを、快楽に飲まれながらも頭の隅で感じとった。
「帳先輩、俺の身体の上に背中を向けて、寝転がって」
スキンを着けなおした日向の指示する内容が理解できず、頭の回らぬまま、小首を傾げると
「帳先輩の身体、もっと味わせて」
と、日向に訴えかけられ、何をされるか解らぬまま、寝そべる日向の身体に自身の体重を預けた。
「これだけ解れていれば、挿入りそうですね」
そう言うなり、未だ萎える事無く高度を保ったペニスで突きあげられ、帳はヒュと、声帯を震わせた。
(なにそれ、僕、こんなの、しらない)
背後から責め立てられ、先程達したばかりだというのに、再び自身の下腹部に熱が集まるのを感じる。
帳が過ぎた快楽に陸に打ち上げられた魚の様に腰を跳ねさせていると、項に日向の歯が突き立てられ、帳は身体を強ばらせる。
ゆっくりと皮膚を破って、滲む血を吸い上げらるその感覚に、帳の脳は、甘く痺れた。
「帳先輩、全部受け止めて下さい」
「ひなたくんっ、あっ、はぁっ‥‥くっ、ぁっ、んんんっ」
「はぁっ、とばり‥‥せん、ぱい‥‥」
種付けする様に腰をグラインドさせ、精を放つ日向に引っ張られる形で、帳もまた、帳はペニスから勢い無く精液を吐き出し、後ろから抱き締めてくる日向の腕に、そっと自身の手を添え、愛しい人の体温を感じながら、ゆっくりと目蓋を閉じた。
そうして激しく交わりあった二人は、交互にシャワーを浴びると、ソファに座り、氷入りの麦茶を飲みながら、アイスクリームを食べはじめた。
「っ!日向くん、これ、物凄く美味しいよ」
一口たべる度に、深みのあるクリームが舌の上で溶け、濃厚なバニラの香りが口いっぱいに広がってゆく。
一気に食べてしまうのは勿体ないと感じた帳が、舌でアイスの表面をなぞり、絡めとり、唇についたクリームを指で掬い、舐め取ると
「あの‥‥帳先輩‥‥」
と、控え目に自身を呼ぶ声が聞こえ、日向の方を向くと、既にアイスクリームを食べ終わった彼は、何故か前屈みになり、脚をすり合わせながら鼻息荒く、こちらを見つめていた。
「ひっ、日向くん、もしかして、その表情‥‥」
帳が顔をひきつらせて問いかけると、日向は少し申し訳なさそうに眉を下げ
「あの、ごめんなさい。俺、まだまだ足りなかったみたいです」
と、赦しをこう様に、眼鏡の奥の帳の瞳を一心に見つめてきた。
そんな情けない姿もまた愛しくて、帳は日向の髪を撫で
「いいよ、実は僕もまだ足りないなって思ってたんだ」
と、腰が痛むのを隠し、日向の頭を抱きこむと、ありったけの愛情を込めて微笑んだ。
だが、それを拒むかの様にペニスを穿たれ、最奥と前立腺を耕すかの様に何度も突き上げられ、帳が堪らず「ひゃんっ‥‥あぁっ」と短い喘ぎを漏らし続ける。
いつの間にか勃ち上がった自身のペニスも片手で握りこまれ、帳は快楽で惚けた頭で「だめぇっ‥‥」と泣き言を漏らした。
嬉しくて泣いている様なペニスから溢れる愛液を全体に塗り込まれ、扱かれる度に腰が跳ね、限界を感じた帳は
「だめ、いっ‥‥くっ‥‥うっ、あぁあぁっっっ」
と叫ぶ様に甲高く喘ぎ、自身の出した白濁を顔まで飛び散らせた。
続く様に、中で爆ぜた日向のペニスからは、精液が吐き出され、帳はスキン越しに熱を感じ、自身が再び性を放つのを、快楽に飲まれながらも頭の隅で感じとった。
「帳先輩、俺の身体の上に背中を向けて、寝転がって」
スキンを着けなおした日向の指示する内容が理解できず、頭の回らぬまま、小首を傾げると
「帳先輩の身体、もっと味わせて」
と、日向に訴えかけられ、何をされるか解らぬまま、寝そべる日向の身体に自身の体重を預けた。
「これだけ解れていれば、挿入りそうですね」
そう言うなり、未だ萎える事無く高度を保ったペニスで突きあげられ、帳はヒュと、声帯を震わせた。
(なにそれ、僕、こんなの、しらない)
背後から責め立てられ、先程達したばかりだというのに、再び自身の下腹部に熱が集まるのを感じる。
帳が過ぎた快楽に陸に打ち上げられた魚の様に腰を跳ねさせていると、項に日向の歯が突き立てられ、帳は身体を強ばらせる。
ゆっくりと皮膚を破って、滲む血を吸い上げらるその感覚に、帳の脳は、甘く痺れた。
「帳先輩、全部受け止めて下さい」
「ひなたくんっ、あっ、はぁっ‥‥くっ、ぁっ、んんんっ」
「はぁっ、とばり‥‥せん、ぱい‥‥」
種付けする様に腰をグラインドさせ、精を放つ日向に引っ張られる形で、帳もまた、帳はペニスから勢い無く精液を吐き出し、後ろから抱き締めてくる日向の腕に、そっと自身の手を添え、愛しい人の体温を感じながら、ゆっくりと目蓋を閉じた。
そうして激しく交わりあった二人は、交互にシャワーを浴びると、ソファに座り、氷入りの麦茶を飲みながら、アイスクリームを食べはじめた。
「っ!日向くん、これ、物凄く美味しいよ」
一口たべる度に、深みのあるクリームが舌の上で溶け、濃厚なバニラの香りが口いっぱいに広がってゆく。
一気に食べてしまうのは勿体ないと感じた帳が、舌でアイスの表面をなぞり、絡めとり、唇についたクリームを指で掬い、舐め取ると
「あの‥‥帳先輩‥‥」
と、控え目に自身を呼ぶ声が聞こえ、日向の方を向くと、既にアイスクリームを食べ終わった彼は、何故か前屈みになり、脚をすり合わせながら鼻息荒く、こちらを見つめていた。
「ひっ、日向くん、もしかして、その表情‥‥」
帳が顔をひきつらせて問いかけると、日向は少し申し訳なさそうに眉を下げ
「あの、ごめんなさい。俺、まだまだ足りなかったみたいです」
と、赦しをこう様に、眼鏡の奥の帳の瞳を一心に見つめてきた。
そんな情けない姿もまた愛しくて、帳は日向の髪を撫で
「いいよ、実は僕もまだ足りないなって思ってたんだ」
と、腰が痛むのを隠し、日向の頭を抱きこむと、ありったけの愛情を込めて微笑んだ。
10
お気に入りに追加
60
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
消えない思い
樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。
高校3年生 矢野浩二 α
高校3年生 佐々木裕也 α
高校1年生 赤城要 Ω
赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。
自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。
そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。
でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。
彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。
そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。
君は俺の光
もものみ
BL
【オメガバースの創作BL小説です】
ヤンデレです。
受けが不憫です。
虐待、いじめ等の描写を含むので苦手な方はお気をつけください。
もともと実家で虐待まがいの扱いを受けておりそれによって暗い性格になった優月(ゆづき)はさらに学校ではいじめにあっていた。
ある日、そんなΩの優月を優秀でお金もあってイケメンのαでモテていた陽仁(はると)が学生時代にいじめから救い出し、さらに告白をしてくる。そして陽仁と仲良くなってから優月はいじめられなくなり、最終的には付き合うことにまでなってしまう。
結局関係はずるずる続き二人は同棲まですることになるが、優月は陽仁が親切心から自分を助けてくれただけなので早く解放してあげなければならないと思い悩む。離れなければ、そう思いはするものの既に優月は陽仁のことを好きになっており、離れ難く思っている。離れなければ、だけれど離れたくない…そんな思いが続くある日、優月は美女と並んで歩く陽仁を見つけてしまう。さらにここで優月にとっては衝撃的なあることが発覚する。そして、ついに優月は決意する。陽仁のもとから、離れることを―――――
明るくて優しい光属性っぽいα×自分に自信のないいじめられっ子の闇属性っぽいΩの二人が、運命をかけて追いかけっこする、謎解き要素ありのお話です。
【完結】魔力至上主義の異世界に転生した魔力なしの俺は、依存系最強魔法使いに溺愛される
秘喰鳥(性癖:両片思い&すれ違いBL)
BL
【概要】
哀れな魔力なし転生少年が可愛くて手中に収めたい、魔法階級社会の頂点に君臨する霊体最強魔法使い(ズレてるが良識持ち) VS 加虐本能を持つ魔法使いに飼われるのが怖いので、さっさと自立したい人間不信魔力なし転生少年
\ファイ!/
■作品傾向:両片思い&ハピエン確約のすれ違い(たまにイチャイチャ)
■性癖:異世界ファンタジー×身分差×魔法契約
力の差に怯えながらも、不器用ながらも優しい攻めに受けが絆されていく異世界BLです。
【詳しいあらすじ】
魔法至上主義の世界で、魔法が使えない転生少年オルディールに価値はない。
優秀な魔法使いである弟に売られかけたオルディールは逃げ出すも、そこは魔法の為に人の姿を捨てた者が徘徊する王国だった。
オルディールは偶然出会った最強魔法使いスヴィーレネスに救われるが、今度は彼に攫われた上に監禁されてしまう。
しかし彼は諦めておらず、スヴィーレネスの元で魔法を覚えて逃走することを決意していた。
僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────
薫る薔薇に盲目の愛を
不来方しい
BL
代々医師の家系で育った宮野蓮は、受験と親からのプレッシャーに耐えられず、ストレスから目の機能が低下し見えなくなってしまう。
目には包帯を巻かれ、外を遮断された世界にいた蓮の前に現れたのは「かずと先生」だった。
爽やかな声と暖かな気持ちで接してくれる彼に惹かれていく。勇気を出して告白した蓮だが、彼と気持ちが通じ合うことはなかった。
彼が残してくれたものを胸に秘め、蓮は大学生になった。偶然にも駅前でかずとらしき声を聞き、蓮は追いかけていく。かずとは蓮の顔を見るや驚き、目が見える人との差を突きつけられた。
うまく話せない蓮は帰り道、かずとへ文化祭の誘いをする。「必ず行くよ」とあの頃と変わらない優しさを向けるかずとに、振られた過去を引きずりながら想いを募らせていく。
色のある世界で紡いでいく、小さな暖かい恋──。
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
【R18】【Bl】イケメン生徒会長αは俺の運命らしいです。えっと俺βなんですが??
ペーパーナイフ
BL
俺はΩの高校2年ナギ。この春、αとΩだけの学園に転校した。しかし転校数日前にストレス性変異によって、突然性別がβに変わってしまった!
Ωクラスに入ったもののバカにされる毎日。そんなとき学園一のαである生徒会長から
「お前は俺の運命だ」と言われてしまい…。
いや、俺今βなんですが??
βに変わり運命の匂いがわからず攻めから逃げようとする受け。アホな受けがαにえっちな溺愛されます。
注意
無理やり 自慰 玩具 フェラ 中出し 何でもありな人向け
妊娠可能ですが、主人公は妊娠しません
リバなし
無理やりだけど愛はある
ほぼエロ ストーリー薄め
オメガバース独自設定あり
極道アルファは極上オメガに転生して、愛に啼く
夏芽玉
BL
オレは八剱斗環(やつるぎとわ)──八剱組の跡取りアルファだ。
だけど、目が覚めたら何故かオメガになっていた。それも、同じ組のライバルである相神崇春(あいがみたかはる)に売った、処女オメガの琴宮睦和(ことみやとわ)にだ。
ラブホテルでセクシーランジェリーを着ていたので、今から客を取らされるのかと身構えていたら、そこにやってきたのは何故か相神で……
【ド執着アルファ】×【超強気オメガ(元アルファ)】
第11回BL小説大賞に参加します。よろしくお願いします!
表紙イラスト:律富様
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
こんばんは。
すれ違いからの、ラブラブな展開!
濡れ場もただエッチなだけではなく、日向くんから帳先輩に対する愛情が伝わってきて、ドキドキしました。
これからの展開が楽しみです。
こんばんは。初めまして。
テンポがよく読みやすくて、一話からこのページまで一気に読んでしまいました。
日向くんの言動が面白くて、読んでいて楽しいです。
また、帳先輩の反応も可愛くてたまりません!
これからも応援致しております。